清里の後は、長野県をドライブ旅～♪

2018/06/09 - 2018/06/09

山梨県の清里で早朝セグウェイを満喫した後、長野県に入ります。

　↓前の旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/11368760

エリア 長野

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

朝9時。
清里交差点にある信号機には、山と牧場の飾りが付いていました。
おしゃれですね。

清里・萌木の村を出発します。

萌木の村 名所・史跡

山梨県から長野県に入ります。
清里から車で10分ほどの場所にある「野辺山宇宙電波観測所」に来ました。

国立天文台野辺山 （宇宙電波・太陽電波観測所） 名所・史跡

広い駐車場からは山々がよく見えます。

駐車場の反対側にある「ベジタボール・ウィズ」です。

半球型ドームのグローブシアターや、３Ｄフライトシミュレーターもあるようです。


「標高1,342メートル」の表示もあります。

南牧村農村交流館 ベジタボール ウィズ 名所・史跡

こちらの守衛所にて、人数と どこの都道府県から来たのかを記入する必要があります。

また観測に支障が出るため、スマホや携帯電話の電源を切るように指示があります。

中に入ります。
見学順路が示されているので、この通り周ることにします。

その横には長大なレールが敷いてあります。
ミリ波干渉計(←大きなパラボラアンテナの事)を移動する際に使用したレールで、一番奥の小屋に台車が収められています。

これが「ミリ波干渉計」です。
ここまで大きいパラボラアンテナが並ぶと、壮観ですなー。

無線をやったことがある方は判ると思いますが、電波の波長は ざっくり「300MHz÷○○MHz＝□□メートル」で表すことができます。

例えば現在の地デジテレビ放送でおなじみの極超短波帯（UHF）。
周波数が300～3,000MHz(=3GHz)の帯域の事です。

周波数が500MHzだとすると、上記の式に当てはめ「300MHz÷500MHz＝0.6メートル＝60cm」となり、波長は60cmです。

最近の車に衝突予防のために搭載されている「ミリ波レーダー」や、この場所にある「ミリ波干渉計」等に使用される帯域は「EHF」と呼ばれ、周波数が30～300GHzの帯域の事です。

例えば周波数が200GHz（=200,000MHz）だとすると、波長は「300MHz÷200000MHz＝0.0015メートル＝1.5mm」となり、波長は1.5mmで「ミリ波」と呼ばれます。

