蟹だ、蟹だ、さだ助だ

2021/12/24 - 2021/12/25

昨年、広島と兵庫が同時に緊急事態宣言で中止になったカニ忘年会・・・今年は、なかなか予約が取れない「さだ助」さんで開催、ワクチン２回打って感染対策して行ってきました、二年ぶりの活松葉カニ・・・美味しかったです。

写真は「カニのフレッシュサラダ」です。

エリア 香住・余部(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

広島からは中国道を三次東ＩＣまで、松江道を三刀屋木次ＩＣで降りたら山道を出雲大東経由で松江西ＩＣから山陰道で東出雲ＩＣまで、国道９号線に合流して安来経由で米子西ＩＣで再び山陰道へ・・・そのまま山陰道を鳥取へ早めの昼食を済ませて山陰近畿道で穴見海岸展望所に到着、広島からは昼食時間を含めて５時間、このコースだと有料自動車道は広島～三次東だけ、後は無料の自動車道、少し余分に時間はかかりますが節約しました・・・その分お宿では贅沢します。

穴見海岸 自然・景勝地

山陰近畿自動車道を香住ＩＣで降りたら県道４号を、本日の第一目的地「香住鶴 直売店 福智屋」さんへ

福智屋 グルメ・レストラン

蔵元と一緒になった「香住鶴」の直売店・・・カニの香住で生まれたカニに合う日本酒・・・爺様のお気に入りのお酒です。
天女が香住鶴を持った煙突が爺様好きです・・・正月のお酒を買い込んで次の目的地へ。

目的地に向かう途中で、婆様がここに寄ってと叫ぶものですから・・・寄ってみました、婆様の目的はここの製造直売所にある「梅ごこち」と言う酢の飲料でした。
　梅ごこちは和歌山県産の南高梅をリンゴ酢やオリゴ糖、蜂蜜などに漬け込んだ酢の飲料だそうで、婆様が言うにはとても美味しいそうです。

トキワ へるし～かふぇ さとの風 グルメ・レストラン

次の目的地は、樹齢約1200年のクスの巨木が迎えてくれる大乗寺・・・円山応挙ゆかりの寺で、別名は応挙寺、円山応挙が描いた作品が多く残るお寺です。
今年一年の御礼と旅の安全を祈願したら、さあ・・・カニです。

大乗寺(応挙寺)圓山應擧美術館 寺・神社・教会

大乗寺からは10分もあれば着きます、「さだ助」さんはコロナの影響でお休み中に改装して7月にリニューアルオープンしたお宿です。
　香住漁港の仲買人のご主人が、自らが目利きで競り落とした魚介類と、お米や野菜の多くは自家栽培した新鮮な農作物が自慢の宿です。

なごみの香風の宿 さだ助 宿・ホテル

フロント前のロビーも昔の面影はなく・・・柱の中央に貝殻がライトアップされていて海のお宿を感じさせる様な志向になっていました。
　兵庫県民割対象のお宿なので、兵庫県民の方がフロントで色々手続きされていました。

本日は槇風呂付特別客室 ざぜんそう・・・一般客室に少し大きめな槇を使った内風呂がついたお部屋です。

浴衣が作務衣になっていました、また布製の巾着なかなか良かったです。

「ざぜんそう」の部屋はリニューアルの対象ではなく昔のままですが・・・きれいに掃除は行き届いていました。

槇の内風呂です・・・結局使いませんでした。
　使わないのになぜ高いお部屋にしたのかと思われると思いますが・・・１２月２４日の日で９月の松葉ガニ解禁時には、この部屋しか残って無かったからです・・・それでも、ここのカニは食べるに値するカニです。

香住温泉（アルカリ性単純泉）の大浴場・・・加温、循環式の温泉ですが、規模が小さい事もあって、まるっきり消毒（塩素）臭さは感じられません。

露天風呂は二か所・・・一人用の釜風呂と三人ぐらいまでの露天風呂。
宿泊客は２４時間使用できますが掃除の時間が何度もあるみたいなので注意が必要です。

お楽しみの夕食は１８時からリニューアルされた１階の個室でいただきます・・・個室でも入り口側ではなく、奥の三部屋しかない完全に仕切られた個室なので特に安心です。
これから生きたカニが婆様のお腹に飲み込まれていきます。

奥の個室につながる通路には水槽が置いてありました・・・本日は「活」松葉ガニを一人二杯使用したの「さだ助プレミアムコース」をいただきます。
　また、時間になると解体ショーがあるみたいで大きな鱈が置いてありました・・・解体された鱈は調理されて別注でいただけるみたいです。

奥の三部屋の中でも一番奥のお部屋に、まずは最初の料理がセットされていました・・・先付け、カニのフレッシュサラダ、茹でカニ、焼きカニ、カニ鍋さんの登場です。

さだ助クラブ会員は夕食時にワンドリンク無料になります・・・カニに合うお酒は香住鶴、一合か二合が選べます・・・当然二合で行きます。
　初めての人も夕食までに手続きすれば大丈夫みたいです。また、それぞれに手続きすれば会員人数分ワンドリンク無料だそうです。

