ソリちゃんの伊豆諸島旅行記2018年度版・青ヶ島編 その二

2018/05/04 - 2018/05/13

さて、ここからはその二。つまり後編になります。
冗談の様だけど、頻繁に発生する本格的島流しにまさか遭うとは、二日目くらいまでは夢にも思ってませんでしたよ。でも悲惨ではあったけれど、悲壮というほどしゃあなかったですね。

エリア 御蔵島・青ヶ島(東京)

　三日目の朝食。
という事は、二泊したって事ですね。
　さて、
フェリーが早朝欠航確定したので、この日もヘリのキャンセル待ちをしたんだけど・・・。

　注意を一つ。
キャンセル待ちを島でする場合は、事務所が開く8時15分に入り口で並ぶ必要があるんだけど、早い人はたまに夜中の3時とか4時に！　並ぶ事もあるんだと。絶句しましたよ。因に前日は8時に行ったら前に5人。この日は7時に出掛けたら既に2人いましたよ。

　待ってはみたものの結局キャンセルは一枚も出なんだ・・・。って事は前に朝っぱらは焼くから並んでた連中も無駄骨おりだったって事。
　あ〜アホらし。
おかげで朝食後は自室にてふて寝してましたよ。小雨も降って天気が悪かったし。

二度目のお昼の様子。

　三度目の夕食の様子。
因にこの日は夕方島内放送があって、「翌日のキャンセル者用にチャーター便のヘリが出る」との事。私の席も確保出来たとホテルに連絡がありましたね。
　キャンセル待ちの人数が多くなると、チャーター便が出るみたいですね。
でも・・・。出るかどうかは村役場責任者のむな三寸なんだと。

　これは、実はまだ認可が降りていない65度のあまおう。
宿の主人に気に入られちゃったのでタダで数杯貰いました。でもキツく無くて飲みやすい。良いね。

　食後調理場を見たら何やら。

翌日の食事用の魚を下処理してるところでした。真面目ですなぁ。

　朝食の様子。
でもこの日は早朝に連絡が合って、ヘリが何と珍しく欠航！　ガッカリしましたよ。

　因にこの日はフェリーも無い日なので三泊目が確定。

また午前中は自室でふて寝でしたよ。

　お昼の様子だね。
でもさぁ、野菜が少なくて。貴重品だからね。

　唯一の商店に入って内部をチェック。
思ってたより品揃えが良くて驚きでしたよ。無論撮影には許可を得て。

　食後は雨が降りそうであまり気が進まなかったけど、食事を美味しく食べるためにお出かけ。

島の守護神社にて帰還の祈願を真剣にしちゃいましたよ。

　折角だからね。
でもストレス溜まり始めちゃって、この頃はほとんどヤケクソ！

ここも本尊は朽ち果てそうな雰囲気。

距離は大した事ないんだけど、登りがキツかったよね。

　入り口でも真剣に祈願。

　集落に帰って来たら、朝欠航になった定期便のヘリは動いていたな。
でも欠航したチャーター便は無いまま！　足止めになってる人は一人や二人じゃあないのに酷い扱いだなぁ。

　四日目の夕食の様子。
食事のメニューはともかく、日頃は99％ワインなのでこの頃は焼酎に飽きて来て・・・。

　五日目の食事。

　ところで、この日はもうバカバカしいので、ヘリのキャンセル待ちには並ばない事に(前日もそうだった)。朝っぱらから1時間以上も並んでなんかいられんからね。フェリーが動くまで居ればいいやって腹をくくる事に。

　因にフェリーは日曜は動いたけど。
月・火曜欠航。水・木曜は休航。相当に不親切だと感じるのは私だけじゃあないと思うね。だってさぁ、こんなに欠航が続いたら普通困るから水曜か木曜に船を動かすのが普通。これじゃあまともな人は観光なんて絶対に無理でしょう。

