2018/09/16 - 2018/09/17
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AandMさん
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バーリはアドリア海に面した南イタリアの主要港湾都市として、古代ローマ時代から発達してきています。旧市街には中世に建設された多くの教会があります。サンタクロースとして知られる聖二コラを祭った聖二コラ教会やロマネスク様式の見事な大聖堂が有名です。9月中旬に南イタリアを訪問した際に、歴史都市バーリを観光しました。また、バーリからナポリに移動する途中に、ユネスコの世界文化遺産であるカステル・デル・モンテ(デルモンテ城)にも立ち寄りました。
バーリは南イタリアの大都市ですが、観光客数はローマやナポリに比べて多くありません。騒々しい東洋系団体さんにも合いませんでした。また当初、多少心配していた治安も問題ありませんでした。中世から続く石造りの旧市街がしっかりと保存されている歴史地区を、楽しく見学することが出来ました。南イタリアは、味わいのある観光地だと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ ANA ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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9月16日
レッチェからマルティナ・フランカを経由して、レンタカーでバーリに到着しました。旧市街には車の駐車スペースも無さそうですので、海岸沿いの広めのヴェネツィア通りを進みます。道路両脇に沢山の車が駐車していました。旧市街東の海岸沿いを走る広い道路、ルンゴマーレ アウグスト インペラトーレ通り by AandMさんルンゴマーレ アウグスト インペラトーレ通り 散歩・街歩き
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空きスペースを見つけて、車を停めて旧市街を巡ることにしました。海岸沿いに広めの歩道が整備され、素敵なプロムナードになっています。
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旧市街にあった観光客向けの案内で見所が表示されています。主だった見学スポットは数百メートル程度の歩いて回れる範囲にあることが分かります。ただ通路が入り組んで迷路のようで、迷いそうです。
中世の歴史が凝縮されているバーリ旧市街 by AandMさんバーリ 旧市街 旧市街・古い町並み
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早速古い教会に出会いました。サンタスコラスティカ教会(Chiesa di Santa Scolastica)で、建設は8-11世紀にまで遡るそうです。古代ローマ時代の遺跡が教会で発掘され、展示もされています。展示部分は付属施設のサンタスコラスティカ考古学博物館となっています。
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サンタスコラスティカ教会の前にも中世に建造されたと思われる建物があり、住居として使われていました。住民所有の車がありますが、小型車です。道路幅が狭いので、旧市街は大きな車の侵入ができないようです。
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考古学博物館の説明パネルはイタリア語だけで、英語はありません。
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考古学博物館の入り口は閉じられており、中に入ることが出来ませんでした。内部見学を見送って、先に進みます。
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サンジョバンニ・クリソストモ教会(St. Giovanni Crisostomo)です。聖ヨハネを祭る教会で、1032年に建造が始められた古い教会です。鐘楼が備わっています。
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城壁に囲まれた大きなお城がありました。ノルマン・シュバーバン城(バーリ城、Fossato Castello Normanno Svevo)で、12世紀前半にノルマン王ロジェ2世がローマ時代からあった要塞を改修して建造した城塞です。
周囲に堀跡も残るノルマンノ スヴェヴォ城 by AandMさんノルマンノ スヴェヴォ城 城・宮殿
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大きな城塞で周囲に堀跡も残されていました。建設当時は、城塞周囲が水を入れた堀で囲まれていたと思われます。
周囲に堀跡も残るノルマンノ スヴェヴォ城 by AandMさんノルマンノ スヴェヴォ城 城・宮殿
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バーリ城の開館時間は8:30-19:30で火曜日が休館日であることが表示されていました。こちらの表示には英語もありました。
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バーリ城の周遊歩道から、前方に見事な尖塔が見えました。バーリ大聖堂の鐘楼です。
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旧市街の中を進みます。バーリは南イタリアでは主要観光地ですが、ほぼハイシーズンの9月中旬でも観光客の数は多くありません。
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バラ窓が目立つバーリ大聖堂(聖サビーノ教会、Cattedrale di San Sabino)です。ここにはビザンチン大聖堂があったのですが13世紀後半にシチリアのウイリアム1世によって破壊されています。中世イタリアでは地域の領主間で戦いがあったようです。破壊されていた遺跡跡に、現在のバーリ大聖堂が建造されています。
地下礼拝堂もあるカテドラーレ by AandMさんカテドラーレ 寺院・教会
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大聖堂の内部です。
地下礼拝堂もあるカテドラーレ by AandMさんカテドラーレ 寺院・教会
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柱に像が彫られていました。螺旋状に彫像を追って行くと、最上部にキリストが描かれていました。善行を積むと、神に救われることを示しています。
