初秋のレッサーパンダ紀行【４】東北サファリパーク　国際レッサーパンダデー！！ 今年生まれの蘭花ちゃんお披露目会！！

2018/09/15 - 2018/09/15

いよいよ２０１８年も秋めいて仔パンダのシーズンとなりました。
昨日は今年の仔パン初めを多摩動物公園で目論んだのですが悪天候に見舞われ玉砕（涙）
国際レッサーパンダデーの本日は、今日から公開開始の蘭花（ランファ）ちゃんに会いに東北サファリを訪問です。

昨日、多摩で会えなかった李花（リーファ）ちゃんのお母さんの桃花（タォファ）ちゃんは東北サファリ出身で、今日から公開予定の蘭花ちゃんのお母さんのリーリー（日暦）ちゃんは桃花ちゃんのお姉ちゃん・・・昨日、会えなかっただけに今日は何としても蘭花ちゃんに会いたい気持ちが募るのです。

昨日の多摩より雨の強い福島は二本松・・・蘭花ちゃんには会えるのでしょうか？


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 二本松(福島)

昨日は多摩動物公園で李花ちゃんに会・・・えなかった（苦笑）後に東北新幹線で郡山駅へ。
今日は郡山駅でレンタカーを借り、東北自動車道経由で東北サファリパークに８時４５分頃に到着しました。

東北サファリの入園料はウォーキングサファリのみ観覧の場合は１５００円です。

ゲートで頂いた蘭花（ランファ）ちゃんのお披露目会のご案内には”雨天中止”の文字。
フェイスブックでのお知らにも“雨天中止”の文字があり、今日の思いのほかに強い雨に「ひょっとして昨日の二の舞かも」とビクビクしながら車を走らせてきたのですが、ゲートのスタッフさんから「よほどの強い雨でない限り開催します」との情報を貰い一安心。

東北サファリパークのレッサーパンダ舎です。

屋外放飼場が３面の他にキーパー通路がサブパドックとして使われています。

駐車場側の第１放飼場にシーリィウ（石榴）ちゃんと、

リーリー（日暦）ちゃんの母娘。

本日から公開の始まる蘭花ちゃんはリーリーちゃんの娘さんです。

第２放飼場にはこの時点で誰も出ておらず、サブパドック代わりの通路にターシャン（稲光）君が出ていました。

そして、第3放飼場にはチュイホワ（菊花）ちゃんと、

ライライ（来来）君。

ライライ君は蘭花ちゃんのお父さんですが、リーリーちゃんとチュイホワちゃんとのWペアリングでした。

天国組の含めた東北レッサーの個体紹介・・・これ大好きです。

これを見ると東北サファリが如何に美パンダの郷なのかがよく分かります。

第1放飼場の前には蘭花ちゃんの人工哺育の記録写真が貼りだされていました。

蘭花ちゃんのお披露目は１２時からですが、今日はＴＶの取材が入っており９時過ぎに蘭花ちゃん一時登場！！

朝早くから駆け付けたファンへのご褒美となりました。

体と尻尾が１：１くらい・・・たまらん・・・。

必要なカットが撮れた後で、ファンにも一足早いご挨拶！！

やんちゃな蘭花ちゃん。

金網をがんがん登っていきます。
人工哺育で育ちましたがなかなかの運動能力です。

う～ん、なんだろねこのちんちくりんで可愛い生物は・・・愛おしいなぁ。

捕まった（苦笑）

ここで、蘭花ちゃんは一旦帰宅、１２時からのお披露目に備えます。

ＴＶの取材が終わった後に第２放飼場にはロンロン君が出てきました。

今年１６歳でおじいちゃんと言ってもいい世代で、以前に比べ動きはスローにはなっていますが毛並は素晴らしいです。

毛並みの良し悪しだけで健康状態が分かるものでもありませんが、少なくとも毛並が良いのは健康の証ですよね、レッサーの場合は逆は必ずしも然りではないので見極めは難しいですが。

こちら第３放飼場ではライライ君とチュイホワちゃんが朝の散策を楽しんでいました。

ライライ君を追尾するチュイちゃんがとっても可愛いのです。

ライライ君はチュイちゃんともリーリーちゃんともいい関係を築けているようですね。
やっぱり生まれ故郷の多摩でのヤンヤン君（現、仙台市八木山動物公園）、フーフー君（現、周南市徳山動物園）との通称”３兄弟”での切磋琢磨が彼のコミュ力の高さに繋がっているのですかね？

