2018/08/02 - 2018/08/04
1750位(同エリア2109件中)
猫探しさん
8月の猛暑のなか、念願の槍ヶ岳登山へ。槍ヶ岳へは上高地から行くのが一般的ですが、休みが3日しか取れず、日程的に苦しかったので、岐阜側の新穂高温泉から登ることにしました。このコースは余り景色は良くありませんが、朝出発すれば一日で槍ヶ岳山荘まで登ることが出来るので、新穂高温泉までの往復を入れても、何とか3日間で行ける計算になります。ただし、行程は片道12~13kmにもなるので、それなりに大変な登山です。いつも一緒に行ってくれるYさんも、チョットキツすぎと躊躇したため、単独登山となりました。
槍ヶ岳自体は本当に素晴らしい山でしたが、驚いたのは金曜日に登ったにも関わらず、ほぼ満員状態で、槍ヶ岳への登頂ルートも渋滞が発生するほどだったこと、外国人登山者も沢山来ていたことです。ともあれ、今回は時間に制約された忙しい登山でしたが、次回はもう少しゆっくりと、4~5日かけて登ってみたいものです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 2.5
- グルメ
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝の駐車場.この日は金曜日で週末ではありますが,まだ平日.それでも駐車場は満杯で,前日の夜9:30に駐車場に着いた時点で,4台分しか空いていませんでした.
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5:20
新穂高温泉を出発 -
新穂高ロープウェイの脇を抜けると,直ぐに一般車両の進入禁止になります.槍ヶ岳まで2時間くらいはこうした車道を歩きます.
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暫く行くと,ゲートがありました.登山者はゲートの脇を通っていきます.
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6:30
新穂高小屋まで来ました.売店があります.売店の人は車で来られます. -
7:10
柳谷?ここに水場があり,ここから完全な登山道になります. -
槍ヶ岳方面への標識
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まだ比較的歩きやすいです.
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8:10
滝谷避難小屋に着きました. -
避難小屋は無人で屋根と壁があるだけと言った感じ.
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9:10
出発から4時間弱で槍平小屋に到着.売店と宿泊施設があります. -
槍平小屋の水場.トイレもあります.水は冷たくて美味しかった.
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槍平小屋の裏にあるキャンプ場.実は,飛騨乗越をゼイゼイ言いながら登っているとき,後ろから殆ど手ぶらで登ってくる人達がいて,不思議に思ったのですが,後で聞いてみたら,ここまでテントを運んで宿泊し,翌朝に日帰りで槍ヶ岳を登るんだそうです.確かに,飛騨乗越を荷物を持って登ることを考えたら,賢い選択だと思いました.
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10:30
中ノ沢.ここが最後の水場になります.ここから恐怖の飛騨乗越ルートに入るので,持参したビールを飲んでから出発.他の登山者にうらやましがられました. -
千丈乗越との分岐近くに,救急セットが置いてありました.浮石が多く,登山靴が壊れやすいので,ガムテープも常備されていました.ただし,「登山靴が壊れたら,引き返すように」との警告文も付いていました.
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11:20
飛騨乗越と千丈乗越の分岐点 -
天気が良ければ,この辺りで,槍ヶ岳山荘が見えます.飛騨乗越のルートに出た途端に視界が開けるという感じで,山小屋が見えるので,あと少しかなと思うのですが,ここからが大変.
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11:30
千丈乗越との分岐は海抜約2600m -
目指す先に槍ヶ岳山荘が見えますが,槍ヶ岳本体はまだ見えません.
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11:50
海抜2700m.100m上がるのに20分かかりました. -
12:10
海抜2800m.やはり20分かかって100m上がりました. -
12:30
2900m.だいたい20分で100mのペースがつかめたので,20分おきに小休止と水分補給を行い,とにかく我慢して歩き続けます. -
12:50
ついに3000mの飛騨乗越分岐に到着. -
槍ヶ岳山荘の手前はキャンプ場になっていて,既にテントが多数張られていました.それにしても,ここまでテントと機材を運ぶ体力はどこから来るのか???
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13:00
出発から7時間40分で槍ヶ岳山荘に到着.予定より少し早かったです. -
山荘のベッド.一人あたりのスペースは約50cm.ただし,男女は別です.私は,幸いにも壁際だったので,隣の方を見ずに寝られました.
