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5月13日、月曜、霧雨。<br />予報によると、今日は午後から晴れて暑くなるそうな。<br /><br />でもって本日は<br /><br />「バス→バス→バス→列車→タクシー」<br /><br />とゆう、「バカではないか、気は確かか」的な乗り継ぎを敢行し、ドウロ川上流のピニョン郊外にあるワイナリー「カーサ・シメーラ」に泊まる予定だ。<br /><br />もちろんポルト市内にもワイナリーはあるのだが、せっかくここまで来たんだ、山肌を覆う一面のブドウ畑をこの目で見たい。

調子に乗って、英語でギャグをかます

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2018/05/14 - 2018/05/15

10位(同エリア99件中)

旅行記グループ ポルトガルふたり旅

4

20

鯨の味噌汁

鯨の味噌汁さん

5月13日、月曜、霧雨。
予報によると、今日は午後から晴れて暑くなるそうな。

でもって本日は

「バス→バス→バス→列車→タクシー」

とゆう、「バカではないか、気は確かか」的な乗り継ぎを敢行し、ドウロ川上流のピニョン郊外にあるワイナリー「カーサ・シメーラ」に泊まる予定だ。

もちろんポルト市内にもワイナリーはあるのだが、せっかくここまで来たんだ、山肌を覆う一面のブドウ畑をこの目で見たい。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
タクシー
旅行の手配内容
個別手配
  • 途中、アマランテ、とゆう小さな町で、2時間の乗り換え待ち。<br />バスターミナルの隅に荷物を置かせてもらい、歩いて旧市街へ向かう。<br /><br />10分ほど歩くと、川にかかった小さな橋に突き当たる。<br />なかなか風情があってヨイ。<br />橋を渡るとサン・ゴンサーロ教会で、この町の守護聖人が祀られている。

    途中、アマランテ、とゆう小さな町で、2時間の乗り換え待ち。
    バスターミナルの隅に荷物を置かせてもらい、歩いて旧市街へ向かう。

    10分ほど歩くと、川にかかった小さな橋に突き当たる。
    なかなか風情があってヨイ。
    橋を渡るとサン・ゴンサーロ教会で、この町の守護聖人が祀られている。

  • このかた、どうゆう経緯かはわからんが「良縁の聖人」であるらしく、未婚の女性がお参りに来るとゆう。<br />日本でゆうところの「縁結びの神」。<br /><br />でもって年に一度のお祭りの日には、陳古の形に焼き上げたお菓子が売られる。<br /><br />もいちど書く。<br /><br />陳古の形に焼き上げたお菓子。<br />

    このかた、どうゆう経緯かはわからんが「良縁の聖人」であるらしく、未婚の女性がお参りに来るとゆう。
    日本でゆうところの「縁結びの神」。

    でもって年に一度のお祭りの日には、陳古の形に焼き上げたお菓子が売られる。

    もいちど書く。

    陳古の形に焼き上げたお菓子。

  • いいのか。<br />それでいいのかアマランテ市民。<br />何も疑問は感じないのか。<br /><br />旧市街をぶらぶら歩いてると、ウインドーで配偶者がその陳古のお菓子を発見してしまう。(非売品)<br /><br />彼女はおおいに喜び、歓喜の舞い踊りをし、目を潤ませ、ワシに命ずる。<br /><br />「そこに立って。いっしょに写りなさい」<br /><br />ハイハイと率直に従う鯨の味噌汁(汚物系58歳ハゲ)。<br /><br />それにしても、なんかこう、ビミョーにリアルなんすけど。<br />これ、どこからかぶりつけばいいのでしょうか。ご指導ください。(退場)<br />

    いいのか。
    それでいいのかアマランテ市民。
    何も疑問は感じないのか。

    旧市街をぶらぶら歩いてると、ウインドーで配偶者がその陳古のお菓子を発見してしまう。(非売品)

