2018/03/04 - 2018/03/04
317位(同エリア504件中)
コタさん
天下分け目の戦いで有名な山崎で京都検定的お散歩。まずは国宝の茶席である「待庵」、離宮八幡宮、宝積寺、山崎聖天が京都検定テキスト的な往訪地。山崎の合戦の地や大山崎山荘も訪れたいところ、ということで時間的な制約がある中を見て回りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
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日本に3つしかない国宝の茶室が「待庵」。唯一の千利休作が確実な茶室で、もとは山崎の戦以降秀吉が山崎に滞在するのに伴い利休もここに滞在しているうちに造ったとか。京都市内にあれば現存しているか疑問ながら、山崎にあったから残ったと言えるのかも、ということで奇跡的に残った茶室。山崎でも幕末の蛤御門の変で多くの寺が焼けている(敗退した長州側の陣地であったため)が、妙喜庵自体が長州侍たちが寄宿できるほど大きくなかったからとも言えようか。そんな待庵はJR山崎駅前のバス停前にさりげなくある。
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この佇まいも至って質素で侘び茶を体現している。基本拝観拒絶、往復はがきで申し込めば拝観させてもらえるかも。基本的には歩いてすぐの町営資料館に写しがあるのでそっちを見てね、というスタンス。でもやっぱりホンモノを見てみたいわな。尚、国宝三茶室はあと、大徳寺孤蓬庵の密庵(みったん)と名鉄経営の犬山有楽苑にある如庵(もとは建仁寺正伝永源院にあったが廃仏毀釈のあおりを受けて三井家等を転々と)。いずれもおいそれとはお目にはかかれない。
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歩いてすぐに離宮八幡宮。嵯峨天皇の離宮であったため離宮八幡宮となったが、本来はここが石清水八幡宮であった。
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手水には石清水の額がある。現在の石清水八幡宮とともに平安京の裏鬼門を護るのだが、八幡の石清水八幡宮に名前を取られてしまったがために方や国宝になったのに対してこちらは少々寂しい感じ。
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昔は油座があって油(主に照明用の灯油)を独占して繁栄していたが、電気によって代替えられてしまって今では少々寂しいことに。昔の照明は菜種を絞った灯明油だったのか、と今頃気が付く。
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嵯峨天皇の離宮であった河陽宮。平安時代の皇族は水辺がお好きであったよう。確かに川べりなどは開放感があってよろしい。
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五重塔のような大きい塔の礎石がある、ということはここらあたりに大きい塔があったということか。
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塔の心柱を入れるところが扇型になっている。
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次にJRを越えて天王山の麓を登って宝積寺へと。通称宝寺で大黒さんが有名。
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大黒堂。本堂とは別に宝物館があって中には立派な仏像が安置されている。
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中には大黒さんの前に宝船が飾られている。奥の大黒さんもかすかに見えるがなかなかの秘仏のよう。
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江戸末期の蛤御門の変においては長州の陣営となったが山の中腹なのにやはり境内は広い。
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宝積寺の裏手を進むと天王山への登山道がある。天王山まで登らずとも天下分け目の戦いの地を見下ろすことができる。大阪方面は淀川が滔々と流れている。
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東側に見下ろす高速道路付近が大山崎の戦の合戦場跡。桂川と淀川の合流地点で昔は湿地帯であったと思われる。
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旗立松展望台からは東の伏見・宇治方面が良く見える。
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下りは山崎聖天へと。ここも有名なお寺で聖天さんなので商売関係の信仰が厚い。
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参道は直登する階段、かなりきつそう。
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山崎聖天から少し登りなおしてアサヒビールが所有する大山崎山荘美術館へと。美術館内に入らなくても素敵なところ。
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立派な美術館の建物群。次回はゆっくりと回って天王山山頂も巡ってみたい。
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