来年年男の高年ヨーロッパ旅行４年で４回目おそらく最後、節約旅の集大成でもあります。<br />　半年前に行ったコルド・シュル・シエルで見かけたシャンブルドット「ル・シークレット・デュ・シャット」に泊まるのが今回の主な目的で、他は様子の分かっている地域をのんびりと回ることにしました。前回はＳＮＣＦのストの真っ最中で、緊張を強いられましたが、今回は何も問題ない筈でした。節約に関しては１２日間、お土産も入れて２７万円、目標達成となりましたが・・・。今回も４トラベル指針に従い、情報は出来るだけ具体的に書いたつもりです。　<br />　日程<br />１０月２７日　福岡空港～香港～　（キャセイ・ドラゴン、キャセイ・パ　　　　　　　　シフィック航空）<br />　　　　機内泊<br />１０月２８日　バルセロナ着　後観光<br />　　　　　　　バルセロナ泊<br />１０月２９日　バルセロナ～トゥールーズ（フリックス・バス）<br />　　　　　　　トゥールーズ～アルビ（ＴＥＲ）<br />　　　　　　　アルビ泊<br />１０月３０日　アルビ～コルド・シュル・シエル（バス）　 <br />　　　　　　　コルド・シュル・シエル泊<br />１０月３１日　コルド・シュル・シエル～コルド・ヴァンドラック（バス）<br />　　　　　　　コルド・ヴァンドラック～トゥールーズ～カルカッソンヌ　　　　　　　　（ＴＥＲ，ＴＧＶの予定がＴＥＲ）<br />　　　　　　　カルカッソンヌ泊<br />１１月　１日カルカッソンヌ～ニーム（ＩＣ）<br />　　　　　　　ニーム泊<br />１１月　２日　ニーム～コルマール（ＴＧＶ）<br /> 　　コルマール泊<br />１１月　３日コルマール～リクヴィール～コルマール（バス）<br /> 　　コルマール泊<br />１１月　４日　コルマール～バーゼルＳＢＢ～ルチェルン（ＴＥＲ、ＩＣ）<br />　　　　　　　ルチェルン泊<br />１１月　５日　ルチェルン～ベルン～ルチェルン（ＩＲ、ＩＣ）<br /> 　　ルチェルン泊<br />１１月　６日　ルチェルン～チューリッヒ空港（ＩＲ）<br /> 　　チューリッヒ～香港（キャセイ・パシフィック航空）<br />　　　　　　　機内泊<br />１１月　７日　香港～福岡空港（キャセイ・ドラゴン航空）<br />

電車・バスで－秋色のバルセロナ、フランス、スイス一人旅（１）出発～バルセロナ

10いいね！

2018/10/27 - 2018/11/07

3549位(同エリア7215件中)

エリア

バルセロナ(スペイン)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 3.5

グルメ: 4.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 高速・路線バス徒歩

航空会社: キャセイパシフィック航空

旅行の手配内容: 個別手配

　１０月２７日　福岡空港１６：４０発。香港迄はキャセイ・ドラゴン航空ＣＸ５３８１、エアバスＡ３３０です。２－４－２の座席配置なので３－３－３のＡ３５０やＢ７７７よりもかえってゆったりしているようです。
　冬の間、福岡から直接に近い感じで行けることと、９万円を切る料金の安さでキャセイ航空を選びました。香港経由だと南回りで時間がかかるという先入観でしたが、実際には香港から大圏航路を飛びますので意外に早かったのですが、乗り継ぎに５時間かかったのと目的地がバルセロナだったので２２時間以上かかりました。帰りはチューリッヒからなので２０時間を切ります。フィン・エアーの飛ばない冬の便としては早い方です。
　Ａ３３０、小さい私にはレッグスペースも十分です。シートベルトに珍しいエアバッグが付いていました。
　香港発着の便は機内の雰囲気が悪い、というような書き込みがあり少し心配していましたが、４回のフライト全て静かで平和でした。ＣＡさん、食事、機内などごく普通で良かったです。
　香港国際空港ターミナルは水平面で広いですが、キャセイ間の乗り継ぎはターミナル１のレベル５（到着）とレベル６（出発）だけで済み、必要に応じレベル７の店舗スペース、レベル３のＡＰＭ（Automated People Mover）を使用するだけなので簡単です。
　レベル５到着し、Transferのサインに従ってＥ１，Ｅ２，Ｗ１，Ｗ２近い方のセキュリティー・チェックを受けます。終わると近くにあるエスカレーターでレベル６に上がり、出発ゲートを確認します。
　レベル５を移動中。一方通行。

