2018/03/18 - 2018/03/19
10位(同エリア145件中)
かっちんさん
粕淵(かすぶち)は石見銀山から尾道へ抜ける銀山街道の宿場町だったところです。
幕末の本陣でもあった庄屋屋敷を今に残す佇まいは、のちに旅館「亀遊亭(きゆうてい)」となっています。
亀遊亭の客室からは、三江線の列車が山の中から現れて鉄橋を渡っていき、映画のようなシーンを見ることができます。
また、四季折々の山の幸、川の幸、海の幸など、絶品の料理を思う存分味わうことができます。
亀遊亭はご家族だけでやられているので、宿泊客は1日2組まで。その代わり、中身の濃いおもてなしが受けられます。
翌日は旧役場や鏝絵の残るまちなかを散策します。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・ゆるキャラHP「みさ坊」
・朝日新聞旅ぶら「粕淵地区かいわい」2016年1月9日
・亀遊亭パンフレット
・美郷町観光ガイドブック、ぶらり粕淵まちなか散策
・黒楽ご当地レシピ「島根 うずめ飯」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
紅梅の美しい粕淵駅
三江線粕淵駅(かすぶちえき)に到着。
今晩はこの町に泊まり、三江線の写真撮影と町並みを散策します。 -
「みさ坊」のお出迎え
ここは邑智郡(おおちぐん)美郷町(みさとちょう)。
「みさ坊」は美郷町のマスコットキャラクターです。
町には「やまくじら」という猪肉を使った特産品があることから、「みさ坊」は猪をモチーフにクジラ柄のズボンを履いた生後2ヶ月のウリ坊の男の子。
美郷町の山々と中国地方最大の「江の川」と橋が描かれた帽子をかぶり、美郷町が島根県の真ん中にあるので、「みさ坊」のおへそには市章をデザインした金色のワッペンが付いています。 -
粕淵周辺の地図
美郷町には石見銀山から尾道へ銀を運んだ「銀山街道」が通ります。
銀山から南に約18kmの江の川と出会う粕淵地区には小原宿という宿場町がありました。
幕末の本陣でもあった庄屋屋敷をそのまま今に残す佇まいは、のちに旅館「亀遊亭(きゆうてい)」となりました。
銀山に赴任する代官の宿泊先だっただけに、日本庭園にも風格が漂います。
三次から北へ向かって流れてきた「江の川」は、粕淵で方向を変え、南へ流れるようになります。
この地点に人も歩ける三江線の有名な鉄橋があります。
「江の川」は最終的に北へ流れ、江津で日本海へ注ぎます。 -
イチオシ
人も歩ける三江線の鉄橋
粕淵駅から5分程歩いたところに鉄橋があります。
トラス鉄橋の第一江川橋梁です。 -
鉄橋の銘板
昭和47年(1972)7月豪雨により昔の橋が流されたため、国鉄時代の昭和49年(1974)に新しい橋が架けられました。
当時、人道橋が近くになかったため、鉄道橋に歩道も設けました。
製造メーカーは川崎重工業 加古川工場です。 -
鉄橋からの眺め
鉄橋の歩道を往復します。
流れの方向が変わる「江の川」の対岸に、今晩の宿「亀遊亭(きゆうてい)」が白梅の上あたりに見えます。 -
亀遊亭
町なかに戻り、銀山街道から左の道に入ると亀遊亭があります。 -
木造の門(亀遊亭)
-
主屋の玄関
広い敷地を通り玄関へ。 -
玄関を入ると
応接間が見えます。
客室は隣にある明治期に建てられた建物です。 -
2階の客室
どんな部屋なのかワクワクします。 -
広くて豪華な客室
三江線の見える部屋を予約しています。 -
お風呂は家族風呂
宿泊客は我々一組だけだったので、ゆっくり入ります。 -
夕暮れの三江線
そろそろ三江線のやってくる時間。(粕淵18:24の三次行き)
部屋の窓を開け、ディーゼルカーが近づいて来るのを待ちます。 -
次は夕食の時間
1階の食事部屋の襖は何と亀の絵柄。
亀遊亭の由来は、江戸時代中期、大田市川合の木彫家・雀峰堂貫満が、白柿に彫刻した鷹と黄楊木(つげのき)に彫った五つの亀のうち、一つが久しくその姿を隠していたのが、いつの間にか元の場所に帰ってきたと云ういわれから、亀遊亭と名づけられました。 -
イチオシ
遊び好きの亀(襖)
-
夕食は会席料理
食べるペースにあわせて、続々と料理が運ばれてきます。
では、いくつかの料理を紹介します。 -
イチオシ
鮎の背越しと酢の物
鮎料理が自慢の宿です。 -
うなぎ飯
-
お造り
シラウオ、キハダ、鮒の子まぶし。 -
天ぷら
