北海道が大好きになりました！てぶケロと行く秋の北海道①(札幌芸術の森、美瑛)

2018/09/14 - 2018/09/17

初めて北海道に行きました。
北海道胆振東部地震のほぼ一週間後の日程だったため、
出発ギリギリまで行くかどうかかなり迷いましたが、
いろいろと調べて情報収集し、予定通り決行することに。
美しい景色と美味しい食事に癒され、北海道が大好きになりました。

3泊4日の旅を3つの旅行記に分けて紹介します。
①札幌（札幌芸術の森）、美瑛
https://4travel.jp/travelogue/11407331

②トマム(クラブメッド北海道トマム、雲海テラス)
https://4travel.jp/travelogue/11409668

③小樽、札幌（モエレ沼公園）
https://4travel.jp/travelogue/11412553

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0

• 交通手段: スカイマーク
• 旅行の手配内容: 個別手配

初めての北海道。セントレアから新千歳空港へ。
7時15分発の朝早い便だったので、始発のバスが遅れたらギリギリになってしまうと少しヒヤヒヤしましたが、問題なく到着。保安検査場も混んでなくて、余裕を持って飛行機を待つことが出来ました。

今回はスカイマークで北海道へ。チケットを取ったのが2月末だったので、まだだいぶ先だなぁと思っていましたが、あっという間でした。

名古屋は生憎の雨でしたが、行先の札幌の天気予報は晴れ。

薄暗く厚い雲間を飛行機は飛んでいきます。

次第に空が明るくなり、青空が見えた！

子どもっぽい行動かなと自分でも思うけど、飛行機旅は滅多にしないので、窓に張り付いて景色を見てしまう。
雲が作る影も興味深くて見入ってしまう。

予定時刻に新千歳空港に到着。ロイズの広告付きの搭乗橋を見て、念願の北海道に来た！とテンションがあがります。

この後はJRの快速エアポートで札幌駅に向かいます。
駅が空港の地下に直結しているので乗り換えに便利。途中の長い廊下には、このポスターがずっと先まで貼られていました。道民なら入場無料！！だそうなので、北海道の皆さんぜひ中部にお越しくださいね。

新千歳空港から札幌駅までは40分弱。
電車に揺られていると、地震のため電車が少し遅れていますというアナウンスが。そういえばセントレアで飛行機を待っている間、また地震があったというニュースを見たのでした。

札幌駅で降りて、ホテルに荷物を預けます。
今日はサンルート札幌に泊まります。

北海道は9月中旬ともなればだいぶ涼しいだろうと思い秋服で行ったら、予想に反して暑い！！みなさん半袖の人ばっかり。タイツと薄手のニット着用のわたし、場違いすぎて恥ずかしい。

スーツケースをホテルに預け、本日の目的地「札幌芸術の森」を目指します。札幌駅から地下鉄で真駒内駅へ。真駒内駅からはバス(2番乗り場)に乗り換えます。
札幌芸術の森までは真駒内駅からバスで15分ほどかかります。

札幌芸術の森にはバス停が2つ。
札幌芸術の森美術館、工芸館、クラフト工房、有島武郎旧邸、各工房（版画工房以外）に行く場合は「芸術の森入口」で下車。

札幌芸術の森野外美術館、アートホール、レストラン、野外ステージ、版画工房には、その先の「芸術の森センター」で下車します。

札幌芸術の森に着いたのが11時半頃だったので、まずランチにすることにしました。
芸術の森センター2階にあるレストラン「畑のはる」に行きます。こちらは北海道の旬の野菜と昔ながらの和食を中心としたビュッフェです。

品数はそこまで多くなかったですが、お味噌汁がとっても美味しかったです。お味噌の中に数種類の野菜の旨味が溶け込んでいて、深みのある味でした。

あとジャガイモのポタージュも美味しかったです。
北海道のジャガイモは本当に美味しい。大好き。

残念すぎる盛り付け。残念すぎて教訓にしようと写真撮りました。
大雑把で、手先が不器用で、好きなものばっかり食べるという、
わたしという人間がよく表れている。

卵料理ばっかり。唐揚げたくさん。
飛び散る天つゆ。容器が大きくてそっと注ぐのが難しかった…。
席に着いてから、サラダがないことに気付いて取りに行きました。

お腹がいっぱいになったので、野外美術館へ行きます。
レストランの建物の下でチケットを購入し、美術館に入ります。

野外美術館は約7.5ヘクタールの敷地に、64作家74点の彫刻が展示されています。

こちらの作品は「ふたり」。よく似た二人の女性が、互いに背を向けてゆったりと腰を下ろします。

二人の関係を想像しながら、ケロをそっと置いてみます。

こちらは「雲の牧場」。
大きな帆は、風を受けてゆっくりと回ります。

こちらは「隠された庭への道」の日時計の広場。
「隠された庭への道」は7つの造形物を巡り歩き、森の中の小さな庭へと至る作品です。

「隠された庭への道」の七つの泉。
四角い噴水が7個並びます。

「隠された庭への道」の円錐と水路と門。

「隠された庭への道」には7という数字がいたるところに使われています。7は一週間の日数であり、虹の色数でもあります。
神は6日で世界を作り、7日目に休息を取ったと聖書にあり、イスラエルでは耕作地を7年ごとに休ませる習慣があります。
人間は古くから7と深くかかわって生活をしてきました。

