2016/10/29 - 2016/10/30
64位(同エリア219件中)
旅遊de美食散歩さん
- 旅遊de美食散歩さんTOP
- 旅行記216冊
- クチコミ43件
- Q&A回答4件
- 213,762アクセス
- フォロワー19人
"うだつ"の残る歴史的街並みに憧れ、サンライズ瀬戸にのって徳島へ。
ジーンズの街、児島でサンライズを降りてから、電車を乗り継いで脇町へ到着。
素晴らしい”うだつ”の数々を堪能できる美しい街並み!伝統芸能である三味線餅つきも見ることができ、つきたての美味しいお餅を味わえました。
徳島の郷土料理、そば米雑炊も堪能し、横道散歩も楽しめて散策するにはもってこいの街です♪
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
10月29日
旅の準備をして夕食を済ませ、お風呂に入って横浜駅へ。乗ってみたかったサンライズ瀬戸!横浜駅の東海道線ホームはそれこそしょっちゅう見てるのに、こんな時間に横浜に来ることが滅多にないからか、サンライズ瀬戸、初めて見ました。こんなに普通に東海道線のホームに来るんですね!笑 -
車内は、カシオペアよりも狭いし天井も低く小さいけれど、でもそんなに悪くないですね。
中国人旅行客も乗ってきてました。みんなよく知ってますねえ。 -
洗面所もきれいでした!
-
お部屋にはスリッパ、寝間着、ちゃんとついてました。ただ、スーツケース持ち込むのが大変だった!一つだからなんとかなったけど、収納スペースないから2つあったら無理でしたね。
揺れる中着替えて、早めに就寝。けっこう揺れますなあ。 -
10月30日
5時半くらいに起きて、岡山の児島で下車。サンライズはここでお別れ。寝台車ってやっぱりいいですねえ。 -
児島の駅は、さすがにジーンズの街とあって、駅にジーンズがこの通り!圧巻!!笑
でも駅前、なにもありません~~~!!ヤマダとコンビニしかありませんでした。どこかで朝食でもと思ってたけどそれも無理なので、コンビニでサンドイッチかってそれで朝食。 -
南風にのって、阿波池田へ!
-
瀬戸大橋からの海の眺めは、真っ青で穏やかで本当にきれいでした~!!
-
阿波池田から乗り換えて、こんどは穴吹で下車。穴吹は小さな駅で、ロッカーもなく荷物は駅員さんに預かってもらいました。有料でしたけど。笑
-
さ~~!!ここから行きたかったうだつの街、脇町へ向かいます。穴吹駅から脇町へはタクシーか歩くかしかありませんが、こんないいお天気、当然歩きで出発です!真っ青な空で空気も美味しい!吉野川にかかる橋は、ほんと長かった!笑
-
吉野川の渡し船の跡という碑がありました。穴吹駅と脇町を結んでいた穴吹渡し、鉄道が通る前は、船運がメインだったのだそうです。
-
遠くに潜水橋が見えました。帰り道はタクシーで駅までいきましたが、タクシーの運転手さんにきくと、この橋、台風とかくると本当に沈んじゃうんですって!!
-
まずは道の駅を目指しました。お土産うってると思ったら、そういう道の駅ではないんだとか。ボルティスの旗が青空にまぶしかったです!
-
観光案内で地図をもらい、そこで今日脇町劇場で、餅つきのイベントをやっていてお餅をもらえるという情報をゲット!
-
いよいよ脇町へ!!!!脇町はもっと短い通りだと思ってましたが、しっかり距離がありました。観光名所だけれど人もちゃんと住んでるそうで、生活感があって楽しい!
-
まずは、通りの一番端にある資料館へいってみました。ここは明治時代に税務署として建てられ、その後法務局にもなっていた建物を郷土資料館に改修されたものなんだそう。レトロでとても素敵!
-
外には法務省の境界線も!
