2018/11/05 - 2018/11/12
1077位(同エリア1291件中)
しかっちさん
2018年ACLファイナル観戦に絡めて、イラン国内を駆け足で旅しました。
いつもなら旅行は行って帰ってきておしまい。記録を残したりしないのですが、イランに関しては事前の情報収集に苦労し、先人たちのブログ等をが非常に参考になりました。また、現地で出会ったイラン人たちから、イランは怖い国じゃないよって日本人に伝えてね!と何度も言われ、実際に過去訪れた中でもトップクラスに旅しやすい素敵な国だったので、旅行記upします。
【1】準備編
【2】度肝を抜かれたカタール航空★フライト編
【3】度肝を抜かれたカタール航空★主にラウンジ編
【4】イラン1日目★11月6日(火)★テヘラン到着~シラーズへ移動
【5】イラン2日目★11月7日(水)★シラーズをぶらぶら
【6】イラン3日目★11月8日(木)★ペルセポリス観光~イスファハンへ移動
【7】イラン4日目★11月9日(金)★ホリディは金曜日、テヘランへ移動
【8】イラン5日目★11月10日(土)★いざ!アザディスタジアム、歓喜のACLファイナル
【9】イラン6日目★11月11日(日)★テヘラン街歩き、そしてさようならイラン!
【10】番外編★イランの魅力は「人」にあり、イランでの出会い編
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー 飛行機
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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イランのホテルには朝食付き・無しの選択肢はありません。朝食は付いているのが当たり前。こちらのホテルではペルシャ式に床に座って食べるスペースが外国人に人気。当然私もペルシャ式で食べました。
もちろんテーブル席もあります。 -
イランのナンはインド式のものより薄くて少しパリッとしています。ナンと一緒に盛り付けた料理は右からほうれん草の何か、マッシュポテト、日本のものとはだいぶ見た目が違うスクランブルエッグ。ナンにつけて食べ易いように、ほぼすべてペーストに近い形状で提供されています。
右の皿はお決まりの朝食セット、フェタチーズ、トマト、きゅうりの3点セット。果物はスイカ&どこでも出てきた緑のぶどう。
小さな椀に盛ったのは何かの野菜の煮込み。味は良かったけどねばねばしていた。
あとは甘いジュース!コーヒー&紅茶もあります。 -
Niayesh Boutique Hotelはイランの伝統建物をホテルに改修しています。中庭を囲む形式で、中庭に必ず小さな池が作られているのは、乾燥した土地で水が貴重だったからだそうです。
2階の回廊からレストラン方向を見て撮った写真。下に見える中庭には、東屋みたいな小さな小屋がいくつか作られています。 -
2階の回廊に置かれたこの大きな縁台?に座ってタバコを吸うのがお気に入りでした。
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ホテルには建物がいくつかあって、小道で繋がっています。
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ホテルの外観。この朝はあいにくの雨模様。でも、雨が少ない地域のせいか、イラン人は雨天が好きみたいです。イラン人の女の子たちは、傘をさして歩くのは素敵♪と言ってました。
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昨夜、送迎の運転手さんに「明日はホリディだから観光施設はお休みだよ」と教えてもらいました。レセプションでホテルスタッフに確認したところ、政府の施設は全部お休み。バザールもお休み。マスジェデ・ナスィーロル・モスクは開いてるかも。と言われ、せっかくシラーズに来たのに一日何をすれば…、と頭を抱えていたところ、ジャカジャカ賑やかな音が聞こえてきたので、音につられて外に出てきたらパレードが行われていていました。
観光出来ないのは残念だけど、むしろ、これはお祭りを見物する貴重なチャンスじゃないか!と気を取り直し、パレードを身ながら歩いていると、Hello!とイケメンさんに声をかけられました。
語学の勉強をするのが好きだというムサファ。寺院を見たいかと聞かれたので、今日は休みだと聞いたよとと答えたところ、大丈夫だから付いて来いと、そのままシャー・チェラーグ廟へ連れて行かれました。 -
ボディチェックのため、入口は男女別。ムサファはこの先で待っているよ、と言ってたけど、チャドルのレンタルを受け、なおかつ外国人はガイドと一緒じゃないと中に入れないようで、随分と待たせてしまいました。
テヘラン在住の日本人家族3人、ヨーロッパから来た男性と共にガイドさんに連れられて案内されました。 -
入ってすぐの広場&噴水。見事!
この水曜日は預言者ムハンマドの命日というスーパー・スペシャルな休日、かつ翌々日金曜日は第8代イマーム・レザー殉教日、さらに木金曜日はイランの週末に当たるので、いろいろ重なったホリディだったようで、広場は人、人、人でした。 -
モザイク天国。
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細やかで見事な細工!
