朝からプランバナン寺院を訪れている。朝06：00の開場から精力的に回っているが時間が足りない。<br />ようやく公園内を見終え、周辺寺院に足を向けるも時間が押してきて結局宿のおっちゃんにお願いしてバイクをチャーター。。

インドネシア・ラヤ！　5日目の2　プランバナン寺院群～ボロブドゥールへ

8いいね！

2018/07/09 - 2018/07/09

52位(同エリア111件中)

エリア

プランバナン周辺(インドネシア)

旅行の満足度: 4.5

観光: 4.5

ホテル: 4.5

グルメ: 2.5

ショッピング: 3.0

交通: 3.5

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 高速・路線バス徒歩バイク

旅行の手配内容: 個別手配

利用旅行会社: ブッキングドットコム

プランバナンから外へ出るには土産屋を通らなくてはいけない。
バリ島でもそうだったが、他に出口を設けないのはどうかと思う。
特にプランバナンは酷い。通路が無駄に折れ曲がっていて長い。どう見ても遠回りさせられている。
同じような店が延々と続いている。
そういえば、バリ島でのガイド、スリさんがこうした土産物屋の木彫りに注意しろと言っていた。
粗悪なものが多いらしい。もっとも、安ければ納得も出来るのだがそこは観光地なので！？
ようやく外に出て田舎道を走る。
ちゃんと舗装されてて道は悪くない。段差が無くてむしろ、市街地より走りやすい。
自転車がキコキコとボロい音を立てている。
よく見ると、”中国、上海”とある。うーん。
プランバナンを出て15分くらい走ったらプラオサン寺院に着く。
寺院前には、一丁前に駐輪場があるので駐輪代1,000ルピアと入場料3,000ルピアを払って、中に入る。

プラオサンの北にある寺院が男性の神様が祀ってあって、
南にあるのが女性の神様の寺院だとか。
今は柵で区切られているが、往時はここに続く参道があったのか。
今でも、クーベラが西の方角を護っている。
北寺院の内部に入る。
だんだん見えてくるこの感じがたまらなく好きなのだ。
中は吹き抜けの二階構造で三つの部屋に分かれている。
夫々の部屋に3体づつの神像があったと思われる。
壁には天人像が沢山ある。

北の寺院の外周から南の寺院を見る。
北の寺院の東を見る。
沢山の崩壊したペルワラがある。南北の長さではプランバナンより長い2km超あるのだ。
南の寺院内部。
みんな同じように見えるがよく見ると一つ一つ異なっている。
壁面には両手を胸の前で合わせる像が。
次の寺院を目指すためにプランバナン近くまで戻ってきた。
結構色んなところで見かける、インドネシアのお菓子に出会った。
ちょうど作っているところに出くわしたので、一つ試食してみたいと言うと、
「二種類あるから、良かったらどうぞ」と気良く食べさせてくれた。
卵とバター、砂糖で作った生地を、小麦粉の皮で包んで焼いたような菓子。
パサパサで水気は無いけど、食べた事ある味で懐かしい感じ。
紫芋味も！
テスヤはこちらの方が好みだったけど、一人だからそんなに食べられない。

少しのお礼だけ置いてきた。
実は残り二つの寺院も自転車で行こうと考えていたがこの時点で11：00
ボロブドゥール行きの最終バスはジョグジャカルタのjomborバスターミナル発16：00との情報があったので、宿に自転車を返してバイクをチャーターした。
カラサンとサリ寺院を見て、バスターミナルで降ろしてもらって100,000ルピアで妥結。
バイクにまたがって10分でカラサン寺院に着いた。
入場料10,000ルピア払って入る。
壁面のレリーフは美しい。
祠堂一基だけの小規模な寺院だ。
上に登ったりは出来なかったが、彫刻類は見る価値がある。
カラサン寺院、なかなか良かった。
次はサリ寺院に行くはずだったが、運ちゃん間違って、サンビ・サリ寺院へ来てしまった。
テスヤはグーグルで予習していたので、途中「通り越したよ」と言っても、「サリ寺院は遠いんだ」と聞かなかった。
運ちゃん笑って、「(￣∇￣;)ハッハッハ！ここも良い寺院だから是非見学してくるといい」と。
折角なので、また入場料10,000ルピア払って入っていく。
中央にある祠堂は小ぶりながら、
リンガとヨニが置かれている。
周囲にはガネーシャなどのヒンドゥーの神の姿もあった。
柱か何かの跡だろうか。
12：11、サリ寺院に到着。
また、10,000ルピア払って入っていく。
地球の歩き方では、”お布施〇〇ルピア程度”と記載あったが、どこの寺院も最初からちゃんと入場料金を徴収して領収証をくれる。まぁプランバナンやボロブドゥール以外は少額なので問題ないが。
サリ寺院は、先ほど見てきたプラオサンの南寺院によく似た感じだ。残念ながら入口は崩れている。地面に見られる遺構からすると、ここにもナーガやマカラの欄干があったのだと思う。
中は何もない。
その代わり、レリーフ部の漆喰が残っている。
当時のものだろうか。
12：30、プランバナンのバスターミナルから1Aのトランスジョグジャに乗って、ジョグジャに向かう。
3,600ルピア。安い。
途中、乗り換えをして、
（改札を出なければ追加の料金はかからない）
14：00にはjombor発ボロブドゥール行きのバスに乗れた。
行き先を聞かれるので、ボロブドゥール。と言うと、25,000ルピアだった。
ボロボロのバスは、途中乗客を降ろしたり拾ったりしながらドア開けっぱなしで爆走する。
約1時間でボロブドゥールのバスターミナルに着いた。
昨日おさえた宿までは、ここから1kmほど。
ベチャのじいさんが声を掛けてくるが、散策も兼ねて歩いていく。
町は非常にコンパクトで、歩いて行ける範囲でほぼ用事が済みそうだ。
子供の乗り物、前面に大きく、5,000ルピアとあるのが笑えた。
日が沈むとちょっと暗い通りを進んでいくと、今日の宿、チェンパカヴィラⅡがある。
16：00、ホテル入口に到着。
明日のボロブドゥールサンライズツアーの申し込みと宿代を先に支払っておく。
ホテルまでpick upサービスがあって、450,000ルピア。
このサンライズツアーは、04：30に宿を出るもので、ボロブドゥールのチケットも含まれている。しかし、一度朝食などに帰ってきてしまうと、再入場は出来ないチケット。
なので、朝食が食べられるギリギリの09：30頃に帰ってくるようにすれば結構長い時間、見学に時間を取る事が出来る。
おぉ！なんか外から丸見えで良いなー。
Booking.comで予約、エアコン、ホットシャワー、朝食付き、472,000ルピア。3,680円ちょっと奮発。
そろそろホットシャワーで洗濯と髭剃りしたかったというのもあるんだよね。
洒落ている。
暖かいお湯がたっぷり出る。石鹸を使うと、多少水捌けが悪いかも。
一息ついてから、町に出かける。
ん？タイのバイタクの運ちゃんかと思うようなベストだな。
音楽を鳴らしながら、何の屋台かと尋ねると、パンの屋台だと。
引き出しの中からサンドイッチも出てくる。
B級グルメっぽいの発見。
AYAMって書いてあるから、鳥だな。
オーダーすると、鳥串を油で揚げて、
スパイシーなタレに付けて完成。1本500ルピア。4円。
最小注文単位4本~で2,000ルピア。お買い上げ。
Rotiって書いてあるのであのロティかな？
試しに頼んでみる。
結構分厚いパンを鉄板で焼いて、チーズ、バナナ、練乳をかけて出来上がり。
12,000ルピア。
ボロブドゥールの看板。
いよいよ明日、世界遺産であり、テスヤ最後の世界三大仏教寺院制覇の日となるのか。
遠くに、スンピン山が見える。
夕食をと思うが、このあたりでビールが飲めるレストランは、マノハラぐらいしか無いらしい。ムスリムは酒飲まないからなぁ。。
遺跡前でたむろしているベチャの運ちゃんに聞いたら、そこの商店で買える、と言う。
しかし、コンビニで聞いてもノンアルコールしか無いって言われたぞ？商品も陳列しているところはどこも無かった。
半信半疑でレジのおばちゃんに聞いてみると、「大と小どっち？」と聞かれたので、思わず「え？有るの？」って聞き返してしまった。
ただし、料金はお高めの、大ビン45,000ルピア。350円。
黒いビニール袋に隠すようにこっそりと売ってくれる。
今日の晩ごはんは屋台で買った鳥串と、ロティ、インチキチーズバーガーとチキンウイング、デザートはパイナップル。
テレビでサッカーをやっていた。
インドネシア対タイだった。
明日は04：30出発なので早めに寝よう。
今日も沢山寺院を見た。
市場で6,000ルピア（48円）で買ったパイナップルを味わいながら、明日のボロブドゥールの事を考えているうちに世界遺産の夜は瞬く間に朝になっていくのだった。