2018/07/08 - 2018/07/08
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keithforestさん
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今年の旅行は、満を持して、もう一度行きたかったミューレンを皮切りに、ブリグ、ボルツァーノ、カナツェー、コルティナ・ダンペッツォまで東進、そしてとって返してトリノ、クールマイユールからシャモニーを経由してくる4週間です。
荷物を預けてAostaから電車で東へChâtillonに向かい、バスに乗ってスキーの大リゾート、チェルビニアへ。マッターホルンを裏から見ようというわけです。そしてとって帰って、そのまま荷物を受け取って、今度はバスでクール・マイユールへ!急がしいっちゃありゃしない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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滅多にないことですが、06:30起床。朝飯を簡単に済ませ、07:45にはチェックアウト。荷物を預け、駅へ急ぎます。
お~!あっちに見えているのはモンブランだったりしちゃわないのかなぁ。アオスタ駅 駅
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ちょっとはやってしまっていたのか、駅に着いたら余裕綽々。切符を買い、トイレに行ってみたら、ここのトイレ、すげぇ綺麗なんです。イタリアの公衆トイレって、それほど知らんけれど、ここは凄いや!
切符売りのおじさんもかなりわかっている人だったし。 -
車庫の方から車両が入ってきましたよ。
この向こうに見える建屋がとっても大きなもので、どうやらこの後ろには広大な工場棟が建っているのですが、なんとなく鉄臭いなぁと思っていたら、どうやらこの地域の豊富な水力発電を生かした電炉の工場のようです。
地図にはCogne Acciai Speciali Spaと書かれています。二十世紀初頭に創設されたらしいですよ。歴史あります。 -
面白い車両です。ここはどうも自転車置き場にもなるようですね。
そういえばスイスでは自転車の指定席があるようでした。 -
例によってChâtillonはまたの名をSaint Vincentというのですね。Aostaからは所要時間わずかに22分。間の駅Nusから乗ってきたアフリカ系の二人は電車から降りると、わざわざ階段を降りることをせず、「渡るな」と書いてある線路にひょいと降りてスタスタ行ってしまいました。日本人は生真面目だから、ちゃんと階段を降りて地下道を行きましたよ。
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駅前にバスの停留所があるのですが、若者がたむろっています。
駅には誰もいません。電車の中の検札もそういえば来なかったな。
駅前にはカフェが一軒ぽつんとあります。
入ってみるとお姉さんがひとりで、3人ほどのおじさんを相手に珈琲を入れています。おじさん達は日曜日の朝だというのに、こんなところへ来て朝飯です。大体、甘い菓子パン、あるいはケーキとエスプレッソです。
私はカプチーノを入れて貰って、大きな目印のついた鍵を借りて、トイレを使いました。
だって、ここからバスは一時間はかかるもの。 -
09:20にチェルビニア行きの530番のバスが来ました。ひとり2.90ユーロです。安いな!このバス、昔はここまで降りてこなかったんだそうで、チェルビニアへ行く人たちはバスターミナルへは、坂道をえっちらおっちら高低差60m、1kmを歩いて上がらなくてはならなかったんだそうです。
私たちのバスがターミナルに来ると外のベンチに日本人のおばさん三人組がスーツケースを横にバスを待っています。ひょっとするとあのままAostaへ向かったのかも知れませんね。 -
バスはガンガン山道を上がっていきます。
なにしろ終点のチェルビニアのバスターミナルは標高が2,996mもあって、都合2,500m位を一気に稼ぐわけですから、そりゃ大変です。しかし、そのバス代が2.90ユーロで良いんですかね!?格安です。その代わり滅多に来ないけど。 -
途中にもいくらもこの谷沿いに宿泊施設とおぼしきものが次々に現れ、ポールをつけたザックを背負った人たちが乗ってきたり、まとまって降りたりしております。
バカンスシーズンが始まってんだなぁと実感。 -
で、終点についてバスを降りたら・・・ガァ~ン!
あ、あれだ!あれがチェルビーノに相違ない!まるで旋盤で使うバイトの刃先のような頂上は下がどんなにふくれていようと、あの山の頂上に相違ないのです!チェルヴィーノ 山・渓谷
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いやいや、のっけから思いっきりズームを伸ばしましたけれど、バスターミナルから見るとこの景色です。左の芝生はゴルフ場です。こんなところでゴルフなんてやんなよ、といってしまいそうですが、イタリアのリゾートはほとんどこんなところでもゴルフ場がありますね。昔の私だったらやりたくなったでしょうねぇ。
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帰りのバススケジュールを確認しておきましょう。
いざとなれば最終は20:30でございます。
で、問題は「お~い、ゴンドラはどこから出るんだぁ~!」でございます。
どこにもそれらしい表示がありません。街奥へ行く方にリフトへの矢印があります。このリゾートの目抜きへ入っていってしまいます。しょうがないからインフォメーションに行って「どこ?」とうかがったら、なんとバスターミナルへ舞い戻り。
向かい側の大きなショッピングセンターの上、ヨイショ、よいしょと階段を上がらなくてはなりません。 -
ヨイショ、よいしょと公園を上がって坂道を上がったところに「CERVINO Welcome!」と書かれた建物があるのに、なんとテープが貼ってあって、封鎖されているのですよ!え~っ!動いていないのか!