こちらは「石翔ぶ」。
空に憧れ続けた人類が、数世紀前に思いついたような翼の形。
翼が未完成であることに、空への想いがさらに募ります。

札幌芸術の森野外美術館と言えばこの作品。
「椅子になって休もう」。
座った自分も誰かのための椅子になる。その輪が続けば最後尾の人も座れるはず。助け合いの精神を表現した作品です。

インスタでは、ここで椅子になって撮った写真がたくさん。
わたしは一人で行ったので写真はないですが、椅子になってきましたよ！

個人的に一番シュールだと感じた作品。
作品の解説を読んでもよく分からなかった…。

野外美術館の作品は平坦な場所だけじゃなく、足場の悪いところにもあるため、歩きやすい靴で回ってくださいね。

作品マップ通りに回ることを途中から諦め、自由に歩いていたところ、ふいに現れた生首。ギョッとしました。

作品名は「顔」。演劇志望の女性をモデルにしたそうです。

こちらは「幼いキリン・堅い土」。
不安げに遠くを見つめる子どものキリン。
動物園の堅い土の上で生まれたキリンの宿命を表現しています。

入場券を購入した時に、彫刻鑑賞のワンポイントというリーフレットをいただきましたが、野外美術館の彫刻作品はこれは一体なんだろう？？と思うようなシュールな作品が多いです。

難解で想像力を広げにくいというか、これは補足情報がないと、やっぱりアートはよく分からない…で終わってしまう人が多そう。

時間があえば、解説ボランティアさんに彫刻作品の説明していただきながら、一緒に回ることをオススメします。
わたしは一人で回りましたが、途中でボランティアさんと一緒になった時は、便乗して説明を聞かせていただきました。

札幌芸術の森は、野外美術館、美術館、工房、レストラン、野外ステージなどがある広い公園です。

作品数が多いため駆け足で野外美術館の作品を回り、もう一つの美術館、札幌芸術の森美術館へ向かいます。両美術館は離れていて、徒歩で5,6分はかかったと思います。

札幌芸術の森美術館には常設展示はなく、期間ごとに内容が変わります。
9月中旬は「ブリューゲル　画家一族150年の系譜」でした。

16世紀フランドルを代表する画家、ピーテル・ブリューゲル1世。その画家としての才能は息子、孫、ひ孫の代まで受け継がれ、ブリューゲル一族はおよそ150年に渡り、優れた画家を輩出し続けました。

「ブリューゲル　画家一族150年の系譜」はピーテル1世から、ひ孫のアブラハムまでの4世代にわたる画家一族の作品が集まった展示会でした。

作品は撮影可能。

各作品にはこのような表記が。
ブリューゲル一族の誰の作品なのかが分かるようになっています。

17世紀のフランドルでは、複数の画家が協力して一つの作品を描くことが一般的に行われていたそうです。人物を描く画家と風景を描く画家というようにお互いの得意分野に応じて分担します。画家はそれぞれ自分の工房で描くので、作品は工房を行き来していたそうです。
大きい絵だと移動するの大変そう。。。

こちらは子(ヤン1世)と孫(ヤン2世)が共同で描いた作品。
描かれているチューリップの縞模様は、ウイルス性の病気にかかった花に見られる症状ですが、当時はそれが分かっておらず、むしろ非常に希少なものと扱われていたそうです。

それではそろそろ札幌駅に戻ります。
お土産は初日に買って安心したい派なので、札幌駅で事前に目星をつけていたお菓子と、その場で気になったお菓子をどっさり購入。

ホテルに向かう前に、喉が渇いたのでお茶を購入すべく札幌駅前のコンビニに寄りました。コンビニには飲み物はたくさんありましたが、パンやおにぎりは品薄で、カップ麺やスープの類はほぼ置いていない状況でした。

