2018年インドネシア一人旅①ジャカルタからジョグジャカルタへ

2018/08/11 - 2018/08/19

本当は２０１７年に予定していたインドネシア一人旅。仕事の都合で夏休みが使えず１年越しにようやく実現。
写真集で見た朝靄のボロブドゥールに心を奪われ，ジョグジャカルタをメインに９日ほどの弾丸で行ってきました。
ちょっとだけおまけでバリ島にも寄り，それなりに充実した夏休みになりました。

エリア ジャカルタ(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エクスペディア

今回の旅行，航空会社の都合で関空からジャカルタの直行便がなくなりました。悪いことは続くもので、関空から羽田への国内線も欠航。
仕方なく仕事を早めに切り上げ，４時間かけて新幹線を使って品川経由で出発前に羽田へ移動。

夜１１時過ぎに羽田空港近くのホテルに到着。
前日の移動だけでかなりクタクタ。

翌朝，シャトルで空港へ到着。この日は土曜日&連休初日だけあって羽田も大混雑。

展望台からは飛行機が眺められます。子どもに大人気。

両替も必要だし，余裕を持って来たけど，３時間前到着はさすがにやることが無い・・・しかたがないので５Ｆの日本橋などを眺めつつ。

*事前に聞いていたのですが，両替は現地でする方が絶対によかった。
現地銀行や両替商でだいたい１円＝１２５～１３０ルピア弱，日本の空港では最低９３～最高でも１１３ルピア前後。　
３万円両替すると馬鹿にならない差が出る。
どうしても空港でする場合，ＳＢＪ銀行が比較的レートがよいです。あとは推して知るべし・・

定刻に出発したガルーダ便。

ほぼ予定時刻についたので，両替を済ませてターミナル３から出る。やはりほとんどの人がブルーバードを選ぶため，大量のブルーバード待ちとスカスカのその他タクシーの待ち具合。

ジャカルタに来るのが初めてなのでわかりませんが、ターミナル３はかなりきれいなつくり。おそらく昔から言うと隔世の感があるのでしょうね。

翌朝は８時半にガンビル駅からジョグジャカルタ駅までの鉄道に乗るため，本日中にガンビル駅でチケットを発券しなければ・・
到着したタクシーの運転手が英語が話せる人だったので，理解してもらって無事ガンビル駅で発券完了！！
一つ肩の荷が下りた，ふうう～

この日泊まる，ジャラン・ジャクサに近いアシュリーホテルへ。
確か５０００円ほどだったと思うけど，中は十分すぎる設備。
一泊はもったいなかった・・

ホテルから目ぼしいワルンを探しに出るも，夜も９時を過ぎているので，賑わっていた屋台にてナシゴレンとビンタンビールを。
ウマい！！生き返る・・
お客さんが途絶えるのない屋台。正解でした。

小腹も満たされたので，別の店でも食べてみようと思い、ジャカルタのバックパッカー街、ジャランジャクサへ足を踏み入れるも・・
カオサンを小さくしたようなのを想像していたが、何か寂れていて，イメージと違っておりました。

ジャランジャクサを北上すると，地球の〇き方にも載っている有名なレストラン「サテ・カス・スナヤン」が。せっかくなので空心菜と羊肉のサテ・カンビンを。味はさすがに有名店だけのことはありました。

翌朝。余裕をもって７時には朝食を済ませホテルを出る。
タクシーでガンビル駅まで送ってもらった後，ガンビル駅のすぐ横からモナスへ行けたので公園内を散策。
ホテルは高層階にあるせいか朝のアザーンは聞こえなかったけど、こうやって見ると，さすがにイスラム教徒が多いですね。

近くまで行くことはできるのだけど、入り口がわかりにくい独立記念塔、モナス。
頂上の展望台に上るのは3時間待ちだと聞いていたし、あえてジャカルタ市内を一望する意味も感じなかったので、近くまで行って良しとすることに。

ガンビル駅内。旅行者や移動するインドネシアの人で大混雑。ファーストフードはもちろん、ローカルなカフェやベーカリーが軒を並べているので、朝飯を抜いてきても心配なし。

改札をくぐってからも、構内はカフェやキオスクがあり結構充実した作りです。
こんな立派な駅だとは思わなかった。

やってきた８時３０分発のタクサカ号。ベトナムに続いて東南アジアで長距離列車に乗るのは２度目。

これが一等車（エクセクティフ）のシートを後ろから見たところ。
座席のピッチはそこまで窮屈ではないものの、日本のグリーン車になれているとやっぱりしょぼくは感じてしまう。

