
2018/08/29 - 2018/08/29
284位(同エリア1045件中)
遠路遥々さん
タージ・マハルに行くことだけを目的にインドに行った。
遠かった。
デリーからも遠かった。
でも、その価値はあった。
デリーから日帰りツアー。
バイシャリトラベルサービス。
7AM~8PMホテルロビー送迎。
日本語ガイド(10年の経験、但し片言)付き。
210ドル。入場券、昼食付き。その他にビール代金約800円。チップがガイドと運転手に対して1600円。全てルピー払い。
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アグラの街にたどり着いて、混沌とした風景に複雑な思いがする。世界中からインドの遺産を見に来るのに、あまりにも貧しい生活がすぐそばにある。
しかし気を取り直さねば! -
タージ・マハルの近くでは環境保全(タージ・マハルを汚さないため)のためにガソリン車がダメらしく、このような電動カートに乗り換えさせられる。
本当かなあと後から思った。周囲には煙の立ち上る施設があり、別の側には交通量の多い道路がある。
観光客の交通だけに対策を打っても効果はしれている。 -
でも、一応きれいな道。
環境対策と言うより演出と考えれば納得がいく。
気分は高鳴る。 -
ガイドが入場券を買ってきてくれている間にトイレ。5ルピー。
出口で料金係りに、きれいだったかと聴かれて、きれいだったと答えると、テーブルにある記帳書みたいなものに名前と国籍とを書かされる。
そこまでしっかりと管理がされているのだと前向きにとらえる。 -
外国人料金は、インドの人の倍。結構する。
そのあと受付があり、赤外線カメラで荷物をチェックされる。
施設を壊したり汚したりするものを持ってないかチェックされるのだ。 -
壁の向こうに白いものが!
あれがタージ・マハルか!? -
門の間に白いものが見える。もしかするとあれが、、、胸が高鳴る。
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奥に見える。あれか?あれか?
本当に胸の鼓動を感じた。 -
あれだ!あれ!
手が震えた。 -
門を抜けた!
頭の中で鳴り響いたのは、なぜかガーシュインのラプソディーインブルーの金管楽器が盛り上げる部分。とにかくドラマチックに目の前に現れた。
すぐ側にいたヨーロッパからの一団が歓声を上げた。
曇り空の下で白く輝いている! -
門のすぐ横でガイドから説明を聞く。説明など上の空で写真を撮り続ける。
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ガイドはそこで短い説明を終えてあと2時間ぐらい一人で見てこいと言う。
こいつサボるつもりか?と思いながらも、自由にさせてもらうことも歓迎。
最初は2時間を長いと思ったが、写真を撮り、シャージャハンの思いに想像を巡らせていると、ちょうど良かった。さっさと歩けば30分。ガイドと歩いたら1時間以内で終わらされたかも。
シャージャハン(ムガール帝国第5代皇帝。死んだ奥さんのお墓としてタージ・マハルを作った。) -
だんだん近づくと予想外に大きいことがわかる。
スゴい!豪華!まぶしい! -
近くで見るとマーブル模様が美しい。細工も精巧。美しい!
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四方どちらから見ても同じ形に見える。美しいシンメトリー。これが1654年の完成。江戸時代が日本では始まったばかり。
ムガール帝国が国の財政が傾くほど金を注ぎ込んだ史跡。奥さんのために作ったなどと美談で語るよりは、素晴らしい公共工事として、当時の国民の仕事を作ったのだし、現在に至っては、観光資源として莫大な価値を産むものとして評価されるべきだ。 -
周囲の四つの搭もお伽の国のもののように見える。
美しい! -
彫り細工も美しい。
タワーの近くの人を見ると大きさがわかる。 -
柄が書いてあるように見える部分は大理石が削られて他の石が嵌め込まれている。5種類くらいの石の説明を受けた。
毎日2万人の職人が20年かけて完成させたと言う。
更に職人達は、別の場所でタージ・マハルを再現することが出来ないように手を切り落とされたと言う。 -
タージ・マハルからアグラ城を臨む。右が雨季で水量を増したヤムナー川。手前が上流。
川はデリーを通ってここに流れてくる。
ヤムナー川のほんの2%の距離を通るデリーで90%汚されると言う。これはNewsweekか東洋経済かで読んだ情報。世界的に有名な汚染された川だがガイドはヤムナー川を汚いと思っていない。 -
反対側に入り口として通ってきた門を臨む。
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史跡が削られないようにこのようなカバーを履かされる。
国の重要な資産を傷つけられないようにいろんなが施策が講じられている。 -
庭園の樹木のあいだから。
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観光後タージ・マハルと言う名前の安レストラン。
名前の付け方が、これってありなの?杜撰すぎないか?とか思いながらガイドに続いて入る。
ここでは料理の選択の余地なし。
日本のカレーが食べたい。 -
ビール500cc缶400ルピー。水一リットル100ルピー。合計800円ぐらい。
インドではこのキングフィッシャー。馴れると美味しい。 -
やはり激辛のインド料理。
あきらめてつっつく。 -
当日二つ目の訪問史跡。アグラ城の入り口。
ムガール帝国がアグラを首都としていたときの居城。 -
やはり外国人は高い。
料金表が紙で張り直されているところを見るとしょっちゅう為替レートとかの関係で変えているのだろう。 -
やはり広大だ。
今、観光できるのは全体の20%程度の一部らしい。
他は軍隊が使用しているとのこと。 -
ムガール帝国第5代皇帝のタージ・マハルを作ったシャージャハンが。後継者指名で敗れて息子に幽閉された部屋。タージ・マハルを眺めて余生を過ごしたとのことだが、ちゃんとテラスから見える。
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幽閉された彼が見ていたものと同じ風景を見ることができる。
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