エーゲ海の絶景サントリーニ島と神話の街アテネを巡るギリシャの旅⑦（終）リカヴィトスの丘、新アクロポリス博物館

2018/05/06 - 2018/05/07

５月６日、翌７日の深夜便で帰国するので、実質、旅行最終日です。
今日は、引き続きアテネ市内を観光。
リカヴィトスの丘からアテネ市内を一望。
ホテルをチェックアウトした後は、新アクロポリス博物館へ。
大雨に遭遇というアクシデントもありましたが、無事、空港に到着。
翌５月７日、深夜１：２０発のQR２０８便に乗り、行きと同じくドーハ経由で帰国しました。
帰りはドーハでの乗り継ぎ時間がタイトなので、遅延等を心配しましたが、無事に乗り継げて、日本時間５月７日、２２：４０に帰国しました。

エリア アテネ(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

５月６日、日曜日。
今日は旅行最終日、日中アテネ市内を観光した後、日付の変わった５月７日深夜の便でアテネを発つ予定です。
今日の朝食も、テラス席でアクロポリスを見ながらいただきました。

昨日観光したアクロポリス。
行った後で見ると、また違う感慨を覚えます。

利用する機会はありませんでしたが、ホテル内にはプールもあります。
今日もシャトルバスで、シンタグマ広場方面へ向かう予定ですが、日曜祝日のみダイヤが変わり、始発便が１０：００と随分遅くなります。

シャトルバスに乗り、シンタグマ広場へ。
衛兵交代は終わっているはずの時間帯ですが、国会議事堂前には、かなり人がいました。
日曜の１０：５０～１１：１０は、普段と違う大規模な交代式が行われるそうで、その場所取りの人もいるのかもしれません。

そして今日の最初の目的地は、リカヴィトスの丘です。
リカヴィトスの丘へ行くために、まずはケーブルカー乗り場を目指します。
ケーブルカー乗り場へのアクセスについては、ガイドブックにあまり記載が無かったので、Googleマップで調べたところ、シンタグマ広場から徒歩２０分くらいで行けそうなので、歩いて行きます。
ただ、乗り場までは、上り坂が続くので、きつかったです。

歩くこと約１５分、ケーブルカー乗り場に到着。
たくさん人がいるかと思ったら、人気が無く寂しい感じで、ちょっと拍子抜け。

ケーブルカー その他の交通機関

中に入ると、数組み待っている人がいました。
小さな売店もありました。
チケットは、座っている女性から購入し、ほとんど待つこともなく出発。

景色が見られると楽しみにしていましたが、ずっとトンネルでした。
そして、約３分であっという間に頂上へ。
あっという間だったけど、トンネル内では、文字が映し出されるなどの演出がありました。

頂上に到着すると、いきなり広がる絶景。
リカヴィトスの丘は、標高２７７ｍ。
アクロポリスよりも、約１００ｍ高い場所にあるので、眺めが比にならないくらい良いです。

リカヴィトスの丘 散歩・街歩き

ここにもギリシャ国旗。
そして、ここから市内を見ると・・・

アクロポリスが見えました。
国会議事堂と、その前にいる大勢の人も見えます。
今はちょうど、衛兵交代が催されている時間だと思います。
そして、遠くは海まで見渡せます。

アクロポリスをズーム。
リカヴィトスの丘からの眺めは、想像以上に素晴らしかったです。
アクロポリスの展望台から市内を一望したので、こちらには行かなくても良いかなとも思いましたが、来て良かったと思いました。

頂上には、教会もありました。

アギオス ゲオルギオス教会 寺院・教会

別の角度で下を見てみると、頂上までの道があり、登っている人がいます。
頂上までは、徒歩でも来られるみたいです。
徒歩で来られると知っていても、きっとケーブルカーを利用したでしょう。
ケーブルカー乗り場まででも、きつかったのに、さらに登るのはちょっと・・・。