　食後は、宿のお昼はパス。
商店でパンのお昼を調達して島の最高峰である凸部山頂へお出かけする事に。

ここは山頂はそんなに広く無かったよね。

とは言うものの360度の絶景は見応えありでした。

　カルデラが最も良く見える場所でしょう。

これで欠航が少なければなぁ・・・。

何もする事がないからゆっくり滞在。

ボケ〜っとするなら何処でも基本一緒。

それなら景色の良い所のほうがまだマシだからね。

この杭の上が本当に一番高い所だよね。

久しぶりのパン、気分転換になって美味しかったなぁ・・・。

登山道入り口には、宿の人が飼っている鶏舎が。

　この日は五日目！　になる夕食。
でも食欲が・・・。休肝にしたかったので酒は抜き。味付けのパターンも似た様な感じで飽きてきた事もあるし。心がこもっているのは分かるんだけどね。

　早朝はかなり早く目が覚めて。
そしたら7時ちょい過ぎ。条件付きだけどこの日はフェリーが出るとのアナウンス。ほぼ無風で天気も良いし。

朝食が久しぶりに美味しく感じられましたなぁ。

　とりあえず船は八丈を出たので、何とかなりそう。宿をチェックアウトして島の南端にある港までのんびり歩いてお昼まで散策をする事に。

　船内の様子。

ところで、私は声を大にして言いたいんだけど、私が宿泊したホテル中里は、港まで片道7-8kmはあるのに送迎は一切してくれない。理由は聞いたけど(本音は恐らく違うな)、島内にはバス・タクシーなどの移動手段は全く無い。
　船で着いた場合はレンタカーを借りて宿まで来てくれなんだって。数件ある民宿はど〜だか知らね〜けど、これって相当冷たい対応だよね。これで観光 ? 悪い冗談だと思いますよ。
　八丈に戻って宿の主人に話したら『信じられん』と。私もそ〜思いますね。

　それにしても、こ～んなに観光に不向きで旅人に冷たい島だとは思ってませんでしたねぇ。島の人間（無論関係者）に聞いても、二言めには『これがこの島の特徴だから』という木で鼻をくくった様な返事。
　これには閉口しましたよ。

　ところで、このときはほぼ一週間ぶりの船だったんだけど、お客は私を含めてたったの二人！　
　事情をゲップが出る程見ちゃったので、あまり驚きはしませんでしたね。

　でもさぁ、この日は青ヶ島への到着がほぼ二時間遅れ。
なのにスタッフから全く説明が無かったので、責任者をとっつかまえて詰問するハメに。やっぱ何かがオカシイ・・・。
　そんな事を思う旅行でもありましたね。

　船は440トンもあるそうだけど上下左右に船体は大揺れ。
船酔いする人は二時間半の船旅、かなりキツいので止めたほうがいいでしょう。

　そんなに脚の速い船じゃ〜ないけど島はあっという間に遠くの彼方に。

船酔いする体質じゃあなくて良かった！

　因にこの八丈に行く時間も何時もより1時間も余計にかかって。
当初4時頃には着くはずのものが、6時をはるかに回って到着。ゲップが出ましたよ。

　ところでさぁ、チケットの半券が見つからなくて。
スタッフがゴチャゴチャ言ったけど、私は『ロクな説明も無く3時間も遅れて！　こっちは疲れてるんだから、どうしても欲しいなら明日朝宿に取りに来い』と言って突っぱねましたよ。
　翌朝、7時半に来たので食事が終わる8時半までシッカリと待たせてやりましたよ。

　中里の食堂にかかっていた魚拓。
あまり人が来ないから大物が釣れるんですなぁ・・・。

　今回は一泊の予定が何と5泊。完璧な島流しでゲップが出ましたよ。
でもソリさんみたいに僻地・離島へ出掛けるのが空くな人もいるでしょうから、そんな酔狂な人に一言アドバイスを。

　時間に相当余裕がある人以外にはおすすめしません！
ヘリは何時も予約開始日には満席で、まともには予約不可だからリスクは大。しかもうっかり渡ってしまったらその後は、完全にほったらかし。星空が綺麗だとか僻地だとかを謳って観光に色気はあるみたいだけど、極論すれば、観光を語る資格は残念ながら無いと言わざるをえませんね。

　でもそれでも行きたいなら・・・。
それはそれ。金も時間もある私の様な酔狂な人には悪くは無いでしょう。
　ところでソリちゃんは ?
一度行けば十分だ。交通手段が変わりでもしない限り、もう二度と行く事は無いでしょう(ちょっと厳しいかな)。