2016/04/27 - 2016/05/10
15位(同エリア144件中)
ありママさん
橋の上を船が行き来する。
そんな景色の情報ソースが、どなたかの旅行記だったのか、旅番組だったのかそれとも何かの写真集だったのか記憶にございません。
が、一目見てなんとしてもこの場所に行って、自分の目でこの橋を見て、ナローボートに乗船して橋を渡りたい。
と興味を持ちました。
そして今回、その強い思いが現実の物となりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
チェスターからポントカサステに行く方法はいくつかあります。
私がチョイスしたのは、電車でRuabon(ルアボン)まで行き、そこからバスでTrevor(トレバー)へ。
そこから徒歩で行く方法です。
前日小降りだった雨は、いつの間にか大振りとなっていたので、当初の予定を変更して、1本遅い電車に乗ることにしました。 -
チェスター駅構内
ブリットレイルパスは昨日で期限切れ。
自動券売機で往復切符を買います。 -
右:Chester~Ruabonの電車の切符 @6.80ポンド×2
左:Ruabon~Trevorまでのバスの往復切符。レシートみたいな紙の切符なので紛失しないように気をつけなきゃ。
往復3.7ポンド -
チェスター発9:26
2両編成のド・ローカル電車の座席に放置してあった新聞には、1歳のお誕生日を迎えた、プリンセス・シャーロットの可愛い写真がたくさん掲載されていました。 -
可愛いですねえ~~。
-
乗客数ほんの数名。
1時間に1本しかない2両編成のローカル線でも、車椅子用スペースとトイレは完備されています。
JR九州では見たことがないなあ。 -
9:49Ruabon駅に到着。
Ruabonは英語。
ウェールズ語表記も併用されています。 -
ここで降りたのは私一人。
-
出口も二つの言語で表記されています。
Way Outはわかるけど、下のは何て発音するんだろう。
意味は同じなんだろうけど。
ちょっと聞いてみたいなあ。
矢印に従って行くと、駅の外に出ました。
改札口などありません。 -
駅舎ですが、無人駅でした。
建物だけ見ると、自動券売機があって、小さいながらもキオスクなんかがありそうですけどね。
静まり返っていました。 -
駅前のバス停でバスを待ちます。
予定よりも遅い出発でしたので、バスの時刻を調べていませんでした。
本当にここで待っていればバスは来るのだろうか?
あまりにも人がいないので不安になってきました。
駅付近に民家はあるのですが、激しい雨の中誰一人歩いたり、外に出ている人はいません。
向こうに大きな道路があるみたいなので、行ってみましょう。
するとそこにもバス亭がありました。
しばらくすると、イギリス紳士がやって来て、バス停に立ちました。
すかさず「トレヴァー行きのバス停はここでいいのですか?」と尋ねると、向かい側だよ、と教えてくれました。
ほどなくしてその紳士は反対方向のバスに乗って行きました。
不安。。。 -
それから何分経ったでしょうか?
中々来ないバスにイライラしてきた頃、やっと来ました。やれやれ。
運転手さんに、「トレヴァーに着いたら教えてね。」とお願いし往復切符を買って運転席近くの座席に座りました。
バス停が近付いて来た時、横にいたマダムが”私降りますボタン”を押し、私に「ここがトレバーよ。」と教えてくれたので、この人も降りるんだわ、と思ったら、何と、自分は降りず私のためにボタンを押してくれたのでした。
何て親切なのぉ~。
お礼を言って無事Trevorで下車。
相変わらず土砂降りです。 -
バスを降りたはいいけど、さてどっちに行くのか?
ここでも人の姿を見かけません。
すると前方に、高校生か女子大生くらいの女子がずぶ濡れになりながら、歩いていました。
この女子に尋ねなければ、迷子になるかも、と早足で彼女を追いかけます。
すると、民家の中に入っていこうとしました。
とっさに大声で
「エクスキューズミー!」
「ちょっと待って~、プレイバック プレイバック!!」
とは言いませんでしたが、水道橋までの行き方を尋ね、雨に濡れながらも親切に教えてくれました。 -
安心してこんな家や・・・
-
こんな家を眺めながら進みました。
-
教えてもらった通りに行くと・・・
着いたぁぁぁぁぁ! -
停泊中のナローボート。
これに乗れるんだろうか? -
このボートは動いています。
-
誰か乗ってる。
インフォメーションで、ボートに乗りたい旨伝えると、12時発だと。
1時間以上待たなければなりません。 -
それまで橋の写真を撮りましょう。
-
これよ、これ。
この橋を見たかったのよ。
この橋を渡りたかったのよ。
やっと来られた!