取り付けられている銘板です。

後ろ側から。

その奥にそびえ立つのは「45メートル電波望遠鏡」です。

この説明板によると、上の写真の（パラボラが天を向いて静止している）状態は「お休みポーズ」だそうです。

「６～９月はメンテナンス期」とも書いてあるので、どうやら今日は動かないようです。



　…と思ったら、パラボラアンテナが動き出しました！
https://youtu.be/PhtRSghIOsU

ゆっくりですが、大きく姿勢を変えました。

近づいてみます。

その後も観測の為、パラボラアンテナの位置が度々変わります。

矢印の先にオレンジ色の服を着た妻が立っていますが、大きさを比べてみてください。
途轍もない大きさです。

巨大すぎて写真に収まりきりません。

「４５ｍ」といえばビル15階建てに相当します。
パラボラアンテナだけでその大きさ。
土台部分も含めたら…それはそれは大きいですよ。

上の写真の階段の左横にある銘板のアップです。

裏側です。

場内を移動します。

電波ヘリオグラフの前に来ました。

ズラッと整列していますね。

さらに別の場所にも何かあります。
遠くから見たら「おや？何故ここにカタパルト(←投石器)があるのか？」と思いましたが…

どうやら初期のVHF帯の電波望遠鏡だったようです。

青い空に緑の芝生、そこに大きなパラボラアンテナ、良い景色ですねー。

そこの前に「パラボラでお話ししよう」コーナーがありました。

なるほど。
こういう仕組みですか。

中心の丸い部分に耳を近づけながら喋ってみます。

二手に分かれて位置に着きます。
結構向こうとの距離がありますが…

普通の音量での発声で会話が成立します。
パラボラ、恐るべしっ！

最後は日時計の「太陽の坐」です。

台座のところに補正表があります。

これによると本日(6月9日)は、ほぼ補正無しと考えて良いでしょう。

現在時刻、10時17分です。

おっ、正確じゃないですか？
お見事です！

大変見ごたえのある施設でした。
次の目的地へ移動します。

天文台から車で5分くらいのところにあるこちらの踏切。
写真中央に焦げ茶色の碑が建っていますが、ここは「JR鉄道最高地点(標高：1,375m)」なのです！

JR鉄道最高地点 名所・史跡

その証の「勾配標」です。

画面右奥(清里駅方面。標高が全国第２位の高さの駅)に向かって22パーミルの下りとなっていて…

反対側は画面左側(野辺山駅方面。標高が全国第１位の高さの駅)に3パーミルの下りとなっていることがわかります。

…ということは、この場所こそが坂の頂上＝真に標高が一番高い場所ということになります。

写真を撮っていたら、清里駅方面から列車が坂道を上ってきました！

キハ110系が最高地点を野辺山駅に向かって通過していきます。

そしてその場所には八ヶ岳グレイスホテルがあり…

八ヶ岳グレイスホテル 宿・ホテル

JR鉄道最高地点の碑もあります。
駐車場・売店・トイレも完備しております。

鉄道に乗って「鉄道駅としての日本最高地点である野辺山駅」を訪れる方は多いと思うのですが、この真の鉄道最高地点は 野辺山駅から2kmほど離れているので、「停車時間中にちょっと行ってきます！」とはいかないですね。

まあ、「HIGH RAIL星空」なら約1時間停車時間があるので、不可能ではないですが、星空を観察することがメインなので、わざわざここまで来るのも違いますね。

JR鉄道最高地点の碑 名所・史跡

その「鉄道駅としての日本最高地点」の野辺山駅にやってきました。
先ほどの場所から車で5分くらいです。

野辺山駅 駅

駅の標高が「1,345.67m」、つまり「２」を抜かした形ではあるものの、「１(２)３４５６７」と数字が並んでおります。

野辺山駅の隣にある「喜峯ヶ丘公園」の入り口にも碑が建っています。

喜峯ヶ丘公園 公園・植物園

ちょうど先ほど話題にした「HIGH RAIL 1375」が停車しています。

最高地点の標高：1,375mを車名に冠しています。

JR小海線 (八ヶ岳高原線) 乗り物

乗客を待つアテンダントさん。




全てのお客様を乗せた後、小諸方面へ向けて出発していきます。
https://youtu.be/b7ryPkPCNns

これもいつかHIGH RAIL1号 → HIGH RAIL2号 → HIGH RAIL星空と、小淵沢⇔小諸間を飽きるまで往復してみたいですなぁ。
https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/highrail1375.html

さて、例によって朝食はおろか 昨日18時頃に夕飯を摂って以来、訳あって食事をしていないのですが、ここは何としても寄りたかったのでやってまいりました。

ヤツレンの直売所です。

野辺山駅から真っすぐ４００ｍ位のところにあるので、こちらは停車時間内に猛ダッシュすればソフトクリームを買って帰ることが可能かもしれません。
　↑あっ、決して無理・無茶はしないでくださいね～。

ヤツレン お土産屋・直売所・特産品

売店入り口付近で、噂のソフトクリームを売っているらしいです。
ここからの眺めも良いですね～。

自販機で券を買って…

ヤツレン ソフトクリーム売店 グルメ・レストラン

窓口に出します。

大人気の「ソフトアンドヨーグルト」と…

ジャージー牛乳フロートを購入しました。

「ソフトアンドヨーグルト」、このようにコーンの中に特製無糖ヨーグルトが入っていて、上にソフトクリームが乗っています。
混ぜながら食べるとメッチャ美味しいぃぃぃぃぃ～。
もう１個食べたい！（…が、今回は我慢する…）

萌木の村のセグウェイのガイドさんも「野辺山に行くなら絶対に食べてくださいっ！」と大絶賛でした！

次は3個食べたいです。

隣の売り場も見てみます。

先ほど食べた特製ヨーグルトや…

各種牛乳。

冷凍の乳を使った食材や…

地元で採れた野菜類も販売しています。

私も自宅用に色々買ってきました。(全て税込み表記)

上段左：シュッポッポ ビーフまん2個入り(\540-)
上段中：ジャージー牛乳1リットル(\310-)
上段下：シュッポッポ牛乳ラスク(\525-)
下段：フリーカットレアチーズケーキ(\1,600-)

…です。

上の写真にも写っていますが、持ち帰り用のドライアイス等はありませんのでご注意ください。

ちなみに我が家の軽自動車（HONDA N-BOX）は車載用冷蔵庫を乗せているので、中にギンギンに凍らせた保冷剤を入れておけば、数時間の道程なら冷凍モノも溶けずに持ち帰れます。

お土産も買って満足したので出発します。

広大なレタス畑と八ヶ岳、素晴らしい景色です！

この辺りの農家の皆様は、箱詰めした商品をそのままトラクターの後ろの荷台に詰めて、共同出荷所に荷台ごと降ろしてくるようです。

なので、あちこちでこのような作業風景や…

路上で荷台を背負ったトラクターによく出会います。

12時。
そうこうしているうちに佐久市に来ました。
ここで昼食です。

以前からぜひ行ってみたいと思っていた「エーデルワイス」さんです。
「佐久インターウェーブ」という複合SCの敷地内にあります。
http://www.saku-interwave.jp/