    彼女はおおいに喜び、歓喜の舞い踊りをし、目を潤ませ、ワシに命ずる。

    「そこに立って。いっしょに写りなさい」

    ハイハイと率直に従う鯨の味噌汁(汚物系58歳ハゲ)。

    それにしても、なんかこう、ビミョーにリアルなんすけど。
    これ、どこからかぶりつけばいいのでしょうか。ご指導ください。(退場)

  • さらにバスと列車を乗り継ぎ、午後5時44分、最後の駅・ピニョンに到着。ここからはタクシーを使う。<br /><br />駅舎にはブドウ収穫のアズレージョが施されていた。<br />アズレージョって、コバルトの青一色が基本なのだが、ここのは一部がカラーになっており、みるからに鮮やかだ。<br />

    さらにバスと列車を乗り継ぎ、午後5時44分、最後の駅・ピニョンに到着。ここからはタクシーを使う。

    駅舎にはブドウ収穫のアズレージョが施されていた。
    アズレージョって、コバルトの青一色が基本なのだが、ここのは一部がカラーになっており、みるからに鮮やかだ。

  • タクシーはドウロ川の橋を渡り、対岸の坂道をぐいぐい上がって、山の中に入っていく。<br /><br />すると、あたりは一面の葡萄畑になった。<br />畑の中にぽつりぽつりと集落が現れる。ときどきワイナリーの看板が出ている。<br /><br />15分ばかり曲がりくねった道を走ると、タクシーは山頂に近いムラに入った。やがて、運転手のおじさんが振り返ってゆう。<br /><br />「ついたよ」<br /><br />そこは、葡萄畑の中に浮かぶ天空の島のようなところだった。<br />

    タクシーはドウロ川の橋を渡り、対岸の坂道をぐいぐい上がって、山の中に入っていく。

    すると、あたりは一面の葡萄畑になった。
    畑の中にぽつりぽつりと集落が現れる。ときどきワイナリーの看板が出ている。

    15分ばかり曲がりくねった道を走ると、タクシーは山頂に近いムラに入った。やがて、運転手のおじさんが振り返ってゆう。

    「ついたよ」

    そこは、葡萄畑の中に浮かぶ天空の島のようなところだった。

  • 宿の女将さんが出迎えてくれる。<br />まだ20代に見える若い方だ。<br /><br />ウエルカムドリンクが供される。<br />赤のポートワインだった。<br /><br />飲んでみるとめちゃめちゃ甘い。<br />どうもポートワインってそうゆうものらしい。

    宿の女将さんが出迎えてくれる。
    まだ20代に見える若い方だ。

    ウエルカムドリンクが供される。
    赤のポートワインだった。

    飲んでみるとめちゃめちゃ甘い。
    どうもポートワインってそうゆうものらしい。

  • 村には商店もなくて、小さな教会があるだけだ。<br />どの家も花がいっぱいに飾られ、白い壁が夕日を浴びている。村外れまで歩くと、ブドウ畑が山のかなたまでずっと続いている。<br />はるかな眼下に、ドウロ川が夕陽をキラキラ反射しながら流れていた。<br /><br />「おれ、こゆとこにきたかったんだ」<br /><br />彼女にゆうと、今度は何も言わずに写真を撮ってくれた。<br />

    村には商店もなくて、小さな教会があるだけだ。
    どの家も花がいっぱいに飾られ、白い壁が夕日を浴びている。村外れまで歩くと、ブドウ畑が山のかなたまでずっと続いている。
    はるかな眼下に、ドウロ川が夕陽をキラキラ反射しながら流れていた。

    「おれ、こゆとこにきたかったんだ」

    彼女にゆうと、今度は何も言わずに写真を撮ってくれた。

  • 夕食は宿の大テーブルで、一ダースばかりの宿泊客が揃っていただく。<br />最初に生ハム、それからビーフシチューの大皿がドンと置かれる。食べごたえ満点だ。でもって赤のハウスワイン。<br /><br />おおお、おいちい。<br /><br />客の出自はフランス・ドイツ・ベルギー・カナダのケベック、それに日本。<br />食卓はフランス語が共通語だった。<br /><br />英語でもわけわからんのに、フランス語がわかるわけない。<br />ふたりともアウエーのど真ん中に放り込まれ、流れるようなフランス語会話の中、意味不明の笑いを浮かべてメシを食う。<br />

