大原、三千院の紅葉

2018/11/27 - 2018/11/27

ＪＲ東海のＣＭフレーズである「そうだ京都に行こう」ではありませんが、京都はつい思い立って行ってしまうところ。
一昨年の秋、鞍馬山への紅葉見物を試みましたが余りにも早い時期でほとんど色づいていない中での散策となってしまいましたので（　https://4travel.jp/travelogue/11182642）リベンジ、とばかり２年ぶりに訪れようとしましたが、鞍馬山は先の台風の被害が大きく、かろうじてケーブルカーで本堂までは行けるものの、それ以外のエリアは立ち入る事も出来ないとのことで散策どころではありません。　醍醐寺も上の方には行かれないようですし、東山エリアのどこかをブラブラしようとも思いましたが、２０年近く出掛けていない三千院を訪れてみることとしました。　前夜宿泊した大阪のホテルから京都へは京阪特急のプレミアクラスを試しつつ、八瀬周辺の紅葉もついでに見られました。　

エリア 八瀬・大原・貴船・鞍馬(京都)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

大阪で昨晩遅くまで打ち合わせを兼ねた宴があったため、遅めの朝食をとってホテルをチェックアウト。　淀屋橋駅まで来ました。　大阪から京都へ向かうには、ＪＲ、阪急、京阪、が主なルートですが、目指す洛北へは京都駅からバスに乗るか、京阪／叡山電車で八瀬まで行き、そこからバスに乗るかになります。　京都駅からバスに揺られるのが一番単純なルートですが、多分たっぷりと１時間半程度かかってしまう事を考えれば、市内渋滞を避け八瀬からバスに乗るのが賢明と思ったのですが、調べればいずれにせよバスの本数は少ないもので、京都の中でも洛北／大原はどちらかといえば不便なところにかわりはありません。　

昨年から京阪特急には座席指定のプレミアムカーが連結されてるようですので試します。　プレミアムカーのチケットは自販機では買えず、駅事務所内の窓口で求めなければなりません。　といっても、平日の昼前でしたら直前でも空席があるようです。

発車１０分前に求めたチケットがこちら。プレミアムカー券、￥５００也です。
これが高いか安いか？

ホームへ降り入線を待ちます。

若干ピンボケで申しわけありません。　折り返しの出町柳行き特急が入ってきました。　京阪特急は８０００系と呼ばれるタイプと３０００系と呼ばれる新しい特急用タイプが用いられていますが、もともと２階建て車両の連結など特別料金無しの特急にしては豪華な仕様であった８０００系に更に豪華な車両を連結したのが「プレミアムカー」です。　ホームに掲出される舞子さんを使った広告なども京阪は京都には力を入れていますね。

プレミアムカーの入り口です。

車内。　

京都に向かって右側がシングル席、左側が２人掛け席となっています。

普通席よりもシートピッチを広くとったためか、窓の枠と各席用のシェード用レールの位置が合わず、奇異に感じます。　なお、淀屋橋で乗ったときには３割程度の乗車で「こんなもの？」と感じましたが、京橋までにほぼ満席となりました。

謝意では記念グッズの販売も、

プレミアムカーにはアテンダントさんがつきます。

アテンドさんに頂いた京阪の情報誌。

中身はミニガイドブックとして使える内容で助かります。

大阪市内と京都へ入ってからは幾つかの駅で停まるものの、途中は枚方だけの停車と結構な特急ぶりで、１時間も掛からずに終点の出町柳へ到着です。　多分、京橋－祇園四条間でしたら４０分ちょっとと思いますので東山辺りの散策なら便利な路線です。

地下ホームに到着する京阪から地上に出たところに叡山電車の乗り場があります。　この叡山電車も京阪のグループ会社のようです。

丁度、「八瀬比叡山口」行きの電車が止まっていますが、なんと「１両編成」です。

運転席越しに先を見ますが、線路が微妙に歪んで曲がっているようで・・、大丈夫でしょうか？

たった１両ですので結構な乗車率です。

電車はワンマン運転。　始発の出町柳駅と終着の八瀬比叡山口駅こそ駅員が居るものの途中駅は全て無人。　ＩＣ乗車券もホームの端末機で入場記録するようです。

運転席後ろの料金箱。

運転席は狭く古風です。

これが路線図ですが、赤い方の路線は前回鞍馬山へ行くときに乗った「鞍馬線」八瀬までの「本線」のほうが駅も少なく距離も短いようです。

途中駅に停まりますが、極めてのどかな雰囲気。

１５分程の乗車で終点の「八瀬比叡山口」に到着です。　比叡山に行くにはここからケーブルカーが出ています。　

八瀬比叡山口駅

駅前ロータリー？

駅横の土産物屋さん

駅周辺の高野川両岸の紅葉は予期していなかっただけに見事でした。

八瀬比叡山口

八瀬比叡山口

八瀬比叡山口

八瀬比叡山口

八瀬比叡山口

さて、あまりゆっくりしていると３０分に１本程度しかないバスに乗り遅れてしまいます。

バス停は国道を渡った側にありました。

一見１時間に数本のバスがありそうですが、よく見ると間隔が短かったり長かったりで運が悪いと３０分来ません。

長閑な国道です。

定刻にやや遅れて来たバスは結構な乗車率。　大原まで１５分位ですからなんとかなります。

国道沿線横の杉林では台風で倒れた木が手付かずのまま放置されています。　被害を実感します。　

大原のバス停（ターミナル）は予想外に立派なものでした。

三千院まで徒歩１０分とのこと。　以前に来たときはほぼ山門のあたりまで車を乗り付けられた記憶があるのですが。

途中のお茶屋さん

三千院に至るあいだには幾つかの土産物屋が店を出していますが、地元の農家さんが商う場所もあって、柿、１個￥１００です。

京野菜の料理屋さん

三千院への参道

三千院への参道

三千院への参道

三千院への参道

門前まで来ました。

入り口です。

山門前の道

山門をくぐります。

受付で拝観料￥７００を払い客殿へ上がります。

入ると直ぐに坪庭が

特別展示でしょうか？　苔のオブジェ

客殿から庭を眺めます。

客殿から

客殿では抹茶も頂けます。

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内、客殿から本堂を経て庭へ降ります。

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

苔

苔

三千院境内

三千院境内

三千院境内

石仏堂

幼地蔵

弁財天

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

三千院境内

ぐるーっと１周廻って、たっぷりと紅葉を楽しみました。　「京都駅への帰りがけにもう一ヶ所どこかへ」とも考えていましたが、何カ所も廻るとこのすばらしさが薄れてしまいそうなので止めます。

山門外の土産物店、等

聖護院蕪

最近の京都観光のなかで「大原女」というのは以前よりも聞かなくなりましたね。　この大原の里から洛内まで歩いて行商をしていたかと思うと・・

坂を下って再びバス停を目指します。

途中、こんな小さな橋を渡ると、

「椿地蔵」と

長閑な大原の景色がありました