エーデルワイス グルメ・レストラン

ここの凄いところは「時間無制限」なのです！

今回は通常の食べ放題に、ケーキ＆ソフトクリームバイキングとドリンクバーを付けたフルコースセット(大人一人：\1,810＋税)にしました。

このために前日の夕方から食事を調整していたのですぞ～！←アホ

よくあるバイキングスタイルのお店だと、メインもデザートも調理台から好きなものを好きなだけ取ってくるのが一般的ですが、こちらは違います。

メインのカレーとパスタは以下のメニューから選んでオーダーします。
http://www.karin-g.com/edelweiss.pdf
そうすると出来立てのモノを運んできてくれるのです！

左：特製ポークカレー
右：カルボナーラ

　…です。

作り置きではなく作りたてが食べられるし、台に置いてあるものを取ってくるのは衛生面でちょっと抵抗があるなぁ…　なーんて方々には大変良いシステムだと思う反面、「色々なパスタを10本くらいずつ全部味わってみたい…」という小食な方や、お一人で来店された方には厳しいシステムだと思います。
　
これは「チキンと高菜のパスタ」です。

ケーキ類も充実しています。

アイスもこれだけあれば充分でしょう。

パン類も食べ放題ですよー。

なんだかんだで2時間半(!)も食べ続け、夫婦揃って動けなくなるくらい満腹になった(←相変わらずアホ)ので、出発します。

　※2018/06/25 追記※
どうやら本日より料金システムが変更になり、「単品料理＋580円にて食べ放題」に変わったようです。

これは どこぞのアホ夫婦が単品料理をガンガン頼みまくり、ありとあらゆるモノを2時間半かけて食べ尽くした為に変更されてしまったのでしょうか…？

「アイツらがまた準備万端整えて来る前に料金システムを変えなきゃ！」とかなって、急遽2週間で変更になったのだとしたら申しわけないっ！

機会があれば再調査しに行きます。

15時。
上信越道に入り、横川SAに入ります。

さっきお店を出たばかりなので、休憩したくて来たわけではありません。

ここはサービスエリア自体を荻野屋さんが運営しているのですが、やはりメインは「峠の釜めし」ですよね！

15時というランチタイムを外れた時間ながら、常にお客様が並んでおります。

峠の釜めし本舗 おぎのや 上信越自動車道横川サービスエリア(上り線)店 グルメ・レストラン

目的はこちら。
「夕飯用に釜めしを買って帰る事」です。

「そんなの普通じゃないか！」とお怒りの皆様、ちょっと待ってください。
私が5日前から予約していたこの3品をよくご覧ください（表示は全て税込）。

左：先週(6月2日)発売になったばかりの「峠の釜めし　夏」(￥1,800-)
中：「60周年記念釜めし」(￥1,500-)
右：通常の「峠の釜めし」。但し、掛け紙が「峠の釜めし発売開始60周年記念仕様」です(￥1,000-)。




「釜めしが\1,800-って高くねぇ？」と思ったそこのアナタ！
今年の4月にGINZA SIX開業1周年を記念して限定発売された「銀座の釜めし 祥」に至っては、何と\3,900-だったのですぞ！

あああああ～っ、これは食べておきたかったなぁ～。
来年の2周年に、さらにパワーアップして再発されることを期待します。

GINZA SIX ショッピングモール

お店の目の前には「キハ57 26」が置いてあり、こちらで釜めしを購入すると車内で食べる事ができます。

運転席は頑丈なアクリル板によって仕切られておりますが、バッチリ見る事ができますよ。

運転台付近より後ろの部分は、列車を模して作られた部屋だそうです。

おかげで車いすの方もスムーズに出入りできるようになっています。

車内です。

窓や座席、網棚等は本物の車両の物を使用しているのでしょう。
雰囲気は良く再現されています。

ここで釜めしを食べて、往時の色々な思い出に浸るのも悪くないですな。

客車内の掲示物です。

これによると「キハ57 26」仕様の「キハ58」の運転台のようです。

17時半。
今日も色々なところを廻って楽しかったです！
上信越道→藤岡JCT→関越道・所沢I.C.を出て無事帰宅しました～。

帰宅後、お腹が空いた(←まだ食うか!?)ので夕飯にします。
食すのは勿論、先ほど購入した釜めし軍団です！

まずは掛け紙が「発売開始60周年記念」仕様の通常の釜めしです(￥1,000-)。

今度は「60周年記念釜めし」(￥1,500-)です。

お品書きも付きますし、60周年で「還暦」なだけに、益子焼の釜の色も鮮やかな赤色です！

ご飯部分も還暦を意識した「赤米」で炊かれていましたよ。

公式発表時のものです。

「峠の釜めし　夏」(￥1,800-)です。

こちらは名前の通り、夏野菜を中心としたもので、ご飯部分は「鮎の炊き込みご飯」になっています。

この夏、もう一度食べたいですなぁ～。

　＜終＞