2018/06/10 - 2018/06/12
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αρκαδια(アルカディア)さん
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6月11日にH2Aロケット39号機が種子島から打ち上げられると発表があったのが4月のこと。
この時、種子島行きのチケットを取らず、沖縄のチケットを予約した。
飛行機の上から、ロケット打ち上げを撮影しようという算段だ。
- 旅行の満足度
- 5.0
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-
まずその前に、6/2~8は沖縄に行っていた。
那覇に滞在して、現地の友人と遊んだり、7月に行う撮影の下見をしたり、好きなアーティストのライブを観に行ったり、海で泳いだり、離島へ足を延ばしたり、普通に1週間の休暇を過ごしてきた。
そして、6/9は会社で仕事、翌10日は午後の便で那覇に発つことになっていたのだが・・・・
JAXAから1日延期の発表。
天候が芳しくない為だとか、毎度お馴染みの理由だ。
JAXAのロケット、脆弱なのか慎重なのか・・・
なんだか、、、雨が降ったら会社行きたくない、風が強かったら会社行きたくない、私が仮病で会社を休むのと通じるものがある。
さて、どうしようか、コイツは悩む。
予約通り那覇に飛んでもロケット打ち上げは1日遅れたのだから、やることがない。
しかし、キャンセルしても超格安航空券で予約してしまった為に、お金は6150円しか戻って来ない。
考え方によっては、6150円で沖縄に行けるのだから、行ってしまおうと決めた。 -
6/10、午後の曇った羽田を出発した。
雲と雲に挟まれた青空をカメラで撮ってみたら、窓の傷にピントが合ってしまった。
あ~あ、飛行機の窓ガラスにまでバカにされてる気分だ。 -
まぁとにかく、予約してあった那覇のホテルにチェックインする。
ここは初めて泊まるホテルで、朝食はタイ料理らしい。
立地としては国際通りに近く、飲食には便利だ。
しかし、日本人客が居なかったなぁ。
チェックインを待っていたら、急に中国人らしい女の子が割り込んで来て、フロントの人に早口の英語で何か訊いていた。
駐車場のことを訊いているらしい。
きっと、ホテル前に路駐して急いでいるのだろう。
それとも、割り込む文化なのか。
話が終わると、私に「ありがとう」みたいな仕草をしてホテルを飛び出して行った。
5年くらい前より、感じのいい外国人が増えた気がする。
私事だが、これで今までに泊まった宿泊施設数が415軒になった。 -
沖縄に来て暇すると、やはり頼りになるのは現地の友人だ。
2年半前くらいだったか、喧嘩して絶交したのだが、
なんか、やっぱりこうして一緒に飲んでいる。
歳とってから思ったのは、喧嘩はたまにするのは良いけど、いつまでも続けてはいけないということ。
南北首脳会談、米朝首脳会談、なんか世界としてはサプライズだったみたいだけど、私としては驚きではなく普通に思える。
むしろ、最後まで執拗に口撃を繰り返す、日本政府の方が異常に思えてしまう。
きっと最後は、トーンダウンして、笑って誤魔化すのだろうけど・・・。
私は日本的なやり方はイヤだな。 -
そして、ハシゴ酒。
沖縄風おでんは、けっこう好きだ。 -
ホテルの朝食は盛りだくさん。
辛いのが苦手なので、タイ料理で食べられるものは限られるけど、唐辛子マークの少ないものを選んで食べた。
さて、昼過ぎにはロケット撮影空振りの飛行機に乗って那覇を離れなくてはいけないのだけど、なんとか撮る方法は無いものだろうか。 -
たとえば、6/8の13:20(13:20=ロケット打ち上げ時刻)の飛行機の位置はこんなだ。
SKY594が種子島に再接近している。 -
9日も、打ち上げ時刻に種子島再接近。
宇宙センターは島の南部にあるから、ほんと、ピッタリだ。 -
10日は7分ほど遅刻気味。
ただ、いつもとちょっとルートが違うぞ? -
7分後の位置関係は、普段なら宇宙センター上空または、宇宙センターの僅かに東を通るSKY594が、屋久島上空を飛んでいる。
これは、ロケット打ち上げ時に宇宙センター上空回避ルートを使うためのリハーサルだろうか?
まぁとにかく、あと2時間もしないうちにホテルを出て那覇を離れなくてはならない。
・SKY594は宇宙センター上空を僅かに回避、つまり、かなり至近からロケット打ち上げを撮れる?
・SKY594の種子島上空通過タイミングも悪くない。
さぁ、仮病を使って会社休むか!