北海道についてから地震の影響をほとんど感じませんでしたが、まだ物流は滞っているようでした。

ホテルに戻ると預けた荷物はすでに部屋に運んでもらっていました。
荷物重いからすごく助かりました～

朝寄った時にチェックインもしたので、フロントですぐに鍵を渡してもらい、部屋で一息つきました。

買い込んだお土産をスーツケースに詰めて、汗をかいたのでシャワーを浴びて、身支度を整えて、ホテルを出発。

今日は終日一人行動でしたが、夜は会社の北海道勤務の方たちと合流してご飯に行きました。
わたしの恰好を見て、それは暑いんじゃないかい？と指摘され、また恥ずかしくなりました。冷え症というのもあって過剰防寒しすぎました。夜もそこまで冷え込まず、過ごしやすい気温でした。

新鮮な海鮮やジンギスカンなど北海道らしい食事をたらふくいただいて、
いろんな話をして、楽しくて幸せな時間を過ごせました☆

翌朝、チェックインして向かう先は新千歳空港！
まだまだ帰らないですよ。今日からは写真好き旅行仲間と合流しての4人旅でして、空港からレンタカー移動なのです。

みんな愛知県民で、4人中3人は集合前日に北海道入りしました。
わたしは一日有休取って観光しましたが、2人は仕事を終えてから夕方や夜の便の飛行機で来て、すすきので遊んでいたそうです。

お互いどこに泊まるのかとか予定は一切聞かず、それぞれ自由行動。
つかず離れずの関係がラクチンなのですが、旅行好きではない友達に話すと不思議がられます。
当日朝に飛行機で来る旅仲間と空港で合流し、美瑛に向かって出発です。

途中休憩を挟みながら、美瑛に到着。
まずは「レストラン・アスペルジュ」でランチをいただきます。

こちらはアンテナショップ「美瑛選果」の中にある、美瑛産野菜を使用したフレンチを提供するレストランです。新鮮な野菜をふんだんに使った料理を楽しむことが出来ます。

ランチは2,600円、3,600円、4,600円の3種類。
席だけの予約にして、メニューは当日決めました。
わたしは真ん中の金額のコースを選択。

料理写真全部は撮っていないですが、何枚か紹介しますね。

こちらは「20種類の野菜を使った取り合わせ」。
華やかで綺麗な盛り付け。

奥の自家製パンにはジャガイモが入っていて、ジャガイモはホクホクで、パンはもっちりでとても美味しかった！もっと食べたかった～

続いて「ジャガイモのピューレ」。
ふわっとしていて、口に入れた途端にんまりしちゃう。
とろけそうな美味しさ。

「茹で上げブロッコリー、一晩マリネした完熟トマトの低温ロースト」
ブロッコリーは鍋ごと持ってきて、目の前でお皿に盛りつけてくれます。

こちらがメインの「美瑛産豚ロースのグリエ」。
もちろん美味しかったです。でも個人的には自家製パンや、ジャガイモのピューレの方が感動しました。

こちらはサービスだったのかな？？
メニューになかったけれど、いただきました。
煮込んだ玉ねぎは甘くて美味しかったです。

デザートは「モダンスーフレグラッセ」。
ふわふわのシフォンケーキに見えたけど、こちらはハスカップのスフレアイスクリーム。口に入れるとふわっと溶けて不思議な食感でした。
ハスカップのアイスって初めてだけど、甘酸っぱくて美味しかったです。

飲み物はコーヒー、紅茶、ハーブティーから選択。

食後の飲み物と一緒に用意されたのが、黒豆ショコラとマシュマロ。
写真にはないですが、目の前でマシュマロを切ってくれる演出が面白かったです。

アスペルジュの外にあった飾り。
料理だけでなく、インテリアもオシャレなお店でした。

料理の美味しさだけでなく、演出の面白さもあって、とても楽しい食事の時間でした。

本音を言えばもっとゆっくり味わって食べたかったけれど、なぜかみんなあまり会話をせず黙々と食べていたので、食べるのが遅いわたしは慌てて料理を口に運ぶことに。また来ることがあったら次は時間に余裕を持って楽しみたいです。

美瑛選果にはフォトスポットが。

ケロも使わせていただきました。パシャリ。

今回の旅行に同行するてぶケロは、このピンクちゃんのみです。荷物がかさばらなければもっと連れていきたいのですが、一体がそこそこ大きめなので、どうしても旅行に行けるのは選抜メンバーだけになります。

途中、美瑛をドライブしながら北海道らしい風景にであると車を停めて眺めたり、写真を撮ったり。

せっかくきたので、何々の木と呼ばれるスポットを1つぐらいは見たいよねということで、一番近かった「ケンとメリーの木」に行きました。自動車のCMから名付けられた木ということなので、愛知に帰ってきてから動画検索しました。