嬉しい~~~。 -
何か分からないけど、どっちかに行ってみます。
-
遠くから橋を眺められるように、フットパスが整備されています。
自分でゲートを開けて・・・ -
雨でぬかるんだ小道を進みます。
-
だれもいないので不安になりつつも、先へ進め進め。
ぼ・ぼ・ぼくらは少年探偵団♪
そんな気分です。 -
うわぁ~あんなに高いんだあ。
-
来た道を戻り橋のたもとに行って、下から見上げます。
-
雨に濡れているので滑らないように気をつけながらゆっくり下りました。
-
レンガ造りの立派な橋脚
-
雨が止んだら渡ろうと思っていましたが、中々止みそうもないので歩いて渡ります。
歩道はこんなに狭いのですよ。
大人2人すれ違うことは難しい。 -
反対方向からボートがやって来ました。
ゆっくりゆっくり近づいて来ます。
すれ違いざまに話しかけられました。
「僕たち、南アフリカから来たんだよう。ここまでとっても遠かったよ。◎×▲□・・・」 -
雨音が激しくてよく聞こえません。
「えっ、何??聞こえんよぉ。私は日本から来たのよ。日本からだって遠いとよ」と大声を出しました。
4人とも凄く楽しそうでした。 -
私は彼らのことを覚えていませんでしたが、彼らは私のことを覚えてくれて、この後、奇跡の再会?をするのでした。
-
わぁー可愛い。
ゴールデンレトリバーもボートで橋を渡るのね。
おばちゃんも一緒に乗せてくれー。 -
行ってしまった。
-
橋を渡った向こうの景色も、雨に濡れて美しい。
-
またすれ違います。
-
こんなちっちゃなお子ちゃまも走って渡っています。
2人はすれ違えないので、どちらかが止まらなければなりません。
相手はお子ちゃまですから私が譲ります。
高所恐怖症の私、端っこに避けるのが怖くてビビリまくり。 -
渡りきったところです。
自転車をこいで来た男性が息を切らしながら「あー疲れた」と言いながらもスピードを上げて橋を渡って行きました。
あんな狭い歩道を落っこちずに渡れるのかしら? -
もう少し先に進むとボートが停泊しています。
帰りだけでも乗りたいなあ、と思いましたが動いていそうもなかったので諦めました。 -
また橋を渡って戻ります。
今度は、自転車少年と出会いました。
彼らは自転車を押していました。
そりゃそうだよね。
雨に濡れることを想定して、ナイロンのズボンを履いて来ましたが、膝から下はびしょ濡れ。
ダウンジャンパーも羽織っていますが、体が冷えたので、ナローボートに乗ることは諦めて、チェスターへ戻ることにしました。
インフォメーションでバスの時刻を聞いて、来た道を戻りました。 -
日本のような明らかにバス停と分かるような目印はなく、路上に小さな表示があるだけのバス停で一人寂しく待っていました。
もうすぐ来るはず。
ところが10分経っても20分経っても来ません。
本当にここがバス停なんだろうか?
確認しようにも誰もいません。 -
30分程待ったでしょうか。
車道を挟んだ向かい側の家からおじ様が出てきたので、
「すみませーん、ルアボン行きのバス停はここでいいんですかあ?」と大声を出して尋ねました。
「そうだよー。でも今日はバンクホリデーなのでいつ来るか分からんよ。」だって。ガーン。
「じゃあ、ルアボン駅まで歩いてどれくらいかかりますか?」と聞くと、「それは無理だよ。何マイルもあるよ。1時間くらいかかるよ。」と言われ、気長に待つことに。 -
しばらくすると雨も上がりました。
ただひたすら待ちます。
すると、1台のミニクーパーが近付いてきて、中から私に手を振っています。
「え?誰?知り合い?私ってイギリスでも有名人なん?」
当然そんなはずなかろうもん、でございます。
よーく見ると、橋の上ですれ違った南アフリカから来たあの4人組でした。
覚えてくれてたのね。
でも手を振るくらいなら、乗せて行って欲しかったヨ。 -
帰りの電車は12:55発
結局バスが来たのは12:55。
Trevorのバス停で小1時間待ったことになります。
帰りのバスはほぼ満席でした。
Ruabonで降りたのは、私のほかに白人バックパッカーカップルの3人。
次の電車は13:55発。
それまで、駅周辺を散策して時間を潰しました。 -
ホテルもあります。
-
朝、バスを待つ間気になっていた教会にも行ってみます。
-
雨も上がりお日様も出てきたので、犬の散歩中の人にも出会いました。
-
ふと上を見上げると、美しい青空が広がっていました。
中々バスが来ず、このままずっと来ないんじゃないか?
