冬の京都の旅日記　2

2018/12/18 - 2018/12/19

今月ドイツから帰って来たばかりなのに、「そう言えば、今年はまだ一度も新幹線乗ってないなぁ～」と単純な思いつきで行って来ました。
特別休みを取る事なく、新幹線でサッと行けて料金もお手頃な場所。そして見どころも揃っていると言えば私が住んでいる場所からだとやっぱ「京都」なんです。
今年で3年連続年の京都ですが、寒さもそれほどでもなく、観光客もいつもの京都に比べれば少なめ。
意外とこの時期の京都はお勧めです。

1日目：南禅寺、平安神宮、錦市場
2日目：愛宕念仏寺、化野念仏寺、祇王寺、出町ふたば、上賀茂神社

JR東海ツアーズで申し込み。

★２日目は写真が多いので２部に分けました。

１日目の旅日記：https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11434278/
２日目の旅日記　3：https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/11434285/

今更感満載、京都その2です。

エリア 京都駅周辺(京都)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

2日目。

ホテルの窓から五重塔が見えるなんぞ地元では味わえない。
京都には何度も来てるけど新鮮。

ホテルの外観。

JRで嵐山にやって来ました。
1年前にもこの場所に来ました。

ここに来たのは「愛宕念仏寺」に行く為。
1年前には京都駅前バスターミナルから朝8時台に直行のバスが出ていたのに、無くなっていた。
仕方ないのでJRで嵐山まで行って、そこからバスに乗って目的地に行こうと考え、ここまでやって来たのですが・・・。

JR嵯峨嵐山から歩いて目的地に行く為のバス停にやって来ました。

京都バス、嵯峨小学校前。
事前にバス乗り場をチェック。京都バスのサイトもチェックして時間まで調べていたのに、実際にバス停に行って時間を見ると、ネットと違う(◎_◎;)

乗り場は間違っていない。でもでも時間が・・・
バスが来るまで1時間以上ある(◎_◎;)
（ただでさえ1日数本しかないバスなのに）

バス停の前のお食事処。
バス停の目印に取り合えず撮ってみた。

バスが来るまで1時間以上。
「そんなん、待ってられるか～い」
と言うわけで、歩いて行く事にしました。タクシーは高いので乗る気にならず！！

Google先生の案内では愛宕念仏寺まで約2ｋｍ。
ぜ～んぜん歩いて行ける距離。

釈迦如来像が非常に有名で、本堂に安置されていることから”嵯峨の釈迦堂"とも呼ばれている清凉寺にやって来ました。

清凉寺

嵐山の渡月橋からほど近い場所にありながら、観光客はほとんどおらずとっても静か。
こちら「仁王門」

清凉寺

平安時代に紫式部が書いた「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルとされる、嵯峨天皇の12番目の皇子・源融の別荘「栖霞観」だったところだそうです。

清凉寺

これが「本堂（釈迦堂）」
備知識全くなく、たまたま歩いていたら目に入ったので来てみましたが、由緒あるお寺だったんですねぇ～。

清凉寺

境内は広々。こちらは「多宝塔」

清凉寺をサラッと見学して目的地に向かいます。

普通の住宅街を通って（途中、本当にこの道で合っているのかと思うほど普通の住宅街）見覚えある場所にたどり着きました。

嵯峨鳥居本地区

瓦屋根の民家が立ち並ぶこの道をまっすぐ行くと「化野念仏寺」
愛宕念仏寺はその先にあります。

嵯峨鳥居本地区

途中の可愛いお地蔵様。
こうゆう出会いがさりげなくて好きなのです。

嵯峨鳥居本地区

上地区には、瓦葺（かわらぶき）屋根の家々が建ち並んでいます。

愛宕神社の「一之鳥居」

嵯峨鳥居本は、愛宕神社の門前町として栄えたそうです。
ここから愛宕神社（愛宕山頂）までは3時間ほどの登山になります。なのでパス！！

愛宕神社の「一之鳥居」

鳥居の前には人なっこい柴犬の女の子がいました。

愛宕念仏寺の帰り道にひとしきり一緒に遊びました。

愛宕念仏寺

「おたぎねんぶつじ」と読みます。
境内のいたるところに羅漢さんと呼ばれる石像がたくさん並んでいることで知られています。

愛宕念仏寺

拝観料は300円。こちらで払います。

愛宕念仏寺

この羅漢さんたちは昭和56年(1981年)に行われた解体復元修理工事の際に、
寺の興隆を祈願して「境内を羅漢石仏で並べたい」と先代のご住職の発願で始められ、一般の参拝者がそれぞれ彫ったもの。

