2018/09/04 - 2018/09/04
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j-ryuさん
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☆9月に入り福島は朝晩はかなり涼しくなり、だいぶ秋めいてはきましたが
色彩的にはまだ晩夏の装いです。
滝や渓谷も四季折々の変化を楽しめますが
今は夏でもない、秋でもない一番中途半端な季節かも(^^);。
高原ならいくらか秋を感じられるかなと思い
1年ぶりに安達太良高原の滝めぐりをしてきました。
前回は一番楽しみにしていた三日月の滝がよもやの涸れ滝状態(ーー;)。
水量が少ない時もありましたが涸れ滝は初めてです。
今回はそのリベンジも兼ね8年ぶりに“あだたら渓谷”も訪れました。
今回当日は台風20号が四国に上陸した日でしたが
予報では福島県の最接近は夜だったので午前中は風もなく雨も降らないはずでしたが
途中から雨が降り出し撮影に苦労させられました。
でも何とか予定をこなし夏から秋への移ろいを楽しむことができました。
PS,
このたびの北海道胆振東部地震で心ならずもお亡くなりになられた方や
ご家族様には心からお悔やみを申し上げると共に、
被災された方々にもお見舞い申し上げます。
当方も東日本大地震では震度6強の激しい揺れに襲われ大きな被害を受けたり、
福島原発事故での放射能汚染にさらされたり散々な日々でしたが
こうして何とか頑張れています。
今はどん底の状態かもしれませんが、あせらず無理せず一歩ずつ歩めば
きっと明日が見えてくると思います。
何もお手伝いできないのがもどかしいですが、遠くからエールを送らせていただきます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
PR
-
☆遠藤ヶ滝遊歩道ルートマップ
※地理院地図に加筆
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#15/37.587966/140.338497/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
三日月の滝&遠藤ヶ滝は安達太良山系の和尚山((1,602m)を源流とする杉田川渓谷にあり、滝そのものは小さな滝ですが、特に三日月の滝はそのユニークな形から、滝マニアの間では全国的にも人気があります。
国道4号線方面からは県道30号線(岳街道)に入り、途中の県民の森(フォレストパークあだたら)方面に曲がり、
県道340号線を県民の森とは反対方面(岳温泉方面)に向かうと、
安達太良温泉&遠藤ヶ滝の看板があるので、
左折し左に安達太良温泉(1軒宿)をやり過ごし、道なりに少し進むと
左手に杉田川砂防ダムがありさらに進むと遠藤ヶ滝遊歩道・駐車場”に到着します。
そこで車は行き止まりなので、その先は徒歩になります。
駐車場は30台くらい停められ、公衆トイレもあります。(無料,冬期は閉鎖) -
☆遠藤ヶ滝不動尊。
駐車場から案内板に従い、杉田川渓谷に架かる歩行専用橋を渡り森の中を5,6分歩くと忽然と大きなお不動堂が現れ驚かされます。
文覚上人(遠藤盛遠)が開基とされる『遠藤ヶ滝不動尊』です。
三日月の滝&遠藤ヶ滝へはお堂の右手を通りぬけ、
杉田川渓谷沿いの遊歩道を道なり約20分ほど歩きます。 -
☆遠藤ヶ滝遊歩道順路
遊歩道はお堂右側の大きな石仏と文覚上人の石造の間を通り抜けて進みます。
<遠藤盛遠伝説 >
大玉村のHPより。
http://www.vill.otama.fukushima.jp/leisure/endou/endou.html
はるか昔、承安(1170年代前半)頃の物語。
遠藤時遠の息子に盛遠という若武者がおった。盛遠には源渡(みなもとのわたる)という親友がおり
源渡の妻は袈裟御前(けさごぜん)と呼ばれた絶世の美女であった。
盛遠は渡の家を度々訪れるうちに袈裟御前をいとおしく思うようになった。
ついにその想いを袈裟御前に打ち明けるが、袈裟御前は我が夫を思い、一人悩む。そして、袈裟御前は自分さえいなければという考えに陥っていき、
一方の盛遠は渡さえいなければと思うようになっていった。
ある時、袈裟御前は訪ねてきた盛遠に「夫は今夜酒に酔って高殿で寝ている。」と語りかけた。
それを聞いた盛遠は自分の想いが通じたと思い込み、
夜陰に紛れて寝所に忍び込み一刀の下に首を斬り落とした。
ところが、よくみるとその首は夫の身代わりとなって寝ていた袈裟御前のものであった。
悲しみのあまり盛遠は俗世を捨て仏門に入り、修行の道に救いを求めた。
名を文覚と改め熊権現に誓い、那智滝で千日間の荒行を修め、山伏となって全国の霊地を巡歴した。
盛遠はやがて陸奥にやってきて、杉田川を渡ろうとした時
川面にカーン・マーンの梵字が浮かんだのを見て、上流に不動明王のおわす事を悟り
深く渓谷に分け入りついにこの滝を見つけ、傍らの石室に篭(こも)りながら荒行を修めたところである。
