イタリア・ドイツ周遊 12泊14日 ～寝台列車(ヴェネツィア→ローテンブルク)編～

2016/10/11 - 2016/10/23

2016年の10月にイタリア・ドイツを周遊しました。

ルートは
羽田→ドーハ→ローマ(1泊)→ナポリ(1泊)→アマルフィ→アルベロベッロ(1泊)→マテーラ→ナポリ(1泊)→フィレンツェ(2泊)→ベネツィア(1泊)→寝台列車泊→ローテンブルク(1泊)→ミュンヘン(2泊)→ドーハ(1泊)→羽田
で12泊14日の旅です。

普通列車や寝台列車、バスツアーを駆使して効率よく回ることができたので、ご紹介していきたいと思います。

今回は寝台列車でのヴェネツィア→ローテンブルク移動について綴ります。

エリア イタリア

8日目の21時ごろヴェネチアをいよいよ出発。イタリアからドイツへ移動します。

旅程はヴェネチア→ローテンブルク。
(SantaLutia→MunchenHBF→Treuchtlingen→Steinach→Rothenburg ob der Tauber)

日本で事前に個室を予約。次の乗り換え地ミュンヘンに着くのは5時半過ぎなので安心して7，8時間ゆっくり寝れる予定でした。

しかし、トラブル発生。

ミュンヘンへ直通列車のはずが急遽オーストリア行きに変更になったと列車の中で聞かされたのです。

ミュンヘンに行くにはオーストリアの駅で降りてそこから2～3回ほど乗り換える必要があると、平然と話す車掌さん。

案内された場所も個室ではなく6人用の相部屋で、何もかもが予約したのと違いすぎる！と少し友人も私も困惑。。


よくよく聞くと、難民問題の関係でドイツのミュンヘン行きからオーストリアのザルツブルク行きに行き先が変更になったとのとのこと。



初めは状況の整理がつかずプチパニックでしたが、

相部屋のドイツ人の方々も目的地がミュンヘンで一緒に連れて行ってもらえることになり、

とりあえず見知らぬオーストリアの土地で取り残される心配は無くなったので、なるようになるとふっきれました。

6人部屋の狭い狭いベッドで過ごします。

6人相部屋のクシェットは本当に狭いです。本当に寝る以外ほとんど身動きが取れません。
今回同じ部屋だった方がたまたまドイツ人の老夫婦と優しいお兄さんだったので安心して眠れましたが、特に女性1,2名でこの部屋を選ぶのはちょっとリスクが高いと思います。

そして翌朝5時にオーストリアの全く知らない駅で降ろされ、そこからルームメイトの方々含め皆でミュンヘンを目指します。

駅にいるスタッフにミュンヘンへの行き方を聞いてみようということで探してみると、掃除のおばさんしか見当たらず、話しかけてみると1時間後の6時にならなければ駅員さんたちは来ないとのこと。

5時くらいから列車は動いてるのに駅員さんはいなくていいんでしょうか。。笑




6時になりやっと駅員さんたちが現れ、ミュンヘンまでの旅程を印字してもらいます。


それによると、到着は10時過ぎ。
元々の予定は5時半だったので、当初の予定の4時間半遅れです。

まあこんな旅もありますよね。。

そして、そこからなんだかんだ3回も乗り換えてようやくミュンヘンに到着。

本当に人に恵まれました。
私たちだけではあの状況も、乗り継ぎ方も分からず途方に暮れていたと思います。。

良かったです。。



ミュンヘンでみんなと別れ、ここからは自分たちでローテンブルクを目指します。

ミュンヘンまで来れればあとの移動は簡単です。

色づいた景色に感動しながら、居眠りしながら、ローテンブルクを目指します。


たまに乗り換えはわかりづらいと他の人がブログ等に書いていますが、information counter で目的地までの旅程を印字してもらって、到着時間を把握しその時間前後の駅名を確認しておけば乗り換えは簡単です。

ただ乗り換え時間が短いので、その旅程表に書いてある何番ホームから何番ホームに移動するのかをしっかり確認しておくことは必須です。


5時間遅れでようやくローテンブルクに到着しました。

ほとんど眠らぬまま17時間以上の移動。壮絶でした。笑

ホテルでゆっくり休んでから、ローテンブルクを観光することにします。



ちなみにチケット代は帰国後ドイツ鉄道とやりとりし、返金してもらえました。


私の場合は大変な思いをしましたが、何もトラブルがなければイタリア→ドイツの移動も本当に簡単だと思います。日本での予約も簡単でしたし。


また、身軽な移動でないなら6人クシェットはオススメしません。いくらなんでも狭すぎます。笑 せめて4人クシェットにしたほうがいいのではないかと思います。女性1,2名であれば、できれば個室をお勧めします。