バルセロナ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ホテルへチェックインし、16時を過ぎていた。この日、サグラダファミリアの見学チケットを予約しており、17時15分~17時30分の間に入場するよう時間設定がされている。なので、16時20分ごろホテルを出発し、サグラダファミリアへ向かった。<br /><br />先程観ていたが、やはり何度みても壮大な塔であるサグラダファミリア。スペインの代表的な建物。モンサンミッシェルやエッフェル塔、ルーヴル美術館に続き、テレビや本でしか見たことのないものが、またしても目の前にあり、感激した。日の出ているうちに何枚も記念撮影をし、案内ゲートそばで待つ。5分くらい大丈夫だと思い、17時10分にゲート近くの警備員にチケット時間を見せつつ、「どうぞ」と促され中に入る。すると手荷物チェック入り口の場所で、「まだ5分前だから」と外へ出された。警備員、テキトーすぎだろ。事前に調べていたが、スペイン人はテキトーな性格の人が多いらしい。あとでどうにでもなる精神で生活しているっぽくて、よく言えば心が広い。これは、翌日のグエル公園前でも発覚したが。でも、手荷物チェックの係員は厳しかった。5分後再び行くと通してくれた。X線の手荷物検査と、金属チェックがある。やはり観光名所はテロ対策が厳しい。音声ガイダンス機器をレンタルし、中に入った。<br /><br />サグラダファミリア内はとても天井が高い。ものすごく綺麗なステンドグラスから、色とりどりの光が差し込み、美しい彫刻がほどこされた大きな柱を照らしていた。神々しい雰囲気の内部。ちょうどパイプオルガンより賛美歌の曲が流れており、中央の椅子に座り曲と雰囲気を堪能した。音声ガイダンスがあるためガウディ建築とサグラダファミリアについて学ぶこともできた。事前指定時間になり、エレベーターで塔へ上るため、案内に沿ってエレベーターゲートへ向かった。しかし、事前に「生誕の塔」を指定していたことを忘れており、「受難の塔」のエレベーターへ行ってしまい、逆の塔へ行くように言われた。サグラダファミリアは生誕の塔と受難の塔があり、2つは外壁が全く違う。生誕の塔はなめらなか、受難の塔は刺々しい感じ。塔へ上る際は、カメラと携帯以外の荷物は持ち込めず、エレベーター前の返却式コインロッカーへ荷物を預けなければならない。返却式だとわからず、コインを忘れていく客が多いらしい。私たちが使ったロッカーもコイン受取が忘れられたままとなっており、1€得した。少し見ていると、ロッカー案内人の兄ちゃんは、忘れられたコインを回収してまわり、ロッカーの上に隠していた。私たちが見た短い間に5€は隠したので、一日かなりの量になると思う。エレベーターは6人ずつしか乗れなかった。上にあがり、展望通路に出ると、バルセロナの街並みが広がっていた。遠くに海が見える。綺麗な景色を堪能し、塔を降りようとしたが、足がすくむ。妻は大丈夫だが、私は高所恐怖症。そんな私に追い討ちをかけるがごとく、階段はすごく急な螺旋階段で今にも踏み外しそうだし、階段の幅も物凄く狭い。手すりもない。ゆっくりゆっくり、怖い思いをしながら階段を降りた。同じく高所恐怖症であろう、一緒に登ってきた中国人のお姉さんも泣きそうになっていた。あんな危なくて怖い階段を造るなんて、ガウディ絶対に許さない。なんとか降りきり、荷物を回収し、ステンドグラスを見つつお土産ショップを見てまわった。<br /><br />サグラダファミリアを見終わり、19時前となっていた。朝食をホテルで食べたきり何も食べておらず、お腹が空いていたので、googleマップで最寄りのレストランを調べると、星4.4のお店があった。いちいち日本語メニューのあるお店を探すのが面倒で、緊張したが飛び入りでこのお店に入店。メニューがスペイン語のみでも、最低、画像を指差して注文できると思った。店の名前は「tuscania food and wine」。ここが、ヨーロッパ1ヵ月の間で1番美味しく店員さんの対応も良い、大当りの店だった。中に入ると女性店員が席へ案内してくれた。奥の2人がけ席。メニューを渡されると、英語とスペイン語表記だった。写真は無し。とりあえず、スペインといえばパエリアだと思い、頑張ってパエリアの単語を探す。探している途中、スペイン風オムレツみたいな単語も見つけた。それと、事前に画像をみて惹かれたミートボールがわからず、画像を準備。飲み物はcokeですぐにわかった。女性店員が注文をとりに来たので、一通り注文をし、最後に画像を見せ「and..this one」と言うと通じた。ミートボールのトマト煮込みらしい。料理を待っていると、パンが入ったバスケットを持ってきてくれた。塩とオリーブオイル、バルサミコがあり、「つけて食べると美味しいよ」みたいなことを説明してくれた。しばらく待ち、料理を次々と運んできてくれた。スペイン風オムレツはしっとりボリューミーで、味は薄め。その代わりじゃがいもの味を活かし、卵との相性抜群なオムレツとなっていた。ミートボールは食べずとも美味いのがわかる。じっくり肉汁がトマトソースと絡まり、ペロリと食べてしまった。最後にパエリア。すごくすごくすごく美味しかった。日本で食べるパエリアより味がしっかりついており、魚介の旨味が十分溶け込んでいる。本場はやはり、全然違うんだなと思った。5日間で一番美味しいご飯だった。大満足で食べ終わり、支払いへ行くと、いかつい兄ちゃん店員が「どこから来た?」と話しかけてきた。「Japan」と言うと、「友達が日本にいて東京や大阪や京都に遊びに行ったことがあるよ」とフレンドリーに話してくれた。お姉さん店員もお兄さん店員も、すごくフレンドリーで感じが良く、英語もしっかり聴き取れたし、最高のお店だった。<br /><br />バルセロナが大好きになりつつ、ホテルへ戻り、明日へ備えた。

