信州の夏休み＜２＞　八方尾根

2018/07/30 - 2018/08/01

２日目は八方尾根のトレッキング。
栂池自然園と八方尾根のどちらにするか孫に聞いたところ、迷わず八方尾根。
私は６年前に３泊４日で栂池自然園・八方池・白馬五竜と回ったことがありますが、八方尾根歩きはかなりキツかったのを覚えています。
不安を感じながらの八方尾根でしたが、元気な孫達に励まされて、今回も何とか八方池まで歩くことが出来ました。
写真は、八方池の近くで見かけたタカネマツムシソウとウラギンヒョウモン。

エリア 八方尾根・岩岳(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

＜２日目＞
ホテルから白馬の山々が見えます。

今日は、今回の旅行のメインイベント「八方尾根トレッキング」。
山麓の八方駅（標高770ｍ）からゴンドラと２つのリフトを乗り継いで、登山口の八方池山荘（1,830ｍ）まで一気に上り（標高差：1,060ｍ）、そこから唐松岳（2,696ｍ）に続く八方尾根を、八方池（2,060ｍ）・第３ケルン（2,080ｍ）まで歩きます。
標高差は250ｍ・・・孫達は大丈夫かな？

８時にホテルを出発し、白馬駅近くのコンビニで昼食用のオムスビとゴンドラのチケット等を買った後、ゴンドラ・八方駅近くの駐車場に車を止めて、いざ出発！

コンビニで買ったチケットを窓口で乗車券に交換。
因みに、コンビニで買うと１割引（大人：2,900円⇒2,610円、子供；1,750円⇒1,580円）・・・4人合計で9,410円・・・千円ほど節約できましたね。

八方ゴンドラリフト「アダム」に乗り、625ｍの高低差を８分で上って兎平駅へ。
二人で乗った孫達は、時々ガタン、ゴトンと揺れるゴンドラの中で大騒ぎだったようです。

ゴンドラを降り、まだ歩いていないので、余裕の笑顔。

次は、アルペンクワッドリフト。
兎平～黒菱平の高低差285ｍを７分で上ります・・・ストックを落とさないでね！

リフトに乗っているのは、白馬村のキャラクター「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」・・・「白馬スキー伝来100年」を記念して、ペガサス座流星群からやってきたそうです。

黒菱平に到着・・・ここから更にグラートクワッドリフトで高低差160ｍを上り、八方池山荘へ。

足元には、シモツケソウなど夏の花が咲き乱れています。
従妹二人、何を話しながら乗ってるんでしょうか・・・楽しそうです。

リフト終点の八方池山荘に到着。
白馬村営の八方池山荘は、夏山登山・冬スキーの拠点として365日営業。

ここからは、夏の高山植物のオンパレード。
６年前に来た時は８月下旬で花が少なかったので、今回、ジージは孫よりも花の写真に夢中。
これは、ヤナギラン。

カライトソウ。

トレッキングのスタート・・・ここから八方池までは約1.5kmで、上りは約90分、下りは約60分が目安。
歩きにくい小石の道が続きますが、サー、覚悟して登りましょう。

オオバギボウシ。

エゾシオガマ。

タテヤマウツボグサ。

オニアザミ。

ヤマブキショウマ。

ハクサンシャジン。

ヤマホタルブクロ。

イブキジャコウソウ。

ハッポウタカネセンブリ。

タカネアオヤギソウ。

オヤマボクチ。

ニッコウキスゲ。

ミヤマアズマギク。

ユキワリソウ。

ハッポウウスユキソウ。

クロトウヒレン。

第２ケルンは「息ケルン（休むケルン）」・・・2,005ｍまで来ましたが、まだまだです。

タテヤマリンドウ。

天気が良ければ、鑓ヶ岳（2903m) ・杓子岳 (2812m)・白馬岳 (2932m) の白馬三山が目の前に聳えているのですが、雲が邪魔します。

遭難事故の慰霊塔として1984年に建てられた「八方ケルン」（2,035ｍ）・・・遅い私が辿り着くのを、二人で待っていてくれました。
このケルン、イースター島のモアイ像に似ていませんか？

白いハクサンシャジン。

八方池はもう少しだよ、ガンバレ～！

バーバも、何とか孫達について来ています。

オヤマソバ。

タカネナデシコ。

ミヤマタンポポ。

イワイチョウ。

チングルマ。

やっと八方池が見えてきました。

タカネマツムシソウ・・・高山植物の中で、私が一番好きな花です。

クガイソウ。

花を見ながら八方池に下りる途中に、飯森神社奥社の祠があります。

池の周りのベンチで昼食。
標高2,060ｍのランチは涼しい・・・空気も美味しい・・・オムスビも美味しい！・・・幸せです。

昼食後、第３ケルンの方に登りました。
上から見下ろした八方池・・・白馬連峰はガスの中。

雪渓が見えたり、隠れたり。

天気が良ければ、こんな素晴らしい眺望・・・この景色を孫達に見せたかったのですが、残念！（写真はHPより）
” 何年か先、女子大生か社会人になった時に、一緒に白馬に登りなさい。その時、今日のことを思い出してね ” と二人に話しましたが、どうなるでしょうか。

ハクサンボウフウ。

ミヤマウイキョウ。

クモマミミナグサ。

キバナノカワラマツバ。

タカネマツムシソウにとまるウラギンヒョウモン。

本日の最高地点、第３ケルン（2,080ｍ）・・・後は下るのみ・・・ヤッタ～！！
頑張ったね・・・お姉ちゃん孫は「全然！　余裕よ！」

八方池の全体が見えます。

ここで遭難があったのでしょうか、お地蔵様が祀られています。

帰りは雪渓を見ながら木の階段を下って行きます。

八方ケルンまで下りてきました。

八方尾根一帯に群生するキンコウカ。

残雪もあります。

ムシトリスミレ。

ミヤマダイモンジソウ。

ミヤマクワガタ。

途中で休憩をとりながら、木道を下って行きます。

ミヤマトウキ。

売店にも「ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男III世」。

標高1,400mの兎平まで来ました。
” ２人とも、よく頑張ったわね ”　” バーバもね ”

ゴンドラに乗る前に、兎平駅・１階の「HAPPO USAGIDAIRA CAFE」でディッピンドッツ・アイスクリーム（450円）を賞味。
「つぶつぶ」「さらさら」「カラフル」なアイスで、疲れもとれます。
14時半にホテルへ戻り、ホテルのプールで泳いだ後は、温泉・夕食・ゲーム・・・楽しかった2日目も終わりました。