エノラゲイ見てスミソニアン巡って序にNew York（6）アメリカ合衆国ホロコースト記念博物館

2016/11/29 - 2016/12/07

タイトル通りですが、エノラゲイが見たくてワシントンDC行ってついでにせっかくだからニューヨーク行きました。

saitouyuki.blogspot.com

住路：ユナイテッド航空UA804
発２０１６年１１月２９日（火）16：45NRT：東京/成田国際空港
着２０１６年１１月２９日（火）15：20IAD:ワシントン[コロンビア特別区]/ダレス国際空港

復路：全日空NH9
発２０１６年１２月7日(水)10：45JFK：ニューヨーク[ニューヨーク州]/
ジョン・F・ケネディ国際空港
着、翌日２０１６年１２月8日(木)15：00NRT：東京/成田国際空港

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

スミソニアン博物館群をはじめ、

数々の博物館が建ち並ぶナショナル・モールの中で

この日最初に向かったのは

「ホロコースト・ミュージアム」

United States Holocaust Memorial Museum

私は過去に

ポーランドの「Museum Auschwitz 」
http://saitouyuki.blogspot.com/2012/02/eins.html

オランダの「アンネ・フランク・ハウス」
http://saitouyuki.blogspot.com/2016/02/92.html

行ったことがあったからです。

ホロコースト記念博物館 博物館・美術館・ギャラリー

エントランス

世界中にある（日本にも）ホロコースト記念館ですが、

ワシントンDCにあるこちらが世界最大規模

『ホロコースト』

とは

ギリシャ語で『焼けたいけにえ』


という意味。

最初エントランス入ると

三つのエレベーターがあって

どれに乗るか決めるみたいなのですが、

私が英語で説明受けても

全く理解していない様子を見て

日本語の紙くれました。

バリアフリー

エレベーターが三つありまして

90分以上時間のある人

一時間ある方

とたずねられて

乗るエレベーター決めます。

私はもちろん四階から全部のフロアーを見ます。

米国ホロコースト記念博物館　1972年カーター大統領の呼びかけで設立が決まり

1993年に開館

土地は連邦政府から寄贈され、183億円の寄付で設立　

Nazi Assult 1933 to 1939
四階最初はナチス（国家社会主義ドイツ労働者党）の台頭から

第二次世界大戦勃発まで

ここではナチスがどのようにして国民を洗脳し、

計画組織的大虐殺を可能たらしめた

全体主義国家をどのようにして

築きあげていくかが展示されています。

１９３３年 ―― ドイツで、ヒトラーが政権につく。

ヒトラーは、８分の１の混血までをユダヤ人と規定、

その中に入った者は、

公職から追放され、企業経営も禁止されました。

後には、アウシュビッツなどの強制収容所に入れられ、

ユダヤ人が大量虐殺。

「ユダヤ人は悪魔の子」という古くからの反ユダヤ人感情と、

世界恐慌以来のドイツ経済の窮乏・国民の不満が


結びつき、ユダヤ人絶滅という狂信的スローガンになっていった。

当時、アメリカも基本的にはユダヤ難民の受け入れを拒否していたし、

この期間のナチスの台頭、迫害を見て見ぬふりをしていました。

The“Final solution” 1940 to 1944

ナチスはこの結果的大虐殺のことをユダヤ人問題最終解決策と呼称。　

中身はユダヤ人の殲滅をめざす計画。

１９世紀に登場した新しいユダヤ人迫害の理由は、

民族主義。

　
迫害の対象が宗教ではなく、人種の問題となった。

ナチスの徹底的な人種差別主義がわかりますのが、

この写真は劣等人種の一覧表。

右上に日本人がいます。

ナチスの人種理論では、

アジア人はアーリア人（ヨーロッパ人）に劣るとされていました。

ヒトラーの『我が闘争』の日本語版では、

その種の記述が削られたそうです。

日独伊三国同盟中だったからでしょうか、

ナチスの人種理論では、アジアの諸民族は文明を破壊する劣等人種となっています。

運搬に使用されたのは客車ではなく有蓋車という貨車

こんなトイレもない場所に何十人と押し込められ、ヨーロッパ中から何時間もかけて
ポーランドとチェコの国境に近いオシフィエンチム村（アウシュヴィッツ）まで連れてこられるなんて

