2018/06/16 - 2018/06/16
57位(同エリア2992件中)
旅猫さん
旅の二日目は、来宮神社へ。
来宮神社に立ち寄るのは7年ぶり。
社殿裏手にある大楠に久しぶりに会いたくなったのだ。
ところが、訪れてみると目を疑うような光景が。
少し寂しい思いを感じた旅の終わりだった。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
お世話になった『望水』を、9時半に辞す。
精算をすると、東伊豆町特産のニューサマーオレンジの飴をいただいた。
こんな、ちょっとした心遣いが宿の印象をよくする時がある。 -
宿の送迎車で伊豆熱川駅まで送ってもらい、10:04発の熱海駅行きに乗り来宮駅へ。
旅の最後は、来宮神社の大楠に会いに行くのだ。
来宮駅には11:11に着き、歩いて神社へ。
すると、何か以前と雰囲気が違う。來宮神社 寺・神社・教会
-
鳥居を潜って境内へ入ると、その違和感が分かった。
参道に、竹が植え込まれていたのだ。
7年前に訪れた時は、竹なんて無かったのに。
しかも、かなり綺麗に整備されている。
何だか、違う神社に来たようだ。
しかも、参拝客の数もやたらに多い。 -
来宮稲荷社も随分綺麗になったな。
お狐様は、どんな風に感じているのやら。 -
参道を挟んで反対側にある三峯神社。
こちらは、あまり変わっていないような。
でも、地面に小石が敷き詰められて、かなり雰囲気が明るくなっていた。 -
その三峯神社のすぐ横には、大きな楠が立っている。
樹齢約1,300年と言う老樹で、幹には大きな洞が出来ていて、そこには小さな祠が祀られていた。 -
そう言えば、手水は使ったことがあるが、御神水はいつも通り過ぎていたような。
そこで、初めてお水をいただくことに。
飲んでみると、まろやかな味だった。 -
御神水で清めたので、この後、拝殿で参拝。
そして、いよいよ、社殿の裏手にある大楠に会いに行く。
久しぶりに会った来宮神社の大楠。
境内は大きく変わってしまっていたが、その楠は変わらぬ姿で迎えてくれた。 -
この大楠は、樹齢約2,000年と言う樹で、本州一の巨木。
その姿は神々しいほどで、まるで生きもののよう。
樹皮は岩のようにごつごつして固いのに、触れるととても温かみを感じる。
洞の部分だけを見ると、まるで洞窟の入口みたいだ。
注連縄も張ってあり、この奥は神域なのだ。 -
大楠の周りには散策路があり、ぐるっと一周できる。
おかげで、大楠の様々な表情が楽しめる。
何より、2000年も生き続けている樹を間近で観ることが出来るだけでも嬉しい。
弥生時代から、ずっと生きていると言うだけで抱きしめたくなる。 -
大楠との感動の再会を終え、社務所へ。
ところが、社務所なども改築されていて、何と二階は展望所のようになっていた。 -
一階に降りて、またもびっくり。
社務所は、神社の境内とは思えないほどお洒落な建物になっていた。
御朱印の受付なども、黒が基調で、高級なシティホテルのフロントのよう。
しかも、カフェが併設されていたりと、神社らしからぬ雰囲気だ。
以前、ここには、看板猫の『はな』が居た渋い佇まいのお休み処があった。
桜エビ天うどんが美味しかった店だったので残念だ。 -
混み合う境内を出て、鳥居の左手にあった直営のお休み処へ。
古い建物を利用しているらしいが、よく観光地にある感じの外観なのがいまひとつ。
ちょうどお昼時だったので、ここで軽く済ませることにした。 -
さて、何を食べようかと思ったが、まず目に付いてしまったのが、『麦こがしのソフトクリーム』。
ソフトをつい買ってしまう癖は、なかなか治らない。
期待していたわけではないが、ちょっと難しい味だった(笑) -
その後、お神酒と網代名物のいかメンチを注文。
お神酒は、来宮神社の神紋入りの枡に入っていた。
この枡は、持ち帰りが出来るので、記念にいただくことができるのだ。
いかメンチは、思ったよりも歯応えが無くて残念。 -
軽くお腹を満たした後、来宮駅へと戻る。
来宮駅は、小さいながらも趣のある建物だが、ここも無人駅だ。来宮駅 駅
-
ホームで列車を待っていると、向かいに『IZU CRAILE』が入って来た。