以来この滝は遠藤ヶ滝と呼ばれるようになった。 -
☆遠藤ヶ滝不動尊 百不動明王像
境内には熱心な信者が寄進した百体の不動明王像が並んでします。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道 第一橋
不動堂から3分ほどあるくと杉田川渓谷に架かる第一橋があります。
(写真は渡ってから振り返ってみた構図です)
2016年は8月17日の台風7号来襲で第一橋が流失し、
遊歩道全体が通行止めになっていましたが
2017年に新しい橋に架け替えられました。
三日月の滝&遠藤ヶ滝へは問題なく行けますが
遠藤ヶ滝から先の遊歩道は未だに通行不可になっています。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
第一橋を渡って坂を登り左手谷底に最初に見えてきたのが文覚の滝です。
この滝はそばに行く道がないので普通は遊歩道から見下しますが
急斜面を少し谷底に下れば滝の間近に行くこともできます。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
谷底まで下りて来ました。
奥に見えているのが文覚の滝。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝(左岸)
文覚の滝は二股になって流れ落ちていますが
この位置からだと左岸の滝しか見えていません。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝(左岸)
-
☆杉田川渓谷 文覚の滝
滝に近づくと右岸の小さな滝も見えてきます。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
遠藤ヶ滝をはじめ杉田川渓谷の滝は規模はどれも知れたものですが
大岩の間を流れ落ちる優美な姿が特徴です。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
左岸の滝は落差6mほど、
右岸の小さな滝は緩やか渓流瀑なので
元を辿れば落差は左岸と同じ6mあるはずでが
Cの字に曲がっているので6mもあるようには見えません。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝(左岸)
-
☆杉田川渓谷 文覚の滝
文覚とは遠藤盛遠が出家後に授かった法名です。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
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☆杉田川渓谷 文覚の滝
-
☆杉田川渓谷 文覚の滝
少し下流に戻って写真左側の大岩を回りこみながら
文覚の滝の右岸に進みます。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝(右岸)
右岸側からの構図です。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
頑張って右岸に回りこんだ割には
右岸からはあまり見栄えが良くありません(^_^;)。
よほど興味がなければ右岸に回る必要はないかも。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
再び左岸に戻りました。 -
☆杉田川渓谷 文覚の滝
-
☆杉田川渓谷 文覚の滝
文覚の滝は左岸から見た方がベストですね。 -
☆遠藤ヶ滝遊歩道 「女人堂碑」
女人禁制の碑です。
この修験の場は人妻に横恋慕し挙句の果てにその愛しい人を
殺めてしまうという何とも淫欲な遠藤盛遠(文覚上人)が開祖だけに
リアルと言えばリアルな石碑です。
でも悪いのは女性ではなく勝手に人妻に横恋慕した
遠藤盛遠であり、本当なら女人禁制などお門違いだと思うんだけどね(ーー;)。
これこそ女性差別の典型かも。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道 第二橋
第二橋、第三橋は台風で流されませんでしたが
ついでに新しくなりました。 -
☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷
杉田川渓谷は落差のある大きな滝はありませんが
大石が美しい小滝が連なっています。 -
☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝遊歩道 第三橋
杉田川は安達太良山(1700m)東麓を源流に
標高700mの遠藤ヶ滝や三日月の滝を流れ下り
大玉村、二本松市と流れJR杉田駅の東で阿武隈川に流れ込みます。 -
☆杉田川渓谷
三日月の滝や遠藤ヶ滝は上記の橋を渡りそのまま遊歩道を進みますが
私は橋のたもとから渓谷を遡上しました。 -
☆杉田川渓谷
渓谷を遡上するとすぐ上流に三日月の滝が少し見えてきます。
前回(2017/9/5)は水があまり流れ落ちていませんでしたが
