富士山世界遺産　構成資産と御朱印めぐりの旅（富士宮編）

2018/06/24 - 2018/06/24

昨年は無事に富士山登頂。初めての御朱印を頂上の奥宮でいただきましたが、それ以来、ずっと御朱印帳が空白のままだったのと、その時のお礼参りもしたくて、まずは浅間大社へ参拝。その後は、同じ富士宮市内の富士山世界遺産の構成資産と御朱印巡りへとドライブしてみました。

エリア 富士宮(静岡)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日の天気予報は晴れそうだったので、ドライブに出たのですが、本宮浅間大社に着く直前まで雨が降り続いていました。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

本殿に向かう前に、流鏑馬の像がありましたが、ここで流鏑馬がされるのでしょうか。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

迷うことなくまっすぐ進むと、楼門に行き着きますが、その手前に鉾立石があります。この後で訪れる山宮浅間神社と2つしかないようですが、かつて神の宿った鉾を立てて休めるために使用された自然石とのことです。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

本殿へ参拝です。この日は結婚式が行われていて、しばし見ていましたが、帰り際にも別の花嫁さんを見たので、地元の方は結構ここで挙式をされているのだと思います。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

参拝も終わって、社務所で御朱印帳を渡して書いていただいている間に、湧玉池を散策です。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

富士山の雪解け水が湧いていて、池の水もかなり澄んでいます。湧き水は煮沸しないと、飲んではいけないというので、結局飲んではいないのですが、持って帰りたかったなあ。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

ポツポツ雨が降ってきたので、改めて御朱印帳を受け取りに戻りました。昨年、奥宮に参詣した際、奥宮の御朱印帳が売り切れていたので、本宮の御朱印帳でいただきました。なので、改めてここで本宮の御朱印をいただくのは少々変な感じがします。

駿河国一之宮というだけあって、境内はそこそこ広いです。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

なぜか火山弾と南極石と書かれた石が境内に鎮座しています。火山弾はいいとしても、南極の石って持ち帰ってよかったんですかね。

富士山本宮浅間大社 寺・神社・教会

浅間大社を後にし、白糸の滝に向かう前に、いでぼくにてジェラートをいただきます。思ったよりはあっさりした味わいでしたが、ひざしが出てきたので、ひんやりとしてちょうど良かったです。

お店の横がすぐ牛舎です。

店前にはテントを張っていて、座って食べられますが、ちょうどそこにツバメが巣を作ったようで、親ツバメがせっせと餌を運んできていました。

ジェラートを食べ終わったので、さっそく滝を見に移動です。駐車場に車を停めると、まずは音止めの滝に。ちょうど真上から見た景色です。

音止の滝 自然・景勝地

全景が見えるところへ。こんなところに落差20ｍもある滝があるとは。

音止の滝 自然・景勝地

音止めの滝の由来が書いていますが、密談をしようとしたが、滝の音がうるさかったので、神に念じたら、止まったとか。

音止の滝 自然・景勝地

お目当ての白糸の滝が見えてきました。

白糸の滝 自然・景勝地

初めて来ましたが、滝だけで幅が広く、結構壮観な景色ですね。

白糸の滝 自然・景勝地

世界遺産の構成資産の一つです。滝は壮観ですが、散策路はコンパクトにまとまっています。

富士講の信仰を集めたので、この白糸の滝も世界遺産の構成資産に登録されているようですね。

さらに近づいてみます。日差しが出てきましたが、まわりの滝の水しぶきもあり、この一帯だけ全体がひんやりとして、気持ちがいいです。

白糸の滝 自然・景勝地

駐車場に戻りながら、白糸の滝を上から眺めます。水が澄んでいて、きれいですね。

白糸の滝 自然・景勝地

白糸の滝を後にし、人穴富士講遺跡に来ました。入口手前に鳥居があったので、手前の駐車場に置きましたが、どうやら鳥居をくぐった先に停めてもいいみたいです（たぶん、ぎりぎり世界遺産エリアで無いので）。

