2018/08/16 - 2018/08/16
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猫探しさん
今回のトルコ旅行の目的の一つは,「イスタンブール市内の公共交通機関にできるだけ乗ってみたい」というものでした.昨年訪れた時にもある程度は試してみたのですが,イスタンブールには2日いただけで,直ぐに地中海沿いのアダナに飛んでしまったため,イスタンブールを堪能することはできませんでした.今回はエディルネに行った他は,イスタンブールに留まっていたので,今まで行ったことのなかった軍事博物館やアジア側のカドキョイにも行くことができ,公共交通機関にも数多く乗ることができました.公共交通機関の中でも特に,
・マチカ公園を横切るゴンドラリフト
・Taksim駅とKabatas駅を結ぶ謎の地下ケーブルカー
・アジア側の旧市街カドキョイを周回するレトロ路面電車
・ボスポラス大橋を高速で渡るメトロバス
・旧市街と新市街を結ぶフェリー
・庶民の足ドルムシュ
が,どうしても体験したい乗り物で,ドルムシュ以外はどれも新市街かアジア側にあるため,ある程度の期間イスタンブールに滞在しないとなかなか乗る機会がないものばかりでした.そこで,イスタンブール滞在中の一日を使って,乗ってみることにしました.朝,ホテルを出てフェリーでアジア側に渡り,メトロバスでボスポラス大橋を渡って帰ってきたのですが,意外と時間がかかってしまし,ついでに見る予定だった軍事博物館の軍楽隊の演奏が終わってしまったのがスゴク残念でした.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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マチカ公園は軍事博物館の近くにあります.朝一で行ったら,まだ開いていませんでした.これが失敗の元で,軍楽隊の演奏に合わせて戻って来ようとアジア側に行ったために,演奏に間に合いませんでした.
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歩いてマチカ公園を横切ります.
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①ゴンドラ
ゴンドラはテレフェリクと言うらしいです.スペインや南米だとテレフェリコなので,分かり易いですね. -
マチカ駅入り口
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ここもイスタンブールカードが使えます
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ゴンドラは2台しかないようで,来るまでに15分くらい待ちました.
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ゴンドラはこんな感じ,背を向けて前後ろ二列で乗ります.
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マチカ公園の上を渡る.海が見えなかったので眺めはイマイチ.なお,このゴンドラは観光用ではなくあくまでも庶民の足.この日も乗っている人は私一人だけでした.
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向こうから2台のゴンドラとすれ違います.料金は2.6リラくらいだったと思います.
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反対側のタシュクシュラ駅に到着,5分くらいでしょうか.この先にヒルトンホテルがあります.
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猫がお出迎えで,先ず最初の乗り物が終了.
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②地下ケーブルカー(F1)
地下ケーブルカー(F1ライン)は,タクシム駅とボスポラス湾沿いのカバタシュ(T1トラムの終点)を結びます.僅か1駅であっという間の到着ですが,地下なのにケーブルカーになっているところが変わった点です.メフメト2世によるコンスタンチノープル攻略の際には船を陸揚げしたのですが,今では地下ケーブルカーが通っていて,快適です(別の日に同じ距離を歩いてみましたが,坂を登るのが大変でした).ここも料金は2.3リラくらいだったか?1駅であることを考えると安くはないです.
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これが車両
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車両を引き上げる巨大なケーブル
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地図.歩くとかなりな急勾配です.
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車内
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タクシム駅から乗って・・・
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数分でカバタシュ駅に到着.当然のように地下なので,乗っていても迫力はありません.
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カバタシュ駅前.外に出ると「おおっ」という感じ.カバタシュからはプリンスィズ諸島行きのフェリーに乗れます.
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猫お出迎え.
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③ヨーロッパ側とアジア側を結ぶフェリー
イスタンブールにフェリーは沢山あります.金角湾を往復するフェリー,ボスポラス海峡のクルーズ船,プリンスィズ諸島に行くフェリー,マルマラ海を渡るフェリーなどです.行先によって乗場が違うので,慣れれば迷うことも余りありません.ヨーロッパ側とアジア側を結ぶフェリーは,イェニカブなどからも出ていますが,定番のガラタ橋脇から乗ることにしました. -
ここでもイスタンブールカードが使えます.最強ですね.
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フェリーは頻繁に来るので,待ち時間も大して有りません.
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フェリー.結構大型です.観光客も多数.
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デッキに行ってみました.いるのは観光客だけです.
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船内.広いです.観光客が多かったせいか,船室内のお客はまばら.
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30分程度で対岸に着きますが,船内には売店もありました.
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アジア側にもいくつか港がありますが,私はユスキュダル埠頭行きのフェリーを選びました.
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ユスキュダルにはトルコ式の木造民家が残っており,どうしてもこれを見たかったからです.ただ,こちらも坂ばかりなので,歩くのは大変でした.道は入り組んでおり,Google mapがなかったら着けなかったと思います.
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アジア側の初猫.
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④ドルムシュ
ドルムシュは乗り合いタクシーで行先と料金が決まっています.ある程度人が集まらないと出発しません.こちらはイスタンブールカードでは乗れず,現金で支払います. -
車内はこんな感じ.普通のワンボックスカーです.
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天井に運賃表があったので,運賃を確かめて運転手に渡したのですが,0.5リラ足りないと言われ,小銭を探しましたが,生憎持ち合わせがありませんでした.おどおどしていたら,マァいいよみたいな感じで(トルコ語判らないので)許して貰いました.トルコの方,本当に優しいです.