今回は大丈夫です(^^ゞ。 -
☆杉田川渓谷
-
☆杉田川渓谷 三日月の滝
三日月の滝に到着しました。
遊歩道を歩いてくると滝の左岸横に出ます。
でも写真的には近すぎるので結局全景をバランス良く撮るには
渓谷を少し下流側に戻って撮らなければなりません。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
真正面から撮りたい場合は川の中に入る必要があるので
出来ればウェーダー(胴長)を履いてくるのがベストです。
この位置からだと三日月の滝の直ぐ上流にある
袈裟ヶ滝がわずかだけ見えています。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
三日月の滝に近づくに連れて袈裟ヶ滝は見えなくなります。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
三日月の滝は落差4m、滝幅5mと小さな滝ですが
三日月と言うより半月のような独特な形状で流れ落ちます。
滝マニアには人気があり県外からも多くの滝好きが訪れています。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝
理想的にはも少し水量が多い方がベストです。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝 (2017年9月5日撮影)
でも1年前のこの無残な姿からすれば御の字かな(^^ゞ。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝 (2015年7月21日撮影)
このくらいが丁度いいと思います。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
-
☆杉田川渓谷 三日月の滝
それにしても
この滝のどこが三日月なんでしょうかね?(^_^;)。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
川の中ほどから少しずつ右岸へ -
☆杉田川渓谷 三日月の滝(右岸)
右岸から見るとイマイチ。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝(右岸)
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☆杉田川渓谷 三日月の滝(右岸)
正面からの三日月の滝を知っている人に
この右岸真横からの写真を見せたら
おそらく三日月の滝だと分からないでしょう。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝
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☆杉田川渓谷 三日月の滝(左岸)
遠藤ヶ滝へは写真右側の階段を登っていきます。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝(左岸)
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☆杉田川渓谷 三日月の滝(左岸)
左岸真横の岩の隙間から見た構図。 -
☆杉田川渓谷 三日月の滝(左岸)
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☆杉田川渓谷 三日月の滝(左岸)
-
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝下
三日月の滝横の階段を登りきるともう一つ階段があり
遠藤ヶ滝はこの階段のすぐ先です。
階段の右側には自然の岩室があり
修験者が籠もったとされています。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝下
-
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝下
遊歩道の順路としては次は遠藤ヶ滝ですが
遠藤ヶ滝と三日月の滝の間にもう一つ袈裟ヶ滝があります。
でもこの袈裟ヶ滝は遊歩道からは大岩に隠れて見えませんし
遊歩道も無いので浅瀬を対岸(右岸)に渡る必要があります。
渡渉すると少し下流に袈裟ヶ滝が見えてきます。
水量が少なければ長靴で渡れないことも無いですが
ウェーダー(胴長)がベストです。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
袈裟ヶ滝が見えてきました。
昨年は無かった流木が滝の真ん中に引っかかっていて残念。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
-
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
左上が袈裟ヶ滝で
右下が三日月の滝の落ち口です。