働けば自由になる。

収容棟

ガス室の模型

三段ベットに一段に二人ずつ寝かされました。

知らなければ。

ビルケナウ収容所、死の門

空中写真

このような子供や見たくない人はようのモニターが隠されたものが

たしか三つぐらいありました。

due to the graphic nature of this film footage viewer discretion is advised

Google 翻訳かけると

「この映像のグラフィックの性質のため、視聴者の裁量が助長されます」

かなりの映像でした。

ヨーゼフ・メンゲレが人体実験、人工の「シャム双生児」があったりと

これはポーランドの「Museum Auschwitz 」とかでは見られない。

高圧電流が流れる有刺鉄線

１９４４年８月４日 ―― アンネ＝フランク一家は、強制収容所に収容される。

　　収容所でのアンネは、勇敢な態度をとり、仲間をなぐさめたりした。

　しかし、体は衰弱していた。

　　　　１９４５年３月 ―― ベルゲン＝ベルゼン収容所で、

１５歳の若さで亡くなる。

　　『アンネの日記』は、１３歳の時から始まり、

密告により逮捕されるまでの２年間続き

1944年8月1日火曜日前触れもなく終わり

アンネ・フランクは強制収容所に送られ死亡しました。

たくさんの写真。

many photos

言葉はないのになにか語り掛けられる空間。

こちらは haggadah,

ハガダーとは、ユダヤ教徒が過越（すぎこし）の祭りで読む冊子

出エジプト記を記念する過越の日のための物語と祈りの言葉が記されているそう。

エジプト人の奴隷であったユダヤ人の先祖が，

モーセに率いられてエジプトを脱出。

人間とは恐ろしいな

このベッドは小児病院のベッドで、ここに寝ていた子供達は、

すべて殺されたそうです。

ナチスが行った最終的解決策はホロコースト（生け贄の丸焼き）は
ユダヤ人に加えて、ジプシー、エホバの証人、障害者、精神病者、同性愛者の大殺戮

これらの人々への扱いが欧米で非常にナーバスな問題であったことで

ホロコーストとも関連

収容者から没収できるものは、全て取り上げた。

靴も義足も、髪の毛さえも…。

アウシュヴィッツでは囚人番号を左腕に入れ墨で入れていました。

イレズミと言えば聞こえはいいようですが、

針をドンと押して墨をたらしただけです。

さて、

ホロコーストの本当の犠牲者数は何人なのでしょうか？

一般的には６００万人と言われているが、最近はこの数字は１００％あり得ないという結論が出ています。

まず、なぜ「ホロコーストの犠牲者数は６００万人」という定説ができたのかというと、戦後にナチス・ドイツの戦争犯罪を裁いたニュルンベルク裁判でこの数が定説になったと。

しかし、これはかなりデタラメな調査の結果で、裁判での証言の前にユダヤ系アメリカ軍将校のすさまじい拷問を受けた元アウシュヴィッツ収容所長のヘスが、「アウシュヴィッツだけで４００万人は殺した」と証言したことがソースになっています。

こんな拷問を元にした数など当然ながら信用できません。

ソ連が崩壊する前の１９９０年まで「４００万人」だったのかというと、アウシュヴィッツ収容所博物館は戦後はずーっとポーランド政府の管理下にあり、ソ連崩壊まではポーランドはソ連の衛星国扱いだったので、「ナチス・ドイツはこんなに残酷なことをしたが、共産主義の英雄たちはナチス・ドイツから世界を解放したのだった」ということを強調するために大げさな数字が掲げられていたからなのだそうで。

Hall of Remembrance

こんな場所もありました。

ガイダンス

目をそむけたくなる画像や映像、怖い話で聞きたくないと

昔の私なら間違いなく真っ先に現実逃避で逃げ出して

考えない考えたくない知りたくない恐ろしいでも

ほんのちょっと昔の事実。



アウシュヴィッツの何号棟だったか忘れましたが、
その入り口に掲げられていたプレート。
アメリカの政治家、サンタナヤの言葉です。

"The one who does not remember history
is bound to live through it again."

「歴史を記憶しない者は、それを再び繰り返す」