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大聖堂の地下に礼拝堂がありました。天井が低めの広くはない礼拝堂ですが、見事です。大聖堂訪問では見逃せない場所だと思います。
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大聖堂内部に小さな博物館もありました。大聖堂が所有する物品が展示されています。
大聖堂が所有する宝物などが展示されているカテドラーレ美術館 by AandMさんカテドラーレ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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大聖堂の外に、バーリ教区博物館がありました。宝石類、絵画、衣類、教会の書物などが展示されています。
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正面とは別角度から見たバーリ大聖堂です。スケールの大きさが分かります。
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サンガエターノ教会(Chiesa San Gaetano)で、大聖堂の東側20mほどの場所にありました。この付近は教会が密集している感じです。
サンタ ペラージャ 教会 (サンタナ 教会) 寺院・教会
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さらに東に20m程進むとジェズ教会(Chiesa del Gesu)がありました。16世紀に建造されたバロック様式の教会です。
教会が密集している旧市街中心部にあるジェズ教会 by AandMさんジェズ 教会 寺院・教会
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サンニコラ聖堂(Basilica San NIcola)で、大聖堂と同様にとても大きな教会です。バーリの守護神である聖ニコラが祭られています。聖二コラはサンタクロースとして世界に広く知られているキリスト教の聖人です。
”サンタクロース”の教会が南イタリアのバーリにあるとは知りませんでした。サンタクロースの教会、サン ニコラ教会 by AandMさんサン ニコラ教会 寺院・教会
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聖堂前にあった聖人の像です。聖二コラのようです。
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サンニコラ聖堂は1087-1197年に建設されたロマネスク様式の聖堂です。バロック様式に比べてシンプルです。
サンタクロースの教会、サン ニコラ教会 by AandMさんサン ニコラ教会 寺院・教会
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聖堂内部は厳かな雰囲気で、数名の信者さんが椅子に座っていました。祈りを妨げないように、静かに見学を続けます。
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聖堂の外見はシンプルですが、壁画や天井の飾りは豪華絢爛です。この天井も名工が時間をかけて丁寧に建造したことが伺われます。
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教会内部にオルガンがありました。年代を感じさせる古いオルガンです。
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この聖堂にも地下礼拝堂がありました。
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礼拝堂に祭られていた画像です。とても古い画ですが、聖二コラと思われます。
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聖堂前の広場、サン・ニコラ広場には多めの観光客がいました。バーリ旧市街を代表する見所であるようです。
サン ニコラ教会前の静寂なサン 二コラ広場 by AandMさんサン ニコラ 広場 広場・公園
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サングレゴリオ教会(Chiesa di San Gregorio)教会の入り口に古い石像がありました。摩耗しているので判別が容易ではありませんが、動物の頭像で羊か馬のようです。このような動物像が入り口にある教会は珍しいと思いました。
サン 二コラ広場にある古い教会、サン グレゴリオ教会 by AandMさんサン グレゴリオ教会 寺院・教会
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ローマ時代の遺跡、サンタマリア・デル・ブオンコンシグリオの遺跡(Ruins of Santa Maria del Buonconsiglio)がありました。バーリ旧市街は中世と古代ローマが共存している感じです。
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古代ローマ遺跡の隣に比較的新しいマリア像がありました。新しいといっても、多分、マリア像の由来は中世に遡るのではないかと思います。バーリ旧市街は、古代、中世と現代が共存しています。
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夕方になってきましたので、そろそろホテルにチェックインすることが必要です。車を停めておいた海岸沿いのルンゴマーレ・インペラトーレ・アウグスト通りに戻ってきました。
通りを観光客向けの赤い車が走っていました。この観光自動車を利用すれば、バーリの主だったスポットを効率よく回れそうです。旧市街東の海岸沿いを走る広い道路、ルンゴマーレ アウグスト インペラトーレ通り by AandMさんルンゴマーレ アウグスト インペラトーレ通り 散歩・街歩き
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海岸沿いのプロムナードを散歩する人の数が増えていました。穏やかな夕暮れに、港を見ながらの散歩は、快適です。所々にベンチもあり、なかなか良いプロムナードだと思います。
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旧市街から三ブロックの新市街にあるホテル(Dilman)にチェックインしました。徒歩なら旧市街まで10分ほどかかる場所です。
チェックイン後に、周囲を散歩しました。Dilman Luxury Stay ホテル
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新市街の海岸側を走るコルソ・カブール通りは、旧市街の曲がりくねった狭い道と違って、真っ直ぐで幅広です。