-
電話ボックスもレトロで絵になりますね♪
-
さあ、ここから”うだつ”の散策開始です!見事なうだつが道の両脇に並んでいて、見所満載!
うだつは、元々防風・防火を目的につくられたものだそうですが、その後装飾的な意味合いが強くなったそう。うだつを作るには相当の費用がかかるそうで、そのことから、出世できないことを「うだつの上がらない」と言うようになったそうです。 -
見事なうだつが並びます。見ていてほんと楽しいですね。
-
こちらは国見家。この辺りで一番古いそう。
-
タバコ屋さんだったみたいです。なんともいい味わいですね。
-
これは、向いにあったお宅の郵便受け!いいわ~♪
-
こちら、並んで競う?!うだつ!面白い!
-
なまこ壁の家も多かったです。こちらのお宅は柱のなまこ壁がオシャレ!
-
それぞれのうだつにかける想い、熱いです。値段の差なんてのも感じますね。笑
-
森家は立派でした~!!
-
観光客もそんなに多くないので、静かで風情があって、絵になる街並みですねえ。
-
田村家はうだつのできる前の建築様式なんだそうです。なかなか風格のあるお家でした。
-
こちらのお宅はうだつ修理中!!
-
たまたま立ち寄った酒屋さんで、買いたいな~と思っていたうず芋発見!
-
こちらが噂のうず芋。これ、甘くてほんとーーーーに美味!買わないと損します!笑
-
それから「脇町劇場」へ。山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」のロケ地に使われ、劇中の名称「オデオン座」の看板が今でも残されているんですって。
それにしてもレトロで素敵な外観です! -
このチケット窓口もいい味だしてますねえ。
-
昭和初期の建物で、木造の造り。二階にあがる階段も木造で立派!
-
内部はかなり広くて驚きました!!!大勢のお客さんがはいってます。
-
餅つきって外でやるのだとばっかり思ってましたけど、なんとこの劇場内の舞台で、歌と演奏つきで餅つきをするんですって!びっくり!!!!面白いですねえ。
観光案内所ではただの餅つきとしか言われませんでしたが、これは”三味線餅つき”といって、江戸時代、豪商たちが年の暮れに芸者に三味線をひかせ、唄を歌わせ、太鼓などの演奏にあわせてお正月用のもちをつかせたのが始まりといわれているのだそうです。なんと無形民俗文化財! -
餅つきこども教室の発表会もあって、餅つきが全部終わってからお餅を配るとのことでしたが、最後まで待っていられなかったので、外でお餅を入れ物に詰めてるおばさん達にきいてみたら、だったら今あげるわよ!と快くくれました。こういう配慮、嬉しいですね!!
-
柔らかくてめっちゃおいしそうなお餅!今すぐ食べたい!!
-
一度脇町に戻って虫籠窓のあるお家を外から見学。
-
虫籠窓は土蔵建物にある窓の一種だそうで、内側からは外側がよく見えますが、外側からは内側をみることができないのですって!
-
こちらは”格子造り”。細かい角木を縦横に間をすかして組み合わせ、窓や出入口に取り付ける建具のことなんだそうです。
手前の格子は広く店舗空間用、奥の細かい格子は居住空間用とわけて用いられているのだとか。 -
図書館の脇道を入ったところに、うだつを間近で見られる倉庫みたいなのがありました。うだつってかなり大きいのがよくわかりますね。
-
そしてお昼を食べに『茶里庵』へ。
『茶里庵』
徳島県美馬市脇町大字脇町132-5
℡:0883-53-8065 -
こちらのお店は、目の前が吉田家のお偉方様用の玄関前。格式があって風情ある佇まいなのがわかります。
-
徳島の郷土料理、そば米雑炊をいただきました。しっかりした出汁の中に、そばの実がごろっと入ってて、これ、美味しい!!蝦やら野菜やら具沢山で味わい深く、けっこうおなかにたまります。
-
デザートには葛切りみたいなのを食べました。あんこと黄な粉がたっぷりまぶしてあります。
さっき頂いたつきたてお餅もここで一緒に食べさせてもらいました。やはりつきたては最高に美味しい!いくらでも入っちゃう感じ。笑 -
食後は脇町で最大の床面積を誇るという吉田家へ。藍の豪商として繁栄した吉田家の屋敷で、一般公開されてます。当時の藍商人のたたずまいを見学することができます。
-
ちょうど盆石の展示会もやってました。
-
盆石って初めてみましたけれど、石と白砂を使って、黒漆の盆上に風景を表現する日本古来の伝統芸術なんですって。砂で絵を描くなんて!面白い!!!