    夕食は宿の大テーブルで、一ダースばかりの宿泊客が揃っていただく。
    最初に生ハム、それからビーフシチューの大皿がドンと置かれる。食べごたえ満点だ。でもって赤のハウスワイン。

    おおお、おいちい。

    客の出自はフランス・ドイツ・ベルギー・カナダのケベック、それに日本。
    食卓はフランス語が共通語だった。

    英語でもわけわからんのに、フランス語がわかるわけない。
    ふたりともアウエーのど真ん中に放り込まれ、流れるようなフランス語会話の中、意味不明の笑いを浮かべてメシを食う。

  • さすがに憐れを誘ったか、隣に座ったフランス人のおじさんが英語で話しかけてくる。<br /><br />「サンキューは日本語でなんてゆうんだ」<br /><br />「ありがと、です」<br /><br />「アリガト」<br /><br />深く頷き、ヨチヨチの解説をこころみる。<br /><br />「アリガトはオールマイティなのだ。貴君が日本を旅するとき、オンリーワンワード、アリガトだけでOKであろう」<br /><br />「おお、アリガト」<br /><br />「うむ。メシ食ってアリガト、クソしてアリガト、買い物してアリガト、ホテルでもアリガトなのだ」<br /><br />するとすると。<br />ワシとおじさんが拙い英語で話しているのを聞いて、なぜだか、全員が英語にシフトした。<br />ヨーロッパのインテリってどうもそれがフツーらしい。ええい、恐ろしいやつらめ。<br />

    さすがに憐れを誘ったか、隣に座ったフランス人のおじさんが英語で話しかけてくる。

    「サンキューは日本語でなんてゆうんだ」

    「ありがと、です」

    「アリガト」

    深く頷き、ヨチヨチの解説をこころみる。

    「アリガトはオールマイティなのだ。貴君が日本を旅するとき、オンリーワンワード、アリガトだけでOKであろう」

    「おお、アリガト」

    「うむ。メシ食ってアリガト、クソしてアリガト、買い物してアリガト、ホテルでもアリガトなのだ」

    するとすると。
    ワシとおじさんが拙い英語で話しているのを聞いて、なぜだか、全員が英語にシフトした。
    ヨーロッパのインテリってどうもそれがフツーらしい。ええい、恐ろしいやつらめ。

  • だがしかし、英語なら、カタコトでなんとかなる気がする。<br />いや、ホントはなんともならんのだが。<br /><br />肉料理がうまい、ワインもうまい。<br />ビーフシチュー、ものすごい量だけど、根性で胃袋に詰め込む。ワインもガンガンいっちゃう。<br />

    だがしかし、英語なら、カタコトでなんとかなる気がする。
    いや、ホントはなんともならんのだが。

    肉料理がうまい、ワインもうまい。
    ビーフシチュー、ものすごい量だけど、根性で胃袋に詰め込む。ワインもガンガンいっちゃう。

  • すると、なんだか気が大きくなる。<br />飲み会はノリだ。(飲み会じゃないぞ)<br /><br />とゆうわけで、テキトー英語が炸裂。<br /><br />「日本人は6年英語を勉強するが、誰も喋れない!」<br /><br />「ワシなんて米資本の会社に4年いたけどこの程度だ!!」<br /><br />配偶者はもはや他人のフリをしている。<br />ううう裏切り者め、旅の恥はかき捨て、とゆうではないか。<br />

    すると、なんだか気が大きくなる。
    飲み会はノリだ。(飲み会じゃないぞ)