この路線はあまり変わり映えしない風景だなぁ～と思っていましたが、意外と立体的な箇所もあり、結構飽きません。

車窓の風景。８割がたこうした田園風景が続きます。

「ただ今の時間、車掌は～でございます」的なちょっと強気な名札プレート。
しかし、なぜにみんな斜めを向くのだろう。

弁当売りが頻繁に来ますが、せっかくなので食堂車で食べてみようと思って足を運ぶ。
が、メニューはワゴンの弁当と同じ。まあこういうところで食べるのも悪くはない。

なんか詐欺みたいにしょぼいナシゴレン弁当がやってきた。
肉団子がわびしい・・・
コーヒーと合わせて約５００００ルピア。

似たような風景が続くものの、ジャワ島というイメージにぴったりの光景で、なかなかなごみます。
ジャカルタからジョグジャカルタまで8時間かかりますが、欧米人旅行者にはやはり人気の様子。

畑や森林が多いながら、各場所によって、畑の形状も違っていて興味深い。

トイレは意外ときれいだったりします。

定刻の午後4時半、ジョグジャカルタのトゥグ駅へ。寂しい駅を想像していたら、意外と施設は充実していました。
この駅は、インドネシアへの侵略と独立にかかわる歴史上のいろいろな出来事の舞台となった駅のようです。

トゥグ駅から歩くこと10分、目抜き通りのマリオボロ通りへ。噂には聞いていた通り、ベチャやモーターサイ、それに馬車（！）まで。
移動の足に困ることはなさそう。

マリオボロ通りから1本わき道を入ったホテルを、ボロブドゥール訪問を挟んで2日分予約。さっそく荷物を置いて散策へ。

マリオボロ通りに面したショッピングモール、マリオボロモール。
お土産屋やフードコートなどが充実していて、ここでショッピングも面白そうです。

インドネシアのゲームセンターってなんだか新鮮。

この日の夕食は、ジョグジャカルタの名物、ナシ・グドゥを食べに行くため、専門店が並ぶジャラン・ヴィジランまで馬車で行ってもらうことに。
15万ルピアと言われたので半額の7万5000ルピアを提示すると3分くらい考え込むおじいちゃん。周りでほかのドライバーが説得していたので、たぶん相場くらいなんじゃないかと思います。
ベチャで半日くらいチャーターして7万くらいだろうから、近距離移動としてはかなりの高値掴みですが、馬車なので馬件費（？）もかかると思い、この値段を払って行ってもらうことに。

馬車で走ること約15分。王宮北広場から少しわきに入ったところにあるジャラン・ヴィジランに。
街灯も少ないし、ここまでローカルな通りだとは聞いてなかった。
まあでも、せっかく来たことだし、ここで夕食を物色しよう。

割と有名な店と思われるグドゥッ・ユ・ジュム１６７で、スペシャルというのを頼むことに。
予想はしていたことだけど、ジョグジャカルタではアルコールを置いてない食堂・レストランが普通。
お茶というのが何だか味気ないけど、肝心の料理の味は、甘いけど癖になりそうな味でした。

ジョグジャで1回は見てみようと思っていた影絵芝居を見るため、ソノブドヨ博物館足を運ぶと、ガイドブック情報どおりやはり日曜日は開催してない様子。
今からラーマーヤナ舞踊に行くのは遠いし、そこまで見に行きたいほどのものではないので、仕方なくマリオボロ通りを散策することに。

マリオボロ通りを歩いていたら、この日はマリオボロフェスティバルというのをやっておりました。
これは現代風に音楽や振り付けをアレンジしたラーマーヤナ舞踊のようです。
音楽、動きのキレとも素晴らしく、思わず動画を保存してしまいました。

ジョグジャに来て、初めてイスラム教徒が大多数を占める国ということを実感。
コンビニでビールが売っていない！レストランでビールを出す店が限られている！
マリオボロ通り界隈ではビールを出す店は4軒ほどしか見つかりませんでした。
そのうちの1軒、割と有名な店のレギャン・ガーデンでまずはガドガドとビールを。

続いて焼き鳥サテアヤムと豆腐とテンペのフライを。
ジョグジャではいわゆる沈没しているバックパッカーをほぼ見なかったけれど、理由はやっぱりアルコールが手に入りにくい＆たまにおいてある店に行ってもべらぼーに高い、ということがあるのではないかと思います。

翌朝。この日は、少しジョグジャの観光をしてから今回の旅行の目玉、ボロブドゥール遺跡に向かうことにしています。