2018年5月☆シベリア鉄道☆・3日間乗り終えてイルクーツクへ

2018/05/21 - 2018/05/27

ウラジオストックからイルクーツクまで、念願だったシベリア鉄道ロシア号での3泊4日の乗車体験をしてきました。若い頃だったらモスクワまで一気に全線走破したかったのですが、高齢となり年々バックパックを背負うのも辛くなってきた今では取りあえずハーフのみが限度と考え下記の様なスケジュールとなりました。


■５月２１日：成田発：（12:55発）オーロラ航空（HZ3639)ウラジオストック時間16:55着

■５月２２日：ウラジオストック発（モスクワ時間：12：10）（ウラジオストック時間・１９：１０発）

■５月２５日：イルクーツク着：（15：50・現地時間）

■５月２７日：イルクーツク発：（12：10発）シベリア航空（S785）

ロシアと言う国柄から今回初めて旅行社にビザ以外はお世話になりました。
空バウチャーでビザ取得は不安だったので、ホテルの手配と一緒に付いてくる方法でバウチャーを取得しました。
ロシア大使館に行ってみたかったので、ビザは自身で申請し、取得しました。

エリア シベリア(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: オーロラ航空 S7航空

雨のイルクーツクに降り立って。
3日間の乗車生活が想像以上に刺激的で、毎日同じような車窓を眺めていたにも拘らず、全く退屈さを感じず過ごすことが出来ました。名残惜しさが気持ちの中に充満した素晴らしい乗車経験でした。帰国まで後2日...。

【アンガラホテル】キーロフ広場に近く、立地が良く街歩きに又アンガラ川沿いの歩きにも便利です。ホテル正面の左側の一階には、大きなスーパーが入っていてかなり便利です。

ホテル前の広場。

こちらのホテルはアエロフロート航空の赤い制服の乗務員さん達も利用しているようです
。

こちらがホテルに併設しているスーパーマーケット

衣料品以外なら何でも揃っていて、お土産用の【アリョンカ】ちゃんのチョコレートも種類が多く探し回ることなくここで充分買うことが出来ました。

ATMの設置もありかなり広いお店です。

夕食を取るお店を探すのも面倒になっていたので、ホテル内の【The London Pub】で2晩食事をとりました。主にUKロックミュージックが流れ我々が好きな雰囲気の中、店内の若い従業員の方たちが始終丁寧にそしてにこやかに対応してくれたおかげで、異邦人でありながら我々夫婦は楽しく飲んだり食べたり旅の締めくくりが出来ました。ちなみにこのパブレストランは朝には朝食会場になります。

何処へ行ってもまずはビールで乾杯！！

野菜不足だった、３日間を補うためにまずサラダ。写ってはいませんが、日替わりのスープも付けました。

シベリア鉄道での3日間はあまり食べず、飲まずの健康的な食事をしていましたので、下車したとたんに体が肉類を欲して、画像の通り牛、豚、鶏の三種肉のBQセットを食べました。シニアの私達には”わっと”思うほど量が多かったですが、食べましたよ!!

ポテトサラダのスモークチキン載せ。

翌2日目の夕食もホテルのレストランで。
昨晩、欲していた肉類を食べ過ぎたので、今夕のメインはバイカル湖名物の【オームリのソテー】にしました。バイカル湖でとれる鮭科の魚らしいのですが、独特の風味があり白身魚のあっさり味が美味しかったです。本当は燻製のオームリを列車で食べたかったのですが...。

自分はビール党ではないけれど、海外へ来るとビールが本当においしく感じます。

ピックルスの盛り合わせは、昨晩肉類を食べ過ぎた胃にはぴったりのつまみでした。
到着日の25日にホテルのフロントの方から一番近い銀行を聞いてルーブルを引き出しに行きまして、某銀行のデビットカードで5000Rubを2回引き出し帰国後確認したら9,235円が2回引き落としになっていました。という事はここでの食事代は2日間で6300Rub位でしたので、計算したところ2日間のホテルの夕食代が二人で約11,700円になります。2人とも生ビールや赤ワインを各2,3杯はお替りした割にはとてもお得に楽しめたことになります。