北海道4人旅、ケンとメリーの木を入れて影遊びをしました。

近くにあった、「ぜるぶの丘」にも立ち寄りました。

こちらはラベンダー、ひまわり、パンジーなどの花畑が広がるテーマパークだそうです。

最後は美瑛の人気スポット「青い池」。

澄んだブルーと、佇む樹木。
マックの標準デスクトップ画像の1つに、この青い池の写真が採用されたため世界的に有名となり、多くの観光客が訪れるようになったそうです。

なぜ青いのか。それは水に含まれている微粒子と、光の反射のおかげで青く見えるのだそうです。

季節ごとに異なる美しさを見せる青い池。凍てつくような寒さに耐えられる気がしないけど、冬の青い池も見てみたいと思いました。

青い池を見た後は、トマムを目指して車を走らせます。北海道の地図を見ると美瑛から近そうに見えるけど、結構距離がありまして、途中でホテルに電話をしてチェックイン時間を遅らせてもらうことに。

次の旅行記ではトマムで宿泊した「クラブメッド北海道トマム」と、「雲海テラス」を紹介します。

この旅行記へのコメント （4）

• ひろさん 2018/10/01 18:20:52

  北海道旅行、ありがとうございます！

  てぶケロさん　こんばんは！
  北海道の地震が起きてすぐに旅行だったのですねー
  そんな中、北海道に来ていただきありがとうございます！
  元道民としてはとっても嬉しいです！
  （地震後観光客が激減って聞いていたので）
  
  お土産、札駅で揃えてしまったのですね？
  最終日に千歳空港であれも買いたいコレも買いたいってなりませんでしたか？
  私もお土産すぐに揃える派ですが、私の場合は帰省時に空港に到着したら
  その場でお土産を買うことにしています。
  そのほうが種類が豊富だし、時間に縛られないで選べるので。
  
  青い池、私はまだ行ったことありませんが、綺麗な写真をありがとうございました！
  
  ひろ
  

  てぶケロトラベラーさん からの返信 2018/10/01 22:06:05

  RE: 北海道旅行、ありがとうございます！

  ひろさん、こんばんわ。
  ついに北海道に行ってきました☆
  とても良いところですね！これから何度も行きたいです！！
  
  新千歳空港は広くて、美味しそうなお土産がたくさん売ってますよね。
  今回は買いたいお土産はほとんど札幌駅にあったので最初に購入して、荷物を減らすべく最終日の朝にスーツケースに入れて愛知に発送する作戦でした。
  空港では要冷蔵のお土産を購入しましたよ♪
  
  ひろさんでも行ったことがない北海道の観光スポットがあるんですね！
  青い池はわりと最近注目された場所のようですね。
  わたしが行った時はそこまで人は多くなかったですが、観光バスも来るような人気スポットらしいですよ。
  
  近いうちに残り2つの旅行記も書き上げようと思います。
  また読んでいただけたら嬉しいです(*^ー^*)
  
  
  てぶケロトラベラー

• notchさん 2018/09/29 23:44:50

  びっくり～！

  てぶケロトラベラーさん，こんにちは！
  
  札幌に行かれたのですねー！　なんと！わたしは９月９～１０日にモエレ沼公園と札幌芸術の森をめぐろうと準備万端だったんですが，地震で芸術の森が休園になってしまい，まだ交通も十分に回復していなかったので，泣く泣く断念したんですー
  （かわりに，名古屋ボストン美術館→静岡市美術館→クレマチスの丘に行ってきました☆）
  
  てぶケロさんが行かれていたとは偶然でびっくりしました☆　札幌芸術の森は地震の前の台風の影響もあったようですが，無事な様子がわかってよかったです。旅行記を見てますます行きたくなりました！
  
  札幌はタイミングをあらためて，この秋にでも行きたいなあと思っているので，そのときは参考にさせていただきます。ありがとうございます♪
  
  notch

  てぶケロトラベラーさん からの返信 2018/09/30 11:17:25

  Re: びっくり～！

  notchさん、こんにちわ☆
  わたしもびっくりです！そうだったんですね～！！
  そうそう。地震のあと、モエレ沼公園は大丈夫でしたが、
  札幌芸術の森は13日まで休園でしたもんね。
  
  この秋に改めて札幌に行かれる予定なんですね！
  notchさんの旅行記めちゃめちゃ楽しみですよ～！！
  深く広く。notchさんはわたしとは全然違う着眼点をお持ちなので、
  とても新鮮な感動があるんだろうな。ワクワク。
  
  野外美術館では地震や台風の影響は見受けられませんでしたが、
  確か1作品だけ見れなかったものがありました。
  モエレ沼公園では節電のため、噴水などが止まっていて見れなかったことが残念でしたね。
  notchさんが訪問される際には復活しているといいですね！
  
  札幌旅行を中止にした代わりに愛知と静岡の美術館巡りをしたんですね！
  クレマチスの丘はわたしも大好きな場所なので、
  notchさんも気に入っていただけれてとても嬉しいです(*^ー^*)
  
  てぶケロトラベラー