鹿児島　砂むし温泉と開聞岳　その②

2018/12/08 - 2018/12/10

家人とふたりで２泊３日の鹿児島旅行。鹿児島には何度も訪れておりますが、指宿は初めて。今回のハイライトは開聞岳登山です。仙厳園や霧島神宮などの”定番”も一通り巡りました。
後半は、鹿児島市内と霧島神宮編です。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

（続き）
長崎鼻から指宿有料道路を経て、１時間半ほどで鹿児島市中心部へ。
この日の宿、天文館のドーミーインにチェックインしたのは夕方６時。ここは天然温泉があります。
食事の場所は７時に予約していたが、その前に温泉に入って山登りの汗を流す。

夕食には天文館の”薩摩だれやめ処まえわり屋”という（長い名前の）店を予約しておりました。ホテルから徒歩５分ほど。
途中のバス亭に黒田清輝（画家）とその弟子の銅像がありましたので、ご一緒に１枚、パシャ。
鹿児島は市内やたらと銅像が多いように感じたのは、気のせいでしょうか。幕末・明治期に多くの著名人を輩出したせいでしょうか。

”薩摩だれやめ処まえわり屋”・・・”だれやめ”は疲れを取る、”まえわり”は焼酎を予め水で割って味をなじませる意味・・・だそうです。
デザート込み、９品のコースを予約。
地鶏の刺身。

鰤のカルパッチョサラダ。

メインの黒豚蒸ししゃぶ。
その他、きびなごの南蛮漬けとか、薩摩揚げ、鶏唐揚げなど。
飲み物は、例によって生ビールと焼酎、お湯割りとロック。千鳥足でホテルに帰る。

食後、またお風呂に入ってから、ドーミーイン名物の夜鳴きそばをいただく。食べ過ぎか。

月曜朝。チェックアウト前に朝の散歩。
文化センター前の小松帯刀像。薩摩藩の若き家老で、西郷・大久保の後ろ盾となって藩政改革・薩長同盟などに力を尽くした。が、早世したので明治期には活躍できなかった。今も尊敬を集め、立派な銅像となっています。

西郷隆盛像。上野の山の浴衣姿と異なり、軍服姿。周囲は立派なお庭で、偉人の中でも特別扱いであることは明らか。

西郷隆盛像の裏から城山に登る。２０分ほどの登りで展望台に着く。
城山展望台からの桜島。あいにく頂上には雲がかかっていて、噴火（？）の様子は見えない。

ここでも西郷どん。

城山から急な階段を降りる。この道は照国神社に通じる。

照國神社。島津斉彬を祭る神社。

英明の誉れ高い島津斉彬像。

”国父”島津久光像。

島津家第２９代当主（久光の長男）、公爵島津忠義像。以上、３つの銅像が照国神社近くに置かれている。
２時間ほどの散策の後、ホテルに戻ってチェックアウト。仙厳園に向かう。

仙厳園は島津家の別邸。明治期以降は島津家は鶴丸城を離れ、ここに住んだそうです。

仙厳園は別名”磯庭園”。正面錦江湾越しに桜島、背後は山になっている。海岸に沿った細長いが広大な土地に御殿や庭園、島津斉彬が造営した集成館事業の遺構(世界遺産）などがある。斉彬公は西洋異国の脅威の対抗するため、製鉄・造船・紡績など近代産業の導入を図った。それらを総称して集成館事業と呼ぶ。

磯御殿。島津のお殿様の御殿。ここはNHK大河ドラマ「西郷どん」のロケに使われたそうです。斉彬公と西郷が相撲を取ったシーンなど。
薩摩切子の展示販売店とか、レストラン、お土産物屋などもあります。薩摩切子は美しいが、御猪口ひとつが５万円ほど。

庭園のほんの一部。歩いてる間に小雨が降り出した。
尚古集成館というちょっとした歴史博物館もある。薩摩切子の工房もあり、見学できるが、この日は月曜で休業日だった。残念。

午後２時前に仙厳園、尚古集成館見学を終え、昼食を食べに”金斗雲”というラーメン屋さんに行く。

”白雲”と名付けられた塩ラーメンをいただく。家人は味噌の”黄雲”。ごちそうさま。
昼食後、鹿児島市内を離れ、霧島に向かう。霧島の温泉街を抜けて霧島神宮へ。１時間半ほどかかる。

午後４時頃、霧島神宮に到着。大階段と鳥居。

立派な本殿。

樹齢８００年の杉。御神木。
休憩所でお土産を買い、お茶をいただく。その後、鹿児島空港へ。３０分ほど。

空港でレンタカーを返し、軽い夕食。
空港ビル３階の山形屋レストランで名物の”山形屋焼きそば”をいただく。あんかけ堅焼きそば、あるいは（長崎の）皿うどんと同様のものです。三杯酢をかけていただくのが、鹿児島式（？）のようです。

地ビールというのがありますが、これは”地レモンサワー”。フライトを待つ間に一杯。
午後８時前のANAで帰京。３日間、鹿児島で太陽を見ることはほとんどありませんでしたが、予定した計画は無事にこなすことができました。お疲れ様。