    とゆうわけで、テキトー英語が炸裂。

    「日本人は6年英語を勉強するが、誰も喋れない!」

    「ワシなんて米資本の会社に4年いたけどこの程度だ!!」

    配偶者はもはや他人のフリをしている。
    ううう裏切り者め、旅の恥はかき捨て、とゆうではないか。

  • 「本社から幹部連中が来た時、英語でプレゼンしたんだ。そしたら、コイツは何語を喋ってんだ、ドイツ語だろうってゆわれたー」<br /><br />すると、ドッと笑い声が起きる。<br />おおおーー、ちゃんとウケてる。ざまーみろだ。<br /><br />調子に乗って騒いでたら、宿の若主人が後ろで、英語で何かいった。<br /><br />「いえーすいえーす」<br /><br />テキトーに頷いたら、フランス人が感心したように、<br /><br />「オマエ、よく食うなー」<br /><br />「?」<br /><br />「お代わり頼んだだろー」<br /><br />どどどど、どっひぇーーーーーーーーーー<br /><br />と仰け反る間もあればこそ。<br />ビーフシチューが小山のように盛られた皿が、ドスンと目の前に置かれ、そのまま失神しかける鯨である。

    「本社から幹部連中が来た時、英語でプレゼンしたんだ。そしたら、コイツは何語を喋ってんだ、ドイツ語だろうってゆわれたー」

    すると、ドッと笑い声が起きる。
    おおおーー、ちゃんとウケてる。ざまーみろだ。

    調子に乗って騒いでたら、宿の若主人が後ろで、英語で何かいった。

    「いえーすいえーす」

    テキトーに頷いたら、フランス人が感心したように、

    「オマエ、よく食うなー」

    「?」

    「お代わり頼んだだろー」

    どどどど、どっひぇーーーーーーーーーー

    と仰け反る間もあればこそ。
    ビーフシチューが小山のように盛られた皿が、ドスンと目の前に置かれ、そのまま失神しかける鯨である。

  • 5月14日、火曜。<br /><br />午前5時半、目が覚める。<br />彼女はベッドですうすう寝ている。<br /><br />ここ、どこだっけ。<br /><br />ああ、ポルトガルだ。ブドウ畑のムラに泊まっているんだ。<br /><br />

    5月14日、火曜。

    午前5時半、目が覚める。
    彼女はベッドですうすう寝ている。

    ここ、どこだっけ。

    ああ、ポルトガルだ。ブドウ畑のムラに泊まっているんだ。

  • 起き出して、窓の外を眺める。<br />遠く、朝焼けにドウロ川が光っていた。<br /><br />ずいぶんと遠いところまで来たんだな、と思う。<br />幸せな気分になり、またベッドに戻る。<br />

    起き出して、窓の外を眺める。
    遠く、朝焼けにドウロ川が光っていた。

    ずいぶんと遠いところまで来たんだな、と思う。
    幸せな気分になり、またベッドに戻る。

  • 宿は若夫婦、それに身内らしい3人のおばさんで切りまわしている。<br /><br />家の周りは花でいっぱいだ。<br />

    宿は若夫婦、それに身内らしい3人のおばさんで切りまわしている。

    家の周りは花でいっぱいだ。

  • 宿にはネコが二匹住み着いていた。<br />でもって、朝からゆうゆうと寝ているのだった。<br /><br />一晩でここを去る旅人には想像でない「猫生」が、キミたちにはあるんだろうなぁ。<br />

    宿にはネコが二匹住み着いていた。
    でもって、朝からゆうゆうと寝ているのだった。

    一晩でここを去る旅人には想像でない「猫生」が、キミたちにはあるんだろうなぁ。

  • タクシーを呼んでもらっている間に、このワイナリーで造っているワインを見せてもらった。<br /><br />ワシら以外のお客さんは全員クルマであるから、みなさま、ここぞとばかりにケース買いしている。<br />ポートワインの赤白、あっさりした白ワイン(ビーニョ・ベルデ、とゆうらしい)、濃厚な赤、なんでも選び放題だ。<br /><br />