-
お屋敷は広く立派で、とにかくゴージャス!こちらは鶴のすかしの欄間。これが本当に見事でした!
-
こちらは、松の彫刻の欄間。力強くて見事ですねえ!
-
とにかくこのお屋敷は釘隠しのデザインが豊富で、いろいろ見つけるのが楽しかったですね!
これは茶の実の釘隠し! -
これはウサギ!!!
-
こっちは袋!!その他にもいろいろありました!
-
階段の周りはべんがら壁。この赤い色、好きだなあ♪ 本物かと思った子供は人形で、なんでもここから先の部屋はお店なので、子供は立ち入り禁止。だから子供はこうやって小窓から覗いていたらしいです。笑
-
2階は梁が見事な明るい空間。
-
庭から屋敷を見ると、通りに面した表はうだつのある町家造りですが、こちらの庭側は江戸末期に増築されたということで、縁側があって陽の光がたっぷり入る明るい雰囲気。
-
庭には蔵があって、そこも見学可能。
-
蔵の中には、山岡鉄舟の屏風なんかも飾られていました。
-
蔵の二階は映像室になっていたのですが、なにも放映はされてなかったですね。木窓がありましたが、ちゃんと開きました!すごい!
-
しかし、壁の落書きがすごかった!しかもとっても古そう!笑
-
吉田家の見学後、近くの横道を入って森家の長屋門をみにいきました。このお屋敷、相当広いですね!!中には入れないので外からみるだけです。
-
でもこの横道散策がめっちゃ楽しかった!この通り、ほんとすごく昭和の風情があります。
-
ぶらぶら歩いていると、田おかという割烹旅館を発見!敷居高すぎてとっても入れないけど、憧れます~。こちらは、元々呉服屋の別邸であったのを、大正時代に旅館として開業して、2003年に国登録有形文化財に指定されているんですって!
『割烹旅館 田おか』
徳島県美馬市脇町大字脇町165
℡: 0883-53-5919 -
横の細い道からひょいと覗くと、お座敷とお庭を見ることができました。こっそりみるのもなんだか楽しい!!
-
その細い道をさらにいくと、道なのかどなたかのお宅の裏庭になるのか細いせまい道がぐるぐると続いて、道通りに歩いていったら広い道にでました!いや~この街歩き、むちゃくちゃ楽しいわ~♪
-
それから「船着場公園」を目指しました。
-
ここは昔、藍の積み下ろしが行われた船着場だったそう。吉野川の氾濫に備えた、階段状に連なる石段が特徴なんだそうです。
-
そのあとタクシーを呼んで、駅まで戻りました。駅前に食べてみたいと思っていた
徳島名物”ぶどう饅頭”を売ってる『日乃出本店』があったので、電車の発車時間まで少しあったので、買いにいってみました。
『日乃出本店』
徳島県美馬市穴吹町穴吹岩手24-7
℡:0883-52-1061 -
これがその”ぶどう饅頭”。でもぶどうの色じゃなくてエンドウ豆の餡だそうです。笑
なんでもここ穴吹は”武道信仰”で有名な剣山の玄関口で、剣山が武道の神様なので、その関係でひっかけてぶどうらしいです。ぶどうのエキスは少し入ってるってことでしたけど、ほとんど感じませんでしたね。でも素朴な甘さのお菓子でした。
そして電車にのって、大歩危へ向かいます!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
71