台湾旅行記　　その１　－台中－宮原眼科、高美湿地半日ツアー、市内散策

2018/05/03 - 2018/05/06

今年のゴールデンウィークはカレンダーどおりの４連休。あまり遠くへは行けないので、前から気になっていた台湾のウユニ塩湖と言われる高美湿地を目指して台中に行ってみることにしました。十数年ぶりの台中は、前回訪問時にはなかった宮原眼科や虹の村、審計新村など、ノスタルジーあふれる魅力的な観光スポットができていてなかなか楽しめました。

今回の旅程は次のとおりです。
１日目 関西国際空港発　台湾新幹線で移動　台中泊
２日目 午前中はいきなり宮原眼科でショッピング、午後は台中半日観光ツアーに参加し 虹の村「彩虹眷村」＆高美湿地高美湿地へ　台中泊
３日目　台北へ移動　ホテルにチェックインした後はIce Monsterでマンゴーかき氷　台北泊
４日目　帰国

エリア 台中(台湾)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス タクシー 徒歩
• 航空会社: フィリピン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

出発前にプライオリティパスのホームページをチェックしていて、関空で利用できるラウンジにBOTEJYUが追加されていることを発見。
私の知る限りでは、海外でもAIRSIDEにあるレストランとプライオリティパスが契約しているケースはありますが、LANDSIDEにあるレストランと契約しているケースはありません。あってもとても珍しいケースだと思います。

ぼてぢゅう 関西国際空港店 グルメ・レストラン

プライオリティパスのHPによるとぼてじゅうでは一人税込3,400円分までオーダーが可能。なんという大判振る舞い！
これは契約が解除される前に「一度は言っておこう」ということでさっそく行ってみました。

注文したのは2人で
えび海鮮ミックス「塩」焼そば（1,280円）
ぼてぢゅうプレミアムミックス月見焼（1,700円）
たこ焼き（600円）
アサヒエクストラコールド（590円×２）

予算的にはもう１杯ずつくらいエキストラコールドが飲めるくらい余裕がありました。

この前の正月のベトナム旅行とこの夏のカナダ旅行はエバー航空利用ですが、台湾旅行の今回はフィリピン航空利用です。

初めてのフィリピン航空で、座席はLCC並みに狭かったですが、機内食は思ったよりよかったです。

非常脱出口についている赤いリボンがついた鍵に何気なく目を向けると「REMOVE BEFORE FLIGHT」と書いてありました。
フィリピン航空さん、ハインリッヒの法則ってしってますか？安全運航だいじょうぶですか？

桃園空港でもSIMカードは購入できますが、Amazonで6日間利用量制限なしのデータ通信専用SIMカードを890円で事前購入。機内でスマホに装着します。
私の場合、通話用はモベルの携帯電話を使うので、データ通信だけできれば十分です。

今回は台湾新幹線で台中に向かいます。
まずはターミナル１から高鐵桃園駅へは一度MRTに乗る必要があります。

台湾桃園国際空港 (TPE) 空港

MRTのターミナル１駅で悠遊カード（easy card)を購入。台北方面へは列車が頻発しているのですが、高鐵桃園駅方面へは15分に1本しかなく間に5駅あるのでそれなりに時間がかかりました。

高鐵桃園駅でVeltraで購入したバウチャーを切符に交換。指定席は1時間後の便しか空きがないと言われ、待つのも面倒だから自由席で向かうことにしました。

東海道新幹線とは反対の番号が大きい車両が自由席でした。
自由席は激混みで、次回からは1時間待っても指定席にしようと思いました。

高鉄桃園駅 駅

高鐵桃園駅から高鐵台中駅は約40分ほどで到着。
でもこれで到着ではありません。

高鉄台中駅 駅

高鐵台中駅から台鉄台中駅へは在来線に乗り換えて3駅目になります。
乗り換えの手間と時間を考えると桃園空港から台中へは高速バスの方が便利かもしれません。

ようやく今日の宿、台中駅前の53ホテルに到着です。

53 ホテル ホテル

こちらは入口のレセプション。

チェックインを済ませて、建物奥のエレベーターホールへ向かいます。

部屋はいたってシンプルですが、広さはそれなりにあり掃除は行き届いていました。

バスルームにはバスタブはなくシャワーのみでした。

こちらは朝食会場。

種類はそれなりにありましたが、味の方はこれと言って美味しいものはありませんでした。台中駅周辺には安くてうまい朝食を食べることができる店もあるので、ホテルの朝食はなしでも良かったかもしれません。

