韓国最大の港湾都市で満腹グルメ旅 in 釜山★2018　02　2日目【釜山】

2018/10/19 - 2018/10/21

旅行2日目。
まずは朝食を食べるためにHOTEL近くのチャガルチ市場へ。
散々歩き回って色々迷ったけど、朝の肌寒さが身に染みて温かいものが食べたくなり、海鮮系じゃなくて固めた牛の血を入れたスープ：ソンジククが飲める店に入った。
そのあとバスで甘川洞文化村近くまで移動して、傾斜が激しい心臓破りの急坂を上ること10分（本当はバスを乗り換えれば、近くまで楽に行けたのに気が付かなかった）、韓国版マチュピチュと話題を呼んでいる甘川洞文化村に辿りついた。
朝は寒かったけど坂道をのぼって身体がポカポカしたのと、雲一つない晴天で日差しが強くアウターが要らないくらいの暑さに。
甘川洞文化村とは、朝鮮戦争の時に北朝鮮から非難してきた人々が山肌に沿って家を建築したのがはじまりで、2009年から町おこしとして集落全体を路上美術館として楽しめるようにしたエリアのこと。
普通の民家をカラフルな外壁にしたり、前衛的なアートが街のいたるところに配置してあるので、それらを探しながら食べ歩きをしたり自撮りが出来るのでSNS映えスポットとして人気を呼んでいる。
高い場所から見下ろすとカラフルな街並みがまるで玩具のようで可愛らしかった。　

エリア 釜山(韓国)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝から雲一つ無い晴天だけど、日向は温かく日陰は相変わらず寒い。
まずはチャガルチ市場へ。　

チャガルチ市場 市場

市場の1階の魚屋で自分で好きな魚介類を選び、2階の食堂で調理代を支払って料理してもらうことも可能。
歩いているだけであらゆる方向から次々に日本語で声がかかり、オチオチ歩いていられない状態だったので、そのまま市場を突き抜けて外へ出た。　

チャガルチ市場 市場

チャガルチ市場裏手は海に面したプロムナードになっていて、日向ぼっこをしている人や、朝から焼酎を酌み交わすお爺さんたちもいて活気があった。

チャガルチ市場内だけじゃなくて、外にもテントが連なり、延々と市場が広がっている。
どの店も見栄えよくなるよう立体的に、かつボリュームが出るよう工夫を凝らしていた。
表は魚屋で奥が食堂の店も多く、こちらも場内同様に「ヤキザカナアルヨ」「カイセンナベセット、オクデタベレル」と声が掛かるけど、場内ほど激しくは無い。
何店舗かMenuを見せてくれたけど、取り扱い内容や価格差が感じられず、どうやら“足並み揃えて”な商売みたい。

チャガルチ市場 市場

日の当たる場所において時々ひっくり返していたので、売りながら干しているのかも。

チャガルチ市場 市場

イカを捌く男性。チャガルチ市場の人々はほんとによく働く。

チャガルチ市場 市場

終わりが見えないほど長い通路の両端を小さな店が埋め尽くしているので、決めきれなくて端まで歩いてからまたUターン。
相談の結果、海鮮料理は昼に食べることにして、朝は温かいものを食べたいねと話がまとまった。
昨日の西面屋台同様に同じものを売る店が5-6軒繋がる一角の、肉を取り扱う店に惹かれた。海鮮市場なのに肉(笑。

チャガルチ市場 市場

目に留まったのは、大きな鍋に具がいっぱい詰まったスープ。
ソンジククとは固めた牛の血が入ったスープで、名前にもなっている“ソンジ“とは
牛を解体するときに出る新鮮な血液のこと。
二日酔い覚ましのスープとしても人気があるらしく、牛骨や牛肉で出汁をとったスープにの優しさが身に染みるというフレーズに惹かれて着席。

チャガルチ市場 市場

【ソンジクク・麺バージョン】4.000W
大きな器にたっぷり盛られ、ボリューム満点。
具材は牛肉・ホルモン・血豆腐・豆もやし・ネギ・ニンニク・大根などで最後に豆板醤をかけてくれるので好みの量を溶かして食べる。

チャガルチ市場 市場

【ソンジクク・クッパ】4.000W
私が食べたのはごはんバージョン。
スープの継ぎ足しで作っていくスープは非常に濃厚で、身体に沁みていく美味さに思わず笑みがこぼれた。

