2018/04/02 - 2018/04/03
31位(同エリア290件中)
ごん太2さん
私事で恐縮ながら中学3年の夏休みに浜坂の三尾に連れて行ってもらった。大学生の僻地巡回に同行したのだ。まだ道路が開通していなくて船でしか行けなかったから「陸の孤島」と言われていた。そこの小学校(分校)に10日ほど寝泊りして子どもたちと遊んだり勉強したりした。その楽しい経験が私をして「大きくなったら小学校の教師になろう」と決心させた。海の見えるところでの教師は実現しなかったが、以来50年あまり教師を続けている。24で大阪の教師となり、定年後の今もスクールサポーターという名目で、小学校に4日行っている。もうすぐ75歳ながら子どもたちとの関わりは飽きることをしらない。生涯現役をつらぬきたい。
今回久しぶりにその思い出の地、三尾を訪ねた。過疎がすすみ、はや学校はなくなっていたが、まだ100軒あまりの集落は残っている。道路もできている。でもおばあさんが「子どもがおらんと寂しいもんだなぁ」「こんななるとは思いもせんだなぁ」と話されたのが、また心に残った。
余部(あまるべ)や、湯村温泉など北近畿のいくつかを回ったが、それらは写真を参考にしてほしい。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- レンタカー JR特急 徒歩
- 利用旅行会社
- JTB
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これが三尾の港。建物が学校跡にできた地域センター。その横に狭い運動場がある。ソフトボールをやって、海にボールが落ちたらホームランならぬアウトなのだ。
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レンタカーの奥に運動場が見える。
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すぐ近くに三尾大島が。さして離れていないのに潮の流れがきつくて泳いで行けない。
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山陰ジオパークの特徴的な柱状節理の海岸が行く手をはばむ。
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余部に新しくできた「空の駅」クリスタルタワーに乗って、あっという間に鉄橋の上に出られる。
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鉄橋の上から見た余部の集落。海はあくまでも青い。
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待つこと10分。ちょうど鳥取行きの各停が入ってきた。停車時間1分。かなりの人が下りた。
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かつての線路。昭和61年に突風で列車が落下するという事故があった。それから鉄骨からコンクリートに建て替えられたリ強風規制が繰り返しおこなわれた。
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下から線路までの高さは41mを超える。
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余部を南下すると泰雲寺の枝垂れ桜に出会う。日本で6番目の大きさだそうだ。
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あまり知られていないせいか訪れる人もまばら。
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ほどなく湯村温泉の荒湯。なんと源泉98度。
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かたわらで野菜や卵など漬けておくと、大体10分ほどで蒸しあがる。私のは宿でもらった右側の卵3個。これが今までにないほど美味しいゆで卵になっていた。
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そばに足湯もあって、何人かが楽しんでいた。湯村温泉は吉永小百合の「夢千代日記」でも有名。ただ城崎が近いせいか、団体は少ない。
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井筒屋に宿をとったが、これがかつてないほどの名旅館。あとでクチコミにも書きたいがすべてが満点。
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さてあくる日。まずは但馬牧場公園。快晴。まるで春。
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ここでも桜は満開。
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ふきのとう。早くも花が開いて食用には無理か。
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サクラと水仙が同居。この水仙は大きかった。
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猿尾滝。滝100選に入っている。
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全貌が見えないが、落差は100mとなんなんとする。
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「たじま高原植物園」標高700m以下ながら陽の当たらないところには雪が残っていた。
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ミズバショウもあちこちに。
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ここでもフキノトウやワサビが。
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ザゼンソウの中までくっきり拝めた。
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ザゼンソウも群団のように誇らしげ。
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和知の大カツラ。幹回り16m、1000年以上この地を見守っている。
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こんこんと湧水が湧き、園内の生命をはぐくんでいる。
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たくさんの花に出会ったが、このモクレンも可憐で美しい。
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神鍋周りで豊岡へレンタカーを返しに行く。
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神鍋溶岩流のひとつ、八反の滝。今回の旅は歩くことが少なかったが、なつかしの三尾に寄れて、50年をこえる教師生活の原点にふれられたのが何よりだった。
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