エーゲ海の絶景サントリーニ島と神話の街アテネを巡るギリシャの旅④ 世界一夕陽が美しい街イアへ

2018/05/03 - 2018/05/04

サントリーニ島３日目、イメロヴィグリからイアのホテル「サントリーニ シークレット スイーツ & スパ 」に移動しました。
イアの夕陽は、世界で一番美しいとも言われています。
イアには１泊のみでしたが、イアは見所の多い街で、もっとゆっくり滞在したかったです。
翌５月４日、サントリーニ島を後にして、アテネへ向かいました。

エリア サントリーニ島(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

イメロヴィグリから、タクシーで約２０分、イアのホテル「サントリーニ シークレット スイーツ & スパ 」に到着。
タクシーにメーターは無く、料金がいくらになるのかわからないまま乗車。
降車時、３５ユーロと言われました。細かいお金が無いので、おつりをもらおうとしたら、こちらの手持ちのお金を見て、「２５ユーロで良いよ」と、１０ユーロも安くなりました。

ホテルにチェックイン。
スタッフのテンションが異様に高くて、ウェルカム感が凄かったです。
男性スタッフの一人は、日本語で「スゴイ！」を連発。その後も会うたびに、意味もなく「スゴイ！スゴイ！」と話しかけられました。
まずは、ウェルカムドリンクを、プールサイドにあるバーでいただきます。
レモン系の美味しいカクテルでした。

サントリーニ シークレット スイーツ アンド スパ ホテル

バーの前にあるインフィニティプール。

続いて部屋に案内されました。
このホテルは、イアに多く見られる崖沿いに建てられたホテルです。
入口の横にジャグジー。

部屋はシンプルなつくりでした。
手前の部屋には、ソファーとベッド。

奥の部屋が広いバスルームになっていて、左手に洗面があり、

右手にシャワーブースがありました。

このあたりには、似たような崖沿いのホテルが左右に並んでいます。
ホテルの敷地内でさえ、最初は、自分達の部屋がどこか迷ってしまいました。

時間が無いので、早速街歩きに出発。
午後になり雲が多くなってきました。
そして、かなり風も強くなってきました。

犬が凄い寝相で寝ています。

メインスクエアにある教会。

今度は、猫が熟睡中。

まず最初に向かったのが、イアで一番行きたかった場所であるこちら。
ガイドブックの表紙によく使われる３つの青い屋根の教会が見える場所です。
残念ながら曇り空ですが、見たかった景色を見られて感動です。

切り立った崖が凄いです。
ここにホテルが建てられています。

こちらもよく見る絶景スポット。
イアは、景観の良い絶景スポットが本当に多かったです。

良いアングルで写真を撮ろうと必死な外国人観光客。
危険です。みんな登れるところがあれば、登って撮っていました。

島の最北端にあるイア城跡が見えてきました。
夕陽鑑賞スポットとして有名な場所です。

イア城跡からの景色です。
そして、この景色も見たかった景色。
夕暮れどきには、この白い建物が夕陽で真っ赤に染まるそう。
でも、今日の天気では、綺麗な夕陽は期待できなさそうです。

下を見下ろすと、アムーディ港という港があります。
フィラにあるオールドポートと同じく、ここでもロバタクシーが活躍していました。
港に降りてみたかったのですが、時間がなく行けませんでした。

帰りに同じ道を通ったら、猫が寝返りをうったのか、体勢が変わっていました。

イアのバスターミナル。

バスターミナルの近くからは、島の反対側の景色が見渡せます。
随分と殺風景で、サントリーニ島のイメージとは全く違う印象を受けました。

この場所も人気撮影スポット。
ここでも、よじ登って撮る人が多かったです。

強風で、マネキンが飛ばされそうです。

こちらがホテルの入口。
入口にかかっているロープを自分で外して出入りします。

崖沿いに建てられているホテルなので、階段の上り下りは結構大変でした。

洞窟ホテルなので、窓を締め切るとこんな感じです。
この後、ジャグジーに入ったのですが、強風で砂が舞うような状態。
目に砂も入るし、あまり寛げませんでした。

ギリシャはオリーブオイルも有名。
スーパーで買ったオリーブオイルのポテトチップスと、サントリーニ滞在中すっかりお馴染みになったビール「Mythos」で乾杯。

今日の夕食は、チェックインの際、ホテルのレストランを予約したのですが、少し後でレセプションから連絡があり、「強風のため、ルームサービスのみになる」と言われてしまいました。
急遽、探したレストランの中から、今日の夕食は「Lotza」に決定。

Lotza 地元の料理

運良く、窓際に座れました。
風除けのビニール越しですが、景色が綺麗です。
強風で、ビニールがバタバタと音を立てています。
すきま風で、紙ナプキンが飛んでいきそう。