愛宕念仏寺

奥嵯峨野の奥まった場所にある為か訪れる人も少なく、ゆったりと見学できます。

愛宕念仏寺

愛宕念仏寺

山肌にビッッッシリ羅漢群。
修学旅行の集合写真みたいです。

愛宕念仏寺

子供に本を読んであげている羅漢さんとか。

愛宕念仏寺

本堂は鎌倉時代中期の再建で国の重要文化財です。
堂内には 本尊の千手観音が安置されています。

愛宕念仏寺

手で触れて拝むためにつくられたという「ふれ愛観音」

愛宕念仏寺

ふれ愛観音堂に安置される観音菩薩は手で触れられることを望んで作られた像で、触られる事で喜んで下さる仏様なんだそうです。

愛宕念仏寺

参拝者がひとつひとつ心を込めて作った想いが羅漢さんの顔から伝わります。

愛宕念仏寺

だいぶ年季が入っていてコケなんかも生えちゃって表情が分かりずらいですが、こちらの羅漢さん、上向いて笑ってるんです。

愛宕念仏寺

本堂から山を少し登ったところにある多宝塔です。
石のお釈迦さまがおられ、境内の大勢の羅漢さん達に説法する姿で祀られているそうです。

愛宕念仏寺

「ま、ま一杯どうぞ」
愛染橋のたもとで酒を酌み交わしている羅漢さんとか。

愛宕念仏寺

歯を出して笑っている羅漢さんとか。

愛宕念仏寺

本堂裏階段を登ったところからの光景です。
羅漢像の多さが確認できます。
一体一体表情が違うのでずっとみて楽しむことが出来ます。

愛宕念仏寺

編み物をしている羅漢さんもいました。

愛宕念仏寺

表情豊かな石仏に癒される。

愛宕念仏寺

ちょっとリアルでキモイ羅漢さんもいました。

愛宕念仏寺

フクロウを抱いている羅漢さん。

愛宕念仏寺

何で逆さ？

愛宕念仏寺

ちょっとした小高い山に作られているので傾斜もきついですが、行って良かった（＾ｖ＾）

愛宕念仏寺

ふと横を見ると、ちょっと怖い石に埋もれた羅漢さん。

愛宕念仏寺

寝てるんだ(-_-)zzz

化野念仏寺

2年ぶりの訪問です。前回来た時は雪が降ってました。
今回は降られなくて良かった。

化野念仏寺

今回は愛宕念仏寺から来たので別の入口から入りましたが、嵐山方面から来た場合はこちらの階段が入口になります。
これは帰りに撮ったもの。

化野念仏寺

長い年月のうちに風化した石仏群、石塔群で知られる浄土宗のお寺です。

化野念仏寺

境内は、深い静寂に満ちています。

化野念仏寺

境内の至るところに無縁仏が祀られています。

化野念仏寺

化野念仏寺

西院の河原を埋め尽くす無数の無縁仏。

化野念仏寺

在、化野念仏寺の境内には約8,000体もの石仏や石塔が立てられており、これらはすべて、かつて化野に葬られた人たちのお墓です。何百年という長い歳月の間に、無縁仏となった石仏がお寺の周辺に散乱していたところ、明治中期の頃に住民の力で集められ、祀ったそうです。

化野念仏寺

嵐山の自然に囲まれ、無縁仏は今日も静かに佇んでいます。

墓地に続く竹林の道もあるのですが、庫裡改築工事をやっていて、竹林、水子地蔵尊の祠へ行く事が出来ませんでした。
ちょっと残念。

つづく。