旅行記を草稿するに当たってふと気付いたことがあります。
昨年の三日月の滝も正面の部分にあまり水が流れ落ちていませんでした。
※下記の写真参照。
私はてっきり川の水量が少ないから流れ落ちていないのだろうと
単純に考えていました。
三日月の滝の直ぐ上流にある袈裟ヶ滝や遠藤ヶ滝の水量を見て
ふと気付きました。
あれれ・・・
三日月の滝に水があまり流れていなかった昨年の遠藤ヶ滝の水量が
三日月の滝に水が流れていた今年の遠藤ヶ滝の水量の方が
明らかに少ないんです。
ってことは単に水量の多少で三日月の滝の出来不出来が決まるのではなく、
この写真の白丸印の場所の石や砂利の堆積具合により
落ち口の水量バランスが変化し、
白丸の場所に石や砂利がほど良く堆積していれば
水は均等に流れ落ち、
石や砂利が堆積していないと水は左右に分かれてしまい
引いては三日月の滝の真ん中の水量が増減するのではないかと推測しました。
水量が多い場合は砂利や石に左右されずに均等に流れおちますが
水量が少なくなると石や砂利の堆積具合に影響を受けるのでしょう。
どうでしょ、この推理は? -
☆三日月の滝&遠藤ヶ滝の水量見比べ(2017年と1018年)
2017年の遠藤の滝の水量は明らかに2018年より多いのに
三日月の滝は逆に2018年の方が一見多く見えます。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
袈裟ヶ滝の落差も4mほどと小さな滝ですが
大岩の間を力強く流れる様は
『山椒は小粒でもピリリと辛い』の例えのよう。
滝はやたら大きければ良いってもんでもないです。
初夏には周囲にヤマツツジも咲き競いよりフォトジェニックです。 -
☆杉田川渓谷 袈裟ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝下
再び遊歩道に復帰し、階段を登ります。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝下
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
階段を登りきるとすぐ遠藤ヶ滝が見えてきます。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
遠藤ヶ滝も落差は5mほどの小さな滝ですが、
巨岩の間から流れ落ちている神聖で優美な滝です。
特に右岸の巨石の下は大きな窪み(岩室)になっていて、
かつて文覚上人(遠藤盛遠)がここでも岩室に篭り、滝に打たれ修行したそうです。
その遠藤盛遠が滝名の由来になりました。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝岩室
たくさん不動明王像が安置されている岩室。 -
☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
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☆杉田川渓谷 遠藤ヶ滝
遠藤ヶ滝の上流にも遊歩道は続き、別ルートの山側を通って遠藤ヶ滝不動尊まで戻れたのですが現在は2016年8月の台風被害以降通行止めになっています。
現在はここが終点なので来た時と同じ遊歩道を戻ります。 -
☆杉田川渓谷 オクモミジハグマ(奥紅葉白熊/キク科モミジハグマ属)
渓谷沿いのあちこちでオクモミジハグマが見頃でした。
オクモミジハグマは近畿以北~東北に分布し山地の林下、林縁、草地などに自生します。
草丈は30~40cm、花径1.5cmほど、クルクルとカールしたリボン状の花ビラがいかにもハグマ類らしいです。
近畿以西~四国、九州の山地に多いモミジハグマの変種とされモミジ状の葉が本種の切れ込みより浅いとされます。
白熊(ハグマ)とはヒマラヤなどに生息するヤクのことで、
そのヤクの毛で作った仏具を払子(ほっす)を言い、その払子に花が似ているので〇〇ハグマと名づけられたそうです。
払子は一種のハタキで、中空を左右にサッ、サッと払うように用い穢れや邪気を払う動作とも言われます。 -
☆杉田川渓谷 モミジガサ(紅葉笠/キク科コウモリソウ属)
ちょっとずんぐりしていますがモミジガサだと思います。
モミジガサはシドケとかシトギとも呼ばれ新芽の頃は山菜として食べられます。 -
☆杉田川渓谷 カニコウモリ(蟹蝙蝠/キク科コウモリソウ属
キク科の多年草。茎は高さ0.5~1メートルで葉がカニの甲らに似た形で、縁(へり)には不ぞろいの鋸歯(きょし)があります。
本州と四国の亜高山帯の針葉樹林の林床などに群生します。 -
☆あだたら渓谷 ルートマップ
http://maps.gsi.go.jp/?z=16#13/37.610492/140.358067/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0f0
遠藤ヶ滝遊歩道を後にし
8年ぶりに『あだたら渓谷』にも行ってみました。
