千と千尋的な、ノスタルジーを追い求めてたどり着いたのは台温泉の中嶋旅館だった　パート2

2018/10/03 - 2018/10/04

ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」のモデルと言われる場所は台湾の九份や長野の渋温泉、山形の銀山温泉、松山の道後温泉、群馬県の四万温泉、江戸東京たてもの園などがあげられると思いますが、もっと近くにそんな場所はないものかと追い求めていたら、やっとたどり着くことが出来ました。花巻の台温泉の中嶋旅館です。今回の旅は中嶋旅館に泊まることを目的として、あとは足の向くまま気の向くままの旅となりました。今回はそのパート2になります。

エリア 花巻(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

今回の旅の一番の目的地、台温泉の中嶋旅館に着きました。昭和なお姿に私は一目見てノックアウトされました。中嶋旅館は宮大工に寄って作られた、純和風の旅館なんです。

中嶋旅館 宿・ホテル

夜の中嶋旅館も美しい！千と千尋の神隠しの世界です。

到着するなりすぐに部屋に通され部屋で宿帳を記入。すでに布団は敷かれてありました。奥にはフットマッサージ器が置いてあります。

めんちゃん、苦しゅうない！近う寄れ！！的な脇息。年季の入った脇息でした。

若いころはダサい！流行遅れ！って思っていた姫鏡台も、あら素敵♡

お風呂は瑞岩の湯。中はカメラが曇って撮れず＾＾；

脱衣籠も昭和。

階段の踊り場には金の屏風

おっ！おおお～！昭和な洗面所

夕食も朝食も一人旅にはうれしい部屋食。

でで～んと目の前には白金豚なのかしら？陶板焼きでした。

ごはんは雑穀米。晩酌してもごはんはしっかりと。お料理は一度に全部運んでくれたので、さすがにお味噌汁が冷めてしまっていたのは残念でした。

朝ごはんは、いかにもにニッポンの朝ごはん。卵は温泉卵で、写真を撮るのを忘れたけど、ごはんはひとめぼれ。

湯豆腐美味し～い。ごはんも美味し～い。小さなお櫃にはごはんが2膳以上あったと思うんだけど全部食べちゃった！
仲居さんにご飯を全部食べたことを話したら、足りなかったかって？
いえいえそっちの話しじゃなく、私は美味しかったことを伝えたかったのでした(笑)

丁寧なおかみさんと、幾分不愛想気な店主にお礼を言い、チェックアウトしました。この旅の目的は果たしました。機会があれば、又是非行きたいと思う宿になりました。さて、これからどこへ行こう？ここでまたお得意の観光案内所へ。写真は紫波中央駅です。

たびたびお世話になっている各地の観光案内所も、中には強気だったり不愛想だったり心のない案内所があったりする中で、紫波中央駅の観光案内所はものすご～～～く良心的でした。気になっていた船久保洞窟への行き方にも、親身になって相談に乗ってくれました。マジ、感謝感謝です。

その船久保洞窟についてお話ししますと、そこはフリーペーパーで見つけた個人所有の洞窟でした。個人の所有ですよ！

船久保洞窟の入り口はローカル感ありすぎ！見学は個人所有のため予約してから見学しましょう。予約しないと鍵を開けてくれる人は誰もいません。

ここからは画像が悪くなります。写真は所有者の方です。結構狭かったり天井が低かったり滑りやすかったりします。

私は何の準備もしないまま見学させてもらいましたが、見学する予定で来られる方は、軍手、滑りにくい長くつ、帽子またはフード付きの上着の準備をお勧めします。

野趣あふれるそのまんまの鍾乳洞！わっかるかな～、この狭さ！ところどころではコウモリがぶら下がっていました。

世間話も交えながら、たぶん時間にして３０分に満たなかったかもしれないけど、案内してもらいながらの３００円のアドベンチャーでした。

当の所有者は大館の酒蔵に２年ほど勤めたことがあるそうで、私は大館から来たことをたいそうフレンドリーに受け止めてくました。

船久保洞窟については下記を参考にしてくださいね。

紫波町東部から花巻市大迫町にかけて広がる石灰岩の層の最も北側に位置する、奥行き約176m、高さ６mほどの、横穴石灰銅。洞窟の奥には美しい鐘乳石がつらなる、約立方50mの広さの空間があります。ここから縄文後期から晩期にかけての土器などが出土したことから、先住民族の住居跡として岩手県の天然記念物に指定されています。

船久保洞窟を見て、旅の締めくくりには紫波フルーツパークに向かいました。ここにはワイナリーがあるので、工場見学がてらお土産のワインを買うつもりでした。

あと数日もすれば、ワインまつりが催されるタイミングでした。ともすれば、お祭りモードか？と微かな期待とは裏腹にワイナリーはひっそりとしていました。

ワインを一本買って、もうひとつお土産にブドウを買おうと思って、紫波フルーツパーク近くの産直あかさわへ。

打って変わって、ここはまるで別天地のような賑わいを見せていました。ここはブドウをメインとした産直センターで、新鮮でおいしくて格安のブドウを大量に手に入れることが出来る場所でした。道行く人は、ばんばんブドウを箱買いしていきます。

ブドウを買ったらジェラートタイムでしょ！本日のジェラートは下にさつまいも、上には山ブドウ＆クリームチーズのダブルで。しあわせってこのことを言うんでしょうね・・マジおいしかったです。
ただ、シングルで300円で、ダブルで350円の意味が分かりませんでした(笑)

帰路には道の駅にしねで、溶岩流味噌カツ丼！西根は八幡平の麓なので、溶岩に見立てた味噌だれが食欲を増してくれました。とんかつは杜仲ポークだそうです。付け合わせのお豆腐は、ふうせつ花のお豆腐のようでした。だって道の駅にしねの駐車場で、ふうせつ花の配送車見たもん。

自称生涯旅人の私は、道の駅にしねを発ったすぐにも、また次の旅のことを考えているのでありました。チャンチャン

ではまた・・

道の駅 にしね 道の駅