梅田界隈御朱印巡り

2018/08/05 - 2018/08/05

大阪梅田周辺で御朱印巡りをしてきました。
神社を巡っていると、ご由緒やまつわる歴史を知ることができ有意義です。
今回もとても勉強になりました。

エリア 大阪

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

太融寺さん近くに、大きな道路を塞ぐように小さな神社があります。
ご神木の大きなイチョウの下の社には、龍王大神（雄神）とあります。
この一帯は太融寺さんの境内だったようで、白蛇を神様として祀っているとのことです。

龍王大神 寺・神社・教会

太融寺さんの境内には雌神を祀る白龍大社があります、同じ性別の神さまにお参りすると縁結びの御利益があるとされているようです。

今雪さんは梅田からだと徒歩で10分位、人気のお店です。

夏のおすすめはひやひや檸檬うどん、見た目も美しい。
キンキンに冷えたお出汁が最高に美味しい。
麺はもっちり、喉越しがいいですね。

讃岐うどん 今雪 グルメ・レストラン

高菜もいいお味でご飯が進みます。

綱敷天神社（御本社）は、西暦822年に第五十二代天皇嵯峨天皇(さがてんのう)が御本社の位置に仮の御殿を構え一宿された事に由来する神社です。

その縁により、皇子の源融が天皇崩御ののち、追悼のためこの地に七堂伽藍を興し、太融寺を創建。
嵯峨天皇を祀る社として「神野太神宮」を併せて創建しました。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

菅原道真公が、太宰府左遷の際に、この地の紅梅に目を留められました。
それをご覧になるため船の艫綱を円く円座状に敷いて一時休息されました。
その由縁より、「綱敷(つなしき)」の名が興りました。
ご祭神は嵯峨天皇と菅原道真公。

道真公はこの地で梅を鑑賞された後、従者に「この地に留まり、いつか戻るその日まで待つように」と御遺訓を残され、九州太宰府へと旅立たれました。
御遺訓に従い、この地に留まり、紅梅の樹下に小祠を営み、号を梅塚天満宮と称し、道眞公の御霊をお祀りしました。
この梅塚が「梅田」の名の由来となったとも云われています。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

御祭神は、喜多埜稲荷大神（宇賀御魂大神）。
キタのお稲荷さんとして深い信仰をあつめています。
「喜多埜」が「キタ」となり、現在の梅田周辺の繁華街を指す「キタ」の語源になったと伝えられています。

喜多埜稲荷神社 (綱敷天神社 御本社) 寺・神社・教会

喜多埜稲荷神社の参道の両脇に小さな石橋の欄干があります。
萬載橋は、江戸末期に作られた石橋で、現存最古といわれる浪速八百八橋の遺構です。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

天神さまこと菅原道真公をお祀りしている神社には必ずといっていい程、牛の像がお祀りされています。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

白龍社は白龍大神と猿田彦大神とを合わせ祀るお社です。
方除、災難除けの神さまとして、裏鬼門の守り神として鎮座しています。

三筆のお１人嵯峨天皇と、三蹟のお１人菅原道眞公を御祭神にお祀りする由縁から、書道の神さまとして信仰篤く、その御神徳を偲んで筆塚が建てられました。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

この石碑は明治２７、８年に日清戦争への従軍兵士として北野村から出征した氏子の無事を祈念して建立されたもの。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

この狛犬は、真ん中あたりで色が変わっています。
空襲の被害によって欠けてしまった部分を補修したあとなのです。
大阪の戦災の傷跡として歴史の証人たる狛犬です。

綱敷天神社 御本社 寺・神社・教会

綱敷天神社の社殿は３つに分かれています。
１、神山町に鎮座します御本社と稲荷社と白龍社
２、茶屋町に鎮座します御旅社と玉姫稲荷神社
３、角田町に鎮座します歯神社
歯神社は境内飛地末社、歯の神さまとして慕われています。

歯神社 寺・神社・教会

この石をなでて歯の痛いところをさすれば痛みが和らぐといわれます。

御旅社とは、神様の別荘のようなもので、御本社の神様のご神幸の際、お立ち寄りになられるところ。

綱敷天神社 御旅社 寺・神社・教会

この御旅所には菅原道真公のみをお祀りし、普段の時にも神様がおられる御旅社です。
梅田・茶屋町の氏神さまです。

玉姫稲荷神社は女性の守り神として慕われ、恋愛成就の御利益があります。

玉姫稲荷神社 (綱敷天神社 御旅社) 寺・神社・教会

御旅社で全ての御朱印を頂けます。

阪急東通り商店街を通り、お初天神通りへ。

阪急東通り商店街 名所・史跡

お初天神通りは、露天神社への参拝道に位置します。

露天神社は、創建以来1300年の歴史を持つ古社。
曽根崎・梅田地域の総鎮守として崇敬を集めています。
ご祭神は大己貴大神、少彦名大神、天照皇大神、豊受姫大神、菅原道真の五柱の神を祀ります。

菅原道真公が筑紫へ左遷配流される途中、当地で歌を詠ぜられました。
「露と散る涙に袖は朽ちにけり　都のことを思い出ずれば」
この故事にちなみ、露天神社と称すると伝えられています。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

拝殿前には、左近の桜・右近の橘があります。
橘には黄色い実がなっていて綺麗でした。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

こちらは左近の桜、春には艶やかな姿になるのですね。

元禄16年（1703年）に当神社の境内で実際にあった心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠璃「曽根崎心中」を書きました。
以後、そのヒロインの名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったのです。
境内には「お初・徳兵衛」のブロンズ像があります。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

縁結びの神社としても有名なお初天神、恋人の聖地に認定されています。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

