2017/06/20 - 2017/06/29
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ワンダラーさん
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大手旅行会社の「アルプスの大自然を体感するアオスタ・ドロミテ・チロル10日間の旅」に参加。
シーズンは、夏の混雑して料金も高い時期前で、高山植物が花開く6月を選んで大正解。
ドロミテのトレティーメ ハイキングは、一面のお花畑でした。
お天気も、添乗員さんも、現地ガイドさんもすばらしく、ハイキングを満喫できました。
これは「その3」でインスブルックから北イタリアのドロミテ地方をハイキングした旅。表紙写真は、キンポウゲの仲間など一面のお花畑のトレティーメ山腹。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
-
インスブルックの街をあとに、再びブレンナー峠をA13高速道路で越えて、イタリアに戻る。国境付近は、戦争でオーストリア領になった時代もあってドイツ語圏という。
今朝は、寒冷前線の通過で、雲行きが悪い。アルペ・デ・シウジ(シウジ高原)の登山口オルティッセイ1,236mに着くと山は雲の中で見えず。
例のごとく添乗員さんはチケット売り場へ、参加者は雨を覚悟してカッパや傘を用意し、グループチケットをもらう。往復9.80ユーロは日本並みか。
写真は、降りてきてからのものだが、スキー場のポマ・ゴンドラのような小さい篭に乗って、発車するとゴンドラがメインロープを掴んで登り始める。 -
これがゴンゴラ。やや旧い。
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頂上駅2,106m近くが森林限界のようで、灌木と牧草地の草原が広がるが、一時、強い雨が降り始める。
折角なのでカッパで散策していると、雲が流れて、雲海越しにドロミテの山々、セッラ山3,152m、サッソルンゴ3,181m(左)、サッソピアット2,955m(右)が見えてくる。これもラッキー。
(この時間帯に強風強雨のトレチーメハイキングをした方のブログを見たが、それに比べれば、ここは風も弱くまだ穏やかな雨。)
一面のお花畑を見渡すことはできなかったのが心残りだが、山が見えれば少し満足。牧草地なので7月には刈り取りが始まるというので、6月に来たのだが。 -
麓のオルティッセイの街に降りて昼食のレストランへ。
雨も上がり、小ぎれいな町で、スキーリゾート風。夏もアルペ・デ・シウジでの避暑客や観光客も多いのであろう。 -
昼食後は自由散策。道端の家畜の彫刻が面白い。
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午後は、先ずカレッツァ湖(Lago Carezza)1,520mを観光して、ドロミテ街道へ。
カレッツァ湖は、雪解けの水を湛えて満水、青緑の湖水の周囲にはお花畑と針葉樹林。ここもベストシーズン。 -
カレッツァ湖の向こうには、ドロミテを代表する山の一つであるラテマール山2,846mも姿を現す。まだ、晴れたり曇ったりの不安定な天気。
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ここも高山植物が満開。
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ドロミテ旧街道をドライブ。有名なボルドイ峠2,300mで休憩。確かに四方の景色が良い。
ドロミテには、3,000m超の高山が18座あるという(数え方でもう少し多い説もあり)。日本では全国でも21座(同)なので、狭い範囲で凹凸が多い地形。日本では3,000mに僅かに足らなくても登り甲斐があった、剣岳や甲斐駒のようにすばらしい岩稜もあるにはあるが、ドロミテは見渡す限り特徴的な山が連なり、山好きには天国。
(ここではロープウェイに乗りたかったが時間がなく、エスプレッソと土産物で辛抱。これは団体ツアーでは致し方ない。) -
再びバスでドロミテ街道を進むと、コルティナ・ダンペッソの盆地状の街が見えてくる。
1956年の第7回冬季オリンピック開催地(猪谷千春がアルペンスキー男子回転でアジアで初の冬季オリンピックメダル(銀))で余りに有名なリゾートは、想像よりも小さな町で「村」という感じ。
因みにこのときトニー・ザイラーは男子滑降、回転、大回転のアルペンスキー3種目で金メダル。種目も変わってきているが、超人的活躍であった。大昔は、冬季の種目は少なく、参加国、選手も限られていたことは確かであるが、小さな町でよく開催できたものだ。(前日のインスブルックくらいの市なら不思議でないが。) -
町の中心部は約1,200mでホテルが並び立つ。宿泊したホテルALASKAの部屋から南方を見る。
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ホテルALASKAのバルコニーからは正面にカトリック教会。周囲の山波も見渡せるよい部屋。
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6月は日没が遅い。特に晴天なので夕食後まで明るい。
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朝、昨朝とはうって変わって快晴。
ホテルの窓からは、山頂のドロマイト岩稜が、朝陽に照らされオレンジ色に輝くのが見られた。ドロマイトCaMg(CO3)2の中の結晶が反射するらしい。山では「アルペングリューエン」と呼ばれ、日の出前や日没後に高山が紅色や黄金色に輝く。