チェスターに戻れないんじゃないか?
大げさに言えば、日本に帰れないんじゃないか?
さっきまで途方にくれていたので、この青空を見たら何故か安堵して、涙がどっとこぼれました。 -
しばし美しい花の写真を撮って心身の疲れを癒します。
-
この花は何かしら?
物を知らなさ過ぎる自分を恥じました。 -
さ、駅に行って電車を待ちましょう。
乗り遅れるわけにはいきませんから。 -
一緒にバスを降りたカップルが、先に待っていました。
来た時は一人でしたが、帰りは3人です。 -
遅延なく定刻到着。
-
もし、神様が私に100歳まで旅行出来る健康な体と、若々しい脳をプレゼントしてくださったなら、またいつかここを訪問したいと思います。
バスで出会った親切な女性のこと、ずぶ濡れになりながらも道順を教えてくれた女学生。
世界遺産ポントカサステ水道橋。
土砂降りの雨の後の青空。。。。。
今日のことは、みんな忘れない。
やっぱりイギリスは良い所だなあ。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- Michyさん 2018/04/02 00:08:21
- バスを待つ気持ち
- ARICさん、こんばんは~。
アイルランドにチェスター、そしてポンテカサステと嬉しくなる場所の旅行記が次々とアップされて色んな事を想い出しながら楽しく拝見しました。
なかなか来ないバス、雨も降るし…。
誰かに道を聞きたくても人も通らない。
そんなシーンを追体験させてもらって、色んな人達に親切にしてもらったなぁ~としみじみきてしまいました。 旅先で受けた優しさは心に残りますね。
それにしても高所恐怖症なのにポンテカサステを歩くとは!
ARICさん、凄いですよ。
私は高所恐怖症ではないものの、強い風を受けながらあそこを歩きながらヒヤリとしたことが何度もありました。 ランニングとかしている人がいるんですよ~。
確かに眺めは素晴しいのですが、すれ違う時はドキドキしました(笑)
このところイギリスの旅が続いていますが、やっぱりまだ行きたい場所は尽きないです。あぁ、アイルランドもまた再び歩きたぁ~い!
そう、ちゃんと自分の足で歩いて、元気でいる限りまだまだ行くぞ~!ってARICさんの旅行記から元気をもらいました。
どうもありがとうございます♪
Michy
- ありママさん からの返信 2018/04/02 11:32:50
- RE: バスを待つ気持ち
- Michyさん、こんにちは。
コメントありがとうございました。
週末、市内や近郊の満開の桜を愛でて来ました。
プロ野球も開幕し、北九州もやっと春本番です。
私よりも、旅行を含めはるかにイギリス滞在時間が長いMichyさんならば、同様の経験を沢山なさっていることと思います。
さすが、ジェントルマンのお国柄、マダムたちも親切なんだなあ、と多々感激の体験をしました。
もちろん、嫌な思いをした方もいらっしゃるでしょうが、私は良い思い出しかありません。
> それにしても高所恐怖症なのにポンテカサステを歩くとは!
> ARICさん、凄いですよ。
> 私は高所恐怖症ではないものの、強い風を受けながらあそこを歩きながらヒヤリとしたことが何度もありました。 ランニングとかしている人がいるんですよ?。
> 確かに眺めは素晴しいのですが、すれ違う時はドキドキしました(笑)
*そおっちゃ。いや〜怖かった!渡る、と決めるまでかなり時間がかかりました。
行こうか止めとこか・・・せっかくだから行こう、やっぱり無理・・・
人とすれ違わないことをひたすら祈りながら。
無情にも沢山の人とすれ違いましたが。
多分血圧が相当上がってたんじゃなかろうか?
そんなことも全て忘れられないよき思い出。
まだまだ行きたい場所がいっぱいあるイギリスです。
私の人生まだ40年はある、と思っているので、何度でも行こうと思います。
と言いながら、22日からドイツを中心に、初めてのチェコ、ポーランド旅行です。
今回はオペラとコンサートメインなので、大人しく街歩きを楽しみます。
Michyさんの旅のご予定は?
その中に九州があれば嬉しいです。
いつまでも旅行を続けられるように、お互い健康には気をつけましょうね。
ではでは〜〜。
ARIC
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