この列車も少し気になるので、機会があったら乗ってみたいものだ。 -
12:38発の熱海駅行きに乗車。
すぐ次の熱海駅で乗り換え、小田原駅へ。
そのままJRでも帰ることが出来るのだが、今回は親が一緒なので小田急に乗り換えなければならないのだ。 -
予約している小田急ロマンスカーの発車時間まで、まだ1時間近くあるし、いかメンチだけではやはりお腹が空いてしまったので、小田原駅前の地下街へ行ってみることに。
目に付いたのは、喫茶店ジャンボ。
軽食メニューが充実していたので、ここに決めた。
注文したのは、ツナトーストとアイスコーヒー。
コーヒーも美味しかったが、このツナトーストがなかなかだった。
近くに寄った時には、またここに寄りたいと思う。喫茶ジャンボ グルメ・レストラン
-
美味しいトーストに満足し、小田急のホームへ。
待つこと少しで、朱色を纏ったロマンスカーがやってきた。
今年3月から運転を開始した新型ロマンスカーだ。
人気の列車だが、たまたま取れてしまったのだ。 -
しかも、空いていたのは前展望席。
二列目だったので少し期待していたが、思ったより眺望は良くなかった。
以前の車両は展望席に段差が付いていたのだが、これは平らで前の座席の背もたれで視界が遮られるからだ。 -
それでも快適な乗り心地を楽しみながら、終点の新宿駅へ。
今回は、下田の紫陽花と北川の絶景温泉を楽しむ旅。
天気はいまひとつだったが、満開の紫陽花と豪華な貸切風呂、そして絶景の露天風呂を楽しめたし、最後には、大好きな大楠にも会うことができ、なかなか充実した旅だったと思う。
やはり、伊豆はいいな。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 前日光さん 2019/04/16 17:03:20
- 樹齢二千年!
- 旅猫さん、こんにちは。
伊豆の旅を3編まとめて訪問してみました。
伊豆にはさっぱり縁の無かった私が、昨年初めて行ったのが稲取温泉でした。
とてもよかったので、旅猫さんが伊豆はいいなという気持ちが伝わってきます。
来宮神社、境内の様子がすっかり違ってしまったようで。。。
やはり商業主義に犯されていますかねぇ(-_-)
御朱印ブームもそうですよね!
私は昭和53年から御朱印を集めています。
最初は京都や奈良の寺社ばかりで、地方の神社などは断られることもありました。
いつ頃からこんなにブームになったのでしょうかね。
昔は浄瑠璃寺などは、売店のエプロン姿のオバサンがものすごい達筆でびっくりしたり、大徳寺のヒッピー風のオニイサンが見かけによらずシブイ文字を書いてくれたり。。。楽しい驚きに満ちていましたが、今では御朱印帳を片手に行列の参拝客に、時代の変化を感じてしまいます。
来宮神社の境内も、押し寄せる時代の波に屈したようですね。
でも変わらないのは大楠ですね。
二千年の年月を生き延び、歴史を見つめてきた大楠こそ、まさに神のようです。
これは機会があったらぜひ訪れてこの目で見てみたいと思いました(~o~)
前日光
- 旅猫さん からの返信 2019/04/21 15:26:48
- RE: 樹齢二千年!
- 前日光さん、こんにちは。
3作続けて読んでいただき、ありがとうございます!
稲取温泉は、実は未踏の地です。
気に入られたようですね。
あそこは漁港が近く、魚が上手いようですね。
友人が気に入っていました。
来宮神社の変わりようには驚きました。
渋い感じだった境内が、いつの間にかお洒落になっていて。
あれは良くないなと思いました。
御朱印ブームはいつから始まったのでしょうかね。
先日訪れた上田城の真田神社にも列が出来ていました。
祭神は、真田信繁なので、なんのご利益何だか(^^;
皆さん、とにかく名のある神社や寺の御朱印を集めたいみたいですね。
達筆じゃないのは、かなりがっかりしますよね。
最悪なのはハンコ。。。
来宮神社の大楠は、神々しいばかりなので、ぜひ観に行ってください。
あの木だけは、変わらぬ佇まいですので。
旅猫
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