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シャー・チェラーグ廟と同じ敷地に有る、セイイェド・ミール・ムハンマド廟の男性用入口。イスラム教徒しか入れないはすなのに、ガイドさんに入って来いと促され中に入ったのでしたが・・・。
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セイイェド・ミール・ムハンマド廟の中。鏡のモザイクが万華鏡みたい!
イラン人がみんな記念撮影していたので写真NGだと知らずに撮ってしまいました…。
出てきたところで警備員さんに怒られる日本人4人。イスラム教徒じゃないのに入場して写真を撮ったのがけしからん!これは数日預かっておくぞとスマホを取り上げられました。ここでテヘラン在住ファミリーのパパが、異教徒が入れないのは知らなかったし、明日テヘランに帰らなきゃいけないから困る!とペルシャ語で抗議してくれました。意外とすんなりスマホを返してくれたけど、一旦は取り上げて可愛そうだから返してやるというやり方はイラン式だそうです。飴と鞭を使い分けてます。
そもそも、ガイドさんが行って来いっていうから中に入ったのに。ムサファも異教徒が入れない事は知らなかったそうです。 -
促されるままムサファに連れられやって来たシャー・チェラーグ廟。実はこの時自分がどこに居るのかよく分からずに居ました。ここで初めて地球の歩き方を開いて、自分がシャー・チェラーグ廟の広場にいるということを認識しました。確かに異教徒は入場不可、内部は写真撮影禁止と歩き方に書いてあります。
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ムサファに他にどこか行きたい所があるかと聞かれたので、マスジェデ・ナスィーロル・モスク(これすら名前を覚えていなかったので、写真を見せて説明しました。固有名詞覚えるの苦手)に連れて行ってもらいました。シャー・チェラーグ廟からは、趣のある小道を歩いて10分位でした。
なぜか手をつないで良い?と聞かれ、これはイラン式ナンパなのか?と疑問に思いつつ、イラン女性は美人揃いなのに、まさかアジア人のおばちゃんをナンパなんかしないよねと思い直し、いいよーと答えたけど、何だったんですかね? -
何度口にしても下を噛みそうになる、マスジェデ・ナスィーロル・モスク。
入場料は外国人200,000IRR、イラン人無料。
冬の午前中がベストということですが、雨が上がり晴れてきて、この時間帯でも十分キレイでした。 -
国籍関係なく、写真撮影に夢中になる観光客たち。イラン人はポーズをばっちり決めてグラビア撮影でもしているかの様子で、見ていると面白いしポージングが上手で感心します。
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これはカップルで居たら相当ロマンチックな雰囲気です。
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モザイクだって素晴らしい。
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この色合い一番好きかも。淡いピンクが可愛いです。
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色使いの妙に中東を感じます。
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このモザイクは文字になっているとムサファが教えてくれたけど、さっぱり分かりません。
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マスジェデ・ナスィーロルの中庭。
すでに13時を過ぎた時間。
ロマンチックな雰囲気に流されそうな妙な雰囲気になってきたのと、朝食後部屋にも戻らずそのまま出てきてしまったため、ここでホテルへ帰る宣言。
ムサファは少し残念そうな様子だったけど、イラン人ってそんなに押しが強くないので、ホテル近くまで送ってもらってさよならしました。 -
朝食をたっぷり食べたので空腹ではなかったけど、疲れたので中庭でコーヒーを注文。70,000IRRはホテル価格ですね、高い。
この後、フロント横の冷蔵庫で1.5Lサイズのミネラルウオーター20,000IRRを買って、部屋でしばし昼寝。 -
夕暮れのシラーズの町を再び散歩。傘のテントのバザール。
シャー・チェラーグ廟はきっとライトアップされているだろうと思い、昼とは違う通りをぶらぶらしながら向かいます。バザールはほとんど閉まっていたけど、大通り沿いの商店は店を開けていたので、途中で既製品のチャドルを買いたくてあちこちうろうろ探しました。チャドルのお店はあるものの、仕立て屋ばかりで既製品が見つからず諦めかけたところ、Lotf ali Khan-e Zand通り側からシャー・チェラーグ廟へ入る通りの紳士服屋でマネキンが着ているチャドル発見。1,900,000IRR。
ひゃ、ひゃくまん・・・。店主のおじさんが電卓でリヤルならこれでトマーンならこれだよと0を足したり引いたりして説明してくれるのですが、0が多すぎて全く計算が出来ずに混乱。ひゃくまんなんて持ってないよ・・・。「ごめん、現金が無いから明日来る!」と言ったら、「ドルなら7$だよ」と。
ん??