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ユスキュダル埠頭からカドキョイまで乗って3.5リラくらいだったと思います.カドキョイ猫発見.
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⑤カドキョイのレトロ路面電車(T3)
レトロ電車はタクシムでも走っていますが,カドキョイの方(T3ライン)は観光用ではなく,市民の足として活躍しています.山手線のように(時計回りの一方向だけ)ぐるぐると周回していますが,本当に狭い範囲なので,遊園地の機関車を大きくしたような感じです. -
アジア側のカドキョイにもアルメニア教会やユダヤ教会などもあちこちにあり,チョット雰囲気が違います.アルメニア教会の一つに入ってみました.
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モスクの中の十字架というのも何だか不思議です.
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カドキョイ名物はカラス貝.実はカラス貝の中身を入れた炊き込みご飯を作って,貝殻の上に乗せた物です.5個で5リラ(100円)でした.ビールも注文して,お昼ご飯にしました.
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食後,路面電車に乗ります.
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中はこんな感じで,木造です.イスタンブールカードが使えます.1.6リラくらいだったと思います.
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外観はそれ程レトロではありません.
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レール.
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猫が寄ってきたので,朝食で残しておいたチーズをあげました.
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⑥メトロバス(Mb)
トルコ語だとメトロビュスと発音するらしいです?Mbラインと表示されています.カドキョイからだと,メトロのM4ラインでユナランという駅まで行き,結構距離のある地下道を通ってMbラインのウズンチャユル駅(地上)に出ます. -
メトロバスは専用道路を走るバスで,2連結.渋滞に巻き込まれないので,普通の路線バス(後で紹介)に比べると快適です.ボスポラス海峡を渡ってヨーロッパ側に入る,結構長い路線です.そのため料金も高めで(3.6リラくらいだったかな?),単にアジア側⇔ヨーロッパ側を行き来するなら,フェリーの方が安かったです.
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ボスポラス海峡を渡っているところです.観光バスではないので,勿論橋の上では停車はしません(渋滞もないし).今日の目的の一つでしたが,あっという間に終わってしまいました.
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ボスポラス海峡を渡ったシシリ・メジディエキョイ駅で降り,M2ラインの地下鉄に乗り換えて,軍事博物館に急ぎます.
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軍楽隊の演奏は15:00~16:00と聞いていたので,かなり急いだのですが,時間は既に15:40.入場すると遥か先から音楽が聞こえてきます.他の展示物には目もくれずに,急いで音楽の聞こえる方向に向かったのですが,「たった今終わりました」と言われショック.仕方なく,もう一つの目的だった金角湾の鎖を見に行きます.こちらは東ローマ帝国側がオスマントルコの侵入に備えて金角湾を封鎖するために使ったものですが,レプリカじゃなくて,本物なんでしょうか???
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軍楽隊の演奏を生で見られなかったショックで,しばし博物館の庭でボーッとしていました.猫が寄ってきました.
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⑦路線バス
ここからおまけ.こちらは別の日に乗った路線バス.プリンスィズ諸島の帰りに,ルメリ・ヒサルまで行ってみようと思い,カバタシュから乗りました.イスタンブールカードが使えて便利ですが,ちょうど夕方の通勤ラッシュ時間帯ということもあってか,道路は激混み.ルメリ・ヒサルまで1時間以上かかるという信じられないようなバスでした. -
車内には電光掲示板もあるので,下りる場所はすぐ判ります.
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で,ルメリ・ヒサルに着いたときには,閉館間際で,慌てて入場したものの,既に搭の入口には鍵が掛けられていて,登れませんでした.
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しばし,ルメリ・ヒサルの中にいた猫の家族と遊んだ後,もう二度と路線バスに乗りたくないので,M6ラインのボアズィチ大学駅まで歩いて,地下鉄を乗り継いで帰りました(なお,これも登り坂が続くので,歩くのはスゴク疲れます).
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⑧長距離バス
エディルネに行ったときに使った長距離バス.都市間の移動はオトガルと呼ばれる郊外のバスターミナルまでなので,中心地に行くには路線バスに乗り換える必要があります. -
エディルネ行きのバスはこんな感じ.シートTVがあります.
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快適そうに見えますが,シートピッチはそんなに広くはありませんでした.
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車内ではお菓子と飲み物が配られます.前の人がお菓子を2つ取っていたので,どうしようか躊躇していたところ,車掌さん自ら親切にも2つ取ってくれました(よっぽど,欲しそうな顔していたんでしょうね).
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帰りがすっかり遅くなってしまい,夜の猫.
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⑨空港シャトル
トルコ滞在の後半は旧市街に宿を取っていたため,トラムの駅から大部離れてしまい,荷物を引きずって駅まで行くのは大変だなと考えていたところ,偶然入ったホテル近くのレストランで,空港シャトルの案内を見つけました.料金は5ユーロで,時間帯は決まっていますが,真夜中に出る成田行きのトルコ航空の便にちょうど間に合う時間であることから,帰りはシャトルを使うことにしました. -
シャトルが来るまで,馴染みになったホテル近くのレストランで最後の食事.水を入れると1リラ足りなかったのですが,親切にもおまけして頂きました.これで21リラです.
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乗ったのは私が最初でしたが,旧市街のあちこちの待合所を経由したので,ほぼ満席になりました.空港までは1時間くらいで着くので,荷物を持って電車を乗り継ぐことを考えると,シャトルは安くて便利だと思います.
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猫にもお別れ.おわり.
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