絵馬までハート型。

境内には「露の井」という湧水があります、浪速七名井にも数えられています。
今は水量が著しく低下しているそうです。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

拝殿前の石柱には、太平洋戦争で大阪駅方向から飛来したP-51による機銃掃射の跡が残されています。

「神牛さん」「撫で牛さん」と呼ばれ、身体の病む処と神牛さんのそれを交互に撫で摩るという信仰があります。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

開運稲荷社は、境内末社。
商売繁盛、五穀豊穣、皮膚病治癒にご利益があります。

開運稲荷社 (露天神社) 寺・神社・教会

安産・子育て・水関係職種の守護である「水天宮」と、金運向上・交通安全の守護である「金刀比羅宮」。

水天宮 金刀比羅宮 (露天神社境内) 寺・神社・教会

夕日神明社は難波神明社とも呼ばれた神明神社で、大坂三神明の一つ。
ご祭神は、天照皇大神・豊受姫大神。

難波神明社 (露天神社) 名所・史跡

水の力を利用してくるくる回っている不思議な難転石。
難を転じてくれるようにお願します。

露天神社(お初天神) 寺・神社・教会

御朱印を頂きました。

お初天神通りから西に入るとごて地蔵通り、そこに「ごて地蔵」があります。
由来によると、昭和のはじめ頃この梅田界隈に悪疫が流行したり、不測の災厄が頻発した。
不動寺住職の「この地に埋没放置されている地蔵尊がある奉祀せよ」とのご宣託により、町内有志が発掘して奉祀したところ、霊験がたちどころに現れ悪疫災厄は霧散した、とあります。

ごて地蔵 名所・史跡

天神さんにまつわる故事を勉強したので、天満宮にも参っておきます。

天神橋筋商店街 名所・史跡

650年、孝徳天皇が都の西北を守る神として大将軍社という神社をこの地にお祀りされました。
菅原道真公は太宰府へ向かう途中この大将軍社をお参りになり旅の無事を御祈願なされました。

903年に菅原道真公が没した後、天神信仰が始まります。
949年に大将軍社の前に7本の松が生え、霊光を放ったという奇譚が都に伝わり、村上天皇の勅命によって天満宮を建立させたのが始まり。

大阪天満宮 寺・神社・教会

えびす門の前に大阪ガラス発祥の地碑があります。
安永～文化年間（1772-1818）には 大阪・天満は日本一のガラス製造都市だったそう。

大阪ガラス発祥の地碑 名所・史跡

御朱印を頂きました。

天五中崎商店街のかき氷専門店「がるる氷 」さん。
ストロベリーフロマージュは見た目が可愛い。
口の中でほどけるフワフワ食感。
甘酸っぱいイチゴシロップと優しい甘さのミルクのハーモニーが最高。

がるる氷 グルメ・レストラン

ブーランジェ エス・カガワさん、前庭が美しい可愛いお店です。

ブーランジェ エス・カガワ グルメ・レストラン

棚にはパンが並びます、希望の商品をスタッフが取ってくれる販売方法です。
もちもち り・かるごは、名前の通りもちもち、甘くて美味しいです。

究極のチーズケーキで有名なパスティチュリア・デリチュースさん。
リモーネは、レモンの香りとお味で爽やかです。
あまり凝っていない、正統派のケーキって感じですね。

パスティチュリア・デリチュース 大阪店 グルメ・レストラン

“やきとん”で有名な北新地たゆたゆさん、人気店です。

豚刺身し五種盛り、鮮度がいいのでしょうね、低温で火を入れたボイル刺しが絶品！

北新地たゆたゆ グルメ・レストラン

やきとん、炭火焼きなので香ばしくジューシー。

色んな希少部位が頂けて、楽しめました。

タンシチュー、とても柔らかく美味。

つくね丼が旨い、ボリューム満点。
部位によって食感もお味も変化して飽きません。
大満足の夕食でした。

後日、サムハラ神社に参拝しました。
強力なパワースポットとして、注目を集めています。

御祭神は天之御中主（あめのみなかぬし）大神、高皇産霊（たかみむすび）大神、神皇産霊（かみむすび）大神。
この三神の総称が「サムハラ」なのです。

無傷無病、延命長寿の神として知られます。

人気に拍車をかけたのが厄除けの御神環（御守り指輪）です。
効果絶大といわれ、なかなか入手困難。
社務所の入り口に次回の入荷日の予定が貼りだされることがあります。

御朱印を頂きました。
サムハラと言う言葉は唱えるだけでもその力を発現するとされております。

この旅行記へのコメント （2）

• OHBYさん 2018/09/08 08:46:11

  身近な場所も再発見

  夏ミカンさん、おはようございます。
  
  この暑い中で回られたのですね。
  今年の夏の暑さは、異常でしたからなおさら感服です。
  身近な場所でも知らないことなど勉強になることも多いため、もっと近場というものも大事にしないといけませんね。
  私は、７月、８月は、半分以上病院に避暑に行っていましたから、皆さんのように猛暑をあまり感じませんでした。
  
  ところで、台風の影響は大丈夫でしか？関空がかなり混乱したようですね。
  あの滑走路が、浸水したのをみると東日本大震災の仙台空港が津波に襲われていたのを思い出しました。今年は、地震や台風と大阪は天災に見舞われていますね。
  お互い自然災害には十分気をつけたいものですね。
  

  夏ミカンさん からの返信 2018/09/10 21:56:15

  神社巡りに励んでいます

  
  御心配頂きありがとうございます。
  大阪にこんなに凄い台風が来たのは久し振りで、恐い思いをしました。
  通り過ぎると町は一変、茫然としました。
  改めて備えが大事と実感しています。
  
  厄払いを念じて神社巡りに励んでいます、まだまだ行っていない神社があるので楽しみでもあります。