    タクシーを呼んでもらっている間に、このワイナリーで造っているワインを見せてもらった。

    ワシら以外のお客さんは全員クルマであるから、みなさま、ここぞとばかりにケース買いしている。
    ポートワインの赤白、あっさりした白ワイン(ビーニョ・ベルデ、とゆうらしい)、濃厚な赤、なんでも選び放題だ。

  • だが、われわれは違う。小さめのカバンだけで旅をしている。<br /><br />で、あれこれワインを選んだら、半ダースになってしまった。<br />もはや身軽どころではない。箱に詰めてもらい、えいやっと肩に担いで、帰りのタクシーに積み込む。重いぞー。<br />

    だが、われわれは違う。小さめのカバンだけで旅をしている。

    で、あれこれワインを選んだら、半ダースになってしまった。
    もはや身軽どころではない。箱に詰めてもらい、えいやっと肩に担いで、帰りのタクシーに積み込む。重いぞー。

  • 配偶者があきれてゆう。<br /><br />「1本か2本でいいでしょ」<br /><br />うむむ、確かに。ポルトガルでは海外宅配もない。<br /><br />でも、今回はここを目的にやってきたのだ。<br />だから思い出と一緒にワインを持って帰りたい。<br /><br />味なんてわからなくたっていいんだ。もともとシロートだし。<br />

    配偶者があきれてゆう。

    「1本か2本でいいでしょ」

    うむむ、確かに。ポルトガルでは海外宅配もない。

    でも、今回はここを目的にやってきたのだ。
    だから思い出と一緒にワインを持って帰りたい。

    味なんてわからなくたっていいんだ。もともとシロートだし。

  • とはいえこの先、ずっと肩に担いで回るわけにいかん。「ボッカ」でも「クーリー」でもないんだしね。<br /><br />万やむを得ず、ふもとの町でキャリーバッグを探すことにする。<br /><br />駅前に雑貨店を見つけ、中に入ってみる。<br />すると店の一隅に安物のキャリーバッグがちゃんと置いてあった。<br />レジに持っていき、店のお姉さんに「プチプチを指で潰す」ジェスチャーをし、<br /><br />「ワインを運びたい。あい・わんと・プチプチ」<br /><br />するとお姉さんは、こくんと頷いて奥に行き、ちゃんとプチプチを持ってきてくれた。<br />おお、ちゃんと通じた、ワシって天才か、それともポルトガルでもプチプチはプチプチなのか。(⇒謎)<br /><br />プチプチは包装で使った余りらしく、バラバラのハギレだったが、ワイン梱包には十分なので、あるだけ全部もらった。<br /><br />これは重宝し、行く先々でワインを買っては入れ、買っては入れしていたら、結局10本になってしまった。業者かよ。<br /><br />で、成田の税関で500円払いました。(安いのね。知らんかった)<br />

    とはいえこの先、ずっと肩に担いで回るわけにいかん。「ボッカ」でも「クーリー」でもないんだしね。

    万やむを得ず、ふもとの町でキャリーバッグを探すことにする。

    駅前に雑貨店を見つけ、中に入ってみる。
    すると店の一隅に安物のキャリーバッグがちゃんと置いてあった。
    レジに持っていき、店のお姉さんに「プチプチを指で潰す」ジェスチャーをし、

    「ワインを運びたい。あい・わんと・プチプチ」

    するとお姉さんは、こくんと頷いて奥に行き、ちゃんとプチプチを持ってきてくれた。
    おお、ちゃんと通じた、ワシって天才か、それともポルトガルでもプチプチはプチプチなのか。(⇒謎)

    プチプチは包装で使った余りらしく、バラバラのハギレだったが、ワイン梱包には十分なので、あるだけ全部もらった。

    これは重宝し、行く先々でワインを買っては入れ、買っては入れしていたら、結局10本になってしまった。業者かよ。

    で、成田の税関で500円払いました。(安いのね。知らんかった)

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