川魚のホンモロコ、手長エビ、ムカゴ、レンコン、舞茸など。
お塩でいただきます。 -
川魚の塩焼き
-
イチオシ
山くじらの角煮
日本では獣肉食が禁忌された時代、山間部などではイノシシを「山鯨(やまくじら)」(肉の食感が鯨肉と似ているため)と称して食べられていました。
美郷町では、今でも数多くのイノシシが生息しており、天然の自然薯や樫の実などを食べて育ったイノシシの肉質は、歯ごたえもよく、めったに味わえない名物です。
肉は臭みがなく、歯ごたえもほどよく食べることができました。 -
うずめ飯、お吸い物、蕎麦
うずめ飯は島根の郷土料理。ご飯の下にわさびや人参などを入れ、お茶漬け風です。
質素倹約を強いられた江戸時代に、たっぷりのわさびをご飯の下にうずめて食べたのが始まりとの説もあります。 -
デザートは芸術品
自然のままの山の幸、川の幸、海の幸、四季折々の故郷の味を美味しくいただきました。 -
鶴の釘隠し
夕食を終え、部屋の中をじっくり見回すと、数々の調度品があります。 -
襖の引手
ここにも亀が潜んでいます。 -
夕闇を走る三江線(粕淵20:54の浜原行き)
今日の最終列車です。
銀河鉄道が走り去っていくようです。 -
翌朝の玄関
朝の三江線を撮影しに、江の川の築堤へ行きます。 -
朝の三江線(粕淵7:38の三次行き)
列車の小さなライトが近づいてきます。 -
トラス鉄橋を渡る列車(三次行き)
白梅が春の始まりを感じさせ、石州瓦の屋根が三江線らしさを際立たせています。 -
しばらくすると反対列車(粕淵7:47の浜田行き)
-
イチオシ
朝もやの中に消えていくローカル線(浜田行き)
-
手作りの朝食
朝から動いていたので、お腹がすきました。 -
引き出しを開けると香ばしい「あおさのり」
あおさのりを下から炙って乾燥させています。
ご飯の上に「あおさのり」を載せて、パリパリと食べます。 -
玄関にある彫物の「持ち送り」
朝食を終え、お庭を散歩します。 -
落ち着いた雰囲気の日本庭園
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ホソバシャクナゲ
花が一輪咲いています。 -
庭の木戸門
-
イチオシ
風情のある老木と紅梅
-
ぶらり粕淵まちなか散策
亀遊亭を後にし、このマップを見ながら「まちなか散策」に出かけます。 -
旧役場の洋館
この建物は昭和2年(1927)築の旧粕淵村役場です。
10年ほど前までは縫製工場で、100人近い女性がミシンを踏んでいたといいます。 -
浄土寺
鎌倉時代の1306年、石見地方で浄土真宗発祥のお寺です。 -
前林家の鏝絵(こてえ)
建物の壁に鳳凰とみられる鳥が浮き彫りされています。 -
昇り竜の鏝絵
築200年超の庄屋の建物にも鏝絵があります。 -
「三つ銀杏」の蔵ワッペン(蔵飾り)
家紋です。 -
美しい石垣
「三つ銀杏」蔵の土台に使われている石垣です。 -
打ち出の小槌
最近の建物にもこんな飾りが・・・
振れば何でも欲しいものが出てくるという小槌です。 -
銀山街道に使われていた古い坂道
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イノシシ肉のポトフ
「産直みさと市」(商業施設)を覗いてい見ると、イノシシ肉の缶詰があります。
美郷町では独自の方法で臭みを排除しているそうです。 -
ゴールデンユートピアおおち
お城のような建物は、温泉、宿泊施設、スポーツなどに利用できる総合施設です。 -
円光寺のユニークな地蔵
そっぽを向いて行儀の悪い地蔵は人間の社会にもいるような・・・ -
お昼の三江線(粕淵11:44の石見川本行き)
この時間帯は三江線の別れを惜しむ利用客が多く3両編成です。 -
山村を走る三江線(石見川本行き)
-
手打ち蕎麦
美郷町地域おこし協力隊が運営協力している「いちごのお店」で昼食にします。 -
粕淵駅
町歩きを終え、駅に来ました。 -
JRバス時刻表
駅の待合室に入ると行き先のない時刻表。
かつてJRバスが走っていたのです。
この後、粕淵駅から三江線に乗って三次まで行き、翌日川崎の自宅に帰ります。
「亀遊亭」の宿は料理が美味しく、静かで落ち着ける宿なのでお勧めです。
部屋から見えた三江線は2018年4月1日に廃止されたので、いい思い出になりました。
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