帰りもケーブルカーで、下まで戻ります。
私達は最初の乗車時に往復チケットを購入しましたが、片道チケットもありました。

ケーブルカー乗り場からシンタグマ広場までの道のり。
帰りは下り坂なので、らくちんでした。

シンタグマ広場周辺まで戻ってきました。
このあたりには、国家機関も固まっています。
この建物は、外務省だそう。

シンタグマ広場に面するエルム通りというメインストリート。
ショップなどが並ぶ賑やかな通りです。

エルム通りにあったフライングタイガー。
暑くて休憩がてらカフェにでも入りたかったのですが、適当なカフェも見つからず。
店頭に出ていたアイスの看板につられて、ここでアイスを購入していただきました。

お店を見ながら、さらに真っ直ぐに進むと、ギリシャ正教会がありました。
「カプニカレア教会」です。

カプニカレア教会 寺院・教会

そして、行きたかったのがこちら「ミトロポレオス大聖道」です。
「カプニカレア教会」があるエルム通りの隣の通りにありました。

ミトロポレオス大聖堂 寺院・教会

中に入ってみると、大統領の就任式も行われるとあって、内部も豪華なつくりでした。

教会の後ろにまわると、正面からは隠れていて見えなかったドーム屋根が見えました。
この角度で見ると、アテネ市内でよく見たギリシャ正教会と同じような外観に見え、最初に正面から見たのとでは、随分と違う印象を受けました。

再びシンタグマ広場へ向かい、シャトルバスでホテルへ戻ります。
途中、街角の一角に、小さな可愛らしい教会がありました。

ホテルに戻った後は、最後のアフタヌーンティータイムです。
そして、１６：００にホテルをチェックアウト。
飛行機の時間は、日付の変わった深夜１：２０なので、まだまだ時間があります。
この後、ホテルに荷物を預けて、昨日行けなかった「新アクロポリス博物館」へ向かいます。

ちょっと、雲行きが怪しいのが心配ですが、また、シャトルバスで乗り、途中のアクロポリスで降車。
新アクロポリス博物館は、アクロポリスとその周辺で発掘された出土品を収蔵する博物館です。

新アクロポリス博物館 博物館・美術館・ギャラリー

新アクロポリス博物館、建物自体が遺跡の上に建っています。

場所によっては、アクリルガラスの床越しに遺跡が見えて、まるで遺跡の上を歩いているような感覚を味わえます。

なんと言っても一番見たかったのが、昨日アクロポリスで見た女神像のオリジナルです。６体のうち５体が、こちらで見られます。

よく見ると、衣装や髪の編み方が違っていることがわかります。
そして、５体のうち１体については、顔の部分が無く、発掘しても見つからなかったようです。
館内は撮影禁止の場所と撮影可の場所があります。撮影禁止の場所を勘違いしていて、ほとんど写真は撮らなかったのですが、とにかく見どころの多い博物館でした。

３階のカフェテリアからは、アクロポリスが間近に見えます。

博物館を見学した後、外に出ると、雨が降り出していました。
やっぱり、空模様が怪しかったので、傘を持ってくるべきでした。
本当は、この後またシンタグマ広場まで歩いて、シャトルバスでホテルへ戻る予定だったのに、どうしよう・・・。

まだ小雨だったので、通りの入口まで移動して雨宿り。
でも、雨は弱まるどころか、どんどん強くなってきます。
この後、「ディスカウント！ディスカウント！」と叫ぶ、傘売りが近づいてきました。値段は聞きませんでしたが、いくらだったのでしょうか。
ただ、この雨では、傘をさしてもびしょ濡れだったと思います。

結局、近くを走っていたタクシーを拾ってホテルに戻りました。
メーターは無く、７ユーロを提示されました。
高いかなと思ったけれど、他に選択肢も無かったので、それで了承しました。
タクシーは、稼ぎ時で次の客を早く掴まえたいのか、めちゃくちゃ飛ばすので、少し怖かったです。
結局、この後も一向に雨脚は収まらず、タクシーを利用して正解でした。

