2018/10/30 - 2018/10/30
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minaMicazeさん
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「旧前田家本邸・洋館」に行ってきました。
加賀藩主・前田利家から数えて16代目の当主・前田利為(としなり)が本邸として建てたもので、こちらの洋館が生活の場でした。隣の和館は迎賓館として使われていました。
加賀・前田家の上屋敷は本郷にあり、明治維新後もそこに本邸を設けていました。関東大震災をきっかけとして、駒場農学校(後の東京帝国大学農学部)が本郷に移転し、土地交換して前田家は駒場に移りました。16代当主の前田俊成は、駒場に生活の場となる洋館と、迎賓館として使う和館を建てました。
平成25年(2013)に、洋館、和館、庭園が国の重要文化財に指定され、これを機に平成28年(2016)から洋館の保存修理工事が実施されました。工事は今秋完了し、10月27日から一般公開されています。
旅行記作成に際しては、旧前田家本邸のパンフレット、現地の説明板、ガイドツアーでの説明、関連するネット情報などを参考にしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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京王井の頭線「駒場東大前駅」にやってきました。
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西口を出ると「目黒区みどりの散歩道・駒場コース」の案内図があります。図の方位は、右が北、上が西です。
今日の目的地「旧前田家本邸」がある「駒場公園」は、駅の右上(北西)です。「駒場公園」の上(西)も下(東)も、東大のキャンパスです。こうして見ると東大の敷地は広いんですね。 -
駅の西口前には、2体の人形が置かれています。「かかしコンクールの優秀作品の展示」と説明されています。左は、あのネコ型ロボット、右は大谷選手のようです。
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西口から、線路の北側を、西へ歩きます。
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西へ歩くと、交差点の右向こう側に、案内板があります。これに従って、ここを右折して、北方向(写真の奥方向)へ歩きます。
案内板をよく見ると、旧前田侯爵邸の洋館は月火が休み、和館は月曜が休み、と書かれています。今日は火曜日なので洋館は休み?、とりあえず行ってみます。
それにしても、この一つの案内板の中には、こんなに沢山の「お休み情報」が……
日本近代文学館は、休館日:毎週日・月曜日、毎月第4木曜日
旧前田侯爵邸・洋館は、月火休
旧前田侯爵邸・和館は、月休
駒場公園は、月曜休園・祝日の月曜は開園し翌日休園
日本民藝館は、休館日・月曜日 -
しばらく北方向に歩くと、左の路地の角に、駒場公園の案内図と日本近代文学館の案内板があります。この路地を西方向(写真の奥方向)へ入ります。
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路地の奥に「駒場公園東門」があります。
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東門を入ると、立派な塀があります。
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立札には「駒場公園和館」と書かれていますが、おそらく「旧前田家本邸・和館」です。
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「入館無料」ですが、今日は入りません。
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そばに説明板がありました。確かに「旧前田家本邸・和館」です。
昭和5年(1930)に建てられた木造二階建ての近代和風建築で、国指定重要文化財です。 -
小さな石の橋を渡って、さらに奥(西)へ歩きます。
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左側に立派な建物があります。
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「旧前田家本邸」です。加賀藩主・前田利家から数えて16代目の当主・前田利為(としなり)が本邸として建てたもので、こちらの洋館が生活の場でした。隣の和館は迎賓館として使われていました。
この説明板は、「旧前田家本邸」として、洋館と和館を説明しています。 -
洋館は和館の前年、昭和4年(1929)に建てられました。地上3階、地下1階の、鉄筋コンクリート造りです。
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北側から西側にまわると、洋館の玄関があります。
第二次大戦中に当主の前田利為が戦死すると、邸宅は他人の手に渡りました。その後の一時期、中島飛行機の本社として使われましたが、敗戦後は米軍に接収されました。 -
昭和31年(1956)に、土地の一部と和館が国の所有となり、翌年連合軍の接収が解除されました。昭和38年に東京都が洋館を買収、国有地は国から無償で貸与され、更に民有地を都が買い足しました。昭和42年(1967)に都立駒場公園として開園、昭和50年(1975)に目黒区に移管されました。
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玄関は開扉されていて、人が出入りしています。火曜日ですが、今日は公開されているようです。館内は土足禁止です。脱いだ靴を持ち運ぶために、右の人が、来た人にレジ袋を渡しています。
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玄関に飾られていたお花です。
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玄関を入って左側の廊下です。
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玄関を入って右側の部屋「サロン」側から見た、玄関ホール(廊下?)です。
この部屋(サロン:写真の手前側)は、客が最初に通される待合です。 -
玄関(写真左)に続く階段広間です。階段下の窪みを利用して、小さな談話室が設けられています。マントルピースとステンドグラスの窓、そして写真では見えませんが、右の壁の内側に、暖炉の方を向いた造りつけのソファがあります。このような暖炉脇の小さなスペースを「イングルヌック」と呼ぶそうです。
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「階段広間」側から見た「小客室」です。奥が南です。
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南側から見た「小客室」です。西壁側に置かれたマントルピースは明るい大理石です。
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「小客室」の東側に「大客室」があります。写真は、隣の「小客室」から撮ったものです。奥の壁が東側、右が南です。
「大客室」と「小客室」の間は、引き戸で仕切ることができます。(写真手前の木枠部分) -
かつては、ソファーやテーブル、絵画や美術品、観葉植物などが置かれ、お客様をもてなしました。ピアノも置かれていたそうです。
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「大客室」のシャンデリアです。
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「大客室」の北壁側には、黒い大理石のマントルピースが置かれています。
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「大客室」から「小客室」を見ています。
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「大客室」から「階段広間」に出て、玄関方向を見ています。彫刻が施された柱は大理石です。
