2018/09/22 - 2018/09/22
817位(同エリア920件中)
菊花さん
4トラの自分のページを見ていたら、日本地図のうち東日本側はほぼ塗りつぶされているのに、栃木県だけがぽつんと色がつかずに浮き上がっていることに気がついた。
勿論、過去には栃木県を訪問したことはあるのだが、4トラで旅行記やクチコミを書いていなかったのだ。
じゃあ、ちょっと、栃木県に行こう!ということになった。
これまで何度か「行こうかな」とぼんやり思ってはいたが実行に移していなかった大谷方面散歩が栃木県となれば、もう、行かない理由が無い。
9時半頃JR宇都宮駅着、10:05JR宇都宮駅西口6番バス乗り場~バス(関東バス)~10:35頃大谷観音前バス停着、平和観音、大谷観音、大谷資料館、奇岩群など見物しつつ散歩、14:40立岩バス停~バス(関東バス)~15:25頃JR宇都宮駅西口着、駅周辺で餃子を食べる、16:15頃JR宇都宮駅発(帰宅)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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JR東海道線に揺られて宇都宮駅に到着したのは9時半頃。
西口を出ると左斜め前にチサンホテルがあって、その隣に関東バスの乗車券販売センターがある。 -
ここで「大谷観光 一日乗車券」を購入。
JR宇都宮駅から大谷資料館入口までのバス往復(900円)、大谷資料館入場料(800円)、大谷観音の拝観料(400円)合計2,100円のことろ、この一日乗車券は全てコミで1,750円。お得!
窓口の係員さんが、乗車券の使い方を丁寧に説明してくれたよ。
「バスは6番乗り場です。バスに乗るときは整理券を取って、降りるときは整理券を料金箱に入れて、一日乗車券を運転手に見せてください」
ふむふむ、なるほど。 -
西口のバスターミナルに戻って、大谷へ向かうバスが出る6番乗り場を確認。
どうせペデストリアンデッキから6番のりばに行かなきゃなので階段を上がると、その先には -
餃子像があった。これは、強烈。
まぁね、宇都宮って餃子のイメージしかないよね。ってか、宇都宮には餃子以外に何かあるの??って感じだし。
ひたすら餃子推しで行くのも潔くて良いよね。餃子像 名所・史跡
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9:50頃に6番乗り場に行ったら、既に10人くらいが並んでいたので、こちらも慌てて並ぶ。大谷観音まではバスに30分くらい乗るはずなので、その間ずっと立ってるのは(その後に大谷を歩くことを考えると)辛いからね。
JR宇都宮駅西口10:05発の立岩行きバスに乗るよ。バスは満員で、立っていた人も大勢。座れてよかった。
で、勿論皆さん、大谷資料館・大谷観音などを見に行くわけです。 -
市街地の幹線道路を走っていた時も、時折、大谷石の蔵が目にとまったけれど、大谷地区に入ったかな?というタイミングで急激に大谷石を使用した建物が増えてくる。
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10:40頃、大谷観音前バス停下車。
バス停の周辺にも大谷石のお蔵が。 -
そして川向こうを見ると大谷石切り出し加工場の廃墟っぽい建物が。
ふふふ、急に盛り上がってきた。 -
川べりではコスモスが揺れていた。秋だね。
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バス道を少し戻って、平和観音の駐車場側からお散歩開始。
で、右奥に見えるのが「天狗の投石」」天狗の投石 名所・史跡
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天狗の投石へは道があるみたい。入口部分で通行止になってたけど。
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さて、NHK「ブラタモリ」を見て知ったのだけれど、大谷石で見かける茶色のシミみたいなモノは「ミソ」と呼ばれ、ミソは時間が経過すると溶けるのだそう。
つまり、石に穴というか空洞化した部分ができるわけで、ミソを多く含んだ部分は強度が弱いから、石材としては使えない、とのこと。
なるほど、これだけ大きくミソが溶けたら強度は保証できないなぁという見本を目撃 -
天狗の投石から5分も歩かないうちに平和観音が見えて来た
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その手前に、取り残されたような岩の塊、あり。
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この岩山を切り取りました!!ということがはっきりわかる断面。自然物と人工的加工の対比がとてつもない。
なお、左下の茶色の建物はおトイレです。 -
親子がえる
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平和観音の横に階段がついていて
大谷平和観音 寺・神社・教会
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ちょうど観音様の肘上あたりが展望台になってる
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こちらの観音様、総手彫りだそうです。
元のお肌が白いだけに、シミが気になりますね。 -
平和観音の裏側に見えているのが、大谷観音(千手観音立像)のある大谷寺。
崖下の屋根で隠された部分に、壁に彫られた石仏があるのだ。 -
ミソ(が溶けた)窪みがはっきりわかる断面。
ってか、これだけの高さ(深さ)と幅を掘り下げて行ったのか!という驚き。 -
11時過ぎ、平和観音の裏手にあった売店で、ソフトクリームを食べたよ。