ひゃくまんが7どる・・・??
7どるなら持ってるけど。
っつーか7ドル分のリヤルなら持っとるわー!
バッグから封筒に入ったリヤルの札束出したら、おじさんもそれそれ!の反応。
後で良く考えたら、私が両替したときのレートなら7$は1450,000×7=1,015,000IRRでドル払いの方が安かったような・・・。
外国人には分かり易いだろうと、ドルやユーロで換算して金額を提示してくれるのですが、店舗ごとの独自レートに差が有りすぎるので、むしろ分かりづらいような…。 -
昼間借りた一枚布のチャドルは、片手で抑えていないと脱げてしまうし引きずるし、とにかく大変でした。袖がある既製品のチャドルは一枚布のものより着易いです。頭の部分にゴムが入っているので被っていてもずれません。
イスラムの文化に敬意を表して、myチャドルで参拝です。
チャドルを着ているせいか、イラン人に溶け込んでいると感じたのは気のせい? -
ライトアップされた寺院は、昼よりもさらに荘厳さを増します。
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日がすっかり暮れても賑やです。
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シャー・チェラーグ廟の女性用入口。チャドルを着ているのを良いことに、中に入れるかトライしてみました。人の出入りでごった返していたからなのか、チャドルのおかげなのか、ノーチェックですんなり入れました。今回は写真撮影禁止をちゃんと認識していたので、自分の記憶に留めるのみにしましたが、ガラスでできた宇宙の景色は本当に素晴らしかった!
廟内では、真剣に祈ったり、イマームの説教を聞いたり、感極まって泣いていたりする人たちも居ますが、ゴロゴロ寝転がってくつろぐ人、ベビーカーまで持ち込んで家族でおしゃべりしている人、走り回っている子ども、一人で居眠りしている人、友達同士スマホで写真をとる人、いろんな人が居てのんびりした雰囲気です。とてもスペシャルホリディの空気感ではありません。村の祭りに家族で出かけてきたような平和そのもの。
私たち日本人は、イスラム教をテロや紛争と結びつけて考えがちだけど、宗教を利用して私利私欲を満たそうとする先鋭的なイスラム教徒はごく一部で、大多数のごくごく一般の市民にとって、イスラム教は大らかで平和な宗教なのです。 -
ライトアップされたシャー・チェラーグ廟全景。
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Vakilバザールの広場。開店しているお店は少ないです。
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夕食はVakilバザールの広場にあるQavam Restaurantにしました。
ちなみに、隣のドライフルーツ屋さんの店員のお姉さんが可愛かったです。
試食を勧められたけど、まだ荷物を増やしたくなかったので何も買わなかった。ごめんね。 -
英語のメニューを貰ったけど、英語の説明からは料理が全くイメージ出来ず、地球の歩き方の料理の写真を見せてどれがある?と聞いたら、これがあるとか、これはお勧めだけど売り切れたとか、英語で丁寧に教えてくれました。イランの食事は一皿の量が多いから食べられるか心配と伝え、アドバイスにしたがってナスにヨーグルトソースをかけた前菜キャシュコ・バーデムジャーン120,000IRRと、玉ねぎ、トマト、きゅうりを酢であえたシラーズサラダ50,000IRR、ドゥーグというミントと塩の効いたヨーグルトドリンク(これ日本人には不味い味だと思うけど、私は割りと好きな味でした)30,000IRRという、全体的に何を食べても酸っぱいヘルシーな夕食となりました。食後にサフランティー120,000IRR(多分サフランが高い)で320,000IRR。サービスチャージだか税だか、ナンのチャージなのか、15%追加チャージされ、合計368,000IRR。
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店内の写真を撮って良いかと聞いたら、店員さんが撮ってくれました。店内だけで、自分は要らなかったんだけど、ここに立て、あそこに立てと指示されるので従います。
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食後は腹ごなしにキャリームハーン城塞へ。結構な時間ですが、休日の夜で人が沢山います。小学生の頃くらいの子ども達だけで自転車に乗っていたりして、夜なのに近くに親らいし人も居ないし、至って平和で安全な雰囲気です。
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だいぶ傾いてるの、分かりますか?
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イランはバラの国。いたるところに薔薇が咲いています。
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ホテルへ帰ってきました。右手の階段を登ったドアが私の部屋の入口。中庭に面していますが、雨よけのテントが張ってあり、外の明かりは入ってきません。
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チャドルを買った時にレートの計算を間違えていたことに気づき、残金をカウントしてみました。
残金は10,000,000IRRあまり。この時点で1$=14,500IRRではなく、14,500Tだったと気づきました。どうりで札が減らない訳だ。残り4日で使い切るのは多分無理…。
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