　レベル５、Ｅ１のセキュリティー・チェック。比較的簡単。
　セキュリティー・チェックを終わってレベル６へ。
　ゲートへの移動は動く歩道（歩く歩道ではありません。レベル６は往復で動いているので自由に動けます。）があるのでＡＰＭを使わなくてもそれほど時間はかかりません。両側に椅子、充電スポット、自由に使えるパソコン、トイレなどが設備されています。
　レストランなどのあるレベル７からレベル６、レベル５、ＡＰＭのあるレベル３などを見たところです。
　１０月２８日　香港からはキャセイ・パシフィック航空Ａ３５０、コクピット窓のデザインがユニーク。深夜０：２０発ＣＸ３２１。
　今回初めて知ったのですが、最近の長距離路線のヘッドレストはエコノミー・クラスでも頭の傾きを止めるウイング付きが有るんですね。（眠るときに体ごと傾く人には役に立ちませんが。）往きのＡ３５０には左右に開くタイプのものが備えられており、これを知らず折り畳んだ状態でそのまま使っていたので、逆に頭が前に押されて眠っている間苦しい思いをしました。帰りのＢ７７７では平面の左右を持ち上げると角度がつくタイプでした。なお、背の高い人には高さの調節も出来ます。
　１０月２８日　６：５５バルセロナ空港到着。１０月最終日曜日の午前３時が冬時間午前２時に変更され、時差は８時間。
　レベル１のゲートからターミナルに入るとすぐにレベル２に上がります。
Exit , Transit , Baggageのサインに従って進み、途中から Transit と分かれ、入国審査の方に進みます。入国審査は意外にも質問が多く、何人も滞る人が出ていました。私の時はうまくいったようで、笑顔でウエルカム言ってくれました。
　入国審査の列
　入国審査が終わるとレベル１に降り預け荷物を受け取ります。ここのバゲッジ・クレイムの出口には珍しく係員が一人いて、チェックを受けている人もいました。
　荷物を受け取り、案内に従ってレベル０のエアロブス乗り場に向かいます。
　エアロブスの中央の出入り口付近には大きな荷物入れがあり、使いやすくなっています。バスは次々に来ます。チケットはホームページから購入すると手数料がかるようになっていました。後日バルセロナのホテルの予約をした旅行社から案内が来てこちらから購入すると手数料無しで購入出来ました。５．９ユーロ、予約確認書を提示して切符を発行して貰います。

　雨の中カタルーニャ広場に到着。タクシーも沢山止まっているので少し遠いホテルでもすぐに移動できます。私はここと、翌日のバス乗り場の中間位のホテルなので徒歩で移動です。
　ホテル Eddyrooms Barcelona の玄関の扉です。
このドアの右側にインターホンがあり、連絡して鍵を開けて貰います。
バルセロナは全体的にホテルが高いので節約旅行の身では大変です。頑張って探して６５ユーロ。しかし予約確認書にはチェックアウトが８時からとなっていました。困った、これでは翌日８時半のバスに間に合わない。旅行社を通じてスペシャルリクエストをし、１０日程経ってＯＫの連絡が来ました。ここのフロントはお爺ちゃんが一人でやっていて２３：３０～０８：００迄は無人になるようです。
　玄関を入った所。古いエレベーターが見えます。朝１０頃到着すると、「君はラッキーだ、今から部屋を使って良い」ということで、鍵（４個）を渡されて説明を受けます。朝は鍵をドアにつけたままにしておけば何時出ていっても良いよ、ということでほっとしました。
　映画シャレードでオードリー・ヘプバーンが乗っていたエレベーターとほぼ同じです。
　２重のドアは全て手動、これも同じ。面白い経験でした。
　ロビーです。ここに入る鍵、部屋のあるフロアーに入る鍵、部屋の鍵、玄関の鍵と都合４個渡されます。
　部屋は狭いながら一通りの物は揃っていて、バス、トイレの狭さを除けば問題ありませんが、連泊はちょっと、という所ですね。
　安心したところで早速市内観光ですが、雨なので足早にすませます。
バルセロナ凱旋門経由で明日のバスターミナル Barcelona Nord を確認。
　サンタ・マリア・ダル・マル教会。良い教会です。時間があれば塔に登りたかった。
　サンタ・エウラリア大聖堂。
　日曜日はサンタ・カテリナ市場、ブケリア市場共休み。
　昼食はラ・ランブラ通りの TALLER de TAPA でサービスランチのパエリアとビール。本場はご飯が固いと聞いていましたが、なるほど固い。味の面もあり、少々残してしましました。１２ユーロ。
　サグラダ・ファミリアは壮大ではありますが、荘厳さが・・・。
　入場はここから。入場してオーディオ・ガイドの説明を受けていて、タワーの話が出てこないので聞いてみると、今日は悪天で閉鎖です、とのこと。バルセロナは１泊なのでこれだけを目的としていたのでがっかり。入場料の一部は戻ってきましたが、初日からさい先悪い予感。
　内部はみなさん書いておられるとおり、ナウシカに出てくる美しい地底を思わせます。しかし、人が多すぎます。
　夕食は唯一調べていた EL VITI へ。人気店のようで昼は行列ができていました。夕方はすぐに入れましたが、一人の客なので店員が戸惑っていました。カウンターでいいよ、と言うと、ほっとした様子。
　間違って頼んだコロッケ。
　モッツァレラ・チーズとトマトのサラダはきれいに形を整えてありますが、ナイフを入れると簡単にくずれます。。
　丁寧な料理です。花びらは何で作ってあるか分かりませんでした。
　イベリコ・ハムとパン。どれも美味しく、日本からの団体さんも時々来ますよ、と美人のウエイトレスさんが言っていました。
　ウエイターさんの感じもよかったので、ハムとパンの残りの持ち帰りを頼むと気持ちよく受けてくれました。（こういう客はあまりいないようですが。）ビール、ワイン４杯含めて４４．７ユーロ、お勧めです。
　今回の旅行で一番高かった食事ですが、それでも居酒屋料金です。
　ホテルの周囲には２４Ｈと表示した小さなスーパーマーケットが幾つもあったので、朝食は問題ないと思っていました。しかし翌日朝、どこも開いていません。２４Ｈとは何でしょうか。
　唯一開いていたガソリンスタンドの売店で湿ったサンドイッチとジュース、昨日の残りで朝食を済ませ、バスターミナルへ。
　下見と違った道を曲がったため通り過ぎ、時間がかかってしまいました。今日も調子悪い。
　１０月２９日　８：３０バルセロナ発のフリックスバスでトゥールーズへ向かいます。