2018/09/16 - 2018/09/19
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いつかはと思い続けたエルミタージュ美術館に、ようやく行くことができた。バス、路面電車、地下鉄と徒歩で、3日間を過ごしたサンクトペテルブルクの備忘録。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エス・ティー・ワールド
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-
ヘルシンキから夕方の便で飛び、サンクトペテルブルクに到着。あらかじめホテルにメールを出し、送迎を頼んでおいた(1,500ルーブル)。ドライバーのオルグさんはとても親切。
荷物を置き、早速ネフスキー大通りまで歩いてみる。 -
すぐ近くに、ロシアの水餃子ペルメニの専門店ペルメニヤがあるはず。でも、キリル文字看板が読めず、前を何度も通り過ぎ、数人の通行人に質問してようやく店に入った。何のことはない、ホテルの隣の建物。
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サワークリームでペルメニ、いただきます。
ロシアビールもすっきりとよい味だ。
もう一種類の水餃子を注文し、この夕食は480ルーブル(810円)だった。うれしいびっくり。 -
翌日はホテルスタッフのアドバイス通り、頻繁に行き来するバスに乗って、宮殿広場まで行った。ネヴァ川沿いに歩けば、青銅の騎士がある。りりしいピョートル大帝。
某国人民の団体ツアー客が、朝からにぎやか。ロシア貴族(の衣装を着た人たち)とわいわい写真に収まっていた。 -
元老院広場を抜けると、イサク大聖堂
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もちろん、ドームの展望台に登った。
ゆっくりエルミタージュ方向を眺める。 -
大聖堂の内部はロシアらしい色調。
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ネフスキー通りに戻り、通りに沿って歩けば、文学カフェがある。
プーシキン氏がもの憂い表情で窓際に座っている。
小学生の時、少年少女世界文学全集で「スペードの女王」「大尉の娘」を読んだっけ。 -
文学カフェの階段から
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上品なキャロットケーキとコーヒーをいただく。
伝票が書物の形の箱に入って差し出された。 -
この街には見るべき建築物も多いという。アールヌーボー様式のシンガービルは独特の趣き。1階のドム・クニギ書店で絵ハガキなどを買った。雨が降り出している。
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向かいはカザン聖堂
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このロシア正教会の大聖堂では、敬虔な信者たちがひっそりと決意に満ちた様子で、順番にお祈りをしていた。
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血の上の救世主教会は、テロによってこの場所で亡くなったアレクサンドル2世のために建てられた。堂々としたロシア建築は一部改修中。
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内部は全面見事なモザイク画、ラピスラズリの青が美しい。
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ネフスキー通りに戻る途中、ミハイロスキー広場のプーシキン像に立ち寄った。
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通りを渡り、男たちの上に君臨するエカテリーナ2世像へ。
雨の中、足元にひざまずく愛人たちは何人? -
いいお天気になった翌日、(前日の月曜日は休館だった)エルミタージュ美術館へ向かう。
前日と同じネフスキー通りルートを、今度は路面電車で。
バスも路面電車も、車内で切符を買う。40ルーブル。 -
ネット情報の通り、事前購入者用入口で待った。
が、新館を先に回りたいなら、ここに並ぶ必要はなかったのだ。紙のチケットに交換するわけではなく、onlineチケットをプリントしたもの(要バーコード)をそのまま使って入場する。もしわたしのように旧参謀本部の新館を先に見たければ、直接新館へどうぞ。 -
というわけで、新館の4階に上がった。
おお、セザンヌ! -
ゴーギャンを見ると悲しくなるのはなぜだろう。
ゴッホの傑作もあります、もちろん。 -
目立たないところにアンリ・ルソーが。
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ピカソは、青の時代からキュビスムが充実していた。
Three Women は「アヴィニョンの娘たち」と同時期の作品だ。 -
これを見るために来たのだ、大好きなマティス。
先客はイタリア人の男性だった。しばらく「赤い部屋」(ハーモニー)の前を立ち去り難く、何となく言葉を交わした。
「来年トーキョーに行きます」
「去年ローマに行きました」
隣の部屋には「ダンス」「音楽」と「家族の肖像」が架けられている。 -
新館で2時間余り、さあそろそろ本館へ行かなくちゃ。
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静かだった新館。でもこちらは、入口のヨルダン階段からして大混雑だ。オーディオガイドを借り、団体ツアー客に押されながら部屋から部屋へと移動した。どの有名作品の前にも大きな人だかりができている。すごいですね。
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ティツィアーノの「ダナエ」
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レンブラントの「ダナエ」
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ラファエロの回廊
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ダヴィンチの、こちらは「リッタの聖母子」
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レンブラント同様に、多数の作品が収められたルーベンスの部屋も素晴らしい。
部屋番号と案内図を確かめて、スペイン絵画(ゴヤ、ベラスケス、エルグレコ)他を観る。宮殿装飾の豪華絢爛さにひたすら驚きながら、広大な本館を歩いた。 -
ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ2世の図書室
本館は3時間余りいただろうか。疲れてしまったし、古代ギリシャ/ローマ、東洋美術に足を延ばす時間はなさそうだ。 -
なぜなら、この日のうちに行きたい場所があるのだ。
地下鉄に乗って急ごう。これはアドミラルチューイスカヤ駅の券売機。
英語表示にしてお金を入れれば、トークンが出てくる。予想していたより簡単だった。 -
改札口でトークンを入れ、どんどんエスカレーターを降りてゆく。
あ、これは上りの写真か。
地下鉄は深い深い地の底にある、って大げさだけど、2台のエスカレーターを足せば永田町の5倍くらい長い。 -
路線案内はキリル文字だけでなくローマ字で表記され、とても分かりやすい。
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ドストエフスカヤ駅で降りると、この像が待っていた。
うつむく文豪。 -
でも、歩道は青空市場でにぎやかだ。近郊から収穫した野菜を運んで売るのだろう。
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ドストエフスキー博物館はこの建物に
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晩年の住まいがそのまま展示され、資料室もある。
「地下室の手記」などが父の愛読書だった。不肖の娘は「カラマーゾフの兄弟」で挫折した... -
ホテル近くの通りはウーリツァ・マラタ。
ネフスキー通りにも、ストックマン・デパートにも近くて便利だった。 -
さあ、帰国だ。ありがとう、ロシア。
プルコヴォ国際空港は近代建築。出発ロビーにロシア車LADAが展示されていた。
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