ドロマイト岩稜が夕陽に照らされ真っ赤に染まることがあるというテレビ番組も見たが、短期旅行でそこまで遭遇するのは難しい。 -
バスで北東に少し走るとミズリーナ湖に到着。快晴の青空の下、ミズリーナ湖1,756mとバックのソラピス山3,205mで湖面から1,500m近く聳え立っている。本当に絵葉書のような風景だ。ガイドさんの到着待ちで暫し休憩。
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今日の午前中は、地図左下のミズリーナー湖からトレティーメ(独語ではドライチンネン)中腹のアウロンツォ小屋まで車で登って、トレティーメの南側中腹を東側の鞍部まで往復ハイキングという、このツアーの目玉ハイキングコース。
地図上は、等高線を描くことができないような岩陵が、あちこちにそそり立つ。
氷河地形も急峻で、森林限界は2,000mに満たない厳しい気候。 -
それでも山裾の道路の両側は牛の放牧地が広がる。スイスの牛に比べると小さめで可愛い。
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有料道路終点のトレチーメの中腹にあるアウロンツォ小屋 2,320mからトレチーメのハイキングを始める。今日は絶好のハイキング日和。
後方には、クリスタッロ山群、ソラピス山群、カディーニ山群などドロミテの峰々の山波が続く。左端はCIMA CADIN DEI SAN LUCANO 2,839m。右端がMONTE CRISTALLO 3,221m。間の谷間に先ほどのミズリーナ湖が光る。
贅沢に、屈強な山岳ガイドさんが二人も付いて、先頭と最後尾を固めてくださる。イケメンで女性客に大人気。一方、年配者にとっても、万一、捻挫などで歩けなくなったときに負んぶして運んでもらえそうなので、安心感がある。 -
すぐに道の両側にお花畑が出現する。
昨日の寒冷前線通過による嵐で、山小屋の旗などが被害を受けているが、高山植物は健在。晴れないと開かない花も多いので、期待が高まる。 -
ガイドさんが、ここでは非常に珍しいという野生のエーデルワイスを見つけて、教えてくれる。「高貴な白」という名で知られているエーデルワイスは、ここでは本当に少ないそうで、ガイドさんなしでは、見つけられなかったと思う。感謝。
実は、早池峰山のMg成分が多い蛇紋岩Mg3Si2O5(OH)4帯で同類のハヤチネウスユキソウを多く見たので、Mg成分が多いドロマイトのアルカリ土壌にも多くみられるかと思っていたのに、意外と少ないのに驚いた。
ガイドさんは、幅が広い砂利道の通常ルートではなく、こんな所を歩いても良いのかと思うくらいの花が多くて人が少ないバリェーションルートを先導してくれたので、本当にお花畑を踏み歩いているようだった。 -
これは春リンドウの仲間。陽光を受けて満開状態。
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これは黄色のケシの仲間(パパヴェル・ラエティクム?)、黄色の花弁が青空に鮮やか。ドロミテのお花畑で一番印象に残った。
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水色の可憐な花、忘れな草の仲間のミオソティス・シルヴァティか、ミオソティス・アルペストリス?
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ラヴァレード小屋2,390mから20分弱も登ると、東側の鞍部に当たるラヴァレード峠2,413mに着く。お花と眺望を眺めながらの本当に軽いハイキングで、主稜線に立つことができた。
トレティーメの三姉妹、手前からチーメ・ピッコラ2,973m、チーメ・グランデ2,999m(3,001mという地図もある)、チーメ・オヴェスト2,857mの岩塔が、峠から500mそそり立つ。 -
北側の展望も晴天で素晴らしい。遠くにはアルプスの山波。
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帰路は同じ道で、アウロンツォ小屋に戻る。改めて周囲のすばらしい山々を見渡しつつ、歩みを進める。
ドロミテの山々の特徴である岩塔は、男性的という方もいるが、これらの岩塔はもっと鋭い岩稜にくらべるとやや優しいものが多く、山腹では女性的な丸みも感じられる。
赤いリュックが先導のガイドさんだが、そのためか、ドロミテのお花畑には、イケメンのイタリア男よりも、大和撫子の方が似合うように感じつつ、歩く。
女性にも、登山未経験者にもお薦めしたい、ガイド付トレティーメ ハイキングだ。 -
トレッキングコースの南側は、氷河が深く浸食したアンシエイ渓谷が切れ落ちている。幅が広いアンシエイ川の流れの先に氷河湖のサンタ・カテリーナ湖が望まれる。これだけでも一幅の絵である。
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ミズリーナ湖に戻って、往路とは反対側のレストランで鱒料理の昼食。
歩いてきたトレティーメの山々に名残を惜しむ。中腹のドライブウェイには車の列。混雑する前にハイキングできて良かった。3,000m近い山なので、雲が少ない午前中をハイキングに充てた企画が的中。 -
ドロミテでは馬の放牧も行われている。馬は門外漢だが、ドロミテの馬は、何となく品がある毛並み。
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