と思ったのだが、私がこの前の沖縄旅行中に、職場で転落事故があり一人入院している。
こんな欠員状態の時に休むのも悪いなぁ。
誰か、頼れる代打は居ないだろうか?
航空券代を私が出して、代わりに撮ってもらう計画だ。
大阪の友人にメールしてみた。
しかし残念、既に種子島入りしていた。 -
こうなると、、、彼女にお願いするしかないだろう。
私の意図する撮影は理解しているはず。
「すまんが、明日、日帰りで沖縄に飛んでくれ」
3万円の撮影計画を棒に振ったばかりだけど、すぐさま4万円払って(直前なのでチケット代が高くなった)再チャレンジの代打をお願いした。 -
私は、本当ならロケット打ち上げを撮るはずだったSKY594に乗り、那覇からの帰路についた。
-
私が乗ってる飛行機はコレ。
6/11の13:20には、まだ奄美大島の横に居て、これはロケット打ち上げがあったとしても大遅刻だ。 -
16分遅れの13:36にようやく種子島上空。
しかし、宇宙センターの上を飛んで行った。
「宇宙センターを回避して種子島の西側を飛ぶ」という私の説も怪しいもんだ。
家に帰り、機材を準備。
・デジタル一眼:3台(望遠、広角、中域)
・コンデジ:1台
・GPSロガー
・電波時計
これらをカメラバッグに詰めて、彼女に託した。
6/12の朝、彼女は羽田へ、私は会社へ向かった。
休憩時間の関係で、あまりアドバイスは出来ない。
あとは、彼女に任せよう。 -
代打はなかなか優秀だった。
2レグ目の「那覇~神戸」が撮影なので、1レグ目の「羽田~那覇」で色々とカメラテストを行っている。
飛行機の窓を挟むとAFではピントが合いにくい旨は伝えてある。(特に望遠では)
ズームレンズで焦点距離を変えながら、地上の写真を撮っては画像をチェックしていた。
本人は、カメラの液晶画面でしか確認できないので仕方が無いが、「手ぶれ」と「ピンボケ」を少々混同している感があるが、とりあえず撮影上の問題を本番前に洗い出そうとしている。 -
那覇空港で少しだけ電話をすることが出来たので、MFも試すように言ってみた。
まず、画像を歪めるような障害物が何も無いところで、適当な対象物(空港の看板など)にAFでピントを合わせる。
次に、ファインダーの視度補正ダイヤルを回して、ピントが合っている景色がクリアになるように調整する。
これで、ファインダーを覗きながらMFでピント合わせが出来る。 -
今度は沖を行く船を使って練習。
自発的によくやってる。 -
だいたい、飛行機は那覇空港を離陸してから、42分ほどで種子島付近に到達する。
だからこの日(6/12)は、12:38(世界標準時で3:38)には離陸してくれないと困るのだ。 -
しかしこの日は、12:50(世界標準時で3:50)になっても、まだ離陸待ち4番目の状態。
-
この間も、着陸機に待たされ、戦闘機に待たされ、やっと離陸滑走に入れたのは13:04(世界標準時で4:04)、目標より26分遅れだ。
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そして、種子島に再接近したのは、13:44(世界標準時で4:44)、ロケット打ち上げから24分が過ぎていた。
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ロケットが昇って行った痕跡が僅かに見える。
風に流されて九十九折りになった薄い雲が、ロケットの遺した雲だ。 -
24~25分経つと、かなりロケットの雲は薄くなっている。
-
しかし驚いたのは、この日の航路。
ちょっとだけ種子島を回避するのかと読んでいたら、いつもと違う航空路に乗せてきていた。 -
6/10の飛行ルートがこれだから、当日は明らかに違う。
今思えば、この計画自体が誤り(読み違い)だったことが理解できた撮影ツアーだった。
6/12の飛行ルートは、薩摩黒島上空を通っているので、これだと種子島までの距離が112km、この距離離れていると、空撮としてはあまり妙味が無い。
わざわざ神戸経由をしなくても、羽田~那覇便でロケットとは同じような距離、むしろ、こっちに向かってくるので羽田~那覇便の方が面白いかも知れない。
でもまぁ、代打はよくやってくれた。
逆に飛行機の遅延が無く、打ち上げ時間にピッタリ種子島再接近していたら、それでも112km離れているので、こっちが申し訳なかったくらいだ。
~以上、撮影結果報告でした。~ -
(参考)
打ち上げ時はこんな感じだった。
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