最後のホテルから空港の移動は、シャトルバスの利用も考えていましたが、この天気なので、結局帰りもタクシーを利用しました。
ドライバー曰く「固定料金だから、４１ユーロ。」とのことでした。
特に疑問も持たなかったけれど、後で自分で撮った写真（ホテルに掲示されていたタクシー料金）を確認したら、空港ホテル間は確かに固定料金が設定されていたものの、実際には４０ユーロでした。シンタグマ広場（先程、実際に乗ったのは、もっと手前のアクロポリスですが）とホテル間は５ユーロでした。
従って、どちらも少々高く請求されていたわけですが、１、２ユーロなので、まあチップのようなものですよね。

アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港) (ATH) 空港

本来もっと観光するはずだったので、随分時間もあまってしまって、空港にも早めに到着しましたが、空港内を散策しても、チェックイン時間まで時間を持て余してしまいました。
ようやくチェックイン時間になり、チェックイン手続後、ラウンジへ。

スイスポートラウンジ (アテネ国際空港) 空港ラウンジ

ひと通り料理は揃っていたけど、事前に調べておいたとおり、やっぱりシャワーは無くて残念でした。
あの時、雨でずぶ濡れになっていたら、この後飛行機に乗るのに大変でした。

ドリンクの種類は豊富でした。

飛行機に乗ったら食事も出るので、気になったものを少しだけ、いただきました。

日付の変わった、５月７日、１：２０発のQR２０８便に乗り込みます。
ドーハまでは約４時間です。
深夜便のためか、座席は行きの便と違いフルフラットになり、快適な乗り心地です。

離陸後、まずはドリンクとナッツ。

深夜便ですが、ちゃんと食事が出ます。
眠いけど、せっかくの機内食もやっぱり楽しみたいので、いただきます。
こちらは、トマトスープ。
酸味が強くて、いまいちだったみたいです。

私は、サラダを頼んだら、凄いボリュームでした。

ラビオリ。
メニューは深夜便のためか、全体的に軽いものでした。

夫は、デザートも注文していました。

最後に恒例となった感のあるゴディバのチョコレートいただきました。

５：３５、定刻通りにドーハ到着。
沖止めでバス移動だったのですが、バスがビジネスクラス専用車でした。
席数も、ちょうど機内のビジネスクラスの席分しか無く、とても座り心地の良い椅子でした。

乗り継ぎ便は、既に搭乗が始まっています。
ハマド国際空港名物のクマの前を通り、小走りで搭乗口へ向かいます。広い空港なので、移動が大変でした。

ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港

６：４５発のQR８１２便に搭乗。

座席、アメニティなどは、行きの便と一緒でした。
結構、空席もあって、空いていました。

搭乗後、またすぐに食事です。
朝食メニューの中からいくつか選択。
ギリシャヨーグルト。

季節のフルーツ盛り合わせ。

２人共頼んだ「アスパラガスのオムレツ、鶏フィレ肉のグリル」。

少し休んだ後の２回目の食事。
行きの便で夫が注文して気になっていたお寿司を、私も頼んでみました。
行きの便では食べていないので、単純には比べられませんが、写真を見比べるとネタも変わっていて、普通に美味しかったです。

デザート。
どちらか選ぶのかなと思ったけれど、２ついただけました。

こちらは、夫の注文した「和風懐石」。
帰りの便も、食事をしたり、映画を見たいたりしていたら、結構あっという間でした。そして、羽田空港に到着したのは、夜も遅い２２：４０でした。
初めてのギリシャの旅、サントリーニ島もアテネも想像以上に素晴らしく、たくさんの素敵な思い出が出来ました。
食事は美味しく、皆さん感じも良くて、機会があれば、またギリシャに行きたいです。