場所は『あだたら高原スキー場』のすぐ隣りです。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 現地案内板地図
あだたらスキー場に着いたら
ゴンドラ乗り場少し手前にある
ダートの大きな無料駐車場に車を止め
奥岳の湯(日帰り温泉施設)方向に歩き
その隣りにスキー教室の建物があり
そのスキー教室の隣りが『あだたら渓谷自然遊歩道』の入り口です。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 二階滝
スキー教室脇から谷底へ5分ほど下ると
滝見橋があり、その橋上から見えてきたのが二階滝です。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 二階滝
二階滝は幾つも段々にもなって流れ落ちる段瀑です。
上部の2段を二階滝とする場合もありますが
私的には全部で二階滝でいいような気がします。
そうすると二階じゃなくなっちゃう?(^_^;)。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 二階滝
上から下まで全部を二階滝と見なせば
落差は15mくらいありそうです。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝
次に見えてきたのが魚止め滝です。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝
あだたら渓谷の中では一番キレイな滝だと思うけど
滝の落ち口に橋が架かっていて正直目障り。
魚止滝のすぐ上にも昇龍の滝があるので
その真ん中に架けたのでしょうけど
昇竜の滝はそれほど見応えのある滝ではないので
もう少し昇竜の滝側に寄って架けた方が良かったと思います。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(右岸)
魚止滝の場合、遊歩道や観瀑地点は左岸(見た目の右側)にあり
一般観光客は右岸から見ることはありません。
でも滝壺より下流側は水深が浅いので長靴でも右岸に渡渉でき
普段は見られないアングルから魚止滝が見られます。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(右岸)
でも右岸からも滝上の橋が目障り。
この遊歩道を設計した人のセンスを疑います(ーー;)。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(右岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(右岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(右岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
左岸の滝真横からだと橋が見えません。
これなら自然で素敵です(^^♪。
せっかく大自然の中の美しい滝なんだから
人工的なものはなるべく目立たないように作るのが
よろしいのではないかと思います。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
滝の大きさの割りに滝壺は深く大きく
エメラルドグリーンでとてもキレイです。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
大きい主滝は直瀑で魚は遡上できないので魚止め滝です。
小さい方の滝は地下水が溶岩の岩壁から流れ落ちる
潜流瀑(伏流瀑)です。 -
☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
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☆あだたら渓谷遊歩道 魚止滝(左岸)
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☆あだたら渓谷 昇龍の滝
魚止滝の落ち口に昇竜橋があり橋上から見えるのが
昇竜の滝です。
斜瀑と滑滝を合わせたような滝です。 -
☆あだたら渓谷 昇龍の滝
落差が10m、長さが15mくらいでしょうか。
上段にモミジが迫り出していて紅葉時はキレイです。 -
☆あだたら渓谷 昇龍の滝
昇龍の滝、最上段の斜瀑です。 -
☆あだたら渓谷 名無し滝
あだたら渓谷には6,7つの滝がありますが
魚止滝以外はどれもイマイチかな。
滝好きの私が8年ぶりに訪れた理由がそこにあります(ーー;)。
遊歩道の終わりは安達太良山登山道と合流します。
同じ渓谷沿いの遊歩道を戻ってもいいし
登山道を下ってもかまいません。
時間的には登山道の方が早く着くと思います。 -
☆安達太良高原 ゴマナ(胡麻菜)
登山道沿いではゴマナが花盛りでした。
ゴマナ(胡麻菜/キク科シオン属)は本州の日当たりの良い山地に自生し
シオン属らしく花が茎の上部にまとまって咲き