まずは先付け「カニみそ」と「ホタテのひもの和え物」。

そして驚いたのが「カニのフレッシュサラダ」・・・厚く切った新鮮トマトとカニのほぐし身がミルフィーユ状態で登場。

ちょっと崩してみるとカニの身が大量に・・・サラダなので、そこまで期待はして無かったものの、感激物の一皿です。
食感はカニの爪の部分が中心みたいで、少し弾力がある美味しい一品でした。

お刺身は、カニ刺し二本、甘えび、スズキ、白いか・・・カニ刺しはきれいに花が咲いていました。
白いかもカニ刺しに負けず、歯ごたえ、甘味ともに絶品でした。

続きまして「焼きガニ」・・・カニ、、イカ、エビそれにさだ助特製ちくわ。

カニの甲羅の焼き方をしっかり教わって・・・炭火でゆっくりとカニみそを焼いていきます。

婆様は柚子酒をロックで二杯いただいた後・・・隣の部屋で「しゅわしゅわ梅酒」と騒いでいたのを聞いて頼んでみました。
　しゅわしゅわ梅酒は自家製梅シロップを炭酸で割ったノンアルコールドリンクです・・・お酒が飲めない人に婆様おすすめに一品です。

次はカニ鍋・・・これも、なかなかのカニの量、野菜まで食べれるだろうか・・・

ポン酢でいただきました。

次は茹でカニ・・・カニの甲羅の大きさが１５センチはあったので大きいカニなんだろうけど、今年はカニの値段が高騰している中で頑張っているなと思う爺様でした。

二つの船のタグが付いていました・・・城崎で食べたらどんな値段になるのだろうと思いながら至福の時間が続きます。
すると・・・斜め前の部屋から女性の声で「あんたと一緒になって良いことなかったけど今日１０万でカニが食べれたことが一番良かった」・・・だって・・・

凄いカニの量に驚いたところで・・・お寿司が来ました、ブリ、スズキ、白いかの三種・・・これも新鮮なお魚。

まだまだ来ます・・・カニ足の天ぷら。
ここで解体ショウが終わった鱈の天ぷらはいかがですか・・・と来られましても、この量です食べれませんとお断りさせていただきました。

とどめに・・・さだ助さんからのサービス、従業員が田植えから稲刈りまでしたもち米で作ったかきもち。

爺様は食べれなかったけれど婆様が二つ食べておいしかったと言っていました。

最後の最後のしめは、やはりカニ雑炊・・・さだ助さんの凄いのは、カニのほぐし身が別についてくること、これでもかとカニが出てきます・・・お味は不味いわけないよね、美味しかった。

ほんとに最後・・・水菓子は２４日のクリスマスイブとの事で２種のロールケーキでした、お部屋にお持ち帰りで冷蔵庫の中でお休み。
しかし、これでもかとカニが出てきましたけれど食べれなければお持ち帰りＯＫ、冷凍にして郵送にも対応してくれるみたいです。

６時から始まった宴はちょうど３時間で９時に終了・・・１時間３０分ほど部屋で横になってからお風呂に浸かりに、部屋に帰って婆様はケーキで、爺様はビールで２次会の開催となりました。
誰もいなくなったロビーは柱の貝殻がライトアップされて素敵でした。

朝風呂をいただいてからの朝食はハーフバイキングで時間制、爺様と婆様は８時からの４５分で時間が短いのか、ちょうど良いのか・・・長くはないですよね。

バイキングの料理は色々あって量、種類ともに合格点。

バイキング以外の料理は「カレイの一夜干し」・・・

カニの宿定番のセコカニのお味噌汁、濃厚な内子が癖になるお味噌汁です・・・漁期は12月31日までと決められているので年明けは冷凍になっちゃうかもしれません。

白いかのお刺身・・・

はたはたのコトコト煮・・・骨までやわらかい一品でした。

イカの塩辛だったような気もしますが・・・忘れちゃいました。

全体的にはこんな感じですが・・・やはり、評判道理お米が美味しいです、これも従業員の方が手間暇かけて作ったお米で、いっもなら茶碗一杯の婆様が黙々と二杯食べました。

この時期城崎の西村屋本館、西村屋ホテル招月庭、銀花、但馬屋、緑風閣など泊まってみましたが城崎のような観光地の派手さは無いし、部屋からの景観も決して良いとは言えませんがその分、従業員の心のこもった良いお宿ですし、リピーター率の高い宿だと言うこともうなずけます。
今日で今年の温泉巡りも打ち止め・・・大雪の予報なので早々と広島に向けて帰ります・・・きっと今日はホワイトクリスマスでしょう、皆さん良いお年を・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　爺と婆でした。