兵庫・徳島の旅（1/3）有馬温泉に泊まって☆神戸牛すき鍋

2018/11/06 - 2018/11/08

有馬温泉の歴史は古く、道後温泉(愛媛)、白浜温泉(和歌山)と並び「日本三古泉」に数えられているだけでなく、草津温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)とともに「日本三名泉」とも呼ばれています。
江戸時代の温泉番付「諸国温泉効能鑑」では東の大関（当時の最高位）上州草津に対し、西の大関として摂津有馬と書かれています。
そんな関西の奥座敷、有馬温泉街を散策しタップリと有馬の湯を堪能してきました。

エリア 有馬温泉(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: スカイマーク 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

神戸空港へはスカイマークを利用。着陸に向け降下中です。

明石海峡大橋の上空を過ぎると・・・

神戸港が見えてきました。

間もなく着陸です。

神戸空港からはポートライナーで三宮へ。

日中に最前列に座るのは初めてです。(^^)

出勤・通学時間帯の三宮駅から市営地下鉄に乗り・・・

乗り入れする北神急行電鉄・谷上駅で神戸電鉄・有馬線に乗り換えます。

更に有馬口駅で有馬温泉行きに乗り換え、１駅

１０時過ぎ、有馬温泉駅に到着しました。

旅情をそそる駅ホームですが

駅舎は近代的な部分も。

駅を出て右、温泉街に向かって歩くと代表的な光景が目の前に。
（太閤橋から撮影）

有馬川に架かる太閤橋～ねね橋の間は整備され親水公園になっています。

ねね橋とねね像。

ねね橋から太閤橋を望む。

早速、温泉街を散策しましょう。

有馬温泉案内図。中心部だけなら１時間～２時間で回れます。

私はその後、左上にある瑞宝寺公園へ行ってみました。

店頭で炭酸せんべいを焼いてもらいました。（１００円／３枚）

一枚づつ焼いて手渡されます。賞味期限は５秒です。

最初はフニャっと柔らかいですが、あっという間にパリパリの食感に変わります。

撮影用に２０秒位経過・・パリパリです。

っつーか、持ってる左手熱っ！(>_<)

湯本坂方向へ坂を上るとすぐに・・・

古来から有馬の元湯として歴史を刻んできた外湯『金の湯』があります。
（http://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm）
有馬温泉独特の赤褐色の金泉と呼ばれる温泉です。

『金の湯』の横には無料で足湯を楽しむことが出来ます。
（写真はその一部分です）

金の湯から更に坂を登っていくと『御所泉源』があります。
（有馬温泉では源泉のことを泉源と呼びます）
金泉(赤湯)には塩分と鉄分が多く含まれ、特に塩分濃度が日本一の温泉として有名です。

さらに上って温泉寺にやってきました。
奈良時代、温泉で人々を病から救おうと行基上人が７２４年に建立。
本尊は薬師如来。

すぐ横にある湯泉神社の鳥居をくぐると・・・

えっ！？　この石段上るの？（この日は気温上昇中）

躊躇しましたが、せっかく来たのだからと上ってみました。(^^;

湯泉神社。（とうせんじんじゃ）

有馬温泉の守護神として親しまれており温泉神社とも呼ばれてます。
上ってきた石段を下り、途中で右に曲がると・・・

極楽寺。５９４年に聖徳太子によって創建。

１９９６年、豊臣秀吉の湯山御殿跡の遺構が発見され、神戸市の指定史跡に指定されています。

極楽寺と併設する太閤の湯殿館(左に写る建物)は臨時休館でした。

この野面積の石垣は秀吉が活躍した１６世紀後半、天正～慶長年間のものだそうです。

極楽寺の向かいに建つ念仏寺。天文７年(１５３９)の創建で
太閤の正室、ねねの別邸跡と伝えられています。

右に進んで歩いていくと・・・

銀泉と呼ばれる炭酸泉、ラジウム泉を利用した外湯『銀の湯』
（http://arimaspa-kingin.jp/cont02/cont02-flm.htm）
当日は休館日でした。

天神社と天神泉源。天神社の境内から金泉が湧き出す泉源です。

湯本坂に出ました。土産物店や飲食店など温泉街の雰囲気が漂ってます。

竹中肉店でコロッケを購入（１３０円）
素朴な味でホクホクでしたよ。(^O^)

一旦、有馬川親水公園に戻ってきました。

お昼は『ありま坂』で若鶏の山椒炒め定食。(980円)