草丈は大きいものは1,5mをゆうに超える大型の多年草です。
ゴマナは平地には自生せず標高400m辺りから見られます。
根元の葉ほど大きく胡麻の葉に似るのでゴマ菜と呼ばれ
若菜の頃は山菜として食べられます。 -
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
真冬には真っ白なスキーゲレンデになる草原では
秋の草花がたくさん咲いていました。
とくにエゾリンドウの群生は一見の価値があります。 -
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
黄色い花はアキノキリンソウ、ピンクはヤマハギです。 -
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
エゾリンドウ(蝦夷竜胆/リンドウ科リンドウ属)は
中部以北と北海道に分布し山地やジメ地に生える多年草。
茎は太くて直立し、背丈は30~80㎝。
葉は対生し、披針形で長さ6~10㎜、花は8~10月、上部の葉腋と茎頂に5~20個付く。
花屋でリンドウと言えばこのエゾリンドウの栽培種です。
よく似た花にエゾオヤマリンドウ(高山型)がありますが
上部にしか花をつけません。 -
☆羽鳥湖高原湿地のオヤマリンドウ(御山竜胆/リンドウ科リンドウ属)
エゾリンドウと良く似ている花にオヤマリンドウがあります。
オヤマリンドウは中部地方~東北南部の亜高山~山地の湿った草地や湿地に自生します。
ライトブルーの花が上部にまとまって咲き葉脈の3本線が特徴です。
良く似たエゾリンドウは花が何段にも咲くのが特徴と言われますが
オヤマリンドウも株によっては2段に咲きます。
逆にエゾリンドウでも上部にしか咲かない株もあるのでこの違いだけでは判別になりません。
花色はエゾリンドウの方が濃い青のように見えます。 -
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
-
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
滝や渓谷に秋らしさはあまり感じられませんでしたが
高原の花々はすっかり初秋の佇まいです。 -
☆安達太良高原 エゾリンドウ、他
ベージュの実はノギランの花後に実った蒴果。
これで◆初秋のあだたら高原・滝巡り◆はお仕舞いです。
いつも最後までご覧くださりありがとうございます。
また、いつも“いいね”もありがとうございます。
では、また。 j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 琉球熱さん 2018/09/17 01:17:29
- 近々そちらへ行きます
- j-ryuさん、こんにちは
あだたら渓谷の遊歩道ってどうなってるんだろう?と以前からちょっと気になってました。
安達太良山に登る時、あの渓谷はほんとに通過するだけなので(j-ryuさんが「邪魔!」とおっしゃる橋を渡って(笑))。
来月あたりまた安達太良周辺に行こうかと画策中なので(今回は登山ナシ)、あだたら渓谷に行ってみようかと。
今回の旅行記で気付きましたが、やっぱり相当な準備をして撮影に出向いてますね。
「ウェーダー(胴長)がベストです」って、う~む、やっぱり(笑)
これまでの滝の数々も改めて「なるほど」「やっぱり」と。
当たり前のことじゃ撮れない写真の数々、お見それいたしました!
-------琉球熱--------
- j-ryuさん からの返信 2018/09/17 04:56:48
- Re: 近々そちらへ行きます
- 琉球熱さん、おはようございます。
いつもご来訪&コメント&いいね、ありがとうございます。
>(j-ryuさんが「邪魔!」とおっしゃる橋を渡って(笑))。
≫あの・・・・
邪魔な橋は昇龍橋で,登山道の橋は烏川橋なんです(^_^;)。
烏川橋は邪魔ではないです。
もし安達太良山に登山した場合、
帰りはこの烏川橋脇から『あだたら渓谷遊歩道』に入ります。
>やっぱり相当な準備をして撮影に出向いてますね。
「ウェーダー(胴長)がベストです」って、う~む、やっぱり(笑)
≫私はのっけから滝や渓谷が目的の場合が多いので
スタートからウェーダーを履いていきますが、
さすがに登山の時はトレッキングシューズだし、
くそ重いウェーダーは持参しないです(^_^;)。
>近々そちらへ行きます
≫すでにニュースなどでご存知かもしれませんが9/15に
吾妻山(一切経山)の噴火レベルが1から2に引き揚げられ
現在磐梯吾妻スカイラインは全線通行止め常態なのでご注意ください。
安達太良山など福島市方面から裏磐梯に抜けるには土湯峠(国道115号)を抜けることになります。
この秋も私の『紅葉はじめ』は吾妻山の魔女の瞳周辺を予定していたので
入山禁止はとても残念です。
以上のことをお含みの上で計画してくださいませ。
j-ryu
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