チェルヴィーノ 山・渓谷
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と思ったらこの建物は今は使われていないのですが、この先によいしょと上がっていけば、ここがゴンドラ乗り場の入り口です。だったら古い建物になんか書いておけよ!この辺の神経は良くわからんなぁ。
頂上までゴンドラ→テレキャビン→ゴンドラの三本乗り継ぎです。1,400mほどを一気に駆け上がるわけです。ひとり32ユーロ -
思いっきりチェルビーノを眺めることができます。自転車多し。
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二本目はテレキャビンです。窓のポリカーボネートはスキーの板が立てかけられるためにもうギッタギタで、とても写真を撮る気にはなりませぬ。
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小さくて見えないかも知れませんが、真ん中屋や右寄りに赤く「あなたはここ」表示があります。
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ここから三本目の大ゴンドラに乗りかえます。
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ここからは、ヘルメットをつけた子どものスキーヤー達がいっぱしのスラローマーの雰囲気を漂わせながら、ガンガン乗ってきます。自転車も乗ってきます。なんだか随分混んできました。夏休み始まったばかりの日曜日でございますからね。
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あれなる終点がスイスとイタリアの国境の稜線です。たっぷりの雪。そして楽しそうな自転車、という違和感。
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大きな池が広がっています。
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一番上に上がって、外に出ると、谷を越えて向こうにひとつのピークが見えます。人工構造物が見えますが、あれ!どこかで見たことがあるような気がします!
Matterhorn Glacier Paradiseだ!先日Zermattからやっぱりテレキャビンとゴンドラを乗り継いで上がった標高3,863mの展望台です!あんなに近かったのか! -
そして目の前を見下ろすと、真夏だというのに、こんなにたくさんのスキーヤー達が普通のスキーシーズンのように、T-barにつかまって上がっていっては滑り降りております。
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良いなぁ、羨ましいなぁ、滑りたいなぁ!あぁ、若いときに来れば良かったなぁ。
半世紀前にやってきたつれあいは正にこの斜面を滑ったのだそうでございますよ。 -
パラグライダースキーにチャレンジ!
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これでT-barに乗る様がおわかり戴けるでしょうか。実はこれ、ちょっと乗りこなすのに、容量が要ります。初めての人は相当に難儀をします。
子ども達のポール練習でもするのでしょうか、ポールを運んでいる人もいますね。 -
こんな雪の中、自転車組はそれでも全く躊躇することなく下っていきますから、相当慣れているんでしょうねぇ。どこへでも自転車が上がってきます。
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気持ちよさそうでございますなぁ。
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スキーをするでもなく、自転車でもなく、雪上訓練でもなく、ただただ、上がってくる爺さん婆さんというのは、昔のスキー場でもおられました。忘れもしない、ゴールデン・ウィークの谷川天神平で滑ったときも、そんな爺さん婆さんが上がってきて、何が面白くて来たんだろうと思っていたわけですが、45年後には全く同様な行動をしておったわけでございます。?じだいはぁ、めぇぐるぅぅ?
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ゴンドラで降りるときも、ただただチェルビーノを見つめております。
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頂上ですよ!
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右の峰が今降りてきたところです
そして左の峰がZermattから上がったMatterhorn Glacier Paradiseです。こんなに近いの!で冬のスキーシーズンにはこっちからあっちへ降りて、またこっちへ上がってくるということができるのだそうで、この話をしたら友人が「そうそう、それをやったことがある」ってんです。羨ましいなぁ! -
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上から二本目のテレキャビンで降りたところに、ウッドデッキの食堂があります。ほとんど下着のような格好になって日に焼いているおじさん、おばさんがおられるのですが、その横で飯は喰い難うございますなぁ。んったく。
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12:30頃です。
空いてるなぁと思っているうちにどんどんお客が入ってきます。 -
ま、大きさだけで驚いただろ?!というようなハンバーガーで、一個10ユーロでした。イタリアにしちゃ高い!
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これが二本目のテレキャビンです。
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チェルビーノにも雲がかかるようになってきちゃいました。
そろそろ引き上げましょう。 -
チェルビニアの街のすぐ上に氷河があります。
バスが来るまで二時間があって、日陰でお休みしていると、次々に山の上から降りてきた連中が、汗をかいて洋服を着替えるために、トイレを占領して、皆が列を作って待っています。これはちょっと考えて貰いたいよなぁ。 -
14:45分発のバスでChâtillonへ戻ります。バスターミナルで降りて、バスでAosta行こうかと。
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Châtillonのバスターミナルにはこんな大きなラヴェンダーの株が花を咲かせています。ハチが周りをぶんぶんと。
結局バスより電車の方が早いか、と、駅まで1kmを歩いており、16:26発の電車で戻ります。 -
途中でこんなお城らしきものを見たのですが、お城もさることながら、この足下の岩がどうよ!?
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Aostaに戻り、荷物を受け取って、Aosta駅前のバスターミナルから17:45発のCourmayeur行きバスに乗ります。バス停で日本人のカップルに遭遇。われわれよりはお若い感じの関西弁の方で、なんでもスイスから山を越えてやってきたんだけれど、道を間違えて、ここに到着したんだというのです。え~っ!しかも、これからCourmayeurのSkayway乗り場に近いホテルまで行くんだと。驚いたなぁ。ひょっとしたらTMBで越えてきたんじゃないのかな?
Courmayeurに着いたのはちょうど一時間後。18:45 -
Courmayeurのホテルはバスターミナルからヨイショよいしょと荷物を押し上げるのに苦労したHotel Cramponでございます。
典型的な三つ星家族経営ホテルにございます。 -
イタリアのホテルですから当然の如くビデがございます。これだけは変わりませぬ。
19::00までやっているというカルフールの小さなスーパーへ走り込んでサラダと水を求めて参りました。
12,679歩の割には疲れ申した!
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