人穴 自然・景勝地

こちらも世界遺産の構成資産の一つですが、駐車場の大きさの割りに、他と比べて人気は低そうです。

参道を登っていけば、遺跡と神社にたどり着きますが、訪れた時は参道が工事中で、脇の山道？のような木々の中を上っていくことに。

人穴富士講遺跡 名所・史跡

こちらが名前の由来の人穴。溶岩洞穴の中で修行をしていたことから、その名がついたのだとか。こちらの中は立ち入り禁止です。

人穴富士講遺跡 名所・史跡

こちらが人穴の横にある人穴浅間神社。社殿は平成13年に建てられたとのことで、かなり真新しいです。参拝後、御朱印をいただこうと思ったのですが、どうやらちょうどお昼ご飯で戻られたそうなので、私たちもお昼ご飯を先にいただくことに。

人穴富士講遺跡 名所・史跡

人穴から少し富士宮へ戻ったところの「そばの実 一閑人」へ。民宿の一階がお蕎麦屋さんのようです。日曜日の13時ぐらいにうかがいましたが、まだ人が多くて外で待つことに。席に着いても、注文ごとにそばを茹でるらしく、時間がない人にはお薦めできないです。肝心のお蕎麦は、細めでつるつるっと美味しくいただきました（デザートもついているので満足です）。

そばの実 一閑人 グルメ・レストラン

再び、人穴まで戻ってきて、御朱印をいただきました。御朱印そのものは別の紙にすでに書いているものに、日付だけをいれてもらうスタイルです。

人穴富士講遺跡 名所・史跡

次に山宮浅間神社に向かいます。神社の脇の駐車場ではなく、少し手前で停めて歩くことに。こちらは富士宮市最古の道祖神とのこと。富士宮市だけで、338基あるそうで、かなり信仰されていますね。

道路脇に鳥居と、高い木々に囲まれた細長い参道が見えてきました。

こちらも世界遺産の構成資産の一つ。

さらに深い木立の中を歩いていきます。正面奥に建物が見えていますが、拝殿や本殿ではなく、籠屋と呼ばれる神官が参籠した場所との事。

山宮浅間神社 寺・神社・教会

本宮にもありましたが、鉾立石です。この神社は神殿が無い代わりに、階段を上った先に、遥拝所があります。

山宮浅間神社 寺・神社・教会

こちらが遥拝所。晴れていれば、正面に富士山が見えるそうですが、この日はあいにくの天気。自然信仰の原始宗教の原型の姿なのかもしません。

山宮浅間神社 寺・神社・教会

遥拝所から見下ろしていますが、やはりここだけ別世界ですね。

こちらの神社でも御朱印をいただきました。

山宮浅間神社 寺・神社・教会

続いて村山浅間神社に訪問。

村山浅間神社 寺・神社・教会

こちらも世界遺産の構成資産の一つ。

村山浅間神社 寺・神社・教会

奥に社殿がありますが、後ろがコンクリート造なので、少々興ざめ。

村山浅間神社 寺・神社・教会

境内真ん中には立派なイチョウの木。相当な古木で、乳と呼ばれる気根がかなり垂れ下がっています。

村山浅間神社 寺・神社・教会

富士山の山開きのときに使われる護摩壇。意外と大きくは無いんですよね。

村山浅間神社 寺・神社・教会

こちらは大日堂。もともとは明治の廃仏毀釈までは興法寺というお寺の中心的な建物だったそうで、神社の方があとから分離して造られた感がありますね。まあ、富士講自体が富士山を奉る自然信仰なので、神や仏はあとからつけられたというべきでしょうか。

村山浅間神社 寺・神社・教会

こちらも立派な大杉です。それほど大きな境内ではないですが、こういう自然の立派な木々が多いのも、富士山のおかげでしょうか。
ちなみに参詣後、御朱印をいただこうと思ったのですが、15時をすぎたので、遠くから来たのって聞かれながらも、もう終わったよ！って軽く言われてしまいました。御朱印いただきたい方は、くれぐれも時間内に到着しましょう。

村山浅間神社 寺・神社・教会