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早速,お昼ご飯を兼ねて,前日コンビニで買っておいた日本酒を飲みます.
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槍ヶ岳山荘で景色を眺めながらゆっくりとご飯を食べていたら,いつの間にか日本酒がなくなっていたので,売店で槍ヶ岳ワイン(ハーフボトル)というのを買いました.1100円.
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槍ヶ岳山荘ではこうした自動販売機も置いてある他,生ビールも飲むことができます.流石に人気の百名山だけあります.普段登っている200~300名山だと,トイレもない所が多いので,違和感を感じます.
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殺生ヒュッテやヒュッテ大槍も見えて絶景です.
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目指す槍ヶ岳はすぐそこ.
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よく見ると頂上への道は長蛇の列.この日はお酒も飲んでいるため,登頂は断念し,翌朝,日出を見ることにしました.
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18:50
日没を迎えました.この日は山頂でも20度近くあり,特に寒さは感じませんでした. -
沈んで行く太陽は,感動的に綺麗でした.
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4:00
翌朝は日の出前に起きて,頂上を目指します.既にいくつかのライトが見え,上り始めている人がいました. -
4:50
何とか日の出前に頂上まで登ることができました. -
4:53
少し曇っていましたが,太陽が顔を出してくれました. -
こちらも感動的でした.
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穂高の山々が見えます.
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登ってきた槍ヶ岳山荘.
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頂上はこんな感じ.30人くらいしかいられないのですが,朝登っている人は思ったよりずっと少なかったです.
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5:30
槍ヶ岳山荘に下りてきました.既に大勢の人が出発の準備をしていました. -
雪渓が朝日を浴びて光っていました.
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6:00
朝食.翌日の日曜が仕事だったため,土曜日のうちに帰らなければならず,最初は朝食後直ぐに下山する予定だったのですが,山荘の食堂が激混みで,食べるまでにかなり時間を使ってしまいました.ハイシーズンの場合,急ぐのであれば,朝食は頼まない方が良いと思います. -
6:40
出発.大幅に時間を超過してしまいましたが,何とか13:00頃の到着を目指して出発しました.帰りは西鎌尾根方面から,千丈乗越を下りて,下山するルートを選びました.このルートは登ってくる人が少ないので,急ぐには良いかなと思います. -
槍ヶ岳山荘を出発して一気に下ります.
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こちらのルートも本当に綺麗です.
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千丈乗越方面標識
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下山して行く人達が見えます.
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奥丸山分岐
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8:20
1時間40分で中ノ沢の水場に到着.急いでいたせいもありますが,登りに2時間30分かかったことを考えると,やはり下りはかなり早かったです. -
9:10
50分で槍平小屋に到着.登ってくる登山者から「熊出たそうですよ」という情報を聞き,かなり不安になりました. -
登山道にはこんな場所もあり,途中で急な雷雨などに見舞われた場合にはこういう場所が避難所になります.
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12:30
新穂高温泉の登山口に到着.帰りは6時間10分でしたので,行き(7時間40分)に比べると1時間30分の短縮です.下りという点もありますが,装備が殆ど食料と飲み物だけだったので,我ながらかなりハイペースで下り,何とか予定の時間に間に合いました. -
この日の飛騨高山は35度を超える猛暑.翌日の仕事を考えると,余りゆっくりはできませんが,先ず近くの日帰り温泉によって身体をほぐし・・・
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松本ICに乗る前に長野県側で味噌カツ丼で遅めの昼食.これから車を飛ばして帰るのかと思うと,チョットうんざりですが,槍ヶ岳自体は本当に綺麗で登って,良かったです.
それにしても,よく雷鳥の写真をアップしている記事を見かけますが,いつどうやって撮ったのやら?前回の唐松岳,そして今回の槍ヶ岳,共に雷鳥の気配すらありませんでした.
という訳で,雷鳥探し-2も不発.北アルプスはそろそろ紅葉の最盛期になるので,今年もう一回くらい登ってみたいものです.おわり.
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この旅行で行ったホテル
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槍ヶ岳山荘
3.34
上高地(長野) の旅行記
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