2018/02/09 - 2018/02/19
8位(同エリア19件中)
風神さん
この旅行記のスケジュール
2018/02/17
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車での移動
インガルのキャンプサイトを発ち、途中何か所かで見学。
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アスマラに入り、リサイクルマーケット⇒アスマラ展望場所⇒シネマ・アスマラ⇒中央郵便局⇒大聖堂等見学
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コーヒー店⇒シネマ・インペロ等見学⇒ホテルへ
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深夜イスタンブール行き国際線搭乗までホテルで夕食と休養
2018/02/18
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飛行機での移動
イスタンブール到着後、再び深夜便搭乗まで小観光とホテルで休養、その後成田に向け出発。
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この旅行記スケジュールを元に
エリトリアの旅行記5は、エリトリアの首都アスマラの紹介です。
エリトリアは西はスーダン、南はエチオピア、南東はジブチと国境を接し、北は紅海を挟んでサウジアラビア・イエメンと向き合うアフリカの小国です。1350km以上にも及ぶ紅海に面した長い海岸線を持ち、領海域には、およそ350の島があります。
国土面積は、約12.4万平方キロメートルで、北海道と九州を合わせたくらい、その内、領海域が5.5万平方キロメートルを占めます。
人口は約500万人で、主に若者の国外脱出のため毎年約5000人減少しています。
沿岸に続く低地では、暑期気温が45度に達することもありますが、首都アスマラを含む標高2000m以上の高地では、比較的過ごしやすい気候です。
全体に乾いた土地で、多くは砂漠です。農業国ですが食糧自給率は3割前後、日本をはじめ多くの国の援助によって成り立っているという面もあります。
エリトリアは「アフリカの北朝鮮」と言われることもある専制独裁国家で、イサイアス・アフォルキ大統領の37年間に及ぶ独裁が現在も続いています。憲法上議会や選挙の規定はありますが、ずっと有名無実です。秘密警察の目が行き届いており、政府批判に対しては拘束・拷問・強制収容所送致が行われています。
義務教育である高校の最後の1年間、国内の全員が南部の決まったキャンプに集められ、最初の半年間は学習と最後に一斉テスト、後の半年間は軍事訓練がお行われ、その後に一斉テストの結果が発表されます。
問題はその一斉テストの結果で、その成績によって大学進学の可否と、進学可の場合の進学先大学と専攻、否の場合の就労職種がすべて強制的に決定されます。つまり学ぶ自由と職業選択の自由が全くないのです。
一方で、インターネットは遮断されていないので、若者たちは「外の自由な世界」をよく知っていて憧れます。
命を懸けて国外脱出を図り、その場で銃殺される者も少なくないようです。
毎年人口が約5000人減少している主な理由はその点ようです。
(今回、元政府の官僚から直接話を聞いています。)
今回旅行の日程概要です。
成田からイスタンブール経由で、午前1時にエリトリアの首都アスマラに到着。
現地1日目:アスマラの聖マリア教会見学、イタリア占領時代に建設されたエリトリア鉄道体験乗車、その後アンセバ地方の中心地ケレンに移動。
2日目:ケレンの家畜市・野菜市見学。その後、標高2400mのアディケイへ移動。
3日目:エチオピア国境近くの村サナフェへ。A.C1~4に栄えたアクスム時代のメテラ遺跡などを見学。その後、紅海沿岸の港町マッサワへ移動。
4日目:ボートで紅海のダラク諸島へ。アファール族が暮らすデッシー島・
白砂と海鳥が楽しめる無人島マドーテ島に上陸。午後マッサワへ戻り、エリトリアで最も古い歴史を持つ旧市街散策。
5日目:4輪駆動車でブリ半島の先端に位置するインガルに移動。海岸の砂漠でキャンプ。
6日目:広大な家畜水場、海岸崖下の温泉、オスマントルコ時代の井戸などを見学しながらマッサワへ戻る。
7日目:首都アスマラへ戻り、イタリア植民地時代のアールデコ調の建物などを見学。深夜イスタンブール経由帰国の途に。
- 旅行の満足度
- 4.5
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アスマラに入り、初めはリサイクルマーケット。
あらゆる廃品が集まり、再生しています。 -
例えばこの櫛。
丈夫そうです。 -
リサイクルだけではありません。
香辛料も扱っています。 -
香辛料の微粉末が舞って、
大変そうな仕事です。 -
服の黄色は、生地の色ではなく、
香辛料の粉です。 -
こちらは鍛冶屋さん。
3K職場の極端な典型! -
とても狭い場所でやっています。
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「場内」の珈琲屋
エリトリアで一番美味しかった。 -
そこのメニュー、
内容はわかりませんが、
最高で280円くらい、
最安は30円くらいです。 -
高台からアスマラの展望。
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写真館
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アスマラ大聖堂
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1992年建立のロマネスク様式教会
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ゴシック様式の鐘楼は高さ52m
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靴屋
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シネマ・インペロ
3階建ての庶民的な映画館。
上映中でしたので、ちょっとのぞかせてもらいました。
ほとんど商品価値のない映りです。
画よりも、雨の方が多い! -
展示されている映写機。
名画「ニューシネマパラダイス」を思い出しました。 -
コーヒー店
焙煎して売っています。
エリトリアのコーヒーは極端な深煎りで、おいしくありません。
コーヒー本来の香りより、焦げた臭いが優勢です。 -
店員さん
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市場
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品物は豊富に見えます。
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外側もあります。
大きな市場です。 -
モスク
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淡い色彩が、
穏やかな印象を与えます。 -
前の道路
もう夕方の光、影が長い。 -
お決まりの、体重計屋。
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ローマ劇場
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市民の憩いの場でしたが、
突如閉鎖命令!
