地元を旅する

2018/03/21 - 2018/03/22

今回は旅行するにあたって、いまだかつてない
悪天候にぶつかってしまいました。
予定では一日目が来宮神社、二日目が初島でしたが、
初日は起雲閣という大正から昭和にかけて別荘から旅館
そして現在は熱海市指定有形文化財の建物見学に変更しました。
でも思いがけない歴史にふれられて満足。
二日目は雨はあがったけど船が運航するか心配でしたが
無事、海を渡れてホッとしました(^^)

エリア 熱海(静岡)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

伊豆の車窓から・・・
なんて言っている場合ではなく、強風＆豪雨で電車が止まらないか心配

座った席の目の前には、知った事ではないという金目君が。

ランチは熱海の駅ビル ラスカの〝パスタ屋 一丁目〟
ここのパスタは大好き。
沼津の仲見世商店街（今は移転）で経営している時からのファンです(｡･･｡)

場所が場所なので落ち着かなかったけど、やっぱり美味しかったです。

どしゃ降りにも負けず、バスでやって来た場所は起雲閣。
別荘から旅館になり、現在は熱海市指定有形文化財になってます。

雛祭りの日に達成したんですね♪おめでとうございます。

和館一階「麒麟 (きりん)の間」。
大正時代に完成。別荘として初代当主であった内田信也が、
実母の静養の場所として建てたのが、この建物の始まりとの事。
お母様が車イスだったので、一階も二階も今で言うバリアフリーに
なってます。心温まる話ですね～。

起雲閣の歴史とその当時の写真が記されており、
部屋でガイドさんが丁寧に説明してくれます。

この窓は大正ガラスと言って、斜めから見ると外が歪んで見ます。

「旅館 起雲閣」になった時、太宰治が宿泊をしたと言う
二階の「大鳳（たいふう）の間」に上がります。

二階のガラスも大正ガラスです。

襖の模様は金運ならぬ金雲(^^)

三月なので雛壇が飾られていました。

掛け軸と壁の紫が目をひきます。
こちらの付書院に近付いて見ると、

障子の組子は割竹で作られており、節が模様に見えます。
ステキですね～。

大鳳の間からは二代目の当主、根津嘉一郎が別荘として
増築した洋館・庭園が見えます。行ってみましょう。

洋館の方に降りて来ました。
「玉姫（たまひめ）の間」のサンルームです。

サンルームから先程の和館が眺められます。

「玉姫の間」です。全体的にヨーロッパのデザインですが、
天井の方は、建築様式は日本で、彫刻は中国風のデザイン。

続いてこちらは｢玉渓（ぎょくけい）の間｣。
玉姫と同じく和と洋を取り入れた感じ。暖炉の上のレリーフが良い！！

同じく「玉渓の間」。窓のレースのカーテンが良い雰囲気。

こちらは和室で展示室になっています。
昭和22年に三代目当主、桜井兵五郎氏が「旅館 起雲閣」を開業。
かつての文豪たちが訪れていたと言う。

母が真剣に見てます(^^)

昭和23年、山本有三が玉渓に滞在中、
当時熱海在住の谷崎潤一郎、志賀直哉の三人で起雲閣にて
対談を行ったという貴重な写真。
貫禄があり三人共かっこ良いです(｡^^｡)

ガラス戸に俳句が記されています。
左上が尾崎紅葉、右上が坪内逍遙、下が小栗風葉。

旅館だった当時のタオルや箸、パンフなども展示されていました。

ふと外を見ると相変わらずの雨・・・

池には鯉が。水面でどれだけ強く降ってるのかが解ります。

洋館「金剛（こんごう）の間」。こちらの洋館も素敵ですね～。

「金剛の間」に併設されたローマ風浴室。
旅館だった当時、泊まっていたら貴族の気分を味わえたのにε=(￣｡￣;)

タクシーで今日の宿泊先、熱海星野リゾート リゾナーレへ。
次男は傘をさしてテラスに出ようとしたけど、ガラス戸を開けた途端
雨が吹き込んで来たので諦めてました。
あまりの暴風と豪雨で皆さんテンション↓↓
そんなに気落ちしなくても、それなりに楽しめるよ。私は♪

ほぉら、起雲閣の洋館にも負けないゴージャスな部屋だよ～。
大浴場に行ったら夕食。バイキングだから好きな物いっぱい食べよう。
その後ホテル内散策♪♪そして・・・
広いホテルで迷子になり、部屋に戻れない私・・・
スタッフさん忙しいのに、ご迷惑かけてスミマセンでした(￣_￣ i)