有名な有馬山椒とは六甲山系に自生するヤマサンショウのことを言うそうです。

食後は六甲川づたいに杖捨坂を上って１０分ちょっと、紅葉の名所といわれる瑞宝寺公園にやってきました。明治６年に廃寺となった瑞宝寺を整備した公園です。

京都の伏見城から移築した旧瑞宝寺の山門をくぐると・・

木々一面というわけではありませんが、見事に色付いてます。

右下にくぐってきた山門があります。

十三重の塔。

太閤秀吉が愛用したといわれる石の基盤。

周囲はかつて秀吉が「いくら見ていても飽きない」と褒め称えたことから「日暮らしの庭」とも呼ばれます。

秀吉もこんな光景を見ていたのでしょうか・・・

今夜の宿は「ホテル メルヴェール有馬」

会員制のリゾートホテルで金泉と銀泉、二つの温泉が備わってます。
写真を撮ってる私の後ろが有馬温泉駅のホームです。高台に建ってるので
手前側の上層階の部屋からは有馬温泉街が一望出来そうです。

チェックインして、６階の部屋へ。

やはり山側でした。(^^;

有馬温泉で朝食バイキング付、ツインで8,850円でしたから(安っ)
眺望は初めから期待してませんでした。目的は温泉ですから♪

それでも、そこそこ広くて快適です。

ウェットエリア。

では、有馬温泉を堪能しましょう。

まずは大浴場へ。

脱衣所とパウダーコーナー。掲示してある温泉分析表には金泉・銀泉とも加温、循環ろ過、塩素消毒の文字が・・ちょっと意外。調べてみると有馬温泉で源泉かけ流しの宿は数少ないようです。

一番風呂で貸し切り状態。(^^)v

手前が金泉。奥が銀泉。

金泉
【泉質】含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉
【効能】冷え性、腰痛、筋・関節痛、末梢血行障害など

銀泉
【泉質】二酸化炭素泉（炭酸泉）
【効能】高血圧症、末梢動脈閉塞性疾患、機能性心疾患など

サウナ、水風呂、ジャグジーもあります。

面倒ですが大浴場から一旦着替えて、廊下を出た先に野天風呂があるので行ってみました。

温泉は銀泉。シャンプー類は置いてありませんので、先に大浴場に入ってからの順ですね。広さ的には貸し切りの家族風呂風といった感じでしょうか。

ひととおり温泉に入って寛いだら、もう一度温泉街へ。

中の坊 瑞苑の『猪名野』で夕食です。
（https://www.zuien.jp/inano）
営業時間：１１：３０～１５：００／１７：００～２０：３０

前菜、造りの順に・・・

『神戸牛すき鍋』肉が柔らかいのなんのって(^o^)
兵庫県小野市産の小麦「ふくほのか」を使用したうどんは、太くもっちりした食感で個人的に好みです。

デザートを食べ、会計(5,400円)を済ませ店を出ると完全に日が落ちてました。ホテルに戻って部屋で寛ぎ、就寝前にもう一度温泉へ。
良く眠れました。Zzz...

＝＝２日目＝＝
朝６時に起きて温泉へ。金泉・銀泉を交互に何度も浸かったり・・
そして、最後は金泉で。(^O^)

７時からの和洋バイキングは和食中心にいただきました。

８時過ぎにチェックアウト。偶然ですが帰りも旧型車両です。

有馬温泉行き下り電車が到着した後に・・・

有馬口行き上り電車が動き出しました。
昨日乗ってきた経路を戻り、新神戸駅に向かい、
新神戸からは高速バスで徳島駅へ移動します。。。

（2/3）に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• Marinさん 2018/12/27 21:17:55

  いいね、ありがとうございます。

  炭酸せんべいを焼いてもらえるところがあったのですね。焼きたて、美味しそうです。
  有馬のお湯はとても良かったので、すぐに恋しくなってしまいそうです。今度は泊まってみようかな。お泊まり情報ありがとうございます。

  一泊二日さん からの返信 2018/12/28 00:58:43

  RE: いいね、ありがとうございます。

  Marinさん、コメントありがとうございます。
  
  有馬温泉はアクセスが良いのと独特の茶褐色のお湯が魅力ですよね。
  その場で焼いてくれる炭酸せんべいは、受け取ったらすぐに一口、
  熱いですが食感の変化が楽しめます。(^0^)