総ての扉に封印が貼ってあります。 -
これです。
この封印、珍しくありません。 -
シネマ・アスマラ
1920年建設、
ロマネスクとルネサンスの混合建築。 -
中のカフェ、
劇場部分は閉まっていました。 -
側面
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「インターネット サービス プロバイダー オフィス」とあります。
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携帯電話用と思われるアンテナもありますが、
外国から持ち込んだ携帯電話は全く使えません。
エリトリア人の身分証明書が無いとレンタルも無理です。
政策的にそうなっています。
衛星電話を持ち込むしかないのですが、入国時通るかどうか?
固定電話の国際通話もなかなかつないでもらえないそうです。
「公的盗聴」の可能性もあります。 -
こんなお洒落なカフェもあります。
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黄色のユニホーム
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出すものも、エリトリアとは思えない雰囲気。
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メニューも英語です。
レギュラーコーヒー100円、アスマラビール200円、ミルク120円、
ミネラルウォーター120円など。
オーナーによれば、もとの店は急に政府の閉鎖命令がでて、やむを得ずこの店を新しく開いたということです。
そうできる人はいいのですが、そういう人はめったにいないでしょう。 -
街角
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タクシーと、満員のバス。
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バス停も満員です。
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目抜き通り
ところでアスマラの繁華街を歩いて気付くことがあります。
それは信号が無いこと。
ガイドによれば、首都アスマラで機能している信号は、
ひとつもないそうです。 -
有名なピザハウス(だった)
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ここも政府の閉鎖命令が。
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例の封印
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歩道のベンチで。
「待て!撮るならサングラス」 -
フレンドリーな人たちです。
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中央郵便局
イタリア占領時代の建物です。 -
膨大な数の私書箱
エリトリアは、郵便配達がありません。
私書箱が無いと、自分あての郵便を受け取れない? -
天井の明り取りは、だいぶ汚れています。
本来ステンドグラス(風)? -
お客さん、少ないです。
記帳台の円形の足、珍しいです、しゃれてます。 -
「AIWA」はエリトリアでも信頼されているブランド。
日本製、人気があります。 -
本屋
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路地を塞いで大きなテント、
お葬式のようです。 -
この方が亡くなったそうです。
2018・2・15没と読めます。
今日は17日、二日前です。 -
戦車の墓場
エリトリアの現代史は、一面戦争の歴史です。
(古くはオスマン帝国の一部、エジプト領にもなっています。)
イタリア占領に対する独立戦争、第一次・第二次エチオピア戦争がありました。
独立はつい最近、1991年です。
郊外のちょっとわかりにくい場所にありますが、
このように外から見るのは自由です。 -
ここにある兵器は、
エチオピア・エリトリア戦争で、エチオピア軍が使ったものです。
戦車の墓場には、ソ連製の小銃を持った管理人がいました。許可証が無いと入れてくれません。
ところでこの管理人、役所から急に命令された「素人」です。もちろん制服などは着ていません。許可証の意味が分からず、入場を拒否されましたが、携帯電話でどこかに確認して入れてくれました。
持っていた小銃も私物です。現代になっても国内で地上戦が長く続いたエリトリアでは、多くの人が銃を所持しています。その銃を持って銀行のガードマンのアルバイトをしたりしています。銃所持は、事実上規制されていないようです。
元国家公務員のガイドも、カラシニコフを所持しており、ガードマンなどのアルバイトの際、携行することがあるそうです。 -
大型犬が5頭ほど放し飼いになっています。
おとなしいのですが、勝手に入り込んだり、
管理人がけしかけた場合は、噛むかもしれません。 -
デザインがいかにもソ連製と思えるものが多いです。
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一旦は鉄材として再利用されることが決まりましたが、
教材として、あるいは戦争遺産として、
保存されることに変更されたそうです。 -
アスマラの観光を終わり、
深夜の国際線搭乗のため空港に向かうまで、
このホテルで夕食と休息です。 -
ここにも大統領の肖像
選挙なしで30年以上、ずっと大統領です。 -
ホテルの部屋はこんな様子。
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アスマラでは悪くないホテルです。
深夜国際線で、イスタンブールに向けて出発です。
イスタンブールで小観光。
再度深夜、今度は成田に向け出発です。
エリトリアの旅行記はこれで終わりです。
閲覧、ありがとうございました。
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