チャガルチ市場 市場

チャガルチ駅前のバス停まで移動して、87番のバスを待つ。

バスで移動すること5分…

Yangseong Store前のバス停で下車をした。
バス停名は店の名前っぽいけど、この辺りは民家しか見当たらず。

下車した時に慌てて撮った【87番】バス。
正面の電光掲示板と、車体のボディにも大きく数字が書いてあるのでわかりやすい。

バス停から数メートル歩くと、目的地である甘川洞文化村を示す青看板が見えた。
矢印の方向からピンク色のバスが降りて来たけど「私たち下車するの早すぎたんじゃ？」と夫に話したら「歩けるって書いてあったから大丈夫」とバスが降りて来た左角を曲がっていった。

左角の先はこんな坂道で、途中で振り返ってみると少しのぼっただけなのに出発点が遠く感じる。
甘川洞文化村は今話題の観光スポットで物凄く混んでいると聞いていたのに、正直この坂を歩いている人はほぼ居ない。

急勾配具合が伝わると良いけど…。
心臓破りの坂を上ること10分、汗が滲むどころか暑くてアウターを脱ぎたいくらいの運動だった。

このイラストが見えてきたら、甘川洞文化村まであとちょっと！

ようやく到着した甘川洞文化村周りは驚くほど人で溢れていた。
私たちが乗っていたバスで見かけた観光客風の中国人の女の子グループが先に着いているってことは、あの坂にチャレンジすることなく近くまで来れたんじゃ？

甘川洞文化村 散歩・街歩き

ハングル文字・英語・中国語・日本語で表記される案内板。
日に数回、各言語で甘川洞文化村ガイドによる観光ツアーも催されているそう。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

緑色の外壁をしたカフェの屋根から何やら視線が。
よく見ると、カラフルな鳥たちが見下ろしていた。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

“カムネカフェ”の壁。
鳥だと思っていた彼らの顔を近距離で見ると、人間っぽくて結構怖い。
こんな感じの前衛的なアートが、この甘川洞文化村にはいくつも点在している。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

入口付近にある“路地裏を泳ぐ魚“。
ここはSNS映え人気撮影スポットなので一定のスペースを開けて入れ代わり立ち代わり自撮りしたい人が並ぶため、人がいなくなる瞬間まで粘ること10分(笑。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

近づいてみると、木の板が口を開けたような形にカットされていてカラフルにペイントが施してあり、それぞれも魚だった。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

立体迷路のように込み入った甘川洞。
すれ違うのもままならないほど狭い路地の奥には住宅が続いているけど、観光客が勝手に侵入して居住者の邪魔にならないよう、至る所に案内板が配置してあった。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

韓服に合わせるコッシンという刺繍靴の、紙製ミニュチュア。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

星の王子様の壁画。
どことなく尖った雰囲気で、足元のサンダルがすごく韓国っぽい。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

その少し先には、大人気撮影スポット：星の王子様像と2ショットが撮れる柵があって、30人ほどの行列が出来ていた。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

こんな感じで並んで座って、顔が見えないよう真後ろから撮るのが主流みたい。
星の王子様が眺める先は…

甘川洞文化村 散歩・街歩き

韓国版：マチュピチュと呼ばれる、甘川洞文化村ならではの光景が。
日差しが強烈でF1.2の明るさの単焦点レンズでは白飛びしてしまったため、HDRで撮影したから若干カラフル(笑。
山肌に沿って建てられた家が個性的な街並みを造りだしていた。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

ミニチュアピンシャーがつながれている場所は、車のバンパー…！

甘川洞文化村 散歩・街歩き

本が積み重なったような階段。
このアイディアは本当に素敵♪

甘川洞文化村 散歩・街歩き

階段横のカフェでは猫が日向ぼっこをしていた。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

弧を描くようにぐるっと周って別角度から見下ろしてみると、階段状に家々が立ち並んでいるのがよくわかる。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

チルトシフト機能でミニチュア風に。

甘川洞文化村 散歩・街歩き

村入口向かいの道路にバス停があったので行ってみたら、チャガルチ市場付近まで走るマウルバス（ミニバス）を発見。
最初からこれに乗っていたらあの急勾配に体力を奪われることは無かったはず！
この後は、遅めのランチを食べに再びチャガルチ市場に。
続きは03へ。

マウルバス バス系