季節限定「北海道かぼちゃソフト」って言われると食べたくなるんだよね -
平和観音の展望台から見てもわかるとおり、平和観音から大谷観音(おおやかんのん)までは徒歩3分程度。
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受付で「大谷観光 一日乗車券」を渡すと、拝観券をくれて「ガイドが案内しますので、それまで本殿前で写真でも撮りながらお待ちください」と。
大谷寺 大谷観音 寺・神社・教会
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天然の岩壁なのは分かっているけれど、どうしてもアントニオ・ガウディを思い出させるよね。
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本堂内はガイドによる案内あり。写真撮影禁止。
大谷観音(千手観音)は勿論なかなか素敵だった。
それ以上にぐっと来たのは傾斜した壁面に彫られた石仏。壁面が前傾している上に、石仏も足元から頭部に向けて肉厚に彫られているため、より全体的な前傾度合いが高まって、仏像がこちらに向かってくる感あり。これは、高まる。 -
大谷寺の庭には弁財天が祀られていて、お約束の白蛇も。
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ガマヅミ
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弁財天を横目にさらに奥に行くと
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墓所、あり。
横三本の鳥居、珍しい。 -
さて、その墓所の横に御止山(おとめやま)の登山道あり。
片道15分との記載、まぁ、そんなに大変そうな道でもなさそうだし、急いでもないので、歩いてみる。 -
江戸時代には松茸が採れ、入山が禁止されていたことが名称の由来という御止山。
残念ながら(そもそも赤松林ではないので)松茸は見かけなかったのだけれど、キノコはたくさん生えていた。 -
御止山の登山口と書かれた入り口を通過したのが11:40過ぎで、11:45頃にはちょっとした見晴台に到着。
あそこも大谷石を採掘していたんだね~ってのがよくわかる。 -
少し右手を見ると、大谷石を切り出した絶壁と、景観公園と、奇岩群。
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見晴台から左右に道が伸びていたので、とりあえず右手に進路をとってみる。
あ、キノコ -
御止山の山道はこんな感じ。
岩がある場所は苔が生えて滑りやすくなってるので注意。 -
シロップをかけたクッキーのように見えるけど、キノコ
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ピンボケちゃったけど、真っ黒クロスケみたいなキノコ
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大正天皇の記念碑、あり。
ここに到着したのが11:55頃だったので、登山口から確かに15分かかったよ。
道はここで行き止まりなので、引き返すのみ。 -
元来た道を戻るだけではつまらないので、別れ道の方に進んでみた。
またしても、キノコ、あり。 -
あ、これは知ってる。
サルノコシカケ(猿の腰掛) -
干からびたシメジみたいなヤツ
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キノコ撮影会状態なんですが
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あまりに大きいので、iPhoneと並べてみた。
ちなみに、傘が皿状になっているので、雨水が溜まっていたよ。 -
ビラビラとしたヤツ。
こういうのを見ると、キノコって菌類だな!と思う。 -
このキノコも大きかった。
そして白い何かが滴っている・・・ -
強烈に白い
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苔も頑張ってます
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白くカビた松ぼっくりかと思いきや、普通にキノコ
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登山道の入り口に戻って来たのが12:20頃だったので、キノコ撮影会をやりつつでも、だいたい往復30分だね。
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只今12:25。大谷寺と御止山を堪能したので、景観公園を経由して大谷資料館へ行くよ。
これら観光ポイントはそれぞれ徒歩5分程度の距離なので、観光ポイント間のバス利用は不要。 -
高波のような感じにえぐられた岩
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秋の空だねぇ
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時々、こういう石門があって、興味深く
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景観公園を越えたところで、右手に大谷資料館の駐車場が広がるので、それをずんずんと突き進むと、大谷資料館があるよ。
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この時、12:45。そろそろお腹が空いたので
ROCKSIDE MARKET グルメ・レストラン
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ガレットを食べたよ。
熱々、うま~ -
13:15、いざ、地下坑内へ!