夕食を取った【The London Pub】が朝食会場に。

バイキング形式でしたが、種類も多く又味も良かったです。

飲みすぎにはロシア風お粥【カーシャ】が美味しかったです。

イルクーツクの中央市場と百貨店の間の広場の乗り場からバイカル湖の街・【リストウ”ャンカ】までマルシルートカにて向かう。（片道140ルーブル）席が乗客で埋まらないと発車しません。
バイカル湖での空模様が心配。

降りるときに運転手に料金を払います。バイカル湖畔まで一時間ちょっとくらいでした。行きも帰りもスピードの出しすぎが怖かった.

バイカル湖に着いた時は少し青空が...。

心配していた通り、次第に雨になりそしてどしゃ降りとなってしまい残念ですが、湖面を眺めただけで長居は出来ませんでした。

未だシーズン前の為か人もほとんどおらず、閉まっているお店も多く閑散としていました。

ここでもマトリョーシカ。

午後イルクーツクに戻ってきたら晴天となっていて本当に残念なバイカル湖観光となってしまいました。

バイカル湖でランチを取って帰る予定でしたが、雨の為早めにイルクーツク戻りバス乗り場の近くの百貨店の4Fのフードコートでランチ。

指で総菜などを指さしながら選んだランチ。
ブーズと言われている肉まんの様なもらしいのですが、どちらかというと小籠包を大きくしたものに近いようです。炒めたライスや肉炒めも見た目も味も日本でもありそうなものでした。

スプライトって世界中どこでもあるんですね。下のキリル文字がロシア風？

イルクーツクでは時々曇り、5月26日で11℃

車のプレートナンバーに国旗が。

ヨーロッパはこのようなディスプレーが上手ですね。

国中、あちこちで見かける【レーニン像】小さな広場になっています。

このレーニン像の西側にはお土産屋さんが何店舗か入っている建物が並びますと、某旅行誌には数店舗お土産屋が入っていて色々比べられると書いてありましたが、現実は違いました。きっと以前は店も多くもう少し賑わっていたのかもしれませんが、我々しかいませんでしたよ。

こちらも同じ。

各公園にある鋳物のごみ入れ。素敵ですね。

イルクーツクの街は清掃が良くされていて綺麗でした。

イルクーツクは【シベリアのパリ】と言われていますが、ぴったりの表現ですね。

【バガヤウ”リェーンスキー聖堂】
夕方には晴天になってきました。

白壁と緑の屋根が周りの新緑に映える【スバスカヤ教会】
ソ連時代には博物館として使われていたらしいです。

西側には第二次世界大戦の戦没者を祀って永遠の日が灯されています。

アンガラ川沿いに降りる手前にはコザック像が建ってます。

（？）分かりませんでした。

アンガラ川の向こう岸を眺めながらの散歩に、夏はピッタリでしょうね。

カップルが愛を誓って鍵を取り付けているようです。世界共通のイベントですね。

（？）

帰国当日の朝。ホテルの近くを走っているバスが様々で面白かったです。

本日、27日の昼便で帰国です。ホテルからイルクーツク空港まで15分程の距離をお願いしてあった車で"さぁ"出発です。

この旅行記へのコメント （3）

• 2013tomoさん 2018/06/11 04:15:41

  シベリア鉄道は旅の原点ですね！

  おはようございます。
  2013tomo（夫の方）です。
  
  シベリア鉄道のブログを拝見いたしました。
  シベリア鉄道の旅はワクワクしますね。
  私の年代ではシベリア鉄道は旅の原風景となっています。
  列車でしかも寝台車コンパートメントという狭い空間で
  の旅ですが旅仲間や地元のロシアの人たちとの出逢いを通じて
  旅のロマンが益々広がるような気持がいたします。
  私達も体力と気力がある限りもうすこし旅を続けたいと考えています。
  お互いに旅を楽しみましょう。
  それでは、また（by 2013tomo)。
  