ヨーロッパ1ヵ月の旅~5日目(サグラダファミリアと美食)~

23いいね!

2018/04/01 - 2018/04/29

1440位(同エリア6876件中)

2

15

koala

koalaさん

ホテルへチェックインし、16時を過ぎていた。この日、サグラダファミリアの見学チケットを予約しており、17時15分~17時30分の間に入場するよう時間設定がされている。なので、16時20分ごろホテルを出発し、サグラダファミリアへ向かった。

先程観ていたが、やはり何度みても壮大な塔であるサグラダファミリア。スペインの代表的な建物。モンサンミッシェルやエッフェル塔、ルーヴル美術館に続き、テレビや本でしか見たことのないものが、またしても目の前にあり、感激した。日の出ているうちに何枚も記念撮影をし、案内ゲートそばで待つ。5分くらい大丈夫だと思い、17時10分にゲート近くの警備員にチケット時間を見せつつ、「どうぞ」と促され中に入る。すると手荷物チェック入り口の場所で、「まだ5分前だから」と外へ出された。警備員、テキトーすぎだろ。事前に調べていたが、スペイン人はテキトーな性格の人が多いらしい。あとでどうにでもなる精神で生活しているっぽくて、よく言えば心が広い。これは、翌日のグエル公園前でも発覚したが。でも、手荷物チェックの係員は厳しかった。5分後再び行くと通してくれた。X線の手荷物検査と、金属チェックがある。やはり観光名所はテロ対策が厳しい。音声ガイダンス機器をレンタルし、中に入った。

サグラダファミリア内はとても天井が高い。ものすごく綺麗なステンドグラスから、色とりどりの光が差し込み、美しい彫刻がほどこされた大きな柱を照らしていた。神々しい雰囲気の内部。ちょうどパイプオルガンより賛美歌の曲が流れており、中央の椅子に座り曲と雰囲気を堪能した。音声ガイダンスがあるためガウディ建築とサグラダファミリアについて学ぶこともできた。事前指定時間になり、エレベーターで塔へ上るため、案内に沿ってエレベーターゲートへ向かった。しかし、事前に「生誕の塔」を指定していたことを忘れており、「受難の塔」のエレベーターへ行ってしまい、逆の塔へ行くように言われた。サグラダファミリアは生誕の塔と受難の塔があり、2つは外壁が全く違う。生誕の塔はなめらなか、受難の塔は刺々しい感じ。塔へ上る際は、カメラと携帯以外の荷物は持ち込めず、エレベーター前の返却式コインロッカーへ荷物を預けなければならない。返却式だとわからず、コインを忘れていく客が多いらしい。私たちが使ったロッカーもコイン受取が忘れられたままとなっており、1€得した。少し見ていると、ロッカー案内人の兄ちゃんは、忘れられたコインを回収してまわり、ロッカーの上に隠していた。私たちが見た短い間に5€は隠したので、一日かなりの量になると思う。エレベーターは6人ずつしか乗れなかった。上にあがり、展望通路に出ると、バルセロナの街並みが広がっていた。遠くに海が見える。綺麗な景色を堪能し、塔を降りようとしたが、足がすくむ。妻は大丈夫だが、私は高所恐怖症。そんな私に追い討ちをかけるがごとく、階段はすごく急な螺旋階段で今にも踏み外しそうだし、階段の幅も物凄く狭い。手すりもない。ゆっくりゆっくり、怖い思いをしながら階段を降りた。同じく高所恐怖症であろう、一緒に登ってきた中国人のお姉さんも泣きそうになっていた。あんな危なくて怖い階段を造るなんて、ガウディ絶対に許さない。なんとか降りきり、荷物を回収し、ステンドグラスを見つつお土産ショップを見てまわった。