大谷資料館 美術館・博物館
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最初に見えた、景色。
これは、盛り上がる!! -
この日は外の気温が27度くらいで、坑内は14度。
半袖で長時間だと寒いかも。 -
この広く、深い空間よ。
昭和35年には採掘が完全に機械化されたとのことだけれど、それまでは石一本を掘るのに4000回ツルハシをふるうという人力。そうやって延々採掘を続けてこの空間が形成されたわけだ。 -
ライトアップされた機械彫りの跡。
ほぼ、現代アート -
地下超帝国の秘密の扉が開きそうな感じ
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音楽のプロモーションビデオで使いたくなるのが良くわかる(実際、各種撮影に利用されている。)
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勿論、テラス、あります
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坑内はとても広く、簡単にロープで示された順路を左側通行で進む。
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南米コロンビアの首都であるボゴタ、その近郊にあるシパキラの塩の教会を、ちょっと思い出したね。
あそこは、岩塩の採掘跡なのだ。
<参考旅行記>2012夏コロンビア(2)シパキラ塩の教会とSL
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/10693494/ -
外の光が差し込む。
そして怪しく水蒸気(?)がたなびく -
大谷資料館をがっつり堪能して、外に出て来たのが14時だったから、入り口すぐの展示室を含めて45分間建物内にいた計算。
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ちょっと1箇所、歯抜けにしてみました(てへぺろ)みたいな
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再び駐車場を抜けて
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奇岩を見つつ川沿いに散歩
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おや?山頂に何か取り残されている
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いやぁ、秋の空と奇岩、絵になるねぇ
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突然ですが、マンホールの蓋
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スッパリ切りましたなぁ
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で、いつの間にか川を越えていて、日頃ほとんど歩行者もいないのであろう歩道をそれでもぷらぷらと歩いて行くと
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アメリカハナミズキの実が綺麗に色づいていて
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14:30頃、バスの終点である立岩バス停に到着。
JR宇都宮駅に向かうバスが14:40発なので、このぽつねんとしたバス停でバスを待つよ。待つしかないからさ。 -
14:40、時間通りにバスが来て、こんなバス停から乗車するのは当然自分らだけ。
でも、おかげで終点の宇都宮駅まで余裕で座れた。 -
バスに揺られること約40分、15:25頃、JR宇都宮駅西口に到着。
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宇都宮に来ているのだから、餃子は食べなければイカンだろ!という使命感から、駅前にあった餃子屋(というか、駅前には餃子屋だらけなわけだが)に適当に入って、焼き餃子と水餃子を食べたよ。
使命達成した満足感はあるね。宇味家 宇都宮駅西口宮の橋店 グルメ・レストラン
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その後、JR宇都宮駅のお土産コーナーを物色。
宇都宮、栃木、とちおとめ、イチゴ、という流れはわかるが、それでカレー?!
まぁ、工夫を凝らした(凝らしすぎた)モノは色々あったけど、無難な一品を購入し -
16:14発の東海道線に乗って帰宅。
面白かったね、次、どこ行く?
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