府中くらやみ祭りの山車整列

2018/05/04 - 2018/05/04

　府中くらやみ祭りでは24台の山車が行列するというので出掛けてみた。この台数は川越祭りに匹敵する数だ。府中の辻の奥に山車が整列しているようなので見に行った。
　山車は4輪である。しかし、車輪の径は小さいものだ。川越祭りの山車は江戸の祭りで使用されていたものを払い下げてもらったものは2輪で、その後、1輪足して3輪のものもあるが、大抵は4輪である。山車の上でお面を被って踊っているのは、さすがに同じ武蔵の国の祭りだ。しかし、山車は漆が塗られている訳ではなく、欅の白木の彫刻で飾られているだけだ。丁度、鹿沼祭りの山車のような彫刻だ。秩父であれ、本庄であれ、山車は漆が塗られ金箔が張られているので、少しがっかりした。ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」になっている33祭では、白木のものは珍しいくらいだからだ。また、高山祭りでも夜の山車巡行では全面に提灯を付けて、LEDが出る前にはバッテリーが2時間で切れるのでその巡行時間が決まっていたくらいだ。屋根に提灯を付けていたのは1台だけだったので不思議な気がした。また、子供たちも踊り手として多く参加しているので、午後8時になると子供たちを帰して大人だけで巡行するのだろう。
（表紙写真は山車）

エリア 国立・府中・稲城(東京)