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階段を上がりかけたら、ガイドツアーのグループが「階段広間」にやってきました。
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階段の北側の壁には、大きな窓があります。
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2階へ上がります。
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2階にも、ガイドツアーのグループがいて混雑しているので、1階に降ります。
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この時期は「東京文化財ウィーク」と称して、都内の各所で、特別公開や企画事業を行っています。ここ「旧前田家本邸」もその一環として、10月27日から11月4日まで休み無しで公開され、3つのガイドツアーが行われています。(帰宅後ネットで調べました。)
現地にいるときは、そんなことは知らずに、1階の「サロン」で、ガイドツアーを受け付けていたので、Aコース(洋館内見学)に参加しました。 -
「サロン」の西側に「第一応接室」があります。白いタイルでできた背の高いマントルピースが特徴です。侯爵夫人や令嬢のお客様が通されていました。床は寄木細工です。
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「第一応接室」のシャンデリアです。館内のシャンデリアは建築当時のもので、光源のみLEDに改修したそうです。
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「大食堂」です。晩餐会用の部屋です。円弧状の張り出し窓は東に向いています。
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「大食堂」のマントルピースは白大理石です。
左奥の扉の向こうの部屋は「大客室」です。 -
「大食堂」の北側には、家族のための「小食堂」があります。カットガラスの向こう側(外)は、東庭に面したテラスです。
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イチオシ
「小食堂」のカットガラスを通して、テラスの向こうに、和館への渡り廊下が見えます。
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「小食堂」を出て、1階の廊下の窓から見た、階段部分の外側(北面)です。
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「階段広間」を通って2階へ行きます。写真は、「階段広間」から見た「玄関」方向です。
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2階に上がると、2階の「階段広間」の東端に大きな時計があります。
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イチオシ
2階の「階段広間」の南側に「夫人室」があります。侯爵夫人の私室ですが、家族や親類が集まる居間でもありました。
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「夫人室」のシャンデリアです。
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イチオシ
「夫人室」の隣は「寝室」です。南側に三面鏡が置かれています。
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「寝室」のベッドの枕元、壁の窪みに置かれている箱には、守り刀を入れていたそうです。
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2階の東側には「三女居室」があります。当初は夫人のための化粧室でしたが、のちに三女の居室として使われました。
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「三女居室」のシャンデリアです。
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2階の廊下からの景色です。
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2階の北西の角には「会議室」があります。左の廊下の奥には「女中室」があります。
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イチオシ
2階の廊下から見た煙突です。外側の鉄索等は、今回の改修工事による耐震策のようです。
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イチオシ
2階の南西の角は「書斎」です。壁はチーク材のパネルと金唐紙で装飾されています。天井もチーク材です。
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床は寄木モザイクに絨毯が敷き込まれています。
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マントルピースのグリルには、龍が浮き彫りにされています。
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机の後ろの壁には、立派な本棚が造り付けられています。
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「書斎」の隣には「次女居室」があります。当初は「書斎」の付属室(図書室)として作られました。
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南側のベランダの向こうに、芝庭が見えます。
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「次女居室」には、青いタイルのマントルピースがあります。
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2階を一回りして「階段広間」の戻ってきました。写真は北面の窓です。
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イチオシ
2階から1階へ降りてきました。
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見学を終えて外へ出ると、玄関の前に名残の秋バラが咲いていました。
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近くにあった「駒場公園案内図」を見ると、入る時に通った「東門」よりも駅に近い「南門」があるので、芝生広場の方へ歩きます。
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振り返って見た「旧前田家本邸・洋館」です。煉瓦のように見える外壁は、表面に引っ掻き傷をつけたスクラットタイルです。
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芝生広場は、洋館の南側にあります。
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外壁には、スクラッチタイルの他に、彫刻を施した大華石が使われています。大華石は凝灰岩の一種で、石川県小松市で産出します。日華石とも呼ばれ、国会議事堂の内装にも使われています。
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芝生広場を通り、遊歩道を歩いて、駒場公園の南西角の南門から出ました。南門は、住宅街の路地の奥にあるので、駅からここへ来るのは分かり難いと思います。
( おしまい )
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