新市街東側を南北に走る大通り、コルソ カヴール by AandMさんコルソ カヴール 散歩・街歩き
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赤色で中世風の目立つ建物がありました。バーリのオペラハウス(Teatro Petruzzelli)です。覗いてみましたが、オペラはオフシーズンのようで、扉が閉められていました。
バーリ新市街にあるイタリア第4の大きな劇場、ペトゥルッツェッリ 劇場 by AandMさんペトゥルッツェッリ 劇場 劇場・ホール・ショー
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ホテル付近の新市街の通りは、夕方から歩行者天国になるようで、皆さんのんびりと道路中央を歩いていました。我々も夕食を取るための適当なレストランを探しながら、通りをブラブラ歩きしました。
バーリ新市街の賑やかな通り、スパラノ ダ バーリ 通り by AandMさんスパラノ ダ バーリ 通り 散歩・街歩き
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気に入ったレストランがなかなか見つかりませんでしたが、新市街と旧市街の境界部を走るコルソ・ヴィットリオ・エメヌエーレ通りにあるイタリアン・レストラン(Trattoria del Corso)を見つけました。程々のお客が入り、皆さん美味しそうな料理を食べていました。このレストランなら、大丈夫そうです。
トラットリア デル コルソ イタリアン
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バーリは歴史ある港町ですので、近海で採れた魚料理を注文しました。ワインリストを見ると、グラスワイン2杯の値段とボトル値段の差が大きくありません。白ワインのボトル1本を注文しました。南イタリア産のワインです。
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地元で採れた鱸をシンプルに焼いた料理です。期待通りの味でした。
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家内が注文したのは、バーリ名物のパスタです。パスタの形が耳たぶのようであるのが特長ですが、味は通常のパスタとあまり違わない感じだそうです。
宿泊後、明日はナポリに向かいます。 -
9月17日
本日はバーリからナポリまで280kmを車で移動です。移動の途中で世界遺産に登録されているカステル・デル・モンテに立ち寄ることにしました。バーリの西方、約60kmにある中世時代に建造されたお城です。
カーナビを頼りに進むと、前方の丘の上にお城が見えてきました。”デル・モンテ”は「山」の意味のイタリア語ですので、カステル・デル・モンテは「山の城」となります。1セントコインに刻まれているデル モンテ城 by AandMさんデル モンテ城 史跡・遺跡
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山というより、小高い丘の上にありました。八角形状で周囲に八個の小塔がある、対称性の良いお城です。新しそうに見えますが、このお城は13世紀のローマ皇帝フリードリッヒ2世によって建てられています。
世界遺産でもあり、イタリアを象徴するお城です。ユーロコインの1セントの裏に、このお城が刻印されているそうです。1セントコインはヨーロッパで度々使っていますが、気付きませんでした。1セントコインに刻まれているデル モンテ城 by AandMさんデル モンテ城 史跡・遺跡
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手元にあった1セントコインの裏を見てみました。すり減っているので鮮明ではありませんが、確かにカステル・デル・モンテが刻印されています。
新たな発見でした。 -
お城の中に入って見ます。入り口のチケット売り場です。
町から離れた不便な場所にある割に、多めの観光客です。ユネスコの世界文化遺産に登録されていること、1セント硬貨の裏に刻印されていること、の効果は抜群のようです。我々の訪問時に、日本からの団体さんにも遭遇しました。 -
お城の中は中空で、中庭中央から見上げると八角形の青空が見えました。珍しい景観です。
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お城の階段を上り、上方から中庭を見下ろします。結構な数の観光客です。お城の壁には小さめの窓が見えます。窓の背後には部屋がありました。
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付属して設けられている8個の小塔の一つへの入り口です。小塔の中に螺旋階段があり、上に登ることができます。ただ、小塔の中には何もありませんでした。
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天井にも色彩豊かな飾り装飾はありません。
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お城中央部の壁に沿って説明パネルが展示されています。
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パネルを見るのに小さな窓を通して入ってくる日の光は少な目で、内部照明が必要です。電気の無かった中世時代、この山城では火が燃やされていたのでしょうか。
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お城見学を終えて、丘を下り、坂下にある駐車場に向かいます。
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車に乗り込み、ナポリに向かいます。バーリとナポリを結ぶ高速道路に出るまでは、田舎の道路をのんびり走ります。対向車も殆どありませんでした。南イタリアの穏やかな田園風景が広がっていました。
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高速道路に入りました。混んではいませんので、快調に車を飛ばします。スピード制限は130 km/hですが、他の車はどれも140-150 km/h程度で走っていました。我々も流れを乱さないように、追随しました。
ナポリ空港でレンタカーを返却し、空港近くのホテルで1泊後、帰国予定です。今回の南イタリア訪問では、晴れの連続で天候に恵まれました。バーリも含めて南イタリアの町々の観光客数はローマやナポリなどの主要都市に比べて圧倒的に少ない印象です。古代ローマや中世からの見事な歴史的建造物が保存され、美味しい食事をリーズナブルなコストで味わうことができ、人々も素朴で親切だと思いました。南イタリアは、日本ではあまり知られていないようですが、とても素晴らしい観光地だと思います。
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