2015/11/01 - 2015/11/30
698位(同エリア1183件中)
まさいさん
日曜日の夜のポルト
やっと見つけたレストランでポートワインを堪能した!
http://510510sekai.blog.fc2.com/blog-entry-340.html
-
ポルトガルについて最初の夜
いくつかディナーのお店の候補を
調べてきたのだが
日曜日の夜はぜんぶ休み
オーマイガッド
なんてこった -
しかたないので
泊まっていたAirBnBのホストのにいちゃんに
2軒の候補をおしえてもらった
1軒目は宿から歩いていけるところだった
しかしいってみたらバーのような
飲むのが中心のお店だったのでパス
めげずにがんばって2軒目に向かう
バスに15分ほど乗って
そしてこの細い路地を下っていく
目的地は昼間に絶景を楽しんだ
ドン・ルイス1世橋から見えていた
カイス・ド・リベイラの近くだ -
入り口は立派な石造り
おー、こりゃよさそうだ
もう、お腹がぐーぐー鳴っていたので
ここで晩ごはんをたべることにする
お店に入る
時間はまだ夜の6時半なので
お客さんの気配がない -
だいたいスペインでも
晩ごはんは夜の8時とか9時からだ
ポルトガルもそうなんだろう
と思いながら
喉がカラカラだったので
まずはビールを頼む
・ビール 4ユーロ
旨い!
グラスにはカールスバーグと書いてあるが
ポルトガルのビールだそうだ
たぶん、Sagres -
ビールで喉を潤して
まわりをみる心のゆとりがでてきた
店内は外から見た雰囲気とはちがって
すこしモダンな感じだ
周りを見回しても、お客さんはまさいだけだ -
欧米のレストランで
一人ディナーの時はたいてい
前菜とメインをひとつずつ頼む
1皿だけだとカッコ悪いし
3皿頼むと食べきれない
悩んだ末に選んだ前菜はこれ
・ Meat Sausage with Cow's Cheese,
Rocket Salad & Port Wine Reducton EUR8.50
ソーセージと書いてあったので
フランクフルトのようなのを想像していたら
コロッケみたいなのがでてきた
いただきまーす! -
これがまた旨い
一見、重そうに見えるが
軽くてモチモチしている
そして中からはトロリと溶けた
チーズがあらわれる
肉とチーズのコンビネーションが最高だ
初めての国での最初のご馳走が
美味しいとこれから先がとっても楽しみになる -
ビールはあっという間に飲み干したので
後半のメインディッシュのために
ワインを頼むことにした
お店のソムリエ風のおじさんに
ポルトガルのワインを飲みたいというと
地図を描いたワインリストをもってきてくれた
北部ならPortoのあるVerdeかDouroのワイン
南部ならAlentejoのワインが旨いらしい -
たくさんありすぎてわからないので
すこし希望を伝えたら
試飲してみるか?と小さなグラスに入れて
2種類持ってきてくれた
南のAlentejo と
北のDouro
Douroはすこし度数高め
どちらも美味しかったが
南のAlentejoをいただくことにした
それが左端の大きいグラスだ
ポルトガルのワインは
あまり飲んだことなかったがとても旨い -
メインディッシュが鍋に入ってやってきた
この日のメインにえらんだのは
ポルトガルで最も人気のあるやつだ
・Retrato's Contemporary Cod with Creaml EUR 9.00
この店の名前が冠された
タラの塩漬けの『バカリャウ』の料理だ
これがまたすごいボリューム -
熱々ででてきたので
冷めないようにすこしだけお皿にとる
いやぁ、旨そうだ!
いただきまーすと独り言をいう
実に旨い
バカリャウをほぐしたものを
チーズとクリームで煮込んだ感じだ
さっき選んだAlentejoのワインにベストフィットだ -
ウマイウマイとひとりごとをいいながら
ワインと一緒に楽しんでいたら
ソムリエのおじさんがまたやってきた
おじさん ワインはどうだい?
まさい すごく美味しいです
お そりゃよかった。
どうだ、白も試してみるかい?
ま はい、ぜひっ!