サグラダファミリアを見終わり、19時前となっていた。朝食をホテルで食べたきり何も食べておらず、お腹が空いていたので、googleマップで最寄りのレストランを調べると、星4.4のお店があった。いちいち日本語メニューのあるお店を探すのが面倒で、緊張したが飛び入りでこのお店に入店。メニューがスペイン語のみでも、最低、画像を指差して注文できると思った。店の名前は「tuscania food and wine」。ここが、ヨーロッパ1ヵ月の間で1番美味しく店員さんの対応も良い、大当りの店だった。中に入ると女性店員が席へ案内してくれた。奥の2人がけ席。メニューを渡されると、英語とスペイン語表記だった。写真は無し。とりあえず、スペインといえばパエリアだと思い、頑張ってパエリアの単語を探す。探している途中、スペイン風オムレツみたいな単語も見つけた。それと、事前に画像をみて惹かれたミートボールがわからず、画像を準備。飲み物はcokeですぐにわかった。女性店員が注文をとりに来たので、一通り注文をし、最後に画像を見せ「and..this one」と言うと通じた。ミートボールのトマト煮込みらしい。料理を待っていると、パンが入ったバスケットを持ってきてくれた。塩とオリーブオイル、バルサミコがあり、「つけて食べると美味しいよ」みたいなことを説明してくれた。しばらく待ち、料理を次々と運んできてくれた。スペイン風オムレツはしっとりボリューミーで、味は薄め。その代わりじゃがいもの味を活かし、卵との相性抜群なオムレツとなっていた。ミートボールは食べずとも美味いのがわかる。じっくり肉汁がトマトソースと絡まり、ペロリと食べてしまった。最後にパエリア。すごくすごくすごく美味しかった。日本で食べるパエリアより味がしっかりついており、魚介の旨味が十分溶け込んでいる。本場はやはり、全然違うんだなと思った。5日間で一番美味しいご飯だった。大満足で食べ終わり、支払いへ行くと、いかつい兄ちゃん店員が「どこから来た?」と話しかけてきた。「Japan」と言うと、「友達が日本にいて東京や大阪や京都に遊びに行ったことがあるよ」とフレンドリーに話してくれた。お姉さん店員もお兄さん店員も、すごくフレンドリーで感じが良く、英語もしっかり聴き取れたし、最高のお店だった。

バルセロナが大好きになりつつ、ホテルへ戻り、明日へ備えた。

PR

  • 受難の塔

    受難の塔

  • 生誕の塔

    生誕の塔

  • 塔内部の柱

    塔内部の柱

  • 天井

    天井

  • 天井

    天井

  • ステンドグラス

    ステンドグラス

  • ステンドグラス

    ステンドグラス

  • イエスキリスト像

    イエスキリスト像

  • バルセロナの街並み

    バルセロナの街並み

  • 塔の上 バルセロナの街並み

    塔の上 バルセロナの街並み

  • 外壁彫刻

    外壁彫刻

  • スペイン料理店  tuscania food and wine

    スペイン料理店 tuscania food and wine

  • ミートボール

    ミートボール

  • スペイン風オムレツ

    スペイン風オムレツ

  • パエリア

    パエリア

23いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (2)

開く

閉じる

  • ももであさん 2018/08/27 06:48:27
    サグラダ・ファミリア
    koalaさん はじめまして♪

    サグラダ・ファミリア
    ちょうど一年ほど前に初めて見ました。

    期待はずれの世界遺産もある中、ここは期待を
    裏切る素晴らしさで、ガウディの偉大さを知りました。

    設計図無しでどうやって構想できるのでしょう。
    神の領域に近づいてますね。

    ももであ

    koala

    koalaさん からの返信 2018/08/27 07:50:57
    Re:
    設計図無しで造ったんですか?!
    知らなかった...
    なおさら、ガウディ本当に凄すぎですね!

    ただ塔から降りる螺旋階段は設計ミスですわアレ。高所恐怖症泣かせの階段でした。

    ともあれ建物に対し、美しいという感情があんなにも湧く場所はあまりなく、サグラダファミリアはとても良い場所でした。

koalaさんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

koalaさんの関連旅行記

koalaさんの旅行記一覧

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

スペインで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
スペイン最安 373円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

スペインの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP