2018/05/30 - 2018/06/27
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シニアトラベラーさん
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2018年5月30日から6月27日までの29日間のイギリス旅行記です。妻と2人で、前後の7日間はロンドン観光でした。ドライブ旅行はコッツウォルズ5泊、ウエールズが2泊、湖水地方が5泊、スコットランドが5泊、帰りに湖水地方に1泊、ハワースに1泊、ストラトフォードに1泊の合計20泊21日間となります。宿はロンドンのみ日本から予約しましたが、あとはすべて現地に着いてから探しました。イギリスでドライブをしてみたいな、という方の参考になればと思います。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 レンタカー
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ヒースロウで借りたレンタカーです。アウディA1の新車(新車の匂いがする)でした。とても素晴らしい車で、小さくて取り回しが楽(イギリスの道は細いところが多いので、これは重要)で、内装は上品で高品質、足回りは硬くハンドリングはクイックでブレーキはガツンと効く、と、小型車の使いよさ、高級車の品質と装備、スポーツカーの走りを兼ね備えた車でした。欠点はトランクが小さい、室内の物入が少ない(グローブボックスにやっとA4判の地図を押し込む)、エアコンがあんまり効かない、少しの雨ならちょっと窓を開けて走るのですが、屋根からの水が室内に入ってきてしまう、など。まあ、おしゃれで可愛いのに免じてよしとしましょう。
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ヒースロウ空港のハーツの事務所。空港から無料のシャトルバスで連れて行ってくれます。日本で細かく内容を検討して予約していったので、予約番号を入力して待っていると順番に窓口の担当者に呼び出され、予約内容はプリントして用意してありました。なお、アナザースカイさんの「やってはいけないイギリス旅行」に詳しいことが書いてあったので、参考にしてグレードアップやオプションはすべて断りました。アナザースカイさんの記事はイギリスのドライブ旅行の際には必ず読んでおくべき記事です。私もこれでどれだけ助かったことか。本当にありがとう。
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アウディのトランク。小さい。とても2人分のバッグは入らない。
でも、こんなことも予想して、スーツケースは70?の中型と60?のソフトキャリーにした上で、予備のショルダーバックを2個用意しておきました。下の写真のようにソフトキャリーの荷物をショルダーバックに移してスーツケースに重ね、隙間にショルダーバックを押し込むということに。これでなんとかトランクに入りました。 -
アウディは当然後席を倒してトランクを広げることができますが、外からバッグを見える所に置くのは外国では厳禁。ガラスを割られて盗まれる確率が高い。荷物の損害はともかく、ガラスを割られた車で旅行はできませんから、車を交換してもらうにしても旅行は中止か大幅な変更を強いられることに。なので、荷物は外から見えないトランク内に収めて、室内には何も残さない(カーナビは絶対だめ)のが鉄則です。
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ところでカーナビですが、レンタカー会社で勧められますが当然断ります。日本から持って行ったスマホのカーナビソフトを使うのがお勧め。アウディにはカーナビが標準装備されていましたが、使い方がよく分からず使いませんでした。スマホのカーナビは何といっても日本語で言ってくれるし。このため車載用の電源コードとスマホスタンドを用意しておく必要があります。スマホスタンドはレンタカーを傷つけたくなかったので、吸盤式ではなくダッシュボードに置くタイプ。なお、カーナビソフトはいつも外国旅行で使うmaps with meの地図で。このソフトは無料ですが、地図データをスマホにダウンロードしておいてGPSの位置情報を地図に落とし込むのでデータ通信ができなくても使える優れものです。
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バッグはトランクの中に押し込むと書きましたが、この車は後席の窓ガラスが濃いスモークがかかっていて、外からのぞいても後席部分は全く見えないことに気が付き、後席を倒してトランクを広げました(よかった)。なお、駐車場の係の人が車のフロントガラスに大きく貼ってあったハーツの連絡先を書いた紙と後部サイドウインドに貼ってあったバーコードの入ったシールをはがしてくれました。よく聞き取れなかったのですが、レンタカーだと分かると狙われるから分からないようにした方がいいと言ってくれたような。帰国後ハーツに聞いてみたんですが、え、そんな紙はってあるんですか?と、分からないようす。はがしても構わないと思うけど、一応借りるとき聞いてみたほうがいいですね、ということでした。
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イギリスは車のスピードが速い。まあ、アメリカでもカナダでもニュージーランドでも速かったけど。高速道路(Mの付くもの)は70マイル(112キロ)で無料ですが、75~80マイルで走る車が多い。日本と同じで左側が走行車線、右が追い越し車線です(アメリカは追い越し車線というものはなく、4~5車線あってもすべて同じスピードで走る)幹線道路(Aの2桁のもの)は50マイル(80キロ)。写真は幹線道路ですが、曲がりくねっていて高低差もあり、左右は木が密生していて見通しが悪い。これで80キロですから、まあ、景色が美しくても見る余裕はない。車の通行量は少ないですが、道路に注意を集中して、何かあればガツンとブレーキを踏まないとやばい。(すいてる時は60キロぐらいで景色を楽しみながらゆっくり走った)。
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スピードが速いうえ見通しが悪いので、細い道から右折で幹線道路に入るのは危険です。右を見て、左を見て、また進行方向を見ながら発進すると一瞬で左から車が来ている。(私はそれでぶつかるところだった)。窓を開けて音を聞くとか、自信がなければ諦めて左折で道路に入って、細かい道に右折してUターンするとか、ラウンドアバウトまで行ってUターンするとか。とにかく気をつけてください。
写真はラウンドアバウトの表示です。緊張します。初めにカーナビを見て、まっすぐ進むのか、右折するのか、左折するのかを考えておく。ラウンドアバウトに入る手前はたいがい一時停止するので、とにかく右を見て、入れそうでも右に車が見えたら止まっていた方がいいです。(回ってこないのが確実なら入ってもいい)
入口が2~3車線に分かれているものもよくあって、左折なら左車線、直進や右折なら右車線に入っておく。入口やラウンド内に信号があったり、進む方向で車線が区分されている大きなラウンドアバウトもあります。カーナビの音声指示は間違っていることもあるので、自分の方向感覚を信じて、運転に集中するしかない。 -
とにかくカーナビは必携です。ロンドン編にも書きましたが、道路地図もあった方がいい。交差点はほとんどラウンドアバウトで信号がないので、地図を見れないし、スピードが速いのでどこだか分からない。それに有名観光地(例えば湖水地方のホークスヘッドなど)でも結構細い道を通るし表示は小さいので、カーナビの指示に従うしかない。
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カーナビの指示に従っていると、時々こんな道に誘導されます。地図のBの3桁か4桁道路。車は1台通れるだけで、対向車が来たら、ところどころにあるすれ違い用の広くなっている所で待つかバックすることになります。場所によってはフットパスを歩く人がいたり、羊が入り込んでいたりすることも。でも、注意すればけっこう何とかなるし、とても美しい所を通ることも多いのでイギリスのドライブの楽しみの一つと思います。
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こんなところも通りました。とってもきれいだけど見通しは悪い。道路の両側は木が密生しているか、石を積んだ塀があります。恐らく羊が出ないため。人は通っていませんが、細い道だとフットパスが一部通っている所もあって、人がいることもあります。
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写真の左手に小さな橋がありますが、車は通れないので、正面から川に乗り入れて通過します。これはコツウォルズのアッパースローターです。通るつもりはなかったんですが、カーナビに指示で通るはめに。川底でタイアがすべってあせりました。向こう岸には濡れたタイアのあとがいっぱいあって、けっこうみんな通っているようです。
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ガソリンスタンドはすべてセルフです。
なお、駐車場ですが、普通は街の中心近くに広い公共駐車場があります。出入口付近にpay hereと書いてある機械があって、例えばup to 2 hour 2 £(2時間まで2ポンド)とか書いてあります。4時間3ポンドを選ぶなら3ポンド分のコインを入れて緑のボタンを押すと終了時間が書いてあるレシートが出てきます。それをフロントガラスの内側、見える所に置いておけばOkです。稀に車のナンバーを入力するものもあります。アルファベットと数字のボタンがあるので、それを入力するとナンバーの記載のあるレシートが出ます。なお、駐車時間は分からないと思いますが、少なくともこの時間には戻るだろうという多めの時間を見込んだ方がいいです。私は5分超過して60ポンドの罰則金を払いました。(9千円!)係員がまだいたからすぐ払えましたが、支払いが遅くなると(どのくらいかは不明ですが)
100ポンド、帰国後だとさらにハーツから手数料を上乗せして請求されます。
高速道路のサービスエリアも2時間を超えるとチケットを買わないと駐車違反になります。道路の駐車違反も厳しいので、道路に黄色か白の二重線が引かれている場所は駐車できません。見にくい所もあるので注意が必要です。 -
ガソリンスタンドです。車を止めてガソリンの注入口を開ける(私の車は車内にレバー等はなく、直接手で開ける方式)、燃料はガソリン(unleaded)とディーゼル(diesel)の2種類で、有鉛というのはありませんでした。ガソリンは緑色のノズルで車の給油口も緑色でした。ノズルを給油口の奥までしっかり入れて、レバーを引けばガソリンが給油され、満タンになれば自動的に止まります。ノズルを戻して給油口を閉め、事務所に行ってポンプの番号(この場合3番)を言って料金を支払います。(ポンプに料金も表示される)
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写真の左が緑のノズルでガソリン用、右が黒のノズルでディーゼル用。メーターの一番上が料金。
間違ってガソリンエンジンにディーゼルを給油すると(その逆も)エンジンは壊れます。そして、重過失ということで保険は適用されない可能性が高いです。すると、車の新車購入代金の全額を請求されることになります。気を付けましょう。
なお、最後になりましたが、再びアナザースカイさんに感謝をささげておきたいと思います。おかげで本当に助かりました。記事もおもしろかったし。またの旅行記を楽しみにしています。
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この旅行記へのコメント (3)
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- ももであさん 2018/08/04 08:42:13
- レンタカー
- シニアトラベラーさん はじめまして♪
1ヶ月間もの車のレンタルとは長いですね。
ぼくは最長9日間しかありません。
1ヶ月間でも問題なく借りられるものですか?
料金も一日単価では安くなるのでしょうか?
ももであ
- シニアトラベラーさん からの返信 2018/08/04 20:50:43
- Re: レンタカー
- 旅行期間は1ヵ月ですが、レンタカーを借りたのは3週間でした。(表題が分かりにくくてすみません。)でも、1ヵ月のレンタルも問題ないと思います。レンタカーの会社の日本事務所に確認した方がいいとおもいますが。なお、一日単位で借りるよりは1週間単位で借りた方が安いです。レンタカー会社のホームページで1日いくらとか、1週間いくらとか車種やパッケージ(保険込とか)ごとに表示があると思います。それで、私は3週間にしました。また、余談ですが、借りる国によって、75歳までとか、年齢制限がある場合があるようです。また、70歳を超えると保険料が上がるとか。いずれにせよ不安があればレンタカー会社の日本事務所に電話で確認したほうがいいと思います。
レンタカーを使って海外旅行をすると本当に自由で快適で、病みつきになりますよね。私もまだ5回目(アメリカ、カナダ2回、ニュージーランド)と初心者ですが、また行きたいな、と思っています。いい旅行をなさってください。
- ももであさん からの返信 2018/08/05 09:39:52
- Re: レンタカー
- シニアトラベラーさん
おはようございます。
ご丁寧に詳細な情報をいただきありがとうございました。
レンタカーなりの苦労もありますが、それはそれで
良い経験ができるし、何より自由な旅ができて楽しい
ですよね。
9月に初のインド旅に出かけるので、ここでも懲りずに
レンタカー旅に挑戦したいと思っています。
ありがとうございました。 ももであ
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