ヨーロッパ落穂拾いの旅第１弾：南仏、モナコ、アイルランド、サンマリノ、イタリア旅行 【３５】（2017年晩秋８日目③ スペイン広場の賑わい）

2017/11/24 - 2017/11/24

職場から勤続のご褒美として3日の連続休暇とそれに2日の有給を絡めて9日のお休みをもらいました。例のごとく旅行の計画を練っていると、ふと、あと何カ国訪問すると「ヨーロッパ制覇」できるのだろうと思いました。ヨーロッパの区域をウラル山脈以西に首都のある国とし、日本国政府の承認国48カ国と捉えると、この段階での未訪問国家は全部で16カ国。結構散在しており、制覇するには計画的に訪問する必要がありそうです。ということで、今回は落穂拾いのごとく、取りこぼしていた小国家群のモナコ、サンマリノ（アンドラは入口のカタルーニャ州の独立問題が頂点を迎えていたため後日）と位置的に他の未訪問国とセットにしづらいアイルランドを訪れることにしました。また、前回訪問時はまだNGだったイタリアの美術館での写真撮影が解禁されたということで、その所属名画との再会も目的のひとつとしました。
実際訪れたニースやモナコは、リゾートらしい南仏の美しい海岸風景や豪華な施設に目を奪われ、駆け足訪問となったアイルランドでは、予想以上の素晴らしい街並みに滞在の短さを悔やみ、最古の共和国サンマリノでは独立国とは何かと思い、再会したルネサンス絵画の色褪せない美しさに改めてときめきを感じるなど、落穂拾いではなく、大きな収穫があった旅となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（11/17）羽田発 ⇒ 北京 ⇒ ローマ ⇒ ニース
2日目（11/18）ニース市内観光 & モナコ市内観光 ⇒ パリ ⇒ ダブリン
3日目（11/19）ダブリン市内観光 ⇒ アムステルダム ⇒ ボローニャ
4日目（11/20）サンマリノ市内観光 ⇒ ミラノ
5日目（11/21）ミラノ市内観光 ⇒ フィレンツェ
6日目（11/22）フィレンツェ市内観光 ⇒ ローマ
7日目（11/23）ローマ市内観光
8日目（11/24）ローマ市内観光 ⇒ 北京
9日目（11/25）北京 ⇒ 羽田

今回は８日目③です。

エリア ローマ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

メトロでポポロ広場方面へ向かいます。
（ﾊﾞﾁｶﾝ博物館11:09 ⇒ 11:31ｻﾝﾀﾏﾘｱﾃﾞﾙﾎﾟﾎﾟﾛ教会）

ポポロ広場最寄りのフラミニオ駅で下車しました。

地上に出るとポポロ門が出迎えてくれます。昨夜はトラムで渋滞に嵌りながら来ましたが、やはりメトロは早いです。

そして昨日門前払いを食らったサンタマリアデルポポロ教会に入ります。バチカン博物館を1時間早く出られたので再挑戦です。ここは12:30～16:00はお休みなので、予定が繰り上がったおかげで入ることができます。
（ｻﾝﾀﾏﾘｱﾃﾞﾙﾎﾟﾎﾟﾛ教会11:31～11:50）

さてさてここのお目当てを探します。暗くてなかなかわからなかったのですが、どうやらこの場所のようです。

サンルイージデイフランチェージ教会やサンタゴスティーノ教会のように、コインを入れると暫く明かりが点き見ることができるという寸法です。無料でライトアップなどすると相当な経費がかかるのでしょうから、まあやむを得ないと思います。

誰かがコインを入れてくれました。見たかったのはこれ、教会内のチェラージ礼拝堂です。ここには3点の名画が飾られています。正面はカラッチ「聖母被昇天」ですが、その両脇を固めるのがお目当てのカラヴァッジョの名作です。

左側は「聖ピエトロの逆さ磔」。

そして右側が「聖パオロの改宗」です。カラバッジョならではの鮮烈な明暗法で劇的に描かれています。いやあ、この二作品を見れてよかったです。

他にもこんな彫刻などもあり、目を楽しませてくれます。

サンタマリアデルポポロ教会を出ます。今度はポポロ門は潜らず、ポポロ広場を横切り、徒歩でスペイン広場へ向かいます。
（ｻﾝﾀﾏﾘｱﾃﾞﾙﾎﾟﾎﾟﾛ教会11:50 ⇒ 12:02ｽﾍﾟｲﾝ広場）

ポポロ広場に面する双子協会、サンタマリアインモンテサント教会とサンタマリアデイミラーリ教会です。同じような造りなのですが、広告看板で双子振りは薄れています。

ポポロ広場の隣はピンチョの丘です。テラスからの眺めは良さそうで、行ってみたいのですが、今回も時間の都合で通過です。

スペイン広場へ続くバブィーノ通りを進みます。観光客も多く、いい感じの街並みです。

歩いて行くと人群が。どうやらあの辺りがスペイン広場のようです。

じゃ～ん、スペイン広場到着です。今回のローマ観光最後の大物です。
（ｽﾍﾟｲﾝ広場12:02～12:15）

舟の噴水からスペイン階段、そしてトリニタデイモンテイ教会とこの一連の眺めは素晴らしいです。階段には観光客が三々五々座り、雰囲気を楽しんでいます。

こちらは舟の噴水です。よく見ると奇妙な形をしています。

階段を登ってみます。

トリニタデイモンテイ広場からスペイン広場を見下ろします。

広場から続くコンドッティ通りはかなりな人出です。

私も広場を出て歩きます。さすがはイタリア、おしゃれな通りが気分を高揚させます。
（ｽﾍﾟｲﾝ広場12:15 ⇒ 12:19ﾎﾟﾝﾋﾟ）

そのおしゃれな街並みを構成する名店のひとつ「ポンピ」です。
（ﾎﾟﾝﾋﾟ12:19～12:23）

ここはスイーツのお店です。ショーケースに入っているケーキ類はとても美味しそうです。

その中でもこの店のウリがこれ、ティラミスです。これが欲しかったのです。

こちらがそのティラミス。センスのよい箱に入っています。

開けるとこんな感じでとてもうまそうです。ちょっと恥ずかしいですが、食べ歩きながら次の目的地へ向かいます。甘さも適度でクリーミー、とても美味しかったです。
（ﾎﾟﾝﾋﾟ12:23 ⇒ 12:40ｼﾞｮﾘｯﾃｨ）

暫く歩いて行くと行き止まりにあるのがアウグストゥス帝の廟です。木々に囲まれよく見えませんが、足場が組まれ補修中のようで、ちょっと興醒めです。

ローマの細道をひたすら歩きます。

途中、砂で犬を作っている人がいました。生きているようです。これも一種の大道芸でしょうか。

モンテトーリオ宮の前を通ります。コロンナ広場前と同じ建物ですが、別の角度からだと違った趣きに見えます。