せっかくなので雨風が弱くなったスキを見て、
部屋の中から夜景を撮りました。明日は晴れますように。

・・・って目が覚めたら、この雨である。

朝食もバイキング。食べている間に少しずつ外が明るくなってきました。
雨止みそう。

わずかにパラっているけど今日は楽しめそう。
屋外施設「森の空中基地くすくす」では
イースターイベントが開催しています。
時間がないけど少し見ていきましょう。

階段を下りると可愛い世界が待ってました。
右下の写真は全長84.7ｍの樹上アスレチック。
高すぎてわたしゃ無理ヽ(　￣д￣;)ノ

不安だった初島行のフェリーも運航していると言う事なので
ホッとしました。出航に合わせてタクシー待ち。
その間フロント近くをぶらぶら。

さて、いよいよ初島へ向かいます。
この頃になると厚い雲が切れてきて、日も射すようになりました。

熱海後楽園を後にします。

かもめたちがついてきた！

エサ（かっぱえびせん）に群がるかもめ(^_^;)

今朝までの嵐が嘘のような青空。

後方には熱海（山の方はまだ雲が厚い）

前方には初島。

到着しました。

小さい島なので半日あれば楽しめます。

港付近は漁師町色が強いな～。
本当に南国リゾート気分が味わえる場所があるんか？

ユニークなトイレ発見！！

道沿いに歩いていきます、地元の磯を歩いているようだ。

江戸城修築の為に、島内の東海岸から石が切り出されたという。
こちらがその石。

石採取の様子が絵で記されています。

しばらく歩いて急にひらけたと思ったら、そこはもう南国。

先程とは打って変わった景色。

この階段を上るのか～。頑張ろう！

上りきった場所には眩しいほどのヤマザクラ。

一角にチューリップ畑。

色とりどりで綺麗です。

アジアンガーデンＲ-Ａｓｉａ。
トロピカルドリンクを飲みながら休憩。気分を味わえました。

ほんと良い天気♪でも少し暑いかな。

港に戻って遅い昼食。どこにしようか迷っていたけど、

こちらにしました。

海鮮丼や磯ラーメン・かき揚げ丼など伊豆では定番だけど、
場所が変わると、とても美味しく感じるのは何故だろう？

近場なのでお土産は良いかな～と思いつつ
気分で会社と友達に買っていく♪

そして港付近では忘れてはいけないネコにゃん達(^^)

もう犯罪級に可愛い！誘拐しちゃうよ(^O^)

初島を後にして思うは、もう一度来てゆっくり、今度は一周したいなと。

熱海が近くなってきました。しかし風が強く、船が揺れるったらない。
そんな中、前方を撮る私(^_^;)放り出されなくて良かった。

今回もここまで見ていただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• mistralさん 2021/10/07 10:22:32

  起雲閣

  naomin66さん
  
  はじめまして。
  先日は海峯楼の旅行記にご投票いただき、ありがとうございました。
  
  お近くご在住のご様子、旅行記で拝見しました。
  当日は雨が降りしきっていたようですが、翌日はスッキリと晴れ上がり
  初島観光には恵まれましたね。
  
  熱海は、昔社員旅行などで行った記憶がありますが、なかなか宿泊の機会がなく、
  滞在することがあれば、起雲閣には行ってみようと思っていました。
  今回やっと実現しました。
  想像していた以上に見応えのある施設で、驚きました。
  naominさんの旅行記でも起雲閣が取り上げられていて、次の旅行記は
  起雲閣特集になる予定です。
  参考にさせていただきます。
  
  今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
  
  mistral

  naomin66さん からの返信 2021/10/10 00:01:33

  初めまして

  mistralさん初めまして。naomin66です。
  旅行記の投票、掲示板の書き込みありがとうございます。
  
  海峯楼に泊まられたんですね。
  旅行記からアートな世界が伝わってきます。
  近場だとぶらり散歩はしても泊まる事も中々ないのですが
  機会があれば宿泊してみたいです。
  
  熱海は坂が多く散歩するのは大変ですけど
  行って良かったと思える場所が多いんですよね。
  晴れた日にサンビーチは歩くと気持ちが良いし
  起雲閣も想像以上でした。
  
  参考になるような旅行記ではないですけど(^_^;)
  起雲閣特集楽しみにしてます。
  
  拙いブログばかりですが、今後ともよろしくお願い致します。