無錫・三国城、世界遺産京杭運河

2018/09/01 - 2018/09/01

所要で上海に行った折、足を延ばして無錫を訪れました。出張では何回か来たことはありましたが観光するのは初めてです。

これといった歴史的観光資源が残っているわけでない無錫で何を見ようかと調べて、中国人が無錫観光の第1位にあげている三国城に物は試しに行ってみることにしました。
中央電視台が映画撮影した際のロケとセットを基にした、言ってみればテーマパークです。中国のこの手のパークは決して期待度高くしてはいけません。期待度相当低くして行ってちょうど良いくらい。

あとは、南禅寺を少しと、世界遺産になってもいる有名な運河で時間があれば遊覧と思っていましたが、午前中の大雨で時間が押したので遊覧はやめました。運河も昼間は汚いのがみえちゃいますしね。

有名な公園は太湖沿いにあります。春秋時代の范蠡が後年西施と過ごした地でもあるので所縁の公園がいくつかあり風光明媚と言われていますが、今回はスキップです。

エリア 無錫(中国)

無錫錦州大酒店。街のほぼ中心にあり交通便利です。南禅寺、南長街まで約2km、地下鉄2号線の最寄り駅まで1.5km。もしシェアバイクを使うことができればわけない距離でしょう。

三国城まではタクシーで行きました。35分約60元。バスでも行けないことはないですが、1時間半かかるのと、1時間に1本しかないです。着いたら、いきなりスコールで、どうしようもなく雨雲が去るまで待ちます。

チケットは95元。結構しますが今もはや物価の高い中国におけるテーマパークでは普通です。隣の水滸城は85元で両方で相当大きい敷地です。こんなに見れないし、蒸し暑くてキツいので三国城だけにしました。

雨も小降りになったので歩きはじめましょう。

左手に演舞場があって、10時半と16時に、三国演義の中でも最も有名なプロットのひとつである、呂布と三兄弟が闘った場面を再現する演舞があります。私は間に合いませんでしたが、ここに来るならこれは見たほうがいいでしょう。多分、このパークで一番の見どころでしょうから。

水浸し

歩いて行くと先ずは曹操の陣立てがあり、点呼台があり、銅像があります。どうということもないです。

直進すると、赤壁の水軍陣立てがあります。

太湖に櫓があります。どうということのないテーマパークなのですが、映画ロケに使っただけあり、大きさを実感するにはよろしいですね。

赤壁桟橋なる桟橋を歩くことができます。天気が良ければ気持ち良いのに！

桟橋渡って丘を登ります。

丘の上から太湖が見晴らせます。

赤壁の戦いで、孔明が呪文で風を呼んだ七星台があります。

丘を降りると、孫呉の水軍城にでます。結構大規模ですね。

赤壁の戦いは、実際は周瑜と曹操の戦いでした。劉備軍はほぼ何もしていない。戦略にも優れた周瑜は間違いなく孔明と並ぶ三国志の大英雄と思います。

孫呉の宮殿ですが、これまた大きいです。

孫権の宮殿

裏手には、三顧の礼で有名な孔明の廬があります。雰囲気はこんな感じだったのでしょう。

三国演義の最大のヒーロー諸葛亮は子供にも人気大です。

近くに、孔明発明の八卦陣を模した岩が置かれています。これなら、自分でも置けるという感じです。

聚賢堂の中では様々なアトラクションが行われます。唯一クーラーが効いていて涼むのに最適でした。

劉備が孫権の妹と政略結婚の舞台となった甘露寺。本物は鎮江にあります。

三国志の登場人物の像が一斉に並んでいます。

これで終了です。

約2時間強でしたが、その間にすっかり雨もやみました。ただ、太陽が出てきてとても蒸し暑くなってしまいました。

これが入り口。来た時はどしゃ降りでとても写真撮れるような状態でなく。

三国城の前からタクシーに乗って、街中の南禅寺にきました。30分でタクシー代はメーター50元。

珍しくタダで中まで入れます。

南禅寺から運河に向かう途中、小腹も空いたので名物の、ワンタンを。10元です。

ふら～と入りましたが、この店は名店みたいです。

名食街に繋がっていて小吃の店が連なっています。

名食街の十字路

名食街の脇には小運河が流れていて風情があります。

無錫の京杭運河は世界遺産です。

無錫の観光写真によく出てくるアングルはここからですね。夜景が綺麗なので夜来るのがお勧めと言われています。
とにかく、蒸し暑いので観光はここまでで終わりにして、高速鉄道の駅へ向かいます。タクシーで無錫東駅まで25分約60元。