  
  
  

  栞さん からの返信 2018/06/11 11:00:02

  RE: シベリア鉄道は旅の原点ですね！

  >2013tomo様。
  
  メッセージ有難うございます。又今回もそれぞれに【いいね】を付けて頂き有難うございました。
  
  シベリア鉄道は、2013tomoさんが言われるように旅の原点ですね。今回半分ほどの距離でしたが、充分に楽しめました。当初は一人での旅の予定でしたが、夫が都合をつけ二人旅となりました。今回で車中での過ごし方等を勉強しましたので、残りのイルクーツク・モスクワ間は一人で出かけようと思っております。もうすでに自身の頭の中でどのコースで行こうかと計画を練り始めました。2013tomoさんは全線走破されたわけでいろいろご存知かと思っております。走行する方向で見られる景色も変わってきますね。現在モスクワから乗車するのが良いのか、イルクーツクから途中乗車が良いのか考え中です。良いお知恵がありましたらお教えいただければと思っております。今後も良い旅をご夫婦でお続けください。　栞>
  >
  >

  2013tomoさん からの返信 2018/06/11 13:03:56

  RE: RE: シベリア鉄道は旅の原点ですね！

  > >2013tomo様。
  >
  > メッセージ有難うございます。又今回もそれぞれに【いいね】を付けて頂き有難うございました。
  >
  > シベリア鉄道は、2013tomoさんが言われるように旅の原点ですね。今回半分ほどの距離でしたが、充分に楽しめました。当初は一人での旅の予定でしたが、夫が都合をつけ二人旅となりました。今回で車中での過ごし方等を勉強しましたので、残りのイルクーツク・モスクワ間は一人で出かけようと思っております。もうすでに自身の頭の中でどのコースで行こうかと計画を練り始めました。2013tomoさんは全線走破されたわけでいろいろご存知かと思っております。走行する方向で見られる景色も変わってきますね。現在モスクワから乗車するのが良いのか、イルクーツクから途中乗車が良いのか考え中です。良いお知恵がありましたらお教えいただければと思っております。今後も良い旅をご夫婦でお続けください。　栞>
  > >
  
  >2013tomoです。
  
  早速のご返信ありがとうございます。
  
  シベリア鉄道の旅について
  旅をする方の一人一人の思いがあると存じますので
  何かアドバイスをすることは難しいですね。
  私の場合はシベリア鉄道でフランスに向かった
  与謝野晶子の記事に興味を持ったのが動機の
  ひとつです。
  少し長いですが私のシベリア鉄道のブログの
  冒頭部分の一部をコピーいたします。
  ご参考になれば幸いです。
  晶子にとってシベリア鉄道は愛しい鉄幹に会うための
  愛の鉄道だったのかもしれません。
  
  （ブログのコピーです）
  『 ウラジオストックに興味を
  持った理由の一つは
  極東国立総合大学にある
  与謝野晶子の歌碑だ。
  
  　　　晶子や物に狂うらん、
  　　　燃ゆる我が火を抱きながら、
  　　　天がけりゆく、西へ行く、
  　　　巴里の君へ逢いひに行く。
  
  歌集『夏より秋へ』の中の「旅に立つ」より
  
  巴里に留学させた夫、
  鉄幹の後を追って当時4人の子供たちを
  日本に残しシベリア鉄道経由でパリへ
  向かう時の歌だ。
  
  5月に晶子はシベリア鉄道を
  経由して西へ西へとパリへ向かうのだが
  晶子がどのような
  シベリアの風景を見たのか
  自分で体験してみたいと思っていた。』
  
  私の場合は晶子の見たシベリア鉄道の風景
  を東から西へ追いかけて見ました。
  車窓から見た自然は晶子が見た当時と大きくは
  変わっていなかったと思います。
  是非ご自分の想いやイメージを追いかけて下さい。
  
  by 2013tomo >