ロンロン君は朝ご飯を食べ終え「おやすみなさい」。

そして、同じく１６歳のターシャン君もお昼寝に入った１１時過ぎに、コーヒーブレイクと早めの昼食のためにレストランに向かいました・・・雨も少し強くなってきましたしね。

レストラン早めの昼食を終え、何気なくレッサー舎と反対側に出てみると・・・！！

な～！！

ベンガルトラのリラちゃんのお部屋がありました。

可愛いいっ！！

あまり詳しい経緯を知らないのですがもちろん人工哺育なんでしょうね？
とか書いてみて「そりゃそうだ」と自分でツッコミ入れてみました（笑）

ネコ科の幼獣は最強ですね。

レッサー舎では１２時からの蘭花ちゃんのお披露目を前に第２放飼場の入れ替えが行われてのですが、ロンロン君は何故か素直には帰宅せず金網の向こう側に猛烈アピール！！

視線の先には同い年のライバル？ターシャン君。

「てめっ、何見てんだ、こらっ」ってな感じでターシャン君に突っ掛かるロンロン君（苦笑）

キーパーさんによると１６歳になった今でも血気盛んだそうで、さすが数々の繁殖を成功させてきた男は違うなと妙に納得。

何とかロンロン君が収容され、先ほどまで第１放飼場にいたシーリィウちゃんとリーリーちゃんが第２放飼場へ。

この２匹は蘭花ちゃんのお母さんとおばあちゃんなので、蘭花ちゃんが出てきたら３世代揃踏みになりますね。

１２時、第１放飼場に満を持して蘭花ちゃん登場です！！

蘭花ちゃんは６月２日生まれ、先ほど来ご紹介している通りお父さんはライライ君、お母さんはリーリーちゃんです。

蘭花ちゃんが生まれた時にお母さんのリーリーちゃんは体を舐めてあげたり育てる意志を見せていたのですが、蘭花ちゃんが仮死状態に陥ったことから、まずは蘭花ちゃんの命を救うためにキーパーさんの判断で母親から取り上げ、蘇生し保温などの措置を行ったそうです。

そして、蘭花ちゃんが回復し、体調が安定した数日後にリーリーちゃんに返す試みをしたそうですが、残念ながらリーリーちゃんが受け入れず、人工哺育となりました。

東北サファリとしてはレンファ（連花）さん（すでにお星さま）以来２度目の人工哺育でしたが、何もかも手探りだったレンファさんの頃に比べるとレッサーの甚句哺育に対する情報も格段に増えているとの事。

現在、体重が１．６ｋｇと言う事で順調に成長してくれています。

今のところですが、顔の毛並みはライライ君に、目のあたりはお母さん似に見えました。

ま、どっちに似ようが可愛くなるのは必定ですけどね。

すりおろしリンゴ掛けのペレットで離乳中で、竹の葉も少しは食べるそうですが、まだ遊びで齧っている段階だそうです。

丸太をがじがじ・・・。

レッサーに関わらずですがこの時期の食肉目の皆さんはなんでも齧りたがりますね。

今日が公式にお客さんの前に出るのは初めて、はしゃぎ過ぎたのか４０分くらいで電池切れになっちゃいました（笑）

ママのおっぱいの代わりにキーパーさんに腕を吸います。

ここで離乳食登場です。

今日のメニューはペレットのリンゴジュレ掛けでございます。

ママに食べさせてもらう甘えん坊ちゃん。

食後は当然もっと眠くなりますよ（笑）

キーパーさんに蘭花ちゃんの適応のフェイズについてお聞きしたところ、まずは母親＆おばあちゃんとの同居、あるいは、お父さんとの同居を目指したいとの事でした。
同居開始時期は、大人と同居しても問題ない体力が付いた後になるので、おそらくは来年以降になるとは思います。

１３時になりお披露目会は終了。

蘭花ちゃん、今日はよく頑張りました！！

蘭花ちゃん、今日は可愛らしい笑顔をいっぱい見せてくれてありがとう！！

また、会いに来るからね！！