ムサカとパスタを注文。
サントリーニ島初日にホテルのレストランで食べたムサカより、具沢山で美味しかったです。

夕食後、再びイアの北端へ。
日が暮れるまでは、まだ１時間以上ありますが、既にたくさんの人が夕陽を待っています。
空はご覧の曇り空。

時々、雲のすき間から太陽が顔を出します。

皆さん、しっかり場所取り。
良い場所から夕陽を見るには、かなり早くからのスタンバイが必要なようです。

港へと続く道、ロバタクシーの軍団が通り過ぎていきました。
この後、今日の天気では、綺麗な夕陽は期待できないと思い、私達は夕陽の時間を待たずに、イア城跡を後にしました。

ホテルに戻る途中、ふと後ろを振り向くと夕陽が！

拡大。
こんなに雲が多いのに、綺麗な丸い夕陽が見られました。
イア城跡からは、どんな夕陽が見られたのでしょうか。
白い建物が真っ赤に染まる夕陽を見るのは、次回にお預けとなりました。

日が沈んだ後も、昨日一昨日のような茜色に染まる空は見られませんでした。

ホテルに戻った後、ジャグジーに入って、暮れ行く景色を楽しみました。

イアは、断崖にホテルが連なっているので、暗くなって、明かりが灯った景色も格別でした。
ちょうど正面に見えている明かりが付いているあたりが、昨日まで泊まっていたイメロヴィグリの街です。

真っ暗になりました。
今日はサントリーニ島、最後の夜。
名残惜しくて、飽きもせず同じ景色をずっと眺めていたのでした。

５月４日、サントリーニ島最終日。
今日は、早起きして朝食前に散歩に出る予定。
目覚めて外を見ると、まだ薄暗い空には月が綺麗に見えました。

そして、今朝も昨日と同じく霧が出ています。
特にイメロヴィグリのあたりに、霧が凄いのがわかります。

霧の中、朝の散歩に出発。
ほとんど人はいません。
昨日凄い寝相で寝ていた犬も、朝の散歩中。
私達を先導するように歩いて行きます。

人気撮影スポットの公園にも誰もいません。

通りにも誰もいません。

先程の犬と猫が一触即発状態。
しばらく睨み合っていた後、犬から威嚇して、ひと騒ぎ起きていました。

メインスクエアにある人気の教会も・・・

この３つの青い屋根の教会も・・・

この絶景スポットも・・・
独り占め。
青い空だったらもっと良かったけど、それは仕方ありません。
早朝の散歩、景色も楽しめて、気持ち良かったです。

ホテルに戻って朝食です。
朝食は、部屋食かレストランか選べたので、レストランでいただくことにしました。
こちらの眺めの良いレストランでいただきます。

イメロヴィグリのホテルと同じく、メニューは前日に注文済みで、席に着くと、運んできてくれます。
文字だけで頼むと、いまいちイメージがわかず、頼みすぎちゃいました。
完食しましたが、かなりお腹いっぱいになってしまいました。

この日も、雲の多い天気。
結局、イアでは青空に恵まれることはありませんでした。
それにイアは１泊だけだったので、少々せわしく感じる滞在になりました。
是非、またサントリーニ島を訪れて、ゆっくりと青い空の下のイアの景色と夕陽を見てみたいものです。

ホテルをチェックアウト後、ホテルに頼んで手配してもらったタクシーで空港へ。
タクシードライバーさんは、ジョークのうまい方でした。
車中、飛び立つ飛行機を見るや「君たちの乗る飛行機が飛び立ってしまったよ。もう一晩ここに泊まらなきゃ！」と言ってみたり、いよいよ空港に到着という時「残念ながら…、」と言うので、何事かと思ったら「空港に着いてしまったよ。」と。
実際、サントリーニ島を去りがたくて、空港に着いてしまうのが本当に残念なようでした。

こちらがサントリーニ空港。
サントリーニ空港は、ギリシャ国内線だけではなく、イギリス、フランスなどヨーロッパ各地にも国際線が飛んでているのですが、その割に小さな空港で、非常に混雑していました。

サントリーニ空港 (JTR) 空港

２階に広い展望テラスがあったので、そこで搭乗時間まで過ごしました。

目の前からは、飛行機の離発着の様子が見られます。

１３：１５発のOA３５７便に搭乗。

帰りの機内で出たスナック。
行きとは違うものでした。
開けたらベタベタして驚きましたが、ゴマを蜂蜜で固めたギリシャの代表的なお菓子だそうです。

名残惜しくて、眼下に広がるエーゲ海とエーゲ海の島々をいつまでも機上から見ていました。
素晴らしい景色と思い出を残してくれたサントリーニ島、是非また再訪したい島となりました。