53ホテルの魅力は、台鉄台中駅に近いこともさることながら、台中の超人気スイーツ店宮原眼科が道を隔てて真ん前にあることです。

宮原眼科 お土産店

名前の通り眼科があった1927年築の建物をリノベーションして誕生したスイーツ店ですが、隙がないほど洗練された雰囲気です。

10時の開店を待ってさっそく店内へ。

天井も高くどんな立派な眼科だったのか、タイムスリップできるものならしてみたいくらいでした。

パッケージもどれも凝っていて、あれもこれも欲しくなってしまいます。

昨晩台湾に着いたばかりですが、さっそく宮原眼科で1万円以上買い物をしてしまいました。
目の前がホテルなので、いくら買い物をしても、すぐに部屋に置きに帰れます。まあ完全な確信犯です。

買い物の後は、11時の開店を待って人気のアイスクリームを食べに2階のカフェレストランへ。

2階も隙なしの洗練されたインテリア。

醉月樓沙龍 (宮原眼科2F) 地元の料理

迷わずレストランオリジナルパフェを注文。2人で２つオーダーしたら量が多いから一つをシェアした方が良いとアドバイスしてくれました。トッピングは店自慢のスイーツから５つを選ぶことができます。思いっきりインスタ映えします。

私はミルクティーを注文。手前の紙コップにはたっぷりのタピオカが入っていました。

午後からは台中半日観光ツアーに参加。集合場所の勤美誠品緑園道スターバックス前に移動します。

ゴールデンウィーク中ということもあって、バスは満席でした。

最初の訪問先は台中国家歌劇院（オペラハウス）。ここから乗車することもできますが、ゴールデンウィークのような混雑時は席が早い者勝ちなので、スターバックス前から乗車することをお勧めします。

台中国家歌劇院 現代・近代建築

2016年にオープンした多目的劇場で、日本人建築家の伊藤豊雄氏のデザインだそうです。曲線を多用した斬新なデザインで人間の耳の内部をイメージしたものだそうです。

オペラハウスの次は彩虹眷村 へ。眷村 は軍人村という意味だそうで老朽化して取り壊される予定だった建物の壁に90歳を超える黄おじいさんが、絵を描いたところ評判になり、映画やミュージックビデオの撮影地にもなって、建物も保存することが決まったそうです。

彩虹眷村 散歩・街歩き

絵と一緒に書かれている漢字が、シンプルで深いです。

「老兵在」黄おじいさんの気概が伝わってくる気がします。

黄おじいさんの写真です。少し若い頃のかもしれません。

気さくに写真にも応じてもらいました。１００台湾ドルをチップにお渡ししたら絵をくださいました。
それを入れるためにクリアファイルを購入。これをWin-Winというのでしょうか。

縁起が良い字が多いです。

高美湿地の前の最後の訪問先、大甲鎮瀾宮へ。ここに祀られている媽祖像は航海の神様で「台中三宝」の一つだそうです。台中駅から40kmくらい離れたところにあるので個人で行くのは大変そうです。

大甲鎮瀾宮 寺院・教会

たくさんの人がお参りされていました。

大甲鎮瀾宮を後にしていよいよ高美湿地に到着。この湿地には絶滅危惧種の動植物が生息しているそうです。

高美湿地 自然･景勝地

湿地にかけられた木道を歩いて沖に向かいます。

左手には風車が並んでいます。

木道の先端から海に入ります。干潮まで1時間ほどありましたが、予想以上に浅瀬が沖まで続いていました。

さらに日没が近づくて空が真っ赤に染まります。この日は雲があって残念でしたが時折雲の切れ目から太陽が覗いてくれただけで、とても美しい光景に感じられました。

帰りは逢甲夜市で降ろしてもらい晩御飯です。ボリュームたっぷりでしたが値段もそこそこでした。

逢甲（ホンジャー）夜市 市場

一夜明けて、台中3日目は出発まで草悟道をぶらぶらすることに。最初は国立台湾美術館へ。

国立台湾美術館 博物館・美術館・ギャラリー

入館料は無料ですが、期待以上に見応えがありました。

美術館の後は、1969年に建てられた公務員宿舎をリノベーションして誕生した審計新村へ。インスタ映えを狙ったお店がたくさんあって賑わっていました。

最後にアイスクリームを食べてホテルに戻ります。

ホテルで荷物をピックアップして台鉄台中駅へ。そこから台北に戻ります。

台鉄台中駅 駅