試飲用のちいさ目のグラスに
Alentejoの白を注いでくれた
試飲と言ってもけっこうな量だ
日本でヘタなレストランにいくと
千円だしてもこれくらいしか入ってないときがある
一口いただく
まさい わぁ、すごく美味しいです!
おじさんがニッコリする -
バカリャウの料理
すこしお皿にとっては食べ
とっては食べを繰り返す
ゆっくりとワインを味わいながら
ゆったりと食事を楽しむ
最高のひとときだ -
ひとりニコニコと食べてたら
またソムリエのおじさんがやってきた
お ポルトワインって飲んだことあるかい?
ま ん~、たぶん無いです
お すごく甘いんだが、試してみるかい?
ま はいっ
そしたらなんと
赤と白と両方持ってきてくれた
白:Niepoort
赤:KROHN
すこしずつ味見をする
白はすこしグラッパのような香りをしていて
すごく甘口だ
赤はほどよい甘さでとても旨い
まさい とても美味しいです!
このあとソムリエのおじさんと
いろいろ話をした
話をしながらまた追加で
別の白を持ってきてくれる -
このソムリエのおじさんは
ブラジル出身なのだそうだ
ぼくもブラジルになんどか行ったことありますよと
話したら、満面の笑顔で喜んでくれる。
そして
スペシャルワインを味わってみてくれ
と言って、2011年のビンテージもののワインを
持ってきてくれた
KOPKE: Dry White Porto
これがまた旨い
Dryと書いてあるが絶妙な甘さ加減だ
まさい めっちゃ、美味しいです~! -
日曜日の夜はお客さんが少ないらしい
この日もまさい以外ほとんど客がいないので
ソムリエのおじさんはヒマらしく
まさいのところにつきっきりだ
その後もいろいろ話して盛り上がった
そしてとうとう
こんな上等のものまで持ってきてくれた
右:BURMESTER TAWNY PORTO 10 YEARS
左:BURMESTER TAWNY PORTO 20 YEARS
おじさん これは最高のポルトワインだ
ぜひ味わってみてくれ
一口ずつ味わってみる
いやぁ、もう旨すぎて
まさいの語彙では表現しきれない
どちらもまろやかで香りもいい
そして絶妙の甘さと旨さだ -
まさいが食事してる途中で
フランス人風のカップルがお店に入ってきて
ポルトワインを飲みたいと
ソムリエのおじさんに言うのが聞こえた
でも、そのカップルは
ひとくち飲んで『甘すぎる』と言って
さっさと出て行ってしまった
そんなこともあって
ポルトワインを楽しんでくれるまさいに
いろいろと出してくれたのかもしれない
それにしても飲み切らないうちに
つぎつぎ持ってきてくれるので
グラスが4つも並んでしまった
オーダーしたのは左端の大きなグラスひとつ
でも試飲したのをぜんぶ合わせると
きっとボトル半分以上飲んでるにちがいない -
あまりに次々と持ってきてくれるので
試飲代を請求されるのじゃないかと
途中で心配になったが
酔ってくるとそんな心配も
いつのまにかどこかに消えてしまっていた
で、最後に届いたレシートを見てみると
ビール 4.00
前菜 8.50
メイン 9.00
ワイン 4.00
合計 EUR 25.50だ
明朗会計じゃないか!
あんだけ美味しい、そして上等なワインを
いっぱい楽しんで4ユーロ、たったの500円ほどだ -
お料理も美味しかったし
ワインも美味しかったし
ソムリエのおじさんとの会話も楽しかった
おじさんにはしっかりお礼を言って
握手をしてハグまでしてお店を出る
お店をでると外はもう真っ暗だ
そしてワインを飲み過ぎたようで
まわりの景色に目の焦点があわない
ほんとに素敵なポルトの夜だった
ごちそうさまでした
──────────
【訪問日】 2015年11月
【店名】 O Retrato
【ジャンル】 ポルトガル料理
【住所】 Infante Dom Henrique 20, Porto
【最寄り駅】 Metro Sao Bento駅から徒歩